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わが子に教える作文教室 (講談社現代新書)
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著者: |
清水 義範 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
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カテゴリ: |
国語
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コメント: |
小学生に作文を教えるコツが真面目に書いてある。<br>
読書感想文は百害あって一利なしという意見に全く同意。
そもそも子供は「感想」なんて持たないことも多いのに、
教師が喜びそうな「感想」を書かされるほどサイアクなものはない。
作文の練習と読書の習慣づけを同時にやろうとする
「感想文の強要」は本当にやめてもらいたい。 |
関連本棚: |
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増井の処分予定本
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文章読本さん江
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著者: |
斎藤 美奈子 |
出版社: |
筑摩書房 |
評価: |
5 |
カテゴリ: |
国語
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コメント: |
斎藤美奈子の本はどれも面白いが、これは特に面白い。
<br>
数あまたの文章読本の著者逹のゴキゲンぶりを喝破したり/
「<a href="/bookshelf/search?q=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E3%81%AE%E4%BD%9C%E6%96%87%E6%8A%80%E8%A1%93">日本語の作文技術</a>」の本多勝一他の著者が
自分では気付いていないような印刷言語至上主義にもとづいた権威主義を
あばいたり/読書感想文の歴史がわかったり/
いろいろなことが勉強になる。
<br>
「<a href="/bookshelf/search?q=%E6%BC%A2%E5%AD%97%E3%81%A8%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA">漢字と日本人</a>」では
明治来の文部省による漢字廃止運動の経緯がよくわかったが、
この本では、「綴り方」教育に始まる読書感想文運動の経緯について
よく理解することができた。
こういった歴史が現在の変な国語教育に直接関係しているのね...sigh |
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秘伝 中学入試国語読解法 (新潮選書)
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著者: |
石原 千秋 |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
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カテゴリ: |
国語
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コメント: |
夏目漱石を専門とする大学助教授である筆者が、息子の中学受験を機に中学入試の国語について考えた本。
前半の親子受験奮戦記みたいな部分はまぁ置いておいて、なるほどと思わせるところは沢山あった。特に、p9の「<b>いま『国語』がやっていることは『道徳教育』である</b>」「<b>子供たちは、ルールを説明されないままままゲームに参加させられているようなものなのだ</b>」「<b>『道徳教育』を目的としている以上、『国語』で教えることのできるテーマはごく限られている</b>」という点は非常に納得した。その他、「物語には4通りの基本的な型がある」とか「逆接の接続詞を使って書くとうまく記述できる」といった実戦的手法も述べられている。 |
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