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八月の犬は二度吠える (講談社文庫)
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著者: |
鴻上 尚史 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
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カテゴリ: |
国内小説
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コメント: |
演劇の世界の人、という印象の作者。それでもシナリオライター出身の作家さんも
多く、時には映像が目に浮かぶような、そして回収のうまい伏線を置いたり、な作品も
あるので、その意味では期待読み。
配役を思い描きやすい登場人物、脚本では表現しにくい内面描写、学生時代と今の場の転換、
笑えるエピソード、など面白さは十分。
ただ、やはりプロはプロだと思ってしまうのは地の文章での引きが弱いところか。あと、
自分の家族の使い方が今ひとつ。悩みすぎず楽しさ中心で一部ホロリ、でも良かったのでは。
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関連本棚: |
reiko510の2014
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母のはなし (集英社文庫)
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著者: |
群 ようこ |
出版社: |
集英社 |
評価: |
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カテゴリ: |
国内小説
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コメント: |
各出版社の夏100冊キャンペーンを眺めていると、やはり普段手に取らないジャンルが目立つので、数冊づつ埋めてみようとした一冊。
なんとなく、エッセイの多い女性作家さんが該当するような。
本作もエッセイで取り上げてきた実の母を題材にしているので、現実から離れた小説世界が好みな自分は確かに普段は読まないかな。
でも、嫌いでもなかったです。 |
関連本棚: |
reiko510の2014
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硝子の葦 (新潮文庫)
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著者: |
桜木 紫乃 |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
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カテゴリ: |
国内小説
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コメント: |
これはミステリーなのかな、とは思いつつ、読後感はそちらより人間関係に
重きがある感じ。受賞作はまだ文庫化されていないので未読ですが、この
重さの感覚は他作品も読んでみたくなる。 |
関連本棚: |
reiko510の2014
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だから荒野
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著者: |
桐野 夏生 |
出版社: |
毎日新聞社 |
評価: |
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カテゴリ: |
国内小説
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コメント: |
3月にあった「150回記念芥川賞&直木賞フェスティバル」のトークショー。
http://hon.bunshun.jp/sp/akutagawa-naoki150
普段は作家のエッセイやインタビューにはあまり興味がないけど、今回は
どの回も両賞受賞者から華麗なラインアップで全部聞きたくなって行きました。
ちょうど席が当たったのが桐野夏生&川上未映子の回。
桐野さんの容赦ない毒には常に魅せられているけど、本人はどんな人なのかな~と
思ってましたが、読書経験的なところでまずは同世代感満載。
あとは、川上さん(とても綺麗な人でした!)が自分と同じように桐野さんに
色々質問してくれました。「柔らかな頬」が結末を示さないことでミステリーでは
ない、と批評されたことを今でも根に持っている、なんてことも聞けました。
で、その時に購入したサイン本。下世話なところでこれってあるよね、というのはあるけど、
毒とまでは行かない、といってあまりカタルシスもない、すっきりしない終わり方。
読者はわがままだからね。
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関連本棚: |
nm090
reiko510の2014
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ナニカアル (新潮文庫)
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著者: |
桐野 夏生 |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
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カテゴリ: |
国内小説
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コメント: |
軍部による作家の南方視察派遣に実名を盛り込んだ小説。
主人公の林芙美子は放浪記の舞台のことしか知らないので、
小説として純粋に読むことができて、時代を問わず小説家の
本性みたいななものを感じることができる。
桐野さんはここのところ作家を主人公にした作品が増えて
きましたね。
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関連本棚: |
reiko510の2014
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終わらざる夏 中 (集英社文庫 あ 36-19)
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著者: |
浅田 次郎 |
出版社: |
集英社 |
評価: |
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カテゴリ: |
国内小説
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コメント: |
「赤紙」が、市ヶ谷の地下で数字として作られ、実際に家に届けられるまでに
どんな手続きと関係者が係わるのか、上巻はそのあたりをそれぞれの個人の
ストーリーとしてその人間の視点で語っていく手法。
中巻の疎開先からの脱走ストーリーはなくてもいいのかな、というのが感想。
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関連本棚: |
reiko510の2014
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終わらざる夏 上 (集英社文庫 あ 36-18)
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著者: |
浅田 次郎 |
出版社: |
集英社 |
評価: |
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カテゴリ: |
国内小説
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コメント: |
雪の週末かけてと思っていたら、途中で終われずほぼ1日で読了してしまった大作。
終戦から3日後の占守島の戦いに、終戦後を想定した通訳を派遣するため
歴戦の鬼軍曹と医学生の軍医の3名を擬装として本土決戦のための動員に
紛れ込ませた、というのが主ストーリー。
ただ、色々な視点からこの時期を描くことで、彼らだけではなく、日本中が
味わったこと、という小説にしている。(ただし、これが正解だったかは評価が
分かれるのかも。) |
関連本棚: |
ちょこ
reiko510の2014
T.Miyashima
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かわいそうだね? (文春文庫)
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著者: |
綿矢 りさ |
出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
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カテゴリ: |
国内小説
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コメント: |
引き続き芥川賞作家なのは偶然。
作品数が少ないしいきなり賞を取っちゃっているから、どうもこの作者の
作風がよく分からないけど、これは普通に女子目線の普通の小説っていう
域を超えていない感じ。
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関連本棚: |
reiko510の2014
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純平、考え直せ (光文社文庫)
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著者: |
奥田 英朗 |
出版社: |
光文社 |
評価: |
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カテゴリ: |
国内小説
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コメント: |
愛嬌ある歌舞伎町のやくざの舎弟が鉄砲玉になることになってからの
数日のお話。
題名の言葉は、実は意外な場で語られた鉄砲玉になることへの意見。
明るい任侠もの。
でも、そのうち暴対法で禁止されるかも。 |
関連本棚: |
reiko510の2014
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