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反知性主義: アメリカが生んだ「熱病」の正体 (新潮選書)
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森本 あんり
新潮社
ISBN: 4106037645
紀伊國屋,
Amazon,
WebCat
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カテゴリ |
人文学
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評 価 |
5 |
コメント |
sshinji :
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大統領選挙のお祭り騒ぎも、エバンジェリストと呼ばれるTV宗教も、ゴスペルで派手な教会のイメージもすべては、イギリスのピューリタンから派生した米国キリスト教の独自の進化系から始まっている。
それは、人間が善の行いをすれば、神がかならず報いるという契約に基づいている。
これが、リバイバリズム。
一方で、イギリスから来た元々の「ピューリタリズム」とは、一般の人々が聖書を読むことを要求する非常に経験なものである。そのため、牧師がキリスト教をラテン語や原著に戻り解説し、はたまた現実の問題をそれに関連付けて一般の人々にわかりやすく解く能力が求められたことから、
実は、ハーバードもイエールもいわゆるアイビーリーグの大学は牧師教育のための神学校として生まれたというのはあらためて驚きである。
リバイバリズムは米国の発展に伴い、もっとお手軽な原理とやり方を求める要求から生まれてきたとも見える。
しかし、そのやり方は扇動的、かつ皆を受け入れる「チャーチ」ではなく、会員限定の「セクト」であり、さまざまなセクトを生んだ。
セクトはカルトにつながる危険性がある。
リバイバリストの牧師を描いた「エルマーガントリー」の作家シンクレア・ルイスがヒットラーの隆盛期にベルリンを訪れていたのは偶然だろうか。
米国の成り立ち、現在に至る流れを宗教の面から解説した好著
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いとけん, 増井, takoyakim
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最終更新 : 2015-09-12 13:01:26 +0900
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