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幻の舟 (角川文庫)
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| 著者: |
阿刀田 高 |
| 出版社: |
角川書店 |
| 評価: |
4 |
| カテゴリ: |
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| コメント: |
新規購入ではなく、積読状態のもの。
2008/5/18 読了。
織田信長が狩野永徳に描かせ、その後天正遣欧少年使節によりローマ法王に献呈されたとされる「安土城屏風」を主題に、登場人物達の間のミステリと歴史的なミステリを絡ませた阿刀田氏ならではの幻想的な小説。ウィンゲの木版画(文庫本表紙)に不自然に大きく描かれた船の図の持つ意味は?
やはり、阿刀田さんは巧いなぁ。 |
| 関連本棚: |
権太の既読
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カタコンベ (講談社文庫)
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| 著者: |
神山 裕右 |
| 出版社: |
講談社 |
| 評価: |
4 |
| カテゴリ: |
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| コメント: |
2007/8/11ジュンク堂住吉シーア店にて購入
2008/5/13~5/18
第50回江戸川乱歩賞受賞作。24歳3ヶ月での受賞だそうで、世の中には才能にあふれた人がいるものである。
未踏の鍾乳洞の調査に入った5人が落盤にあい、閉じ込められる。付近一帯は非常に雨水を吸収しやすい地帯で、このままではあと5時間ほどで鍾乳洞が水没してしまい、全員が遭難してしまう。5年前の事故での負い目を引きずるケイブダイバー東馬亮は、危険を顧みず救出に向かう。スリリングなケイビングシーンのみならず、東馬と調査隊メンバー、また調査隊メンバー同士の過去の人間関係などもからみあいならが、ストーリーが展開。タイムリミットが近づくなか、東馬達の運命は。。。最後のシーンは感動ものであった。
これがデビュー作とは思えないほどよく練られた冒険小説的ミステリ。またMust Read作家が増えたかも |
| 関連本棚: |
すよ
権太の既読
kitashi
JUN
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逆説の日本史〈9〉戦国野望編 (小学館文庫)
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| 著者: |
井沢 元彦 |
| 出版社: |
小学館 |
| 評価: |
4 |
| カテゴリ: |
井沢元彦
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| コメント: |
2007/10/2 Amazonにて購入。
2008/4/19~5/17
逆説の日本史第9弾。移動用の本であったが、今日はテレビを見ながら読んだ。
井沢氏の唱える説には賛否両論あるようだ(まあ、誰の説であってもそうだろうが)。私自身単なる歴史好きなので、それが正しいのかどうかわからない。というか誰にも分からないであろう。大学のエライ先生方にしろ井沢氏にしろ結局は後付けの話をしているだけなので。ただ、井沢氏の視点を変えて歴史を眺めてみよう、という姿勢には大いに共感している。
ただし、今号でいえば、p.427の天才の定義には異論がある。井沢氏は「天才とは、誰もが思いついても不思議がないのに誰もが思いつかないことを、唯一発見する人間のこと」と定義する。私としては、「誰もがおもいついても不思議がないのに」は不要であると思う。天才と呼んでいいのは、「誰もが思いつかないことを、唯一発見する人間」であり、それを特別な努力なしに成し遂げる人であると思うからだ。まあ、その定義も人それぞれで良いとは思うが。 |
| 関連本棚: |
Breathe
eba
権太の既読
Milano
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大東京三十五区 冥都七事件 (祥伝社文庫)
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| 著者: |
物集 高音 |
| 出版社: |
祥伝社 |
| 評価: |
3 |
| カテゴリ: |
ミステリ:物集高音
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| コメント: |
2007/3/23購入。2007/8/19~8/24。高橋克彦、京極夏彦氏の推薦文つき。明治と昭和初期を題材にした安楽椅子探偵もの。事件の設定や謎解きは魅力的であるが、時代を感じさせる文体は雰囲気をかもし出すものの、私にはちょっとつらかった。 |
| 関連本棚: |
権太の既読
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硝子の殺人者―東京ベイエリア分署 (ハルキ文庫)
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| 著者: |
今野 敏 |
| 出版社: |
角川春樹事務所 |
| 評価: |
4 |
| カテゴリ: |
今野敏
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| コメント: |
2007/7/6 Amazonにて購入
2008/5/11~5/13
安積班の3作目。いつものメンバーがそれぞれのキャラクターを存分に発揮しながら活躍する。天敵である相楽と安積の新しい関係も面白かった。展開もすばらしく安心して読める警察ミステリ。名探偵は出てこないがお勧めである |
| 関連本棚: |
権太の既読
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『クロック城』殺人事件 (講談社文庫 き 53-1)
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| 著者: |
北山 猛邦 |
| 出版社: |
講談社 |
| 評価: |
4 |
| カテゴリ: |
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| コメント: |
2007/10/18 Amazonにて購入
2008/5/8~5/11 山形から伊丹への飛行機内で読了。
第24回メフィスト賞受賞作。帯に有栖川有栖氏の絶賛推薦文句があったが、その推薦に偽りなし。久しぶりに新人の面白い本格ものを読めた。舞台設定は非常に不思議な世界。その世界に引きずり込んでぐいぐい読ませてくれる。トリックも秀逸であるが、未読の人のために、その後がすごい、とだけ書いておく |
| 関連本棚: |
snook. de book
青木図書館
権太の既読
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十津川温泉殺人事件 (講談社文庫)
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| 著者: |
吉村 達也 |
| 出版社: |
講談社 |
| 評価: |
3 |
| カテゴリ: |
ミステリ:吉村達也
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| コメント: |
新規購入ではなく、積読状態のもの。
2008/5/5~5/7
志垣警部と和久井刑事コンビが温泉を舞台に活躍するシリーズ。とはいえ、今回は温泉はほとんどでてこず、2002年日韓ワールドカップの心象を中心にすえたミステリ。吉村氏の作品は、トリックを楽しむというよりストーリー展開を軽く読み流せるのが良いところ(?)。日本人が抱く韓国に対する複雑な感情をうまく使っていた。 |
| 関連本棚: |
権太の既読
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有機量子化学
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| 著者: |
藤本 博, 吉田 潤一, 高橋 まさえ, 中村 栄一, 河合 英敏, 吉沢 一成, 吉良 満夫, 森 聖治, 辻 孝, 大和田 智彦 |
| 出版社: |
朝倉書店 |
| 評価: |
3 |
| カテゴリ: |
Science
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| コメント: |
仕事がらみの本 |
| 関連本棚: |
権太の既読
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