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ゾラ・一撃・さようなら (講談社ノベルス)
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著者: |
森 博嗣 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
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カテゴリ: |
既読
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コメント: |
2009/3/31読了。WhoとHowはきわめて納得のいくもので、Whyは殺人者の動機も被害者の行動もそれぞれに謎だらけで残る。きわめて個人的な感情と思考パターンで出来上がっていてまるで理解が及ばない。どちらも森ミステリらしいところ。一つだけフーダニットの疑問を挙げるなら、幕間の甘やかな思いも口にして見せる独白は、一体誰のものだったのだろう。全てゾラ?本当に? |
関連本棚: |
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経営の未来
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著者: |
ゲイリー ハメル |
出版社: |
日本経済新聞出版社 |
評価: |
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カテゴリ: |
経営管理
既読
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コメント: |
2009/3/30読了。本書ではイノベーションの種類として「業務」「製品・サービス」「戦略」「経営管理」の4つを挙げ、このうち最も重要な経営管理のイノベーションのための思考のワークフレーム、「経営管理イノベーションの公式」を説明する。この本を読むべきか悩んでいるならば、まず277~291ページのIBMの事例を読んで欲しい。この事例を正しく理解し、最大限の教訓を得て、自社に活かしたいと思うならば、この本はあなたの役に立つと思う。 |
関連本棚: |
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都庁爆破! (宝島社文庫)
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著者: |
高嶋 哲夫 |
出版社: |
宝島社 |
評価: |
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カテゴリ: |
既読
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コメント: |
2009/2/2読了。緊迫感があり、ページをめくる手は止まらない。ただ、誰が誰だったかあっという間に分からなくなるあたり、いまいちキャラクターにページを割いてない気がする。 |
関連本棚: |
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gift (集英社文庫)
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著者: |
古川 日出男 |
出版社: |
集英社 |
評価: |
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カテゴリ: |
既読
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コメント: |
2009/1/30読了。「サウンド・トラック」に似た「これから何が起きていくのか」と思わせる掌編を実に20篇詰め込んだ一冊。一片一片が奇想の一作で、なぜここで置き去りにされるのか、と失望感を覚えさせられながら、それなのに次へ次へと読み進めさせられてしまう。ここから古川を読みはじめるには向かないが、読み進んで「好きな小説家ができたらそのエッセイまでも」という段になれば強くお勧めしたい。 |
関連本棚: |
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論壇の戦後史―1945‐1970 (平凡社新書)
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著者: |
奥 武則 |
出版社: |
平凡社 |
評価: |
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カテゴリ: |
既読
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コメント: |
2008/12/28読了。終戦から70年安保まで、日本で何が論点となってきたか、どこに論壇があったのかを奥武則自身の視点を加えながら解説している。既読のシュンペーターもそうだったが、歴史の形式で読むことで、論点にも論者の各論にもその時々の時代的な背景があることを感じられるのも面白い。70年代で終わっているのが惜しく、80年代以降についても類書をものしてくれれば、と切に思う。 |
関連本棚: |
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ドラッカーに学ぶマーケティング入門
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著者: |
片山 又一郎 |
出版社: |
ダイヤモンド社 |
評価: |
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カテゴリ: |
2.0
既読
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コメント: |
2008/12/16読了。ドラッカーの言葉を呼び水に、レビット、コトラーの言葉を合わせて一章を形成する体裁で、つまるところ彼らの言葉を借りながらの片山又一郎なりのマーケティング入門である。入門レベルの書としても、孫引きでのネタ集にするにも美味しい。おしむらくは片山又一郎なりのまとめが最後にあっても良かった。それでこそ、彼なりの引用、彼なりの構成がより活きたように思う。 |
関連本棚: |
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螺鈿迷宮 下 (角川文庫)
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著者: |
海堂 尊 |
出版社: |
角川グループパブリッシング |
評価: |
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カテゴリ: |
既読
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コメント: |
2008/12/8読了。海堂尊といえば「チームバチスタの栄光」、そして「このミス大賞」だけど、彼の作品は謎ときがゴールではない。謎が解けたとして、事件の全貌が明らかになったとして、その事件をどう決着させるか、終盤の対決に向けて凝集されていく圧力感がすごい。その感覚は、京極夏彦に似ているかも。 |
関連本棚: |
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銀河のワールドカップ
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著者: |
川端 裕人 |
出版社: |
集英社 |
評価: |
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カテゴリ: |
既読
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コメント: |
2008/10/4読了。川端裕人といい、「龍時」の野沢尚といい、どうもサッカーを書かせると作風が違う。夢のような物語が、とんでもない熱量で書き込まれて、ぐいぐい引っ張られる。作中に「サッカーだけは実力差を圧縮する」と指摘があるが、年齢差だとか、何もかもを圧縮して、誰もを自分のこととして夢中にさせてしまうスポーツなのかと思わされた。しかし本作の終りに唸るほどに、では「龍時」はどう完結するはずだったのか、それが知りたくもなる。 |
関連本棚: |
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目薬αで殺菌します (講談社ノベルス)
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著者: |
森 博嗣 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
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カテゴリ: |
既読
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コメント: |
2008/9/15読了。Gシリーズは本当に分かりにくいけど、理由は作者が話の主軸をぼかしてるからだと思う。主役は?どれが本筋の出来事?どれが伏線?どれが単なるエピソード?この巻の言葉でいえば「零れ落ちて」きた出来事を、赤柳視点で、あるいは加部谷視点で淡々と記録する形式で、逆に主観をぼかし、ピントを合わなくしている気がする。終盤まで、またXシリーズと絡み合うまで、付き合うしかないんだろうな。 |
関連本棚: |
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反乱のボヤージュ (集英社文庫)
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著者: |
野沢 尚 |
出版社: |
集英社 |
評価: |
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カテゴリ: |
既読
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コメント: |
2008/8/13読了。野沢尚という作家はひどい。きっと30分のドラマで視聴者を泣かせていた頃に磨かれた手腕を、余すところなく小説でもふるっている。あざといほどに、のどを詰まらせる。もっと書き続け、多産の作家になってほしかった。 |
関連本棚: |
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ララピポ (幻冬舎文庫)
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著者: |
奥田 英朗 |
出版社: |
幻冬舎 |
評価: |
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カテゴリ: |
既読
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コメント: |
2008/8/11読了。奥田英朗は相変わらず片端から堕としていくなぁ。連作・群像小説型「最悪」な感じ。でも、堕としていくんだけど、登場人物たちはそれを憂うでも悩むでもなく、おかしな表現だけどそれなりに「まっすぐ」生きてたりして、ぜんぜん暗さを感じさせない。相変わらず、独特の酩酊感がある。 |
関連本棚: |
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二〇〇二年のスロウ・ボート (文春文庫 (ふ25-1))
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著者: |
古川 日出男 |
出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
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カテゴリ: |
既読
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コメント: |
2008/8/10読了。あとがきで記されているように、「中国行の...」のリミックスで、最初に「世界を終り」を見せつつ、「ねじまき鳥...」も分かりやすく挿入されているけど、奇数章にはむしろ「羊をめぐる...」を感じる。そしてあとがきは「ハードボイルド・ワンダーランド」。だけど確かに、これは「サウンドトラック」を書いた古川日出男の小説になっている。この人、奇人だなぁ。夕食に出る時に、ベルガも買ってこよう。 |
関連本棚: |
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