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きらきらひかる―浪速美人監察医物語 (File5) (講談社漫画文庫)
きらきらひかる―浪速美人監察医物語 (File5) (講談社漫画文庫)
著者: 郷田 マモラ
出版社: コミックス
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コメント: ひかるに続き、森田もまた犯罪者に襲われる――やはりひかるもに死者との声に真摯に向き合うばかりに心に負担がかかったか。「狐憑きの女」は5週分のボリュームで、読み応えがあった。『モリのアサガオ』の時も思ったが、書き手の日常を垣間見れるのは興味深く、いつも真っ先におまけのページを開いてしまう。(2014年1月11日読了)
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偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫 ま 21-2)
偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫 ま 21-2)
著者: 万城目 学
出版社: 集英社
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コメント: 京都、奈良、大阪と来て、作者の次なる舞台は滋賀か――これまでの作品は主人公が奇妙奇天烈な風習に巻き込まれていくパターンが多かったが、本作では出生から仕組まれている。真の主役は、淡十郎ではないだろうか。序盤はまったりと進む物語だが、日出家と棗家に激震が走る中盤以降から、万城目節が炸裂する。ただ鴨川ホルモーやプリンセストヨトミと比べると、摩訶不思議さへのワクワク感(ホルモーだとオニの姿、トヨトミだと大坂にまつわる歴史的叙述)が小さい気がした。(2013年12月30日読了)
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きらきらひかる―浪速美人監察医物語 (File4) (講談社漫画文庫)
きらきらひかる―浪速美人監察医物語 (File4) (講談社漫画文庫)
著者: 郷田 マモラ
出版社: コミックス
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コメント: ひかるの恋騒動は新展開を迎え――今巻までが一つの区切りなのだな。2巻に出てきた河野に続き、正義の味方殺人犯の平本がお目見えし、『モリのアサガオ』につながるのだなと感慨深かった。見知らぬ人の噂話によって、犯人が仕立て上げられていく。壁に耳あり障子に目あり、噂話は誰が聞いているのか分からないものだ。姉小路はん、本巻中盤から少し見ないうちに変わりましたなぁ。(2013年12月22日読了)
関連本棚: トンクル
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きらきらひかる―浪速美人監察医物語 (File3) (講談社漫画文庫)
きらきらひかる―浪速美人監察医物語 (File3) (講談社漫画文庫)
著者: 郷田 マモラ
出版社: コミックス
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コメント: ひかるを巡り、刑事・森田と検察医・姉小路との干渉が繰り広げられる――森田が出てくる回、姉小路がメインの回、もしくは両方が登場する話では、恋の空模様を見守るのが楽しい(必ずどちらかが登場する)。『モリのアサガオ』の及川と同様に、ひかるも仕事や人間関係に対してのひたむきな姿勢が似ている。親身になるあまり、重圧に押しつぶされなければ良いのだが。(2013年12月22日読了)
関連本棚: トンクル
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きらきらひかる―浪速美人監察医物語 (File2) (講談社漫画文庫)
きらきらひかる―浪速美人監察医物語 (File2) (講談社漫画文庫)
著者: 郷田 マモラ
出版社: コミックス
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コメント: ひかるの死者に寄り添う姿は、周囲の人にも影響を与えていく――前巻では監察医の光の面(死者の声を聞き、真実を知る)が強調されていたが、今巻では闇の面(遺体を刻まれる恐怖、性急な判断による誤報。後者はマスコミの煽りが大きかったけれども)にスポットが当てられ、法医学が全能ではないことを思い知らされる。普段法医学にお世話になることは滅多にないのだろうけれど、知るということは大切なのだと思う。ひかる視点の話だけではなく、同志の姉小路のエピソードも挟まれ、話の広がりを感じた。(2013年12月20日読了)
関連本棚: トンクル
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きらきらひかる―浪速美人監察医物語 (File1) (講談社漫画文庫)
きらきらひかる―浪速美人監察医物語 (File1) (講談社漫画文庫)
著者: 郷田 マモラ
出版社: コミックス
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コメント: 『モリのアサガオ』で郷田氏の作品を知り、代表作である本作を手に取りたくなった。本作が描かれた時代は、医術に携わる女性への差別が色濃かったのだろうか。ひかるとの初対面で、好印象を持つ人が少ない(後で彼女の実力で挽回しているのだが)。死人に口無しとは言うけれど、実は生者に切々と訴えているのではないだろうか。著者の絵柄は独特だが、登場人物の顔のパーツを明確に描出されていて、人の特徴を捉えていると思う。おまけのページの読み応えは、この時から健在だ。(2013年12月18日読了)
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シャングリ・ラ 下 (角川文庫)
シャングリ・ラ 下 (角川文庫)
著者: 池上 永一
出版社: 角川グループパブリッシング
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コメント: 発展しすぎて環境問題に直面した未来は、原始へと回帰していく――なぜ國子の武器がブーメランなのかと疑問に思っていたのだが、アボリジニの武器をモチーフにしていたのか。『テンペスト』で沖縄の民俗や風習を題材にしているように、本作にも色濃く反映され(水蛭子やアトラスの地鎮祭)、著者のテイストなのではないかと感じた。モモコや小夜子に見られる性的倒錯の描写も独特だった。本作の後に書かれた『テンペスト』はドラマでしか触れたことがないので、原作を一読したい。(2013年12月17日読了)
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レベルE (下) (集英社文庫―コミック版)
レベルE (下) (集英社文庫―コミック版)
著者: 冨樫 義博
出版社: 集英社
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コメント: 地球人もとい異星人さえも王子の手の内で踊るかと思いきや――一番振り回されているのは、クラフト隊長なのではないか。灯台下暗しではないが、たぶん公共の場所で異星人が国家機密の会話をしていても、作中の人達のように気づかないだろうなぁ。上巻冒頭の「気づいていないのは地球人だけなのだ」が分かる気がする。意表を衝くストーリー構成はもとより、コミカル調と写実的な絵柄との描き分けがうまい。『幽遊白書』や『HUNTER×HUNTER』がますます読みたくなった。(2013年12月11日読了)
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レベルE(上) (集英社文庫―コミック版)
レベルE(上) (集英社文庫―コミック版)
著者: 冨樫 義博
出版社: 集英社
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コメント: 著者が序盤に敷いたどっきりにはすっかり騙された。地球に潜む異星人達が人間に友好的な理由がカルチャーにあるとは、あっぱれだ。筒井雪隆の視点でずっと話が展開されるかと思いきや、オムニバスで様相が変わり、地球に潜む異星人のヴァリエーションを感じさせる。ボケとツッコミ、オチの入れ方が巧みで、読んでいて小気味良い。カラーレンジャーの5人組の見た目が『HUNTER×HUNTER』のゴンやクラピカに似ているのは気のせいだろうか。まさか最後にRPGツクールがくるとは思わなかった!(2013年12月11日読了)
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シャングリ・ラ 上 (角川文庫)
シャングリ・ラ 上 (角川文庫)
著者: 池上 永一
出版社: 角川グループパブリッシング
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コメント: アニメ版を観て、原作を読みたくなった。アニメでは破天荒でこともなげにブーメランを振り回している印象が強い國子だが、原作では心情描写や未熟さも綴られ、彼女も市井の一少女なのだと感じさせられる。話の端々に散りばめられた歴史的な叙述や哲学的な思考に目を見張る。炭素経済の仕組みも活字で読むと分かりやすく、改めてよく考えたなぁと舌を巻く。原作では、アニメで強烈だったモモコさんの心の奥行きが伝わってきて、彼女(彼?)の偉大さがよく分かる。(2013年12月9日読了)
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進撃の巨人(12) (講談社コミックス)
進撃の巨人(12) (講談社コミックス)
著者: 諫山 創
出版社: 講談社
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コメント: ユミルの言う「巨人の力」とは何か、やはり序盤でエレンが父から打たれた注射に意味があるのだろうか。巨人の力を得、双方の世界を見たユミルは、人間と巨人の狭間に立つ存在なのかもしれない。今まで人間側の心情が具に描かれていたが、今後は巨人側にもスポットが当てられそうで、続きが気になる。今巻はいつにもまして肉弾戦が多かったな。巨人による巨人の戦いは自然に還った人のようだ。(2013年12月9日読了)
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空想科学読本6.5 (空想科学文庫)
空想科学読本6.5 (空想科学文庫)
著者: 柳田理科雄
出版社: メディアファクトリー
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コメント: 今巻は、作者が前巻のスタイルに触発されて筆を執った作品である(レコードのB面の例えが何とも)。アニメの名シーンベスト100等で取り上げられてそこだけ見知っていた場面の一つ・星飛雄馬のクリスマスパーティーが考察されていて、嬉しかった(懐かしさもある。この考察は科学的というよりも、経営的だったな)。仮面ライダー等のお馴染みの作品はもとより、知らない作品の考察も目が離せず、興味関心はこうやって広がっていくのかと感慨深くなった。著者の昔年の疑問がつぎ込まれているだけあって、並々ならぬエネルギーを感じた。(2013年12月4日読了)
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Dr.猫柳田の科学的青春―空想科学大戦!SPECIAL EDITION (第5集)
Dr.猫柳田の科学的青春―空想科学大戦!SPECIAL EDITION (第5集)
著者: 柳田 理科雄, 筆吉 純一郎
出版社: 幻冬舎コミックス
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コメント: 毎度お騒がせの猫柳田とネッケツ家との珍騒動も今巻で完結。今まで出てきた登場人物が揃って大団円、猫柳田の科学的青春はまだまだ続く!とアップテンポで終わるかと予想していたが、良い意味で裏切ってくれた。どこか実現しそうで実現しない、けれどもぶっ飛び過ぎていない科学的発明の数々に目を丸くした。ネッケツ家のじいさんの四コマ漫画も一つ一つオチがあって面白い。空想科学生活読本でもお目見えしていた猫柳田、今後の活字本でもスピンオフとして登場してほしいなぁ。(2013年12月1日読了)
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Dr.猫柳田の科学的青春 第4集
著者: 筆吉 純一郎
出版社: 幻冬舎
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コメント: 空想科学大戦はぶっ飛んだ騒動が多かったが、Dr.猫柳田は各話の小粒感が何とも良い。日常の事柄(昭和30年代に限らず、今でもある満員電車、家庭用テレビの登場)が猫柳田の手にかかると、何でも科学的に解明され、こんな見方や発想ができるのかとたまげてしまう。気が付けば、物語が始まってから三年も時が過ぎているのか。第5集はどのようにして完結を迎えるのか気になる。今までの登場人物が勢揃いしてくれるのだろうか。(2013年11月29日読了)
関連本棚: トンクル
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銀の匙 Silver Spoon 9 (少年サンデーコミックス)
銀の匙 Silver Spoon 9 (少年サンデーコミックス)
著者: 荒川 弘
出版社: 小学館
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コメント: 信用してるから、迷いなく話に乗れるのよ――タマコのこの台詞は胸に染みる。八軒がエゾノーで築いた信頼は彼自身を成長させ、動物を含め周囲も変えている。彼の頑張りを母に現場で見てもらえたのは大きい。父も態度に出さないだけで、八軒の変化を感じているのではないか。年が明けて2年目のエゾノー生活はいかに。鋼の錬金術師のキャラに似た特徴の人物(グラトニー似の生徒等)がいて、思わずほっこりした。(2013年11月29日読了)
関連本棚: トンクル
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Dr.猫柳田の科学的青春―空想科学大戦!SPECIAL EDITION (第1集)
著者: 柳田 理科雄, 筆吉 純一郎
出版社: 幻冬舎コミックス
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コメント: 『空想科学大戦』シリーズで毎度お騒がせのDr.猫柳田の青春時代を描いた作品である。全体的に報われないオチが多いのだが、ドタバタ喜劇の性格が強いためか、後読感が悪くない。空想科学大戦のように、各巻で取り上げられるテーマが決まっているのだろうか、第5集までどのようにシナリオが展開されていくのか気になる。第6話で幼少期のモドキングが出てきたのにはにたり。巻末の昭和年表は必見!(2013年9月27日読了)
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Dr.猫柳田の科学的青春―空想科学大戦!SPECIAL EDITION (第3集)
著者: 柳田 理科雄, 筆吉 純一郎
出版社: 幻冬舎コミックス
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コメント: 猫柳田に恋のライバル(?)登場、ミチルさんを取り巻く騒動に拍車がかかる。科学と手品のまさかの融合の巻には、笑いが止まらなかった(タネ明かしをする猫柳田の振る舞いがやけにシュール)。このシリーズに流れるまったりとした空気感が何ともいえない。空想科学大戦に劣らず、ネッケツ家の御仁方も超人の域に達している。(2013年11月27日読了)
関連本棚: トンクル
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ICO  -霧の城-
ICO -霧の城-
著者: 宮部 みゆき
出版社: 講談社
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カテゴリ: 単行本
コメント: 同名のゲームをノベライズした作品である。あとがきで著者が述べているように、ノベライズといえど、本作は宮部氏による解釈で構成されている。序盤でのイコが霧の城に行く件までは自然に読み進めれたが、城の中での探索シーンの描写がどこか単調に感じた。しかし、ページの多くを割くヨルダの回想には、目を見張るものがある。この作品のノベライズがあったからこそ、異世界長編の『ブレイブストーリー』が誕生したのではないかと感じる点もある。原作のゲームを手に取りたくなった。(2013年11月26日読了)
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レベル7(セブン) (新潮文庫)
レベル7(セブン) (新潮文庫)
著者: 宮部 みゆき
出版社: 新潮社
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コメント: 第一印象はサスペンス、これからいったい何が始まるのだろうと半信半疑にページをめくり始めた。徐々に明らかになる謎には手に汗握り、二つの追跡行の接点が最初から用意されていたことには目を丸くした。毎度著者の作品から感じられる、人物の心情や身辺描写の緻密さにも舌を巻く。少し時間を置いて、また再読したいと思う作品だ。(2013年11月24日読了)
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コクリコ坂から (角川文庫 み 37-101)
コクリコ坂から (角川文庫 み 37-101)
著者: 高橋 千鶴
出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング)
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コメント: 映画を観て、原作を読んでみたくなった。映画の印象が強いためか、後半で波乱の展開を迎えようとも、原作でも海ははつらつとして気丈な性格の持ち主に思えた。宮崎吾郎氏のあとがきを読んでいると、作品に触れての最初に抱いた印象は大事なのだと気づかされる。何度も作品に触れるうちに発見はあるけれど、知らず知らずのうちに印象を脚色し、自分の都合の良い考えに歪めていってしまう。宮崎吾郎氏が新しい別荘に行って、なかよしを手に取らなかったのは、旧別荘で抱いた作品の印象が強かったからだと思う。学園闘争等じっくり描かれていた前半に対して、終盤が駆け足気味だった(映画の落とし前の付け方が良かった)。巻末のあとがきは、NHKで映画制作を追ったドキュメントの内容を彷彿させる。(2013年11月15日読了)
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