[ { "title":null,"isbn" : "4150115079", "date" : "2005-12-09T03:38:14.000Z", "publisher":null,"authors" : "", "categories" : "SF", "score" : "★", "comment" : "裏表紙のあらすじを読んで、その着眼点に「これは新しいタイプのファーストコンタクトものになるんじゃないか!?」と期待してしまったわけだが、結論から言最後まで、敵になりきったりなんぞしてくれないのだ。あるのは中途半端に敵の真似事をしてみる素人集団だけ。それすらも物語のごく一部でしかなく、あとは埋め草のごとく、過去の戦闘シーンや、軍内政治との軋轢を描くばかり。話にならん。続編があるそうだけど、翻訳しなくていいよ、こんなの。" }, { "title" : "夜来たる (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150106924", "date" : "2004-08-06T15:56:28.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "アイザック アシモフ", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "ゲイトウエイ4―ヒーチー年代記〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150108099", "date" : "2004-08-06T15:37:04.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "フレデリック・ポール", "categories" : "SF", "score" : "★★", "comment" : "" }, { "title" : "機動警察パトレイバー 1 (少年サンデーコミックス)", "isbn" : "4091221211", "date" : "2004-08-03T13:38:56.000Z", "publisher" : "小学館", "authors" : "ゆうき まさみ", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "星を継ぐもの (創元SF文庫)", "isbn" : "448866301X", "date" : "2004-07-28T15:46:09.000Z", "publisher" : "東京創元社", "authors" : "ジェイムズ・P・ホーガン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "エンダーズ・シャドウ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150113300", "date" : "2004-07-28T15:44:58.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "オースン・スコット カード", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "フラッシュフォワード (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150113424", "date" : "2004-08-03T13:55:51.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ロバート・J. ソウヤー", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "アトムの子ら (ハヤカワ文庫 SF 447)", "isbn" : "4150104476", "date" : "2004-08-06T15:41:54.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ウィルマー H.シラス", "categories" : "SF", "score" : "★★", "comment" : "" }, { "title" : "天の筏 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150110433", "date" : "2004-08-06T15:57:46.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "スティーヴン バクスター", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "エドガー@サイプラス", "isbn" : "416317480X", "date" : "2007-05-15T07:33:28.000Z", "publisher" : "文藝春秋", "authors" : "アストロ テラー", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "人工知能とE-mailで会話する……という文体なので、「あっ」と言う間に読めてしまう。まるで短編。\n\u003cbr\u003e\nわれわれ人類は、フリーソフトウェアという思想によって、ソースコードには人権を認めつつあるが、実行中のプログラムが知性を発揮し始めたとき、そこに人権を認められるだろうか……とまとめていいだろうか。エドガーの人格を認めざるを得なくなるに従って、アリスがどんどん壊れていくというのが、人間以外に人権を認めたくないという葛藤を表現しているようで、妙にリアル。一方、NSAの対応はステレオタイプすぎて面白くないが、本書の背景となる文書が辛うじてそれを相殺しているか。\n\u003cbr\u003e\nエドガーをロボットにするとSFでよくある設定だが、身体を持たず、テキストしか理解できない人工知能という設定にしたことで、ぐっと「ありそうな話」になっている。日常的にインターネット上で生活している身としては、けっこう感情移入できた。" }, { "title" : "悪徳なんかこわくない 上 (ハヤカワ文庫 SF ハ 1-6)", "isbn" : "4150102600", "date" : "2004-08-06T15:53:04.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ロバート A.ハインライン", "categories" : "SF", "score" : "", "comment" : "" }, { "title" : "サトラレ(1) (モーニングKC (739))", "isbn" : "4063287394", "date" : "2004-07-28T15:21:36.000Z", "publisher" : "講談社", "authors" : "佐藤 マコト", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "啓示空間 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150115338", "date" : "2005-10-25T14:15:19.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "アレステア レナルズ", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "ライトSFとして読めば、ふつーに面白いと思う。だが、帯にあった「今年度ベスト1のSF」というコピーには同意しかねる。だいたい、『ディアスポラ』の直後にこんなコピーを付けた本を出版するハヤカワは、厚顔というより、誠実さに欠ける。\n\u003cp\u003e\n解説によれば作者は元科学者なので考証もばっちりということらしいが、その考証に本当っぽさを感じない。SFである以上、書いてあることの大半がウソなのは了解事項なんだから、あとはいかにウソをホントらしく見せるかが作家の腕の見せ所である。元科学者だからハードSFが書けるとは限らない。\n\u003cp\u003e\n1000ページもあるからか、話の動きがトロい。200ページくらいからやっと物語が始まる。おまけに種明かしは900ページを過ぎてから。もっと圧縮して、500ページくらいにしてくれれば、よくできたスペオペになっていたかも知れないのに。\n\u003cp\u003e\nハードSFと呼ぶには骨太さが足らないし、本格SFかといえば重厚感に欠ける。だから「ライトSF」。肩の力を抜いて軽い気持ちで読めば、やや格の落ちるスペオペとして楽しめるだろう。もっとも力を抜こうにも、1000ページを越えるこの厚さでは肩の方が凝ってしまうのだが。" }, { "title" : "神への長い道 (角川文庫)", "isbn" : "4041308194", "date" : "2004-08-06T15:28:37.000Z", "publisher" : "角川書店", "authors" : "小松 左京", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "仮想空間計画 (創元SF文庫)", "isbn" : "4488663214", "date" : "2004-07-28T15:25:58.000Z", "publisher" : "東京創元社", "authors" : "ジェイムズ・P. ホーガン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "ダイホンヤ", "isbn" : "4152084294", "date" : "2004-07-28T15:50:36.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "とり みき, 田北 鑑生", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "蘇るPC-9801伝説 永久保存版―月刊アスキー別冊", "isbn" : "4756144195", "date" : "2004-08-05T15:50:13.000Z", "publisher" : "アスキー", "authors" : "", "categories" : "Computer", "score" : "★★★★", "comment" : "PCのアーキテクチャが64bitに向かって動き始めた今年、16bitの覇者であり、32bitで敗北したPC-9801シリーズを扱った本が出るというのは、いろんな意味で感慨深い。 \n\u003cbr\u003e\n……なーんて深いことは抜きにして、Bio_100%のゲームが入ってるってだけで買いダロ!! もー、「ROLLING95」で酔うぞー、おれは。くぅ〜、クライアントOSをWindowsにしておいてよかった! \n\u003cbr\u003e\n懐かしい顔ぶれが元気そうなのもいいね" }, { "title" : "シャドウ・オブ・ヘゲモン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150114633", "date" : "2004-08-05T15:48:24.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "オースン・スコット カード", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "「子供に牛耳られている世界」つーのは、さすがにちょっとリアリティなさすぎ。いくら英才教育を受けているとはいえ、コイツらとためを張るだけの大人がろくにいないというのは、あり得ないだろう。「エンダーのゲーム」のように特殊な世界では成立した設定も、今回は無理がある。 \n\u003cbr\u003e\nとは言え、面白かったのはたしか。無茶な設定に目をつぶれば、十分に楽しめるエンターテイメントになっている。" }, { "title" : "斜線都市〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150113114", "date" : "2004-08-03T13:54:57.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "グレッグ ベア", "categories" : "SF", "score" : "", "comment" : "" }, { "title" : "はてなの本 (NET TRAVELLERS 200Xシリーズ)", "isbn" : "4798107042", "date" : "2004-08-09T09:31:38.000Z", "publisher" : "翔泳社", "authors" : "田口 和裕, 松永 英明, 上ノ郷谷 太一", "categories" : "Computer", "score" : "★★★★", "comment" : "まぁ、はてなユーザでもない限り、はてなの使い方の部分は読んでもしょうがないんだけど、近藤さんのインタビューは面白いので一読の価値はあるかと。tDiaryについて語っている部分は、当たらずとも遠からずというか、だいたいその通り。あ、あと、テーマを作る場合の参考書にもなるかも知れない。詳細な解説があるわけではないけど。" }, { "title" : "ブラッド・ミュージック (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150107084", "date" : "2004-08-06T15:56:46.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "グレッグ・ベア, 小川 隆", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "エンダーのゲーム (ハヤカワ文庫 SF (746))", "isbn" : "4150107467", "date" : "2004-08-06T15:51:40.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "オースン・スコット・カード, 野口 幸夫, Orson Scott Card", "categories" : "", "score" : "", "comment" : "" }, { "title" : "ゴールド―黄金 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150113432", "date" : "2004-08-06T16:03:33.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "アイザック アシモフ", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "ワームウッドの幻獣―クラッシャージョウ〈9〉 (ソノラマ文庫)", "isbn" : "4257770171", "date" : "2004-11-24T12:21:44.000Z", "publisher" : "朝日ソノラマ", "authors" : "高千穂 遙", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "祈りの海 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150113378", "date" : "2004-08-03T13:45:01.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "グレッグ イーガン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "夕凪の街桜の国 (アクションコミックス)", "isbn" : "4575297445", "date" : "2004-11-22T16:29:30.000Z", "publisher" : "双葉社", "authors" : "こうの 史代", "categories" : "etc", "score" : "★★★★★", "comment" : "傑作だ。買え。読め。\nhttp://sho.tdiary.net/20041122.html" }, { "title" : "とり・みきのもう安心。―Peace of mind", "isbn" : "4792602386", "date" : "2004-08-11T12:09:59.000Z", "publisher" : "青林堂", "authors" : "とり みき", "categories" : "etc", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "暗号技術入門-秘密の国のアリス", "isbn" : "4797322977", "date" : "2004-08-01T06:18:34.000Z", "publisher" : "ソフトバンククリエイティブ", "authors" : "結城 浩", "categories" : "Computer", "score" : "★★★★★", "comment" : "技術的な概念は「その概念を発明/改善する人」「その概念を利用したものを作る人」「そのものを使う人」の3つのレイヤにわたって異なる語彙で利用される。そして多くの場合、最下位のレイヤの語彙が最上位のレイヤに登場することはない。\n\u003cbr\u003e\nしかし、暗号という概念の場合、「RSA」とか「鍵長」のような「概念を発明する人」が使っている語彙が、「ものを使う人」の前に突然登場することがよくある。暗号の概念が、(歴史はあるが)一般化していない証拠である。\n\u003cbr\u003e\nこと暗号の場合、「使う人」は自己防衛のためにこれらの専門用語を理解しなくてはならない。現代の暗号技術は、隣り合っていないレイヤと直接言葉を交わさなければ使いこなせないのである。\n\u003cbr\u003e\nそこで必要になるのが、入門者向けではあるが、用語に関して妥協はしないような書物であろう。そのような本を書くのは非常に困難であるが、本書はその目的によく合致している。難しい言葉を、これ以上ないほどに正確に、かつ平易に解説する筆者の力量には驚嘆する。\n\u003cbr\u003e\nこれを読んでおけば、インターネット上でうっかり出会ってしまった暗号の専門用語に、とまどうことはもうないだろう。" }, { "title" : "リングワールドふたたび (ハヤカワ文庫SF―ノウンスペース・シリーズ)", "isbn" : "415010767X", "date" : "2004-08-06T15:34:38.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ラリイ ニーヴン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "巨人たちの星 (創元SF文庫 (663-3))", "isbn" : "4488663036", "date" : "2004-07-28T15:44:41.000Z", "publisher" : "東京創元社", "authors" : "ジェイムズ・P・ホーガン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "ゲイトウエイ〈2〉蒼き事象の水平線の彼方 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150107866", "date" : "2004-08-06T15:37:24.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "フレデリック・ポール", "categories" : "SF", "score" : "★★", "comment" : "" }, { "title" : "事件の地平線", "isbn" : "4480888004", "date" : "2004-08-11T12:10:52.000Z", "publisher" : "筑摩書房", "authors" : "とり みき", "categories" : "etc", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "神の鉄槌 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150112355", "date" : "2004-08-06T16:01:22.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "アーサー・C. クラーク", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "宇宙の孤児 (ハヤカワ文庫 SF 281)", "isbn" : "4150102813", "date" : "2004-08-06T15:53:26.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ロバート A.ハインライン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "初めて読んだSF" }, { "title" : "Wikiでつくるかんたんホームページ", "isbn" : "4861670861", "date" : "2005-12-29T09:41:03.000Z", "publisher" : "九天社", "authors" : "", "categories" : "", "score" : "", "comment" : "" }, { "title" : "dRubyによる分散・Webプログラミング", "isbn" : "4274066096", "date" : "2005-09-15T07:06:56.000Z", "publisher" : "オーム社", "authors" : "関 将俊", "categories" : "Computer", "score" : "★★★★", "comment" : "本書は、4年前に出た『[[4756139612]]』のバージョン2.0というか、そんな位置づけの本である。実は内容的にはずいぶん似通っていて、素材も並べ方が違うだけでほとんど同一。違いはこんなところ?:\u003cbr\u003e\n\u003cbr\u003e\n* RubyとdRubyの対象バージョンがそれぞれ上がった\u003cbr\u003e\n* Webアプリケーションの地位が向上\u003cbr\u003e\n* Rindaの解説が増量\u003cbr\u003e\n\u003cbr\u003e\nもちろん説明はこなれているし、irbを使って実際に手を動かしながら体験できる点で、本書の方がはるかにわかりやすい。分散オブジェクト体験にはうってつけの本だろう。なんと言っても、dRubyがRubyに標準添付されたことが大きい。Rubyさえ入っていればすぐに試せる。前書では別配布にもかかわらずインストール方法も書かれてなかったしね(あれは当時にしてはずいぶん大胆な割り切りだったと思うが)。\u003cbr\u003e\n個人的には、Rindaに多くのページが割かれているのが嬉しかった。そこまでの解説を理解していればRindaが裏でどんなことをしているのか想像できる構成だし、使う側に立つと非常に楽に分散システムを組めるのがわかる。使ってみようという気にさせてくれる。\u003cbr\u003e\nただ、ちょっと肝心なところに誤植が目立つのが残念(→正誤表)。図3.9はクラス図のはずなのにスクリーンショットが入ってたり。" }, { "title" : "考える脳 考えるコンピューター", "isbn" : "4270000600", "date" : "2005-12-14T14:15:29.000Z", "publisher" : "ランダムハウス講談社", "authors" : "ジェフ・ホーキンス, サンドラ・ブレイクスリー", "categories" : "Science", "score" : "★★★★★", "comment" : "ヴァーナー・ヴィンジが\u003c特異点\u003eと呼ぶ現象がある(SFマガジン2005年12月号で翻訳が読める)。人類が、人類を越える知性を発明したら、その知性がさらなる高度な知性を生み出すことを妨げることはできず、結果、知性の向上は幾何級数的な速度で進行し、人類はあっという間に下等生物に成り下がる……という予測である。ありがちなSF的ディストピアではなく、十分に考えうる未来だと思うが、ヴィンジはこれを、2030年までに起きると予想している。\n\u003cp\u003e\nこれを読んだとき、「2030年〜? ちょっと無理じゃね?」と思ったんだが、本書を読んで考えが変わった。ジェフ・ホーキンスは、おそらく今から20年くらいの間に\u003c特異点\u003eを生み出すだろう。それほど、本書が述べている「知性」の本質は直感的に正しいように見える。そして、いくつかの技術的なハードルさえクリアすれば、実際に人工の知性を生み出せるに違いないと信じられる。\n\u003cp\u003e\nそうして生み出された人工知性は、おそらく人類とは異質で、かつ、高度になる可能性を持っている。ヤバい。画期的なPDAだった「pilot(現Palm)」もヤバかったが、こっちはもっとヤバい。当局(ってどこ?)は、ジェフを逮捕監禁したほうがいいよ! ヤツを野放しにしたら、人類はおしまいだぁ!\n\u003cp\u003e\n……というくらい面白かった。いや正直、人類の時代はあと20年かも知れんよ。\n" }, { "title" : "エンダーの子どもたち〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150113440", "date" : "2004-08-06T16:03:39.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "オースン・スコット カード", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "都市と星 (ハヤカワ文庫 SF 271)", "isbn" : "4150102716", "date" : "2004-08-05T15:08:20.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "アーサー C.クラーク", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "ひいびい・じいびい", "isbn" : "4821107392", "date" : "2004-08-11T12:08:59.000Z", "publisher" : "ぶんか社", "authors" : "とり みき", "categories" : "etc", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "デューン砂の惑星 (1) (ハヤカワ文庫 SF (76))", "isbn" : "4150100764", "date" : "2004-08-06T15:52:48.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "フランク・ハーバート", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "ホーキング、未来を語る", "isbn" : "404898070X", "date" : "2004-07-28T15:34:27.000Z", "publisher" : "アーティストハウス", "authors" : "スティーヴン・ホーキング, 佐藤 勝彦", "categories" : "Science", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "ハル (文春文庫)", "isbn" : "4167679582", "date" : "2005-11-11T12:27:18.000Z", "publisher" : "文藝春秋", "authors" : "瀬名 秀明", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "読んでいてちょっと悲しくなってしまったのだが、もはやロボットをネタにしてもSFにはならないのだ。ロボットそのものにはもう驚きの要素はなくて、現在の状況から演繹できる技術でしかない。本書は2002年に出た単行本の文庫化であるにも関わらず、ロボットを取り巻く状況を描いた普通小説になってしまっている。それが良いとか悪いとかではないのだが、ちょっと寂しい感じがした。\n\u003cp\u003e\n瀬名秀明と言えば、デビュー作の『パラサイト・イヴ』を読んで、せっかくハードSF風に進んでいた話が最後はオカルトになってしまってかなりガッカリしたのだが、本書でもその傾向は変わっていない。すごく調査取材をして、細部までしっかり描きこまれているにも関わらず、肝心の主題がスピリチュアルな方向に進んでしまい、拍子抜け。しっかりした土台だけ作ったところで予算が尽きた建物を見ているようだ。ただし、ロボットを介在にしたラブロマンス(?)「亜希への扉」と、ロボットを作る人間の情熱に焦点を当てた「アトムの子」はそういう「逃げ」がなく、収穫だった。\n" }, { "title" : "銀河帝国の興亡 2 (創元推理文庫 604-2)", "isbn" : "4488604021", "date" : "2004-08-06T15:39:26.000Z", "publisher" : "東京創元社", "authors" : "アイザック・アシモフ", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "鉄腕バーディー 1 (ヤングサンデーコミックス)", "isbn" : "4091530710", "date" : "2004-08-01T05:02:58.000Z", "publisher" : "小学館", "authors" : "ゆうき まさみ", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title":null,"isbn" : "4150114609", "date" : "2005-01-28T15:04:37.000Z", "publisher":null,"authors" : "", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "長いっす!(お約束) なんとか入院中に読み切ろうとして、がんばっちゃったよ。最後にまともなエンターテイメントが読めて良かった。面白かった。\u003cbr\u003e\n\n新キャラ・ハリーのパートは面白いんだけど、前半、物語の動きをピタッと止めてしまうのが残念。終盤、ご都合主義過ぎる気もするが、スペオペなんだから、いっか(笑)。\n" }, { "title" : "禅銃(ゼンガン) (ハヤカワ文庫 SF (579))", "isbn" : "4150105790", "date" : "2004-08-06T15:55:40.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "バリントン・J・ベイリー", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "ネメシス〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150111782", "date" : "2004-08-06T15:59:51.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "アイザック アシモフ", "categories" : "", "score" : "", "comment" : "" }, { "title" : "宇宙気流 (ハヤカワ文庫 SF (247))", "isbn" : "4150102473", "date" : "2004-08-06T15:52:57.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "アイザック・アシモフ", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "前哨 (ハヤカワ文庫 SF (607))", "isbn" : "415010607X", "date" : "2004-08-05T15:08:06.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "アーサー・C・クラーク", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "宇宙からの帰還 (中公文庫)", "isbn" : "4122012325", "date" : "2004-07-28T15:22:57.000Z", "publisher" : "中央公論新社", "authors" : "立花 隆", "categories" : "Science", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "電脳なをさん (4)", "isbn" : "4756139493", "date" : "2004-07-28T15:32:38.000Z", "publisher" : "アスキー", "authors" : "唐沢 なをき", "categories" : "etc", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "完璧な涙 (ハヤカワ文庫JA)", "isbn" : "4150303223", "date" : "2004-07-28T15:43:06.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "神林 長平", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "鶴田謙二 2003カレンダー", "isbn" : "406340191X", "date" : "2004-07-28T15:33:50.000Z", "publisher" : "講談社", "authors" : "鶴田 謙二", "categories" : "Art", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "リプレイ (新潮文庫)", "isbn" : "4102325018", "date" : "2004-07-28T15:37:08.000Z", "publisher" : "新潮社", "authors" : "杉山 高之, ケン・グリムウッド", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "ハッカー (偕成社ミステリークラブ)", "isbn" : "4037000504", "date" : "2005-06-10T14:18:56.000Z", "publisher" : "偕成社", "authors" : "マロリー ブラックマン", "categories" : "etc", "score" : "★★★", "comment" : "どっかの書評を読んで面白そうだと思ったので取り寄せてみた。……んだけど、ジュブナイルとは書いてなかったぞ!(たぶん) まぁ、けっこう楽しかったのでよかったけど。\n\u003cbr\u003e\n子供にも理解できそうなギリギリのところまでコンピュータの説明を単純化して、眉をひそめるような描写は極力排除してある。もっとも、これを読んで銀行に侵入したくなる子供が出ないとは限らないが……。大人が読めば途中で犯人が割れてしまうけど、子供相手なら大丈夫かな? とりあえずハッカー予備軍の読書としてはアリか。" }, { "title" : "宇宙へのパスポート―ロケット打ち上げ取材日記1999‐2001", "isbn" : "4257036494", "date" : "2004-08-01T05:53:02.000Z", "publisher" : "朝日ソノラマ", "authors" : "笹本 祐一", "categories" : "Science", "score" : "★★★★★", "comment" : "なんか、アメリカのメシが不味いとか、日本の宇宙報道が不味いとか、そんな話ばかりが印象に残ったのであった。日本って妙にゼネラリスト育成に偏っていて、スペシャリストを育てる土壌が足らないよな。みずほ銀行のトラブルだって、「責任あるスペシャリスト」がいれば回避できたような気がする。" }, { "title" : "星空の二人 (ハヤカワ文庫JA)", "isbn" : "4150307989", "date" : "2005-06-07T13:02:45.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "谷 甲州", "categories" : "SF", "score" : "★", "comment" : "谷甲州らしくない表紙なので不安があったが、的中した感じ。どうにも、80年代に粗製乱造された悪しき日本SFの\nにおいがプンプンする。\n\u003cbr\u003e\nワンアイデアのストーリーに、無理やりお手軽でくさい結末をつけただけの「谷甲州もどき」やら、バカになりき\nれていないバカSFもどきやら、どうにも楽しめない話ばかり。読者が谷甲州に期待している重厚感は、かけらもな\nい。世紀の変わり目にこんなレベルの短編書いてたらあかんだろー。" }, { "title" : "タウ・ゼロ (創元SF文庫)", "isbn" : "4488638058", "date" : "2004-08-07T12:43:03.000Z", "publisher" : "東京創元社", "authors" : "ポール アンダースン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF (252))", "isbn" : "415010252X", "date" : "2004-08-05T15:08:31.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "アーシュラ・K・ル・グィン", "categories" : "SF", "score" : "★★", "comment" : "" }, { "title" : "水素 hydrogen", "isbn" : "4063300404", "date" : "2004-07-28T15:20:31.000Z", "publisher" : "講談社", "authors" : "鶴田 謙二", "categories" : "Art", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "トマソンの罠 (文春コミックス)", "isbn" : "4160999034", "date" : "2004-08-11T12:11:44.000Z", "publisher" : "文藝春秋", "authors" : "とり みき", "categories" : "etc", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "冷たい方程式―SFマガジン・ベスト1 (ハヤカワ文庫 SF 380 SFマガジン・ベスト 1)", "isbn" : "4150103801", "date" : "2004-08-06T15:54:18.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "トム・ゴドウィン", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "レスレクティオ", "isbn" : "489456937X", "date" : "2004-08-05T15:51:17.000Z", "publisher" : "角川春樹事務所", "authors" : "平谷 美樹", "categories" : "SF", "score" : "★", "comment" : "3人の地球人が、わざわざ別の宇宙まで出かけていって、100億年の年月と銀河系をまたにかけて神を探す話……と書くとずいぶんスケールが大きそうな感じがするんだが、どうも主人公が地球人のせいか、そういう感じがしない。舞台に似合った壮大さに欠ける。前作の『エリ・エリ』を読んでいないせい? 違うよな。\n\u003cbr\u003e\n似たようなテーマの最高峰として半村良の『妖星伝』が思い浮かぶんだが(神を探す話ではないけど)、あれはじっくりページを使って「生のつらさ・不条理さ」を綴っているので、話にすごく深みがある。本書では後半残りわずかになってから畳みかけるようにそういう記述が続くだけなので、あっさりしすぎ。謎解きもわずかだし、それもあんまり驚きはない。こんな神なら子供でも描ける。\n\u003cbr\u003e\nちなみに結末は、新井素子の「ネプチューン」。" }, { "title" : "魂の駆動体 (ハヤカワ文庫JA)", "isbn" : "4150306346", "date" : "2004-07-28T15:43:24.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "神林 長平", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "創世記機械 (創元SF文庫)", "isbn" : "4488663044", "date" : "2004-07-28T15:26:38.000Z", "publisher" : "東京創元社", "authors" : "ジェイムズ・P・ホーガン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "スタータイド・ライジング (上) (ハヤカワ文庫 SF (636))", "isbn" : "4150106363", "date" : "2004-08-06T15:35:29.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "デイヴィッド・ブリン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "グリーン・マーズ〈上〉 (創元SF文庫)", "isbn" : "4488707041", "date" : "2004-08-01T05:49:40.000Z", "publisher" : "東京創元社", "authors" : "キム・スタンリー・ロビンスン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "革命の話なので政治的な描写が多いんだが、注目はサイエンス担当キャラのサックスである。前半はのんきな科学者なんだが、敵方にさらわれてマッドサイエンティストに改造されて(違)からが面白い。革命側がピンチになると「こんなこともあろうかと」と言いながら次々といかがわしい道具や兵器を取り出すのである。まさに王道。これぞSFの醍醐味よ。" }, { "title" : "赤い惑星への航海 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150111154", "date" : "2004-08-06T15:58:28.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "テリー ビッスン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "ウェブログ・ハンドブック―ブログの作成と運営に関する実践的なアドバイス", "isbn" : "483991107X", "date" : "2004-08-01T06:19:14.000Z", "publisher" : "毎日コミュニケーションズ", "authors" : "レベッカ ブラッド", "categories" : "Computer", "score" : "★★★★★", "comment" : "最近、ウェブログの動向が激しくなっている。さまざまなサービスが目白押しである。当然ながら「ウェブログとは何なのか」を解説した文書が多く目に付くことになるが、ビジネスを意識したその手の文書は多くの場合、書き手の都合の良いようにねじ曲げられがちだ。そんなとき、その真偽を確かめる方法を教えよう。それは、その文書が本書をベースにしているかどうか、だ。\n\u003cbr\u003e\nウェブログ・ムーブメントの初期からその歴史を体験し、あくまで一人のウェブロガーとして活動し続けている著者の言説は、決して読者を都合の良い方向に誘導することなく、客観的で、それでいて当事者としての熱意を併せ持っている。ウェブログについて語るなら、まず本書を読んで、共通の言語を身につけてからにすべきだ。こうして優れた翻訳が出た今、それやらないのは怠惰である。もちろん、これからウェブログを始めようとする人、すでに始めてしまった人にも、強くお勧めできる。単なるツールの使い方ではない、ウェブログを続ける上でもっとも大切なことが、本書にはぎっしり詰まっている。これを読んでおけば、ウェブログ・コミュニティに踏み出す最初の一歩が、とても楽になるだろう。本書が、日本で最初のウェブログ本でないのが不思議でならない。\n\u003cbr\u003e\nそれにしても驚くのは、日本のWeb日記やテキストサイトがたどった歴史を、ウェブログがみごとなまでに同じようにたどったという点だ。日本の状況については訳者によるあとがきで明らかになっているが、国境のないインターネットで、ここまで同じことが長いこと交わることなく進行していたというのは、にわかには信じ難いほどだ。そして今、日本のテキストサイトとアメリカのウェブログは、その文化を交える段階に進んでいる。実に心踊る時代ではないか。" }, { "title" : "無常の月 (ハヤカワ文庫 SF 327)", "isbn" : "4150103275", "date" : "2004-08-06T15:53:49.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ラリイ・ニーヴン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "虚無回廊〈3〉", "isbn" : "4894561921", "date" : "2004-08-06T15:09:01.000Z", "publisher" : "角川春樹事務所", "authors" : "小松 左京", "categories" : "", "score" : "", "comment" : "" }, { "title" : "鼠と竜のゲーム (ハヤカワ文庫 SF 471)", "isbn" : "4150104719", "date" : "2004-08-06T15:40:57.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "コードウェイナー・スミス", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "ぴっぴら帳 (完結編) (Action comics)", "isbn" : "4575938904", "date" : "2005-02-12T06:16:02.000Z", "publisher" : "双葉社", "authors" : "こうの 史代", "categories" : "etc", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "菫画報 1 (アフタヌーンKC)", "isbn" : "4063210715", "date" : "2004-07-28T15:18:32.000Z", "publisher" : "講談社", "authors" : "小原 愼司", "categories" : "etc", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "夏のロケット", "isbn" : "4163180206", "date" : "2004-07-28T15:33:33.000Z", "publisher" : "文藝春秋", "authors" : "川端 裕人", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "銀河市民 (ハヤカワ文庫 SF 70)", "isbn" : "4150100705", "date" : "2004-08-06T15:52:41.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ロバート A.ハインライン", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "時間泥棒 (創元SF文庫)", "isbn" : "4488663125", "date" : "2004-07-28T15:26:18.000Z", "publisher" : "東京創元社", "authors" : "ジェイムズ・P. ホーガン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "ゲイトウエイ〈3〉ヒーチー・ランデヴー 上 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150107955", "date" : "2004-08-06T15:37:31.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "矢野 徹, フレデリック・ポール", "categories" : "SF", "score" : "★★", "comment" : "" }, { "title" : "復活の日 (ハルキ文庫)", "isbn" : "4894563738", "date" : "2004-08-06T15:26:30.000Z", "publisher" : "角川春樹事務所", "authors" : "小松 左京", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "ヒューマン -人類- (ハヤカワ文庫 SF (1520))", "isbn" : "4150115206", "date" : "2005-07-02T08:47:52.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ロバート・J・ソウヤー", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "三部作の二作目。偶発的なファーストコンタクトだった前作に対し、今作は少し計画的になり、ますますコンタクトSFの様相を呈してくる。まぁ、そのつもりで読めばいいのだが。\n\u003cbr\u003e\nベトナム戦没者記念碑前のシーンはなかなか感動的だし、それに続く議論は、迫力もあり納得もいく。ネアンデルタールの世界観は、理性的で論理的。おれの趣味に合うなぁ。あっちの世界に住みたいかと聞かれれば、ちょっと躊躇するけど。樹の家には住んでみたいが。\n\u003cbr\u003e\n次作に続く謎(というか大問題)や、波乱の予感を含ませて終わるので、できれば次作が出てから読みたかったところ。早く出ないかな〜。\n" }, { "title" : "タイム・シップ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150112215", "date" : "2004-08-05T15:12:40.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "スティーヴン バクスター", "categories" : "SF", "score" : "", "comment" : "" }, { "title" : "土曜ワイド殺人事件 (少年キャプテンコミックススペシャル)", "isbn" : "4198301778", "date" : "2004-08-11T12:10:59.000Z", "publisher" : "徳間書店", "authors" : "とり みき, ゆうき まさみ", "categories" : "etc", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "まんがサイエンス (4) (ノーラコミックスDELUXE)", "isbn" : "4056006938", "date" : "2004-07-28T15:37:30.000Z", "publisher" : "学研", "authors" : "あさり よしとお, 「5年の科学」編集部", "categories" : "Science", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "げんしけん(1) (アフタヌーンKC (1144))", "isbn" : "4063211444", "date" : "2004-08-01T04:44:47.000Z", "publisher" : "講談社", "authors" : "木尾 士目", "categories" : "etc", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "万物理論 (創元SF文庫)", "isbn" : "4488711022", "date" : "2004-12-19T15:49:00.000Z", "publisher" : "東京創元社", "authors" : "グレッグ・イーガン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "イーガンって、うぶだよね。うぶで悪けりゃピュアでもいい。人間原理って、初めて出会ったときは、理性的には「そりゃトンデモだろ〜」って思うんだけど、情緒的にはちょっと信じてみたい気持ちになる。そういう「ピ\nュアなロマン」の部分を、そのままド派手に膨らましたのが本書だ。かつて人間原理を知ったばかりの頃の自分に重ね合わせると、その思考過程が楽しめる。\u003cbr\u003e\nま、たとえその本筋が楽しめなくても、長編3本分、短編10本分くらいのネタのブチ込み具合だけで、お腹いっぱいになるほど楽しいんだけど。個人的には、ソフトウェアの製品名がいちいち太字になってるのが、なぜか一番ツボだった。" }, { "title" : "SF大将 (ハヤカワ文庫 JA (700))", "isbn" : "4150307008", "date" : "2004-08-11T11:58:45.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "とり みき", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "バグがないプログラムのつくり方 JavaとEclipseで学ぶTDDテスト駆動開発 (Be agile!)", "isbn" : "479810714X", "date" : "2004-11-03T03:29:52.000Z", "publisher" : "翔泳社", "authors" : "川端 光義, 倉貫 義人, 兒玉 督司", "categories" : "Computer", "score" : "★★★★", "comment" : "\u003cp\u003eTDDやXP関連書籍つーと、翻訳が悪かったり翻訳が悪かったり翻訳が悪かったりするばかりで、なかなか良書がないというイメージだったんだが、これは日本人著者による、気軽に読めてわかりやすい、TDD入門にはうってつけの本だと思う。ほどよい規模の例題や、理論と実践の量のバランスなど、けっこう計算して書かれている気がする。実践抜きだと半日で読めちゃう軽さもいい。表紙デザインと値段からは、とてもそうは思えないんだけど!\u003c/p\u003e\n\u003cp\u003eただねぇ……これだけじゃ、やっぱりまだ、上司を説得する材料には足らないんだよなぁ。品質が従来開発手法に比べて良いことを証明するのは、TDD導入最大の難関だよ。品質はレビュー時間やバグ数を測定することでしか測れないと信じてる連中を、どうやって納得すればいいのやら。 \u003c/p\u003e" }, { "title" : "制覇せよ、光輝の海を!〈上〉―スコーリア戦史 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "415011322X", "date" : "2004-08-06T16:04:58.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "キャサリン アサロ", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "ソズ復活のシーンは鳥肌モノ。とても既婚で子持ちとは思えん" }, { "title" : "サンダイバー (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150106851", "date" : "2004-08-06T15:56:09.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "デイヴィッド ブリン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "Rubyを256倍使うための本 邪道編", "isbn" : "4756136036", "date" : "2004-08-05T15:33:26.000Z", "publisher" : "アスキー", "authors" : "arton", "categories" : "Computer", "score" : "★★★★", "comment" : "たしかにRuby的には邪道な感じだけど、COMで遊ぶ本としてはけっこう正統ではないでしょうか。Windows2000マガジンあたりに連載されていてもおかしくない内容……と思ったらホントにartonさんのRuby記事が載ってるらしいけど。256本と言えば、MifesやVzのマクロでマウスを使えるようにしたり通信ソフトを作ったり、AWKでWebブラウザを作っちゃったりする「こいつら何考えてんだ、あぶねーなー」ってのが「味」なので、この本は256本的にはそんなに危なくないと思ったりもしたのだった。でも、artonさんは偉いと思います。って何がだ。" }, { "title" : "飢えなかった男 (徳間文庫 201-1)", "isbn" : "4195771064", "date" : "2004-08-06T15:33:23.000Z", "publisher" : "徳間書店", "authors" : "小松 左京", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "時間的無限大 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150110972", "date" : "2004-08-06T15:58:18.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "結城浩のWiki入門 ~YukiWikiではじめる みんなで作るWebサイト~", "isbn" : "4844319159", "date" : "2004-08-05T15:46:28.000Z", "publisher" : "インプレス", "authors" : "結城 浩", "categories" : "Computer", "score" : "★★★★", "comment" : "まず言えることは、『WikiWay』を読んだ人は必ずしも読む必要のある本ではない。内容的にも、構成も、『WikiWay』とかなりかぶっている。ページ数は『WikiWay』よりも格段に少ないのに、なぜか内容が薄くなった感じがしないのが不思議だが。\n\u003cbr\u003e\nということで、『WikiWay』の厚さに挫折しちゃった人が再チャレンジしたり、職場やグループにWikiを広めたいと思っている人が布教のために使うのにはうってつけ。\n\u003cbr\u003e\nただ、『WikiWay』と構成が似ているということは、不満な点もまた『WikiWay』と同じだ。YukiWikiのインストールをあれだけの紙数を費やして説明するくらいなら、もっと運営のノウハウについて書いて欲しかった。いま、Wiki周辺でもっとも必要とされているのは、上手な運用の技能だからだ。" }, { "title" : "ヴァーチャル・ガール (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150110794", "date" : "2004-08-06T15:58:10.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "エイミー・トムスン", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "まんがサイエンス (8) (ノーラコミックスDELUXE)", "isbn" : "4056028818", "date" : "2004-07-28T15:25:06.000Z", "publisher" : "学研", "authors" : "あさり よしとお, 「5年の科学」編集部", "categories" : "Science", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "ポリタン (ジェッツコミックス)", "isbn" : "4592130723", "date" : "2004-08-11T12:10:04.000Z", "publisher" : "白泉社", "authors" : "とり みき", "categories" : "etc", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "黄色い泉 (徳間文庫)", "isbn" : "4195775965", "date" : "2004-08-06T15:31:37.000Z", "publisher" : "徳間書店", "authors" : "小松 左京", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "鏡像の敵 (短篇集 ハヤカワ文庫 JA (810))", "isbn" : "4150308101", "date" : "2005-09-03T15:13:36.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "神林 長平", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "SFマガジン2005年10月号に神林長平ロングインタビューが載っていたので、真っ先に読んだりしたわけだが。インタビューのタイトルを見て「神林をセカイ系でくくるとは失礼な話だ」と思ったものの、本文中では「神林作品はセカイ系の進化形」みたいな言い方をされていて、それならそんなに悪くないかなと思い直した。どうにも昨今のセカイ系小説を面白く感じないのは、それよりずっと先を行っている神林作品を、彼のデビュー当時から読んでいる身としては当然なわけやね(とかいう)。\n\u003cbr\u003e\nで、そんな神林長平の初期短編集なわけで、そもそも一部を除き全部既読のはずなので、知ってる話ばかりだったらどうしよう……と不安になったが、安心したまえ、ぜんぜん覚えてなかった。まぁ、そんなもんだろう。で、「昔の神林」は「セカイ系」じゃないのか? という心配は杞憂におわり、やっぱり一味もふた味も違っていたわけだが。\n\u003cbr\u003e\n最近の作品に比べるとまだ冗長さがあって、殺伐感が少ないなぁ、という些細な不満がある程度。ガジェットや舞台設定にも、最近の作品にも登場するものが多くて、確かな連続性を感じる。紙数の多くを背景説明に費やしている「ここにいるよ」と、ちょっと作品世界に深みが足らない「鏡像の敵」以外は、どれも神林臭くて面白かった。\n" }, { "title" : "銀河帝国の興亡 1 (創元推理文庫 604-1)", "isbn" : "4488604013", "date" : "2004-08-06T15:39:33.000Z", "publisher" : "東京創元社", "authors" : "アイザック・アシモフ", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "中性子星 (ハヤカワ文庫 SF―ノウンスペース・シリーズ (400))", "isbn" : "415010400X", "date" : "2004-08-06T15:54:30.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ラリー・ニーヴン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "まんがサイエンス (ノーラコミックスDELUXE)", "isbn" : "4051057550", "date" : "2004-07-28T15:38:29.000Z", "publisher" : "学研", "authors" : "あさり よしとお, 「5年の科学」編集部", "categories" : "Science", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "山の音 (ちくま文庫)", "isbn" : "4480027564", "date" : "2004-07-28T15:30:40.000Z", "publisher" : "筑摩書房", "authors" : "とり みき", "categories" : "etc", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "落日の彼方に向けて〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150111901", "date" : "2004-08-06T16:01:15.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ロバート・A. ハインライン", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "バースト・ゾーン―爆裂地区", "isbn" : "4152086378", "date" : "2005-08-29T00:53:47.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "吉村 萬壱", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "たっぷり人が死んで、しかもグロい描写ばかりなのでとても万人にはオススメできないが、おれはそういうのが割とへっちゃらなので、かなり楽しめた。\n\u003cbr\u003e\n最初、テロリストの愛称(?)として「テロリン」はねぇだろ、と思ったが、これも狙ってのことなのかもしれない。悪意に満ちた世界を戯画化する装置としてうまく働いている。ストーリーも設定も無茶苦茶だけど(もちろんこれも計算ずくだろう)、勢いでぐいぐい読ませる。特に大陸に舞台を移してからは、謎解きと新たな謎が入れ替わり立ち代り提示されて飽きさせない。\n\u003cbr\u003e\nそして、まったく救いのないエンディング。不愉快極まりないけど、読書体験としては楽しいという、なんとも言えない後味が残るのであった。ホントに芥川賞作家なの、この人?" }, { "title" : "結晶星団 (角川文庫)", "isbn" : "4041308259", "date" : "2004-08-06T15:29:53.000Z", "publisher" : "角川書店", "authors" : "小松 左京", "categories" : "SF", "score" : "", "comment" : "" }, { "title" : "クレープを二度食えば―自選短篇集 (ちくま文庫)", "isbn" : "4480035753", "date" : "2004-08-11T12:06:14.000Z", "publisher" : "筑摩書房", "authors" : "とり みき", "categories" : "etc", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "火星人ゴーホーム (ハヤカワ文庫 SF 213)", "isbn" : "4150102139", "date" : "2004-08-06T15:42:44.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "フレドリック・ブラウン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))", "isbn" : "4150102309", "date" : "2004-08-06T15:44:00.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ロバート・A・ハインライン", "categories" : "SF", "score" : "★★", "comment" : "" }, { "title" : "ゼノサイド〈上〉 (ハヤカワ文庫)", "isbn" : "4150110727", "date" : "2004-08-06T15:57:53.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "オースン・スコット カード", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "ノービットの冒険―ゆきて帰りし物語 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150113572", "date" : "2004-08-06T16:03:55.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "パット マーフィー", "categories" : "SF", "score" : "★★", "comment" : "" }, { "title" : "Lightweight language magazine―ライトな言語でプログラミングを楽しもう! (アスキームック)", "isbn" : "4756144411", "date" : "2004-08-07T12:33:44.000Z", "publisher" : "アスキー", "authors" : "IRIコマース\u0026テクノロジー", "categories" : "Computer", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "恐るべき旅路 ―火星探査機「のぞみ」のたどった12年―", "isbn" : "4257037008", "date" : "2005-08-19T15:01:12.000Z", "publisher" : "朝日ソノラマ", "authors" : "松浦 晋也", "categories" : "Science", "score" : "★★★★★", "comment" : "副題には「のぞみのたどった12年」と書いてあるけど、その胎動は1970年から始まっており、前半部は打ち上げまでの紆余曲折が書かれている。のぞみ失敗の萌芽はすべてここに凝縮されており、要約すると「みんなビンボが悪いんや」ということになる。しかしながら、貧乏を知恵で克服する過程は実にスリリングで、読んでいると技術者魂に火がついてしまう。\n\u003cbr\u003e\nあと、前半の山場である「あなたの名前を火星へキャンペーン」で、最初は不満タラタラだった関係者が、ハガキに書かれたメッセージを読んで次第にモチベーションを高められていくシーンもいい。日本の宇宙開発における的川さんの存在が、いかに重要かがわかるエピソード。ほんと、あの人がいなくなったらどうするんだろう。\n\u003cbr\u003e\nしかし、その盛り上がりも、打ち上げ後に次々と襲いかかるトラブルへの対処に比べたらものの比ではない。まったく、地味〜な軌道計算が、こんなにカッコよく描かれていいのか! 地味が得意(?)な谷甲州でも、こんな描写は書けまい、というくらいカッコいい。これを学生に読ませたら、軌道計算屋志望者が街にあふれるよ!\n\u003cbr\u003e\nもちろんその後の、かの有名な1bit通信から、スイッチON/OFFによるリミッター焼き切りまで、ギリギリまで粘って先へ進もうとする技術者たちの奮闘は、本当に涙なしには読めない。最終的に火星周回軌道への投入は失敗したわけだが、ここまでやったんなら、これだけの経験が積めたのなら、いいじゃんと思う。この経験はきっと「次」に活かされるわけだし。一国民としては「次」の実現を世論で後押しする、それだけだ。" }, { "title" : "戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)", "isbn" : "4150306923", "date" : "2004-07-28T15:40:32.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "神林 長平", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "たまねぎぱるこ (少年チャンピオン・コミックス)", "isbn" : "4253039154", "date" : "2004-08-11T12:06:40.000Z", "publisher" : "秋田書店", "authors" : "とり みき", "categories" : "etc", "score" : "★★", "comment" : "" }, { "title" : "まんがサイエンス (3) (ノーラコミックスDELUXE)", "isbn" : "4056001480", "date" : "2004-07-28T15:21:04.000Z", "publisher" : "学研", "authors" : "あさり よしとお, 「5年の科学」編集部", "categories" : "Science", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "たったひとつの冴えたやりかた (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150107394", "date" : "2004-08-06T15:57:25.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "ファウンデーションと混沌(上) (〈新銀河帝国興亡史〉2) (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150114773", "date" : "2005-01-28T15:01:02.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "グレッグ・ベア", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "ベアになったとたんに、グッとテンポが良くなって、スルスルと読み進められるように。謎解きも提示されて、結末までちょっとベアっぽい(気がする)。\u003cbr\u003e\n\nがんばって読んだ価値が出てきたよ。最後のブリンが楽しみだ。\n" }, { "title" : "おもいでエマノン (徳間デュアル文庫)", "isbn" : "4199050086", "date" : "2004-07-28T15:40:12.000Z", "publisher" : "徳間書店", "authors" : "梶尾 真治", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "地には平和を (角川文庫 緑 308-26)", "isbn" : "4041308267", "date" : "2004-08-06T15:30:52.000Z", "publisher" : "角川書店", "authors" : "小松 左京", "categories" : "SF", "score" : "", "comment" : "" }, { "title" : "M.G.H.―楽園の鏡像", "isbn" : "4198611947", "date" : "2004-08-05T15:51:27.000Z", "publisher" : "徳間書店", "authors" : "三雲 岳斗", "categories" : "SF", "score" : "★", "comment" : "出だしから数10ページは、ほぼ時代背景の説明のためにあるようなシーンが続く。地の文だけでなく、登場人物のセリフも妙に説明調。おまけに出てくる人物は、不必要なまでに画数の多い変わった名前の持ち主ばかり。こ、これは、絶滅したと思っていた古き悪しき日本SFですか!?\n\u003cbr\u003e\n最近の日本人SF作家は小説技法も向上しているので、こういう80年代風の作品は少なくなったと思っていたんだが、まだまだあるんだなぁ。「日本SF新人賞受賞作」ということでちょっと期待してたんだけど、残念。もっと現代的なのが読みたかった。それとも、主人公の2人のじゃれ合いが「現代的」なんだろうか……?\n\u003cbr\u003e\nというわけで、SFとしてもミステリとしても、中途半端で目新しさはない。つーか、「新人」のくせに古くさすぎ。" }, { "title" : "せちやん―星を聴く人", "isbn" : "4062119668", "date" : "2004-11-23T03:16:46.000Z", "publisher" : "講談社", "authors" : "川端 裕人", "categories" : "etc", "score" : "★★★", "comment" : "SFだと(勝手に)思い込んで買ったせいで、なかなかSFにならなくてイライラしてしまった。終盤、ちょっとSFっぽくなるんだけど、そのまま尻すぼみになっちゃうし。そんな身勝手な期待をせずに普通小説として読めば、切なく\nていいお話でございます。\u003cbr\u003e\n\u003cbr\u003e\nそれにしても、「庭先にSETI専用の自作5mパラボラがある」という情景だけが脳裏に焼きついて離れないのはどうかと思った。" }, { "title" : "帯をギュッとね! (1) (少年サンデーコミックス〈ワイド版〉)", "isbn" : "4091257216", "date" : "2005-03-21T11:05:43.000Z", "publisher" : "小学館", "authors" : "河合 克敏", "categories" : "etc", "score" : "★★★★★", "comment" : "史上最高の柔道コミックと言えば「帯ギュ」こと『帯をギュッとね!』である(反論却下)。ここ10年以上、いつでも読み返せるように本棚の一番いいところを占めているし、オリンピックのたびについつい全巻読破をしてしまうというシロモノである。" }, { "title" : "シャドウ・パペッツ (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150114919", "date" : "2005-01-28T15:03:11.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "オースン・スコット カード", "categories" : "SF", "score" : "★", "comment" : "どうしょもない駄作。\u003cbr\u003e\n\n核となるアイデアは何もなく、ベタベタしたメロドラマと子供の政治ごっこだけが延々と続く。それも、とても星間戦争後とは思えないほどローテクで進歩のない地球を舞台に。\u003cbr\u003e\n\nまだ続きがあるようだが、それをSF文庫から出すのはやめてもらいたいね。いずれにしても、おれはもう買わないが。\n" }, { "title" : "さよならジュピター〈上〉 (ハルキ文庫)", "isbn" : "4894565226", "date" : "2004-07-28T15:28:36.000Z", "publisher" : "角川春樹事務所", "authors" : "小松 左京", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "エスパイ (角川文庫 緑 308-14)", "isbn" : "4041308143", "date" : "2004-08-06T15:27:58.000Z", "publisher" : "角川書店", "authors" : "小松 左京", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "ダーティペアの大復活", "isbn" : "4152085843", "date" : "2004-11-24T12:23:38.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "高千穂 遙", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "太陽の簒奪者 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)", "isbn" : "4152084111", "date" : "2004-08-05T15:52:54.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "野尻 抱介", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "「乗りたそうだね、白石君」\u003cbr\u003e\n「乗りたいです」\u003cbr\u003e\n「放射線漬けになるよ」\u003cbr\u003e\n「いいんです」\u003cbr\u003e\n\u003cbr\u003e\n冒頭近く、主人公と指導教官の会話であるが、一度でも宇宙を夢見た者であれば、これだけで感情移入のトリガーに不足はないだろう。本書は、このように「ぐっ」とくるセリフにこと欠かないのである。本格SFはこうでなくてはいかん。\n\nSFマガジン掲載時からは本当にずいぶん加筆されていて、よい方向にで大変身している。読みごたえ抜群。でも長すぎないのでちょうどいい " }, { "title" : "戦乱の大地〈上〉―知性化の嵐(2) (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150114145", "date" : "2004-08-05T15:52:01.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "デイヴィッド ブリン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "長いっす!!(お約束)\n\u003cbr\u003e\nもうね、最初の登場人物紹介と用語集を見ただけで、本を閉じてBookOffに売りに行こうかと思ったよ。前作から引き続きやたらと登場人物が多い上に、ストリーカーまだ登場するので、もうてんやわんやだ。\n\u003cbr\u003e\nそれでも、がんばって読み進めれば見事なエンターテイメントだし、さすがはブリン。特に終盤、六種族の反撃が始まってからは胸のすくようなスピード感。でも終わりは、前作と違って完全に「次作へ続く」状態。次が出るまで読まずに取っておいた方がいいかも。" }, { "title" : "デューン砂丘の子供たち (1) (早川文庫 SF (320))", "isbn" : "4150103208", "date" : "2004-08-06T15:53:35.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "フランク・ハーバート", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "麦撃機の飛ぶ空", "isbn" : "4434041827", "date" : "2005-02-27T04:38:22.000Z", "publisher" : "ヒヨコ舎", "authors" : "神林長平", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "神林長平の小説というのは、一種の「冗長さ」が楽しいわけで、それがショートショートになってしまうと楽しさ半減というか。やっぱ、ちょっと不足感が否めないわな。挿絵がまた、妙に星新一作品を髣髴とさせてしまうタッチなのもいけないかも。ショートショートの第一人者がいた国に育ってしまったというのは、ある意味不幸だったりして。\u003cbr\u003e\n\nもちろん、いい作品もある。テンポのいい『エデン』は皮肉がきいていてGood。『麦撃』も神林らしい味がある。\n" }, { "title" : "ゴルディアスの結び目 (角川文庫)", "isbn" : "4041308313", "date" : "2004-08-06T15:27:28.000Z", "publisher" : "角川書店", "authors" : "小松 左京", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "ロシュワールド (ハヤカワ文庫 SF (627))", "isbn" : "4150106274", "date" : "2004-08-06T15:55:47.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ロバート・L・フォワード", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "Rubyプログラミング入門", "isbn" : "4274063852", "date" : "2004-08-05T15:32:00.000Z", "publisher" : "オーム社", "authors" : "原 信一郎", "categories" : "Computer", "score" : "★★★★", "comment" : "1章の電話番号検索スクリプトは、オブジェクト指向のフシギとヨコロビをかなり上手に網羅していて、オブジェクト指向の教科書としてそのまま使いたいくらい。うーん、さすが。もちろん、こういう書き方ができるのもRubyがあるからこそだろうけど。Javaじゃ、こうはいかないもんな。" }, { "title" : "ダーティペアの大冒険―ダーティペア・シリーズ〈1〉 (ハヤカワ文庫 JA 121)", "isbn" : "4150301212", "date" : "2004-08-06T15:37:46.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "高千穂 遙", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "プロテクター (ハヤカワ文庫 SF 321 ノウンスペース・シリーズ)", "isbn" : "4150103216", "date" : "2004-08-06T15:53:42.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ラリイ・ニーヴン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "僕たちの終末", "isbn" : "475841050X", "date" : "2005-08-23T11:40:30.000Z", "publisher" : "角川春樹事務所", "authors" : "機本 伸司", "categories" : "SF", "score" : "★★", "comment" : "恒星間宇宙船を作る話だと聞いたので、『第六大陸』みたいなエンジニアリングSFかも(!)と期待してしまったわけだが、正直、期待はずれもいいところであった。\n\u003cbr\u003e\nアイデアは悪くないと思う。絶滅を目前にした人類の地球脱出のためなら、工期や費用がちょっとくらい無茶な設定でも通るだろうし。ところが、実際に作るところはいっさい出てこないのである。前半は丸々、どんな宇宙船を作ろうかという思考実験だけ。ネジ一本締めない。で、ページをめくると、もう完成間近。設計だけで船ができると思ってるとしたら、作者はエンジニアリングをなめすぎだ。おかげでリアリティは完全に失われた。\n\u003cbr\u003e\nキャラクタの造形もお粗末。特に女性の描写が、なんというか、実に童貞臭い。あまりに類型的なので、思い浮かんだのはギャルゲーの設定資料だった。主要な3人の女性の設定はたぶん「ツンデレ」「ロリ」「お姉さま」といったところ。あちこちに女性差別っぽい描写も多く、女性の扱いに慣れていない感じだ。\n\u003cbr\u003e\n主人公も、技術力もカリスマ性もなく、あるのは夢と熱意だけという設定なのに、ちっともその「熱」が伝わってこない。他にも、明日にも人類絶滅かという時代なのに、登場人物たちには緊迫感も悲壮感もないし、ロボットみたいで人間らしい息遣いが皆無。どうにも描写力が足らないのである。これでは感情移入のしようもない。\n" }, { "title" : "スタープレックス (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150112576", "date" : "2006-08-11T07:20:24.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ロバート・J. ソウヤー", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "ピープルウエア 第2版 - ヤル気こそプロジェクト成功の鍵", "isbn" : "4822281108", "date" : "2004-07-29T09:04:03.000Z", "publisher" : "日経BP社", "authors" : "トム・デマルコ, ティモシー・リスター", "categories" : "Computer", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "地球の長い午後 (ハヤカワ文庫 SF 224)", "isbn" : "4150102244", "date" : "2004-08-06T15:41:39.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ブライアン W.オールディス", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "のだめカンタービレ(1) (講談社コミックスキス (368巻))", "isbn" : "4063259684", "date" : "2004-07-29T09:05:54.000Z", "publisher" : "講談社", "authors" : "二ノ宮 知子", "categories" : "etc", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "天の光はすべて星 (ハヤカワ文庫 SF 474)", "isbn" : "4150104743", "date" : "2004-08-06T15:54:46.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "フレドリック・ブラウン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "コンタクト〈上〉 (新潮文庫)", "isbn" : "4102294015", "date" : "2004-08-05T15:12:09.000Z", "publisher" : "新潮社", "authors" : "カール・セーガン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "フライデイ〈上〉 (ハヤカワ文庫)", "isbn" : "415011076X", "date" : "2004-08-06T15:58:00.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ロバート・A. ハインライン", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "リングワールド (ハヤカワ文庫 SF (616))", "isbn" : "4150106169", "date" : "2004-08-06T15:34:20.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ラリイ・ニーヴン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "まんがサイエンス (7) (ノーラコミックスDELUXE)", "isbn" : "4056022526", "date" : "2004-07-28T15:25:40.000Z", "publisher" : "学研", "authors" : "あさり よしとお, 「5年の科学」編集部", "categories" : "Science", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "究極超人あ~る (1) (小学館文庫)", "isbn" : "4091931510", "date" : "2004-07-28T15:24:19.000Z", "publisher" : "小学館", "authors" : "ゆうき まさみ", "categories" : "etc", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "GREEN(1) (講談社コミックスキス (263巻))", "isbn" : "4063258637", "date" : "2004-08-03T13:42:12.000Z", "publisher" : "講談社", "authors" : "二ノ宮 知子", "categories" : "etc", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "ソフトウェアの匠", "isbn" : "4822206653", "date" : "2005-04-19T01:35:47.000Z", "publisher" : "日経BP社", "authors" : "まつもと ゆきひろ, 萩原 正義, 八田 真行, 高林 哲, 羽生田 栄一", "categories" : "Computer", "score" : "★★", "comment" : "こんなタイトルの本を作るなら「本の匠」に登場願いたいところだが、そうはいかなかったようだ。コンテンツは悪くないのに、本の作りがどうしようもない。\n\u003cbr\u003e\nなんと言ってもタイトルが悪い。「ソフトウェアの匠」という語から連想するのは、ずばり「ハッカー」だろう。でも、確実にハッカーと呼べそうなのは、まつもとさんと高林さん、あとはBIOSの人くらい? オープンソースや特許の話から「匠」というイメージは抱けない。キーボードの話なんて完璧に「ハードウェアの匠」やんけ!\n\u003cbr\u003e\nそれから紙質。こんなに厚くて質の悪い紙を使ったら、厚くてめくりづらい本ができるのはあたりまえじゃないか。ページを繰るたびにげんなりするようじゃ、どんなに内容がよくてもダメだよ。アスキーの256倍シリーズより安っぽいのに2500円は高すぎる。 \n\u003cbr\u003e\nというわけで、中身の話にたどり着けないので割愛(ってをい)。冒頭の二人の話はネットでしょっちゅう読んでいるので、復習程度。中ほどでシステムやらアーキテクチャを語っている二人は、巻末で対談もしているが、書\nいてることと言ってることが違うと思った。対談では「土俵を変えて勝負しないと」とか言っていながら、書いてることは現在の主要技術の全面肯定もいいところで、これじゃ「普通のやつらの上を行」くのは無理だよな。BIOS、キーボード、検索の話は面白かったし、特許の話も知らないことがかなりあった。ほら、内容はいいんだよ、内容はね(少なくとも半分くらいは)。" }, { "title" : "遠くへいきたい (Volume 1)", "isbn" : "4309263127", "date" : "2004-08-11T12:11:36.000Z", "publisher" : "河出書房新社", "authors" : "とり みき", "categories" : "etc", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)", "isbn" : "4150306834", "date" : "2004-07-28T15:43:38.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "神林 長平", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "怪奇版画男 (Big spirits comics―版画SPECIAL)", "isbn" : "4091793010", "date" : "2004-07-28T15:33:00.000Z", "publisher" : "小学館", "authors" : "唐沢 なをき", "categories" : "etc", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "Forget-me-not (1)", "isbn" : "4063347516", "date" : "2004-08-01T05:27:00.000Z", "publisher" : "講談社", "authors" : "鶴田 謙二", "categories" : "etc", "score" : "★★★★★", "comment" : "これ、「(1)」なんてついてるけど、続きなんて出やしないことくらい、ファンはみんな知っている。「たぶん(1)」とか「きっと最終巻」とかにした方がいいぞ \u003e講談社" }, { "title" : "ハイブリッド―新種 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150115354", "date" : "2005-10-28T13:52:41.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ロバート・J. ソウヤー", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "問: 前作『ヒューマン-人類-』から今までの間に我々が得た重要な知見をひとつあげよ\n\u003cbr\u003e\n答: それは「モヒカン族の発見」です\n\u003cp\u003e\nいやもう、読み始めてすぐこれに気づいてしまったときは、思わず「あっ」とか声を上げてしまったよ。つまり、このシリーズにおけるネアンデルタールたちは、まんまモヒカン族なんである。徹底した合理精神、問題解決には技術を持ってのぞむその姿勢、どこから見てもモヒカン族だ。なるほど、読んでいてネアンデルタール人社会にどうしようもなく惹かれるわけがわかったよ。\n\u003cp\u003e\nさらに作者はホモ・サピエンスのムラ人っぷりをわざと強調して描いているので、その対比はさらに明確になっている。典型的なムラ人であるジョック・クリーガーの描写はまさにそれ。結果的に、ネアンデルタール人描写にちっとも新鮮味がなくなってしまった上に、話の流れがたいへん読みやすくなってしまい、読書の面白さが減ってしまったのである。翻訳を待っている間に新しい科学的発見があって、設定自体が台無しになってしまうSFは少なくないが、まさかこっち方面から攻められるとは思いもしなかった。これはもう、otsuneさんに責任とってもらわないと!\n\u003cp\u003e\nもちろん、小説としての面白さは残るわけだが。前作で明かされた「人類存亡の危機」は、まさかという形で利用され、エピローグとあわせて、なかなか楽しく笑えるオチがつく。後半語られるかなりムチャなフェミニズム思想もそうだが、実はこれ、ソウヤーはギャグ小説として書いてたんじゃないかと勘ぐってしまう。モヒカン族はそのムーブメント自体が「ネタ」なわけで、そう考えると相乗効果を楽しめる余地もあるかもしれない。" }, { "title" : "AKIRA(1) (KCデラックス 11)", "isbn" : "4061037110", "date" : "2004-08-03T13:38:38.000Z", "publisher" : "講談社", "authors" : "大友 克洋", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "Debian GNU/Linux Expertデスクトップユーススペシャル", "isbn" : "4774121177", "date" : "2004-08-28T15:27:15.000Z", "publisher" : "技術評論社", "authors" : "", "categories" : "Computer", "score" : "", "comment" : "" }, { "title" : "プログラミング言語SCHEME", "isbn" : "4894712261", "date" : "2004-08-01T05:45:26.000Z", "publisher" : "ピアソンエデュケーション", "authors" : "R.ケント ディヴィグ", "categories" : "Computer", "score" : "★★", "comment" : "ついていけませんでした _|‾|○" }, { "title" : "石神伝説 (Volume1) (ビンゴ・コミックス)", "isbn" : "4160900232", "date" : "2004-08-11T12:12:21.000Z", "publisher" : "文藝春秋", "authors" : "とり みき", "categories" : "etc", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "氷の下の暗い顔 (角川文庫 緑 308-33)", "isbn" : "404130833X", "date" : "2004-08-06T15:31:06.000Z", "publisher" : "角川書店", "authors" : "小松 左京", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "スターマン・ジョーンズ (ハヤカワ文庫 SF 369)", "isbn" : "4150103690", "date" : "2004-08-06T15:54:13.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ロバート A.ハインライン", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "マインドスター・ライジング〈上〉 (創元SF文庫)", "isbn" : "4488719015", "date" : "2004-10-29T14:54:34.000Z", "publisher" : "東京創元社", "authors" : "ピーター・F. ハミルトン", "categories" : "SF", "score" : "★★", "comment" : "鶴田謙二の表紙にひかれて買ってしまったが、謎解き要素があるにもかかわらず、あまりにストレートで寄り道やどんでん返しのないストーリーに唖然。そのくせ妙に描写が細かくて「そんなに書き込まなくてもええやん」と思うくらいくどい。解説によればこれが作者の味らしいが。もっとさくっと読めたら面白かったかも知れないが、エンタテイメントに徹しきれてないところが×。" }, { "title" : "シェイヨルという名の星 (ハヤカワ文庫SF―人類補完機構シリーズ)", "isbn" : "415011062X", "date" : "2004-08-06T15:40:52.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "コードウェイナー スミス", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "竜の卵 (ハヤカワ文庫 SF 468)", "isbn" : "4150104689", "date" : "2004-08-06T15:54:38.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ロバート L.フォワード", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "吉田さん危機一発", "isbn" : "4575930628", "date" : "2004-08-11T12:08:50.000Z", "publisher" : "双葉社", "authors" : "とり みき", "categories" : "etc", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "膨張する事件", "isbn" : "4480888047", "date" : "2004-08-11T12:10:11.000Z", "publisher" : "筑摩書房", "authors" : "とり みき", "categories" : "etc", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "検索エンジン戦争", "isbn" : "475721166X", "date" : "2005-12-28T15:25:47.000Z", "publisher" : "アスペクト", "authors" : "ジェフ・ルート, 佐々木 俊尚", "categories" : "Computer", "score" : "★", "comment" : "かなり期待ハズレ。\n\u003cp\u003e\nどこかで読んだことのある話ばかりを集めて、深く掘り下げることもなく、そのうえ同じ話を三度ずつ繰り返すという技(?)を使って原稿を水増ししている。雑談にしか見えない、何の役にも立たないコラムまであるし。妙になれなれしい口調も神経を逆なでする。\n\u003cp\u003e\n別に間違ったことは書いていないし、検索エンジンやSEOの歴史の上っ面をなぞるにはいいかも知れないが、何か新しい知見を得られるという類のものではない。1/10に圧縮して雑誌に載っているなら腹も立たなかったかも。" }, { "title" : "無限アセンブラ (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150111235", "date" : "2004-08-05T15:09:03.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ケヴィン・J. アンダースン, ダグ ビースン", "categories" : "", "score" : "", "comment" : "" }, { "title" : "永遠の終り (ハヤカワ文庫 SF 269)", "isbn" : "4150102694", "date" : "2004-08-06T15:53:12.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "アイザック・アシモフ", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "ソフトウェア職人気質―人を育て、システム開発を成功へと導くための重要キーワード (Professional Computing Series)", "isbn" : "4894714418", "date" : "2004-08-01T06:17:43.000Z", "publisher" : "ピアソンエデュケーション", "authors" : "ピート マクブリーン", "categories" : "Computer", "score" : "★★★★★", "comment" : "一言一句、隅々までうなずける話ばかりであったよ。ソフトウェアベンダーに就職して、なんだか違うと感じている若い人は読んでみると、違和感の原因がわかるのではないか。\n\u003cbr\u003e\n……とは言っても、もう若くない身としては、そうそう素直に読めたものでもない。もう少し、定量的な記述が欲しかったところ。参考文献にそういうことが書いてあるのかも知れないけど。工程が遅れていることを伝えると、真っ先に「あと何人投入すれば遅れが取り戻せるか」と聞いてくる経営陣に、この本が伝えていることをなんと説明すればいいのやら。\n\u003cbr\u003e\n開発者が偉くなって管理職をやってるのが大半の会社では、「開発者には管理職より高い報酬を与えろ」と言っても、開発者が楽をしたがっているとしか思われないだろう。OJTとは名ばかりで、トレーナーと新人が別のプロジェクトにいるなんてことが珍しくもない既存の会社じゃ、こんなパラダイムシフトは起こせないだろーなー。鬱々。" }, { "title" : "まんがアベノ橋魔法・商店街―アベノの街に祈りを込めて (アフタヌーンKCデラックス)", "isbn" : "4063345181", "date" : "2004-07-28T15:34:07.000Z", "publisher" : "講談社", "authors" : "GAINAX", "categories" : "etc", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "マジック・キングダムで落ちぶれて (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150115265", "date" : "2006-08-27T12:07:07.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "コリィ・ドクトロウ", "categories" : "SF", "score" : "★", "comment" : "" }, { "title" : "ノーストリリア―人類補完機構 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150107106", "date" : "2004-08-06T15:40:45.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "コードウェイナー スミス, コードウェイナー・スミス, 浅倉 久志", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "星海への跳躍〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150111529", "date" : "2004-08-06T15:59:17.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ケヴィン・J. アンダースン, ダグ ビースン", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "59番目のプロポーズ キャリアとオタクの恋", "isbn" : "4568221226", "date" : "2005-07-18T02:35:57.000Z", "publisher" : "美術出版社", "authors" : "アルテイシア", "categories" : "etc", "score" : "★★★★", "comment" : "想像したよりはかなり面白かった。この著者は、子宮より頭で考えるタチみたいだ。文章が男っぽく、けっこう分析的な思考過程なのでわかりやすかった。というか、女性のウェブログでおれが読む気になれるのは、こういう傾向の文体ばかりだが。\n\u003cbr\u003e\nおたく男の「ピュア」が、キャリア女の奥底に眠っていた「ピュア」を、呼び水のごとく引き出していく様がいいね。おたくは基本的に、対象に真正面から向き合うからなぁ。新鮮だったろうなぁ。\n\u003cbr\u003e\nでも、これを「おたくとキャリアの恋」と言ってしまうのはどう考えても間違いで、「純粋培養おたく男と、キャリアの皮をかぶったおたく女の出会い」だと、正しく表現しないと危ない。これを読んで勘違いしたおたくとキャリアがお互いを求め始めたら、不幸な出会いがたくさん生まれちゃうぞ〜。\n\u003cbr\u003e\nあと、Amazonの書評なんかでは『電車男』と比較して云々というのをよく見かけるが、両者を「恋愛本」として同じ土俵で比較するのは間違ってる。『電車男』は「人を応援することのすばらしさ」を表現した本であって、「恋愛本」ではない。わかってねぇヤツ多いよな、そのへん。\n" }, { "title" : "4000億の星の群れ (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150115222", "date" : "2005-07-18T02:34:13.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ポール・J. マコーリイ", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "いかにもB級スペオペっぽい表紙だったのでイヤな予感がしたけど、読むものがないのだからしょうがない……と買ってみたら、中身はけっこうハードで本格的なSFだった。もうちょっと雰囲気に合った表紙にしてくんないかなぁ、ハヤカワさん。\n\u003cbr\u003e\n本格SFには違いないが、かなり地味。おまけに表紙と違って貧乳の主人公がかなり抑制の効いた……というか抑圧的な性格なので、なかなか感情移入もできない。中盤、シェイクスピアのプリントアウトを手渡されるシーンでは、「おまえ、そこは泣くところだろ!」と思わず主人公にツッコミを入れてしまったほどである。\n\u003cbr\u003e\nじゃあストーリーに没入できるかというと、項を追うごとに謎が解き明かされるわけでもなく、深まるわけでもなく(結末の数10ページで一気に解決するタイプ)。けっきょく面白いのは、異星の大地をひたすら歩く、サバイバルのところ。冒険小説として読めばなかなか面白い……かも。\n" }, { "title" : "ファウンデーションの勝利(上) 新銀河帝国興亡史3 (ハヤカワ文庫 SF)", "isbn" : "415011482X", "date" : "2005-12-01T06:44:18.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "デイヴィッド・ブリン", "categories" : "SF", "score" : "★", "comment" : "アシモフの宇宙史を全部ぶち込んで、みごとにまとめあげた根性はすごい。それは認めよう。\u003cbr\u003e\n\nでも、小説としてはどうかなぁ。ベンフォード・パートは論外としても、ブリンもいろいろ手を広げすぎて収拾がつかなくなってるような。" }, { "title" : "ターミナル・エクスペリメント (ハヤカワSF)", "isbn" : "4150111928", "date" : "2004-08-03T13:56:36.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ロバート・J. ソウヤー", "categories" : "SF", "score" : "", "comment" : "" }, { "title" : "反対進化 (創元SF文庫)", "isbn" : "4488637035", "date" : "2005-05-19T00:48:58.000Z", "publisher" : "東京創元社", "authors" : "エドモンド・ハミルトン", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "ここまで古い話なら、どんなに荒唐無稽なことが書かれていても笑って許せるだろう……と思って読んでみたが、そうでもなかった。というか、冒頭の「アンタレスの星のもとに」があまりにアレなので、かなり根性入れないと読み進められなかった。\n\u003cbr\u003e\nやっぱ古臭すぎるよなぁ。さすがにこれらを楽しむには、よほど広い心の待ち主(もしくはよほどのマニア)じゃないとダメじゃないの。なお、あまり古さを感じさせない「異境の大地」や「プロ」は楽しめた。SF小説に、時代を超える普遍性を持たせるのは難しいやね。" }, { "title" : "なつのロケット (Jets comics)", "isbn" : "4592132793", "date" : "2004-08-01T05:01:07.000Z", "publisher" : "白泉社", "authors" : "あさり よしとお", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "名作である。元ネタになった川端裕人の小説『夏のロケット』もいええ話なんだけど、こっちは主人公が小学生だかんね。「ありえねー」と思いつつも、ぐいぐい読まされてしまい、最後には「ありかも」と思ってしまう。" }, { "title" : "鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)", "isbn" : "4150103364", "date" : "2004-08-06T15:53:57.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "アイザック・アシモフ", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "真空ダイヤグラム―ジーリー・クロニクル〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150114307", "date" : "2004-08-05T15:35:02.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "スティーヴン バクスター", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "それにしても、気持ちがいいほど人類がないがしろにされてますな。 \n\u003cbr\u003e\nクラークあたりが超越的な存在を描くと、妙に道徳的で高尚な目的意識を持っていたり、人類に対して異常な興味を持っていたりして、なんだか変なんだよね。そういうクラークのキリスト教的世界観がどうしても好きになれないんだが、それはまた別の話。 \n\u003cbr\u003e\nその点、ジーリーの無関心っぷりは徹底していて、完全に利己主義で、自分たちのためなら宇宙を破壊しつくしてもかまわんというところがスバラシイ。人類など虫けら以下である。超越者たるもの、こうでなくては。 \n\u003cbr\u003e\nという設定ゆえに、最後の連作中編が味わい深くなるわけで。やっぱ面白いなぁ、このシリーズは。" }, { "title" : "宇宙の果てのレストラン (河出文庫)", "isbn" : "4309462561", "date" : "2005-09-13T07:37:48.000Z", "publisher" : "河出書房新社", "authors" : "ダグラス・アダムス", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "『銀河ヒッチハイク・ガイド』の続編。あっちが★4つだとしたら、これは★3つかな。やはり続編はパワーが落ちる。面白いことは面白いが。終盤はSF的に笑えるところが多くて、個人的に高得点だったが、他のところはまぁ、別にSFじゃなくてもいいしなぁ。\n" }, { "title" : "太陽レンズの彼方へ―マッカンドルー航宙記 (創元SF文庫)", "isbn" : "4488693040", "date" : "2005-11-28T15:59:21.000Z", "publisher" : "東京創元社", "authors" : "チャールズ シェフィールド", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "シェフィールドの作品はあんまり好きじゃないんだけど、本シリーズの前作である『マッカンドルー航宙記』だけは例外で、かなり好きだった。その続編とあれば、すべてに優先して読まねばなるまいよ。……と意気込んでみたものの、やはり前作ほどのインパクトはなかったのであった。まぁ、ここのところ、ぶっ飛んだハードSFが続いてたからなぁ。とはいえ、「ハードSFとエンターテイメントって両立するんだ!」という純粋な驚きは、当時と変わっていない。楽しかった。\n\u003cp\u003e\n解説によれば、シェフィールドはもう他界しているそうだ。ぜんぜん知らなかった。それを知ってから、改めて付録を読むと、ちょっとじーんときた。\n" }, { "title" : "不在の鳥は霧の彼方へ飛ぶ (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150114447", "date" : "2004-08-01T05:30:04.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "パトリック オリアリー", "categories" : "SF", "score" : "★", "comment" : "なにがなんだか、さっぱりわからん。" }, { "title" : "Wiki Way―コラボレーションツールWiki", "isbn" : "4797318325", "date" : "2004-08-01T05:51:05.000Z", "publisher" : "ソフトバンククリエイティブ", "authors" : "ボウ ルーフ, ウォード カニンガム", "categories" : "Computer", "score" : "★★★★★", "comment" : "読めば読むほど、オリジナルのWiki(といっても本書中で取り上げられている2代目)が必要十分な実装なのではないかという思いが強くなった。他のCloneたちは、ほとんどどれも「機能追加病」に罹っている(RWikiのようなデモンストレーション目的が出自のものは話が別だが)。TWikiなんてのはその最たるものだろう(本書中でTWikiは好意的に取り上げられていたけれども)。" }, { "title" : "ドゥームズデイ・ブック(上) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-4) (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150114374", "date" : "2004-08-06T16:04:10.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "コニー・ウィリス", "categories" : "SF", "score" : "★", "comment" : "" }, { "title" : "Debian 辞典 (Desktop reference)", "isbn" : "4798109088", "date" : "2005-06-04T14:08:56.000Z", "publisher" : "翔泳社", "authors" : "武藤 健志", "categories" : "Computer", "score" : "★★★★", "comment" : "けなしてる人を見たことがない。一人のDebianユーザとして持っているべきらしいので買って来た。\n\u003cbr\u003e\nぱらぱらと眺めていたら「blogを始めたい」という項があったので開いてみたら、ネタがtDiaryだったのでずっこけた。思わず「他になかったんかい!」とツッコんでしまいました(笑)。まぁ、著者のむとうさんがtDiaryで日記つけてるんだもんな。いやいや、ありがたいことです。" }, { "title" : "ウェブログの心理学", "isbn" : "475710149X", "date" : "2005-04-12T04:22:33.000Z", "publisher" : "NTT出版", "authors" : "山下 清美, 川上 善郎, 川浦 康至, 三浦 麻子", "categories" : "Computer", "score" : "★★★★★", "comment" : "\u003cp\u003eいまだ出版ラッシュの続くウェブログ関連書籍だが、1年後に読み返してみても価値を保っているだろうと思われるものはほとんどない(『ウェブログハンドブック』くらい?)。ハウツー本はもちろんだが、その他の書籍も、せいぜい著者の身辺のごく狭いコミュニティでの経験を基にしているだけなので、視野が狭くてとても一般化できるシロモノではないのだ。しかし、WWWの黎明期から研究を続け、しっかりとしたフィールドワークまでこなした本書の著者たちは、経験の厚さ、視野の広さ、どれをとっても文句のつけようがない。\u003c/p\u003e\n\n\u003cp\u003e特に「歴史」を扱った第2章は重要だ。10年に渡るウェブログの歴史の中で、昨今のブームはたかだか1、2年のことである。そこにだけ着目した議論がなんと底の浅いことであるか。現在問題になっていることのほとんどが過去に登場済みであることがわかるだろう。「本質」に目を向けるいいきっかけになる章である。\u003c/p\u003e\n\n\u003cp\u003eそして、1997年の調査を元にした第3章。「Web日記」を「blog」に置き換えてもなんの違和感もないこと、また第4章と読み比べて、今と当時との違いはせいぜい「カネの匂い」の有無くらいである(カネの匂いはけっこう重要な軸ではある。が、あまり踏み込まなかったのは本書の立ち位置のせい?)。いまだに「Web日記とblogは違う」とか、自分の感覚だけで言ってる二元論者は、こういう事実を知るべきである。ウェブログは二値で分けられるものではなく、二次元スペクトルのどこかに位置づけられる、境界のあいまいなものなのだ、ということがよくわかる。\u003c/p\u003e\n\n\u003cp\u003eあと個人的には、第4章の「おわりに」が、ちょっと感動的な締め方だったのがよかった。そうそう、続けることが重要なんですよ。\u003c/p\u003e\n" }, { "title" : "ホミニッド-原人 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150115001", "date" : "2005-04-21T10:51:01.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ロバート・J. ソウヤー", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "どう考えてもイロモノとしか思えない設定とあらすじだから、あんまり期待してなかったんだけど、なんだよ、面\n白いじゃねーの。ソウヤーはうまいなぁ。 \n\u003cbr\u003e\n並行宇宙ものは、通信しかできないとか、一方通行だとか、いろいろ制限がついて、その制限が面白さのポイント\nになることが多いんだけど、本作品ではいっさい制限なし。その代わり、世界のこっちと向こうでの文化の違いが\n非常に大きい……ってつまり、並行世界ものじゃなくてファーストコンタクトものとして読めばいいってことか。\nなんだ、そうか。\n\u003cbr\u003e \nなんにせよ、続編に期待。" }, { "title" : "スノウ・クラッシュ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150113513", "date" : "2004-08-06T16:03:45.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ニール スティーヴンスン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "目覚めよ、女王戦士の翼!〈上〉―スコーリア戦史 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150113793", "date" : "2004-08-06T16:04:02.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "キャサリン アサロ", "categories" : "SF", "score" : "★★", "comment" : "" }, { "title" : "人達 (Bunkasha comics)", "isbn" : "4821194449", "date" : "2004-08-11T12:09:15.000Z", "publisher" : "ぶんか社", "authors" : "とり みき", "categories" : "etc", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "銀河帝国の興亡 3 (創元推理文庫 604-3)", "isbn" : "448860403X", "date" : "2004-08-06T15:39:14.000Z", "publisher" : "東京創元社", "authors" : "アイザック・アシモフ", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "唯脳論 (ちくま学芸文庫)", "isbn" : "4480084398", "date" : "2004-07-28T15:24:48.000Z", "publisher" : "筑摩書房", "authors" : "養老 孟司", "categories" : "Science", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)", "isbn" : "415208443X", "date" : "2004-08-01T05:43:37.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "飛 浩隆", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "非常にゆっくりした執筆ペースが、こういう独特な世界を生むのかも知れない。設定はがっちりSFなのに、描写はファンタジー。絶妙なバランスが実に気持ちがいい。登場人物や世界に、思いきり感情移入して読むべき小説である。" }, { "title" : "中継ステーション (ハヤカワ文庫 SF 265)", "isbn" : "4150102651", "date" : "2004-08-06T15:33:42.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "クリフォード D.シマック", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "ウロボロスの波動 (ハヤカワSFシリーズJコレクション)", "isbn" : "4152084308", "date" : "2004-08-05T15:50:36.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "林 譲治", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "工学系ハードSF。セリフがいかにも日本のハードSFって感じでこなれていないとか、ガーディアンが目だってばっかりやんかとか、文句のいいたいところもあるが、けっこう楽しめた。 \n\u003cbr\u003e\nただ、AADDのような形態の組織は現実に存在しうるかどうか疑問だなぁ……と読みながら思っていたんだが、よく考えてみるとGoogleって会社はこれに近いかもしれない。" }, { "title" : "神々自身 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150106657", "date" : "2004-08-05T15:06:40.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "アイザック アシモフ", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "タフの方舟 2天の果実 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150115168", "date" : "2005-06-04T03:53:19.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ジョージ・R・R・マーティン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "おれの「あこぎ」に対する閾値が高すぎるのかも知れないが、やっぱり「宇宙一あこぎな商人」には見えない。値切り交渉なんて宇宙どころか地球でも一般的だしな。\n\u003cbr\u003e\nというわけで、前編に続いてシチュエーションの面白さで楽しむエンターテイメント。もっとも、どの話もすぐにオチは読めるので、そういう「あっと驚く展開」みたいのを期待してはいけない。肩の力を抜いて、あくまでストーリーテリングを楽しむべし。\n" }, { "title" : "イリーガル・エイリアン (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150114188", "date" : "2004-08-05T15:16:27.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ロバート・J. ソウヤー", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "出だしのコンタクト場面は、ウィットに富みつつもグッとくる描写がおおくて、これはこれでよかったんだけど、やはり法廷劇が最高に面白い。宇宙人を殺人容疑で裁判にかけるというトンデモ設定なのに、ノンフィクションを読んでいるかのように感じてしまうのはさすがソウヤーというべきか。\n\n陪審制度でなければ描けなかった話でもあるので、「12人の怒れる男」みたいに陪審側からも描いて欲しかったかも。長さも手頃" }, { "title" : "カリストの脅威 (ハヤカワ文庫SF―アシモフ初期作品集)", "isbn" : "4150111367", "date" : "2004-08-06T15:58:35.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "アイザック アシモフ", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "スチール・ビーチ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150110689", "date" : "2004-08-03T13:54:37.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ジョン ヴァーリイ", "categories" : "SF", "score" : "", "comment" : "" }, { "title" : "永劫〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150107262", "date" : "2004-08-06T15:57:08.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "グレッグ ベア", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "継ぐのは誰か? (ハルキ文庫)", "isbn" : "4894563819", "date" : "2004-07-28T15:29:43.000Z", "publisher" : "角川春樹事務所", "authors" : "小松 左京", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "敵は海賊・海賊版 (ハヤカワ文庫 JA 178)", "isbn" : "4150301786", "date" : "2004-08-07T12:35:45.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "神林 長平", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "ファウンデーションの危機 上 (―新・銀河帝国興亡史 1 ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150114730", "date" : "2005-01-28T15:00:19.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "グレゴリイ・ベンフォード", "categories" : "SF", "score" : "★", "comment" : "ベンフォード、下手すぎ。\u003cbr\u003e\n\n冗長過ぎてテンポが悪いし、あいかわらず趣味の文学路線は悪臭がするほど。読み進むのが苦痛だよ。アシモフの遺族は何を考えとるんだ。\u003cbr\u003e\n\nシリーズの出だしがこれじゃあ、続く2人が気の毒だ" }, { "title" : "時間のかかる彫刻 (創元SF文庫)", "isbn" : "4488619029", "date" : "2005-01-28T15:03:56.000Z", "publisher" : "東京創元社", "authors" : "シオドア・スタージョン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "おれがもっともSFを読みまくっていたのは、スタージョンはもちろんサンリオSFも健在なりし頃なので、とうぜん本書を読む機会があったはず。実際は通り過ぎてしまったわけだが、それで良かったかも。当時のおれにこれを与えても、あんまりありがたがりそうにない。\u003cbr\u003e\n\nそんな、大人の小説。歳を食ってから読んだ方が、味がわかる。\n" }, { "title":null,"isbn" : "4152084863", "date" : "2004-08-01T06:20:09.000Z", "publisher":null,"authors" : "", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "クライトンのテクノ・スリラーに求められているのはエンターテイメントであって、別に警句みたいなものは求めてないわけよ。だから、こういういかにもな前書きを書かれると鼻白んでしまうな。\n\u003cbr\u003e\nとは言え、本編は例によってハリウッドがよだれを流して欲しがりそうなよくできた娯楽小説である。ホント、砂漠に作られた白いブロック状の研究所とか、光り輝く化学プラントとか、ナノマシンの黒い雲、地下洞窟の巣……と言った、(ハリウッド的に)「絵になる」描写にはこと欠かない。\n\u003cbr\u003e\nプロットは、『ジュラシックパーク』とまったく同じ……倫理観の欠如した企業の作った先端テクノロジーの産物が制御を失って逃げ出し、対応が遅れて人が何人か死んで、主人公の勇敢な行動でいちおうの決着をみるが、完全な解決にはなっていない……なので、安心して(?)楽しめる。\n\u003cbr\u003e\n褒めてんだかけなしてんだか、よくわからんな(笑)。いや、面白かったよ、うん。" }, { "title" : "ガニメデのクリスマス (ハヤカワ文庫 SF―アシモフ初期作品集 (1142))", "isbn" : "4150111421", "date" : "2004-08-06T15:59:10.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "アイザック・アシモフ", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "プタヴの世界 (ハヤカワ文庫 SF 506 ノウンスペース・シリーズ)", "isbn" : "4150105065", "date" : "2004-08-06T15:55:25.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ラリイ・ニーヴン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "しゃりばり (アクションコミックス)", "isbn" : "4575932574", "date" : "2004-08-11T12:09:23.000Z", "publisher" : "双葉社", "authors" : "とり みき", "categories" : "etc", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "しあわせの理由 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "415011451X", "date" : "2004-08-05T15:44:51.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "グレッグ イーガン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "イーガンの小説は、登場人物よりも状況に感情移入してしまう。つまり、登場人物の物語をいっしょに体験するのではなく、自分が同じ境遇に置かれたらどうするだろうと考え始めてしまって、本を閉じてしまうのである。冒頭の「適切な愛」とか「しあわせの理由」は特にそうだった。なにげない静かな結末が、かえってそういう気分の後を引く。 \n\u003cbr\u003e\nというわけで、他のSFとは、ちょっと楽しみ方が違うんだな。読む速度も遅いし。" }, { "title" : "CVS―バージョン管理システム", "isbn" : "4274063720", "date" : "2004-11-03T23:42:13.000Z", "publisher" : "オーム社", "authors" : "Karl Fogel", "categories" : "Computer", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "稲妻よ、聖なる星をめざせ!―スコーリア戦史 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "415011305X", "date" : "2004-08-06T16:04:16.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "キャサリン アサロ", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "血は異ならず (ハヤカワ文庫 SF 500 ピープル・シリーズ)", "isbn" : "4150105006", "date" : "2004-08-06T15:54:53.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ゼナ・ヘンダースン", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "発狂した宇宙 (ハヤカワ文庫 SF (222))", "isbn" : "4150102228", "date" : "2004-08-06T15:42:54.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "フレドリック・ブラウン", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "人形つかい (ハヤカワ文庫 SF 217)", "isbn" : "4150102171", "date" : "2004-08-06T15:43:43.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ロバート A.ハインライン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "栄光のスペース・アカデミー (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150107203", "date" : "2004-08-06T15:57:01.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ロバート・A. ハインライン", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "小指の先の天使", "isbn" : "4152084766", "date" : "2004-08-01T05:38:48.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "神林 長平", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "仮想世界と現実世界のかかわりを、どちらかというと現実世界の方から描いた作品が多くて、例によって客観的に仮想世界を扱っていく。でも、最後の作品だけがちょっと舞台が違っていてめんくらう。なんとなく結論じみた話にはなっているんだけど、でもあまりに設定が違いすぎているので、本当に連続しているのかどうかよくわからない。うーん……。" }, { "title" : "動乱2100 (ハヤカワ文庫SF―未来史3)", "isbn" : "4150106843", "date" : "2004-08-06T15:55:58.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ロバート A. ハインライン", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "スラン (ハヤカワ文庫 SF 234)", "isbn" : "4150102341", "date" : "2004-08-06T15:41:33.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "A.E.ヴァン・ヴォクト", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)", "isbn" : "4150115311", "date" : "2005-10-04T07:16:08.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "グレッグ・イーガン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★", "comment" : "読んでる最中、ずーっと「試されてる」という感じが抜けず。何を試されてるかというと、理系度というか、「おまえ、本当に物理専攻だったんか」と問われているような。すみません、数学は落ちこぼれでした(大汗)。\n\u003cbr\u003e\n解説で本書で一番難解なのは出だしの部分と書かれているが、大嘘である。日ごろからコンピュータに接していれば、理屈はわからなくてもイメージするのはチョロいっしょ? この、ソフトウェアが自我を確立するまでの過程の事細かな描写で、まずグイっと引き込まれる(か、人によっては投げ出すだろう)。が、そのあとに延々と続く、5次元とか6次元とか12次元とか無限次元とかの幾何学を文字だけで語るにおいては、もう、どうにもついていけん。マニアックすぎる。傑作中篇だった「ワンの絨毯」とか、ワームホールとたんぱく質の類似性とか、トランスミューターの遺物とか、個々のアイデアはメチャメチャ面白いんだけど。\n\u003cbr\u003e\nそう、この本、小説としての体をなしてないんじゃないか。SFらしい壮大なストーリーはあるんだけど(終盤の猛烈なスピード感はすごい!)、イーガンはそこにはぜんぜん重きを置いていないような気がする。各章は基本的に独立していて、それぞれが長編一本分のアイデアをぶち込んだイーガンの実験室だ。読者は章が変わるたびにまったく違う舞台装置に放り込まれる。小説を読んでいるというよりは、ゲームをプレイしているという感覚が近い。\n\u003cbr\u003e\nというわけで、「SFやっててよかったよ〜」と心底思えるヨロコビはある。そういう意味では五つ星。でも、小説としてどうよという疑問はぬぐいきれないし、当然ながら、こんなに読み手を選ぶ本を、人様にオススメできるわけがない。わかったふりをして絶賛する気には(まだ)なれない。自分の責任においてのみ、手に取るべき本である。" }, { "title" : "ねじの回転 (上) FEBRUARY MOMENT (集英社文庫)", "isbn" : "4087478890", "date" : "2006-01-25T15:20:24.000Z", "publisher" : "集英社", "authors" : "恩田 陸", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "解説では本格SFであるかのように書いてあるが、時間旅行ネタにもかかわらず技術的なヨタはいっさい書かず、肝心のタイムパラドックスもなく、よく考えると設定自体が矛盾だらけという、時間SFと呼ぶにはあまりにひねった設定。正直これは、ファンタジーかな、と思う。たぶん「SF」を期待して読むと肩透かしを食らうのではないかな。\n\u003cp\u003e\nとはいえ、安直な歴史改変モノとは違い、その構成力はやはりたいしたもので、物語を楽しむ点においては十分な出来だと思う。登場人物たちの悲哀に感情移入するもよし、時間の階層構造からメタな思索にふけるもよし(これはちょっとイーガンっぽい楽しみ方かも?)。まぁ、何度も時間を行ったり来たりするので、SF慣れしてない人は途中で付いてこれなくなるかも知れないけど。\n" }, { "title" : "アンテナのある風景", "isbn" : "4906470068", "date" : "2004-08-01T04:59:17.000Z", "publisher" : "クリエイトクルーズ", "authors" : "今井 和則, 大隅 孝之, 月館 佳則", "categories" : "Art", "score" : "★★★★★", "comment" : "パラボラ好きなら、【必ず】持っていなくてはいけない本でしょ" }, { "title" : "量子宇宙干渉機 (創元SF文庫)", "isbn" : "4488663192", "date" : "2004-08-03T13:44:31.000Z", "publisher" : "東京創元社", "authors" : "ジェイムズ・P. ホーガン", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" }, { "title" : "轟きは夢をのせて―喜・怒・哀・楽の宇宙日記 3", "isbn" : "432000566X", "date" : "2005-06-17T04:17:34.000Z", "publisher" : "共立出版", "authors" : "的川 泰宣", "categories" : "etc", "score" : "★★★★", "comment" : "メルマガに連載しているエッセイをまとめたものとのことなので、肩の凝らない話ばかりだろうとちょっと油断していたんだけど、実際は涙腺を刺激しまくってくれて困った。別にお涙頂戴話が並んでいるわけではないのだが、的川さんの熱いハートがビンビン伝わってきて、感動させられてしまうのである。なんてヤバい本だ。\n\u003cbr\u003e\n例えば最初の方の話にこんなことが書いてある。M-Vロケットの打ち上げが単純なミスで延期になった時の話である:\n\u003cblockquote\u003e機械がこんなに頑張るのですから、せめて人間が気をつければ防げるケアレスミスだけは、ロケットの打上げにはあってはならないことなのです。\u003c/blockquote\u003e\n自分たちが作ったものへの強い自信と愛情、きわめて高いプロ意識、そして(自分を含めた)チームへの厳しい姿勢がなければ、こんな書き方できないよ。TVなどのメディアでは温和なおじさんにしか見えない的川さんだが、こんな厳しい一面があることがわかって、日本の宇宙開発の現場にこの人がいて本当によかったと思った。" }, { "title" : "軌道通信 (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150111391", "date" : "2004-08-06T15:58:45.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ジョン バーンズ", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "" }, { "title" : "地球間ハイウェイ (ハヤカワ文庫SF)", "isbn" : "4150114668", "date" : "2004-11-26T13:42:19.000Z", "publisher" : "早川書房", "authors" : "ロバート リード", "categories" : "SF", "score" : "★★★", "comment" : "まぁ、読後感は悪くないんだけど、全体的には可もなく不可もなく。厚いわりには中身は薄い。つーか、せっかく並行世界モノを書いてるんだから、もーちょっと他の地球の話が書けないんかい、あんたは。って思った。" }, { "title" : "私的所有論", "isbn" : "4326601175", "date" : "2004-08-05T15:50:49.000Z", "publisher" : "勁草書房", "authors" : "立岩 真也", "categories" : "Computer", "score" : "★★★★", "comment" : "われわれ人間は、他者が「在る」ということそれ自体から快楽を得ているという、引用中にもあった「事実」が、さまざまな価値判断の根底にあることが明らかにされていく。じつに面白い。Wikiの話でおれが展開したことに対して、強固な地盤を与えてくれた。自分が操作しない部分を極限まで拡大し、他者が在ることから受ける恩恵を最大化できるツール、それがWikiと言えよう。実際、本書中で取り上げられている現実社会の諸問題よりも、Wiki上でこそこの主題が明確になっているように思う。 \n\u003cbr\u003e\nもっとも、頻繁に主語を落とす独特の文体や、主題の性格上「私」という語が多義的だったり、個々のテーマを論じるために分析不能なレベルまでに細部に入り込む手法もあって、はっきりいって読みづらい。前半、他者の存在を浮かび上がらせるまではスリリングだったが、中盤から後半で政治や優生思想をからめ始めると、結論の歯切れが悪くなってしまうので(納得できる結論ではあるが)、読破するのにパワーが必要だった。 \n\u003cbr\u003e\n万人にお勧めできるわけではないが、子供に「どうして人を殺しちゃいけないの?」と聞かれた時に、胸を張ってその理由を答えられるようになるかも知れない、とだけは書いておこう。" }, { "title" : "ミラー・ダンス〈上〉 (創元SF文庫)", "isbn" : "4488698093", "date" : "2004-07-28T15:49:12.000Z", "publisher" : "東京創元社", "authors" : "ロイス・マクマスター ビジョルド", "categories" : "SF", "score" : "★★★★★", "comment" : "" } ]