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2006年(頃?)以降に読んだ本の感想をつれづれなるままに。
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栄光一途 (幻冬舎文庫)
雫井 脩介
幻冬舎
ISBN: 4344402219
紀伊國屋
,
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WebCat
カテゴリ
09_娯楽
評 価
★★★
コメント
二代目平蔵 :
ありそうでなかった柔道界ミステリ。途中までは好調だったのに、最後に失速してしまったのが惜しい。
SKZ :
雫井氏のデビュー作。新潮ミステリー倶楽部賞だか何だかの賞を獲った作品とのこと。続編とも言える「白銀を踏み荒らせ」を先に読んでしまっていた(しかもあまり面白いと思えなかった)こともあってか、ううむ、やはり「犯人に告ぐ」のようなのめり込み感には乏しい作品でした。
日本の伝統武術である柔道界にドーピング疑惑というタブーを絡めるという舞台設定には斬新なものを感じさせられましたが、終盤までどうにも平坦に進むストーリー展開に、少し飽きてしまいました。
最後の最後に急激に速度を上げて話が二転三転する辺りは圧巻ではありますが、一方では解説の法月氏も指摘している通り「んなアホな?」的な終結の仕方でもあります。雫井氏にしてみれば、賛否両論があるのを承知で確信犯的に書いているのかもしれませんが。言われてみれば、ラストにどんでん返し(というかある種「荒唐無稽な結末」?)があるのは、「火の粉」や「虚貌」辺り にも現れていたのだなあ、と。それはそれでクセになるかも知れませんが。
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最終
更新
: 2008-05-03 10:20:43 +0900
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評 価
コメント
雫井氏のデビュー作。新潮ミステリー倶楽部賞だか何だかの賞を獲った作品とのこと。続編とも言える「白銀を踏み荒らせ」を先に読んでしまっていた(しかもあまり面白いと思えなかった)こともあってか、ううむ、やはり「犯人に告ぐ」のようなのめり込み感には乏しい作品でした。<br> 日本の伝統武術である柔道界にドーピング疑惑というタブーを絡めるという舞台設定には斬新なものを感じさせられましたが、終盤までどうにも平坦に進むストーリー展開に、少し飽きてしまいました。<br> 最後の最後に急激に速度を上げて話が二転三転する辺りは圧巻ではありますが、一方では解説の法月氏も指摘している通り「んなアホな?」的な終結の仕方でもあります。雫井氏にしてみれば、賛否両論があるのを承知で確信犯的に書いているのかもしれませんが。言われてみれば、ラストにどんでん返し(というかある種「荒唐無稽な結末」?)があるのは、「火の粉」や「虚貌」辺り にも現れていたのだなあ、と。それはそれでクセになるかも知れませんが。
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