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なぜ人は宝くじを買うのだろう 確率にひそむロマン
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| 著者: |
岸野 正剛 |
| 出版社: |
化学同人 |
| 評価: |
2.3 |
| カテゴリ: |
図書館
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| コメント: |
競馬・第67回皐月賞(4/15・中山競馬場)で、馬単は17万円、3連単は162万円を超す皐月賞史上最高配当となった。競馬は賭け金の75%を配当として払い戻すので、時として今回のようなことが起きる。<br>
一方、宝くじ1枚あたりの期待値は140円とちょっと。300円の投資額に対して、絶対に割が合わない。やはり、夢を買うのだ。当選までの妄想の日々、人々はそれに酔いしれる。私は、夢破れた後の精神的ショックが嫌なので買わない。それに、夢を煽って、金を集めようとする自治体の魂胆が第一気に入らない。<br>
この本は、確率にひそむロマンという副題がついているけれど、競馬や宝くじ、株など身近なものを題材にした期待値の話で、世の中そんなに甘かぁねぇというような内容。確率になんかすごいロマンがあるということを示した本ではないし、「なぜ宝くじを買うか」に明確な説明を与えた本でもない。表題は釣り。 |
| 関連本棚: |
go.tekuteku
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超革命的中学生集団 (ハヤカワ文庫 SF 144)
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| 著者: |
平井 和正 |
| 出版社: |
早川書房 |
| 評価: |
2.8 |
| カテゴリ: |
SF
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| コメント: |
<a href="/%E3%82%82%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%93%EF%BC%92/4480090568">数学的センス (ちくま学芸文庫)</a>で野崎昭弘が、本書のネタを引用している。この本を読んだのは、ずいぶん前のことなので内容をほとんど覚えていない。 |
| 関連本棚: |
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和算史年表
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| 著者: |
佐藤 健一, 小寺 裕, 大竹 茂雄, 牧野 正博 |
| 出版社: |
東洋書店 |
| 評価: |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
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| 関連本棚: |
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なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか (ハヤカワ文庫NF)
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| 著者: |
スーザン・A. クランシー |
| 出版社: |
早川書房 |
| 評価: |
4.0 |
| カテゴリ: |
図書館
心理学
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| コメント: |
トラウマを持つ人が、サイコセラピーによって、自分が幼いときに性的虐待を受けたという記憶が戻ったとしよう。果たして、その記憶は事実なのか、それともセラピストの誘導により捏造してしまった偽の記憶なのか、それを判断することは人権的に難しい。<br>
そこで、著者は「記憶は作られ得る」という仮説を検証する目的で、自称「宇宙人に拉致されて、あんなことやこんなことをされてしまった」という人々にインタビューをして、事例を集めていく。<br>
後半になると、著者の興味は、誘拐されたという記憶を持つにしても、それがなぜ「エイリアン」の仕業になるのかという点に移っていく。そして、「科学や技術が幅をきかせ、伝統的な宗教が批判されている時代に生きている」我々が、「幸せで健康で人生に希望を持って」生きていくための、新しい信仰、すなわち「宗教」なのだという結論に達する。つまり、科学と伝統的な宗教というジレンマを解消すべく、ヒトは神や天使に宇宙服を着せ、エイリアンとして登場させたのだという。<br>
読後、自分の記憶が、本当にあったことなのか、それとも、そう信じているだけのことなのか、妙に不安になってしまったし、ビリーバーの人たちの方が幸せそうなのが羨ましいとも思った。信じるものは救われる〜♪ |
| 関連本棚: |
sumikawa
ねおき
Leiko
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sizenkagakusensyo
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なぜこの方程式は解けないか?―天才数学者が見出した「シンメトリー」の秘密
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| 著者: |
マリオ リヴィオ |
| 出版社: |
早川書房 |
| 評価: |
3.0 |
| カテゴリ: |
図書館
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| コメント: |
読み始めたところ。<br>
弱冠、荒唐無稽、群論、源、紆余曲折、人知、粘り、情緒、未踏、鏡映、回文、(肩の)凝らない、(とんちの)利いた、賜物、・・・<br>
これらは、最初の十数ページから目に付いたものを適当に書き出したものである。私にとっては信じられないことに、上に示した漢字にすべてルビがふってある。ちょっと、ふり過ぎじゃないか。まさか、読めない者がいるといけないからという小さな親切心からのことだとしたら、それこそ大きなお世話といいたい。このような内容の本に興味を持つ読者層をどう想定したのだろう。
<hr>
いろいろな対称性から説き起こして、ガロアの群論に至り、5次以上の方程式に解の公式が存在しないことを解説している。この肝心な部分はほんの数ページで、それを包み込むようにガロアやアーベルなどの数学者の歴史が述べられている。<a href="/%E3%82%82%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%93%EF%BC%92/4062582252">天才数学者はこう解いた、こう生きた (講談社選書メチエ)</a>も参考になる。
<hr>
順風満帆にもルビが振ってあった。 |
| 関連本棚: |
hamayun
岸リトル
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数をめぐる50のミステリー―数学夜話
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| 著者: |
ジョージ・G. スピロ |
| 出版社: |
青土社 |
| 評価: |
3.2 |
| カテゴリ: |
図書館
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| コメント: |
「ミステリー」とあるけれど、謎解きものではない。スイスの数学担当記者が新聞に書き綴ったコラムをまとめたもの。最近の数学の動向に触れられていて、面白かった。<br>
しかし、指数が上付きになっていない(x^4がx4、3^2が32となってたり)数式や変換ミス(人口知能だって?)があるためやや興ざめ。校正したとはとても思えない。 |
| 関連本棚: |
増井
kare
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1ポンドの福音 4 (ヤングサンデーコミックス)
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| 著者: |
高橋 留美子 |
| 出版社: |
小学館 |
| 評価: |
5.0 |
| カテゴリ: |
マンガ
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| コメント: |
第3巻が出たのが11年前、初出からだと20年、ようやく完結。<br>
第1巻P.104スポーツ新聞に昭和63年の日付、第4巻P.187試合のチケットの日付が2006年12月23日。携帯電話も登場している。時代の流れを感じるなぁって、辻褄が合ってないじゃん! |
| 関連本棚: |
くわーてぃ
夏姫
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博士がくれた贈り物
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| 著者: |
小川 洋子, 菅原 邦雄, 岡部 恒治, 宇野 勝博 |
| 出版社: |
東京図書 |
| 評価: |
1.6 |
| カテゴリ: |
図書館
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| コメント: |
大阪教育大学数理科学講座企画による座談会の記録。作家小川と数学者の3人がお互いを持ち上げる発言が鼻につく。<br>
<li>「博士の愛した数式」の博士のモデルはエルデシュ。
<li>映画版には数学的な間違いがあるそうだ。(今度探してみよう。)<br>
数学に話が及ぶ部分は、わかりやすく語ってあるので、小説を読んで興味を持った人にはとっつきやすいと思う。<br>
しかし、この本のページのデザインは最低である。見開きにすると、どのページも、左右にΣ、√、∃、π、∞、+、−、≒、∫、×、÷の数学記号が上下に配置され、その中央にページ数が分数で(現在のページ)/(総ページ数)で示され、発言者ごとに名前の下にご丁寧にも□や☆、△、○がくっついていて、活字以外のものが視野に入り込んでくるので、目がちかちかする。いったい、何考えてこんな風にしたんだか、責任者出て来いっ! |
| 関連本棚: |
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世界でもっとも美しい10の科学実験
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| 著者: |
ロバート・P・クリース |
| 出版社: |
日経BP社 |
| 評価: |
5.0 |
| カテゴリ: |
物理学
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| コメント: |
訳者が青木薫氏なので、きっと面白いと思う。<br>
<a href="/%E3%82%82%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%93%EF%BC%92/4150502919">物理学者はマルがお好き (ハヤカワ文庫・NF)</a>とキャベンディッシュに関する記述が正反対である。<br>
本書では、キャベンディッシュは、自分の実験は地球の密度を測定するためのもので、その結果から万有引力定数Gの値が求まることなど思いもよらなかった、Gの値が求められることに気付き、実際にそれを求めたのは後の物理学者だったという。<br>
キャベンディッシュはF=G(M1M2)/R^2という方程式を知らなかったというのが、著者のクリースの立場。<br>
青木氏は、この正反対の記述に出くわしたときに困惑したに違いない。 |
| 関連本棚: |
whalebone
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