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フラット化する世界(上)
フラット化する世界(上)
著者: トーマス・フリードマン
出版社: 日本経済新聞社
評価: 2
カテゴリ: 気分悪
コメント: <li>アメリカからコールセンターに電話したら 繋がる先はインドだったり、 ドライブスルーで注文したら 全然違う場所の注文センターに繋がったりしていることに気付いた著者が、 「あぁ世界はフラットになってるんだ!」と思って書いた本らしい。 <li>世界中の階層や距離が消滅しつつあることを「フラット化」と称している ようだが、 距離の消滅が何故「フラット化」なのかよくわからない。 <li>フラット化した理由を10個挙げているが、 ベルリンの壁の崩壊の話と中国のWTO加盟話以外はすべて、 インターネットや計算機の普及/技術革新や それに関連したオープンソース運動やサービスの話なので、 普通に計算機やインターネットの現状を知ってる人には 「ハァ? それが何か?」と感じられるだろう。 <li>オープンソース運動もブログの隆盛も、 みんなが「アップロード」したがるという点で似たようなものだと 思っているようだし、 WindowsとAppleを並べてみたり、 TCP/IPとSSLを並べてみたり、 AJAXは商取引の基本ツールだと思ってたり、 <b>技術的(?)な話は滅茶苦茶である</b>。 <li>一方、人々は何故オープンソースで開発するのかといった 基本的なことは体で全く理解していないようだ。 <li>このあたりで下巻を読む気をなくしてしまったが、 もしまともなことが書いてあるのなら是非教えていただきたい。 <li>そもそも賃金が安いインド人に米国訛の英語を特訓して コールセンターにするなどという話を初っ端から好意的に取り上げる こと自体が気分が悪い。 <a href="http://university.main.jp/blog3/archives/2006/01/post_882.html">大連のライブドアのコールセンターでは日本人が時給280円で働いているという話</a>を思い出した。 <li>Amazon書評によれば、同著者の<a href="/%E5%A2%97%E4%BA%95/4794209460">レクサスとオリーブの木―グローバリゼーションの正体〈上〉</a>にも 同じようなゴーマンな話やいい加減な話が書いてあるらしい。 <li>ところで米国でケーブルテレビの申込みをしてみたところ、 電話にインド人が出てくるかわりにチャットで担当者につながった。 相手はインド人だったのかもしれない。
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