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iWoz: Computer Geek to Cult Icon: How I Invented the Personal Computer, Co-founded Apple, and Had Fun Doing It
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Steve Wozniak
Gina Smith
W W Norton & Co Inc
ISBN: 0393061434
紀伊國屋,
Amazon,
WebCat
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増井 :
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Apple創設者のSteve Wozniakのはじめての自伝。
というか
Gina Smith氏がWozniakに55回もインタビューしたものを本にしたらしい。
父親の影響をうけてエンジニアリング魂に目覚め、
小学生のころからアマチュア無線をやったり
発明工作賞みたいなのを獲りまくってたのだが、
論理回路とか計算機とかに目覚めてその方向のハッキングを
炸裂させてたらしい。
Apple I, Apple IIを設計するに至るまでの話が全体の2/3ぐらいで、
Jobsの話はところどころにしか出てこない。
Macintoshの話はほとんど出てこないし、
Lisaの話は全く出てこない。
内紛話も全く出てこない。
何かを発明するには深夜にひとりで籠ってやれと言っている。
Apple IIに関しては、ハードの設計もBASICも前部Wozniakがやったらしい。
Jobsは設計に関しては何もやっていない。
Apple IIのすべてを自作したことは
エンジニアリング的にはものすごいことではあるが、
パーソナルコンピュータを「発明した」という表現は言いすぎである。
すでにAltairもBasicも存在したわけだし、
「工夫」とか「ハッキング」という方が適切だろう。
またキーボードとディスプレイつき計算機をはじめて作ったと
主張するのも言いすぎだと思う。
キーボードとディスプレイつきの「安い」計算機を
はじめて作ったというべきである。
Appleを出て作ったCloud9(CL9)という会社で
学習型ユニバーサルリモコンを作ったらしいが、
これは全く鳴かず飛ばずだったようだ。
会社を設立に至るまでは詳しく書いてあるのに、
どう販売してどう売れたか/売れなかったかについて全然書いてないのが
尻切れとんぼで不思議である。
Jobsとの確執とかいろいろあるだろうに、
全然書いてないのがかえって不思議である。
前妻との確執の方が沢山書いてあるぐらいだが、
そんな話ははっきり言ってどうでもよい。
Appleにいた時代は
ずっとApple II関連ばかりやってたらしい。
何故LisaとかMacintoshとかのプロジェクトにかかわらなかったのだろう。
...といった数々の疑問や文体への文句が沢山Amazon.comの書評に
掲載されているが、それにいちいちGina Smith氏が反論(?)してるのが香ばしい。
Typoも多いらしいし、実にプロらしからぬ話である。
ちなみにJobsは序文を書くのを拒否したらしい。
インタビューとか
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最終更新 : 2008-12-04 23:06:10 +0900
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