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テルマエ・ロマエVI (ビームコミックス)
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著者: |
ヤマザキマリ |
出版社: |
エンターブレイン |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
最後はラブロマンスで終了。一応伏線というか、主題というか、ルシウスの大浴場づくりまで完結するので5巻よりは納得できるけれど、ちょっと脱線していった気がしないでもない。おじいちゃんは最後まで格好いい。
2013年8月3日~4日 |
関連本棚: |
ピロコ
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仔羊の巣 (創元クライム・クラブ)
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著者: |
坂木 司 |
出版社: |
東京創元社 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
過去を背負った引きこもりと、彼が世の中とつながる唯一の窓口になる主人公の、お互いに対する依存状態が心地悪いながらも、人間のエゴってこういうことかなあと感じる。安楽椅子探偵(アームチェアー・ディテクティブ)の謎解きに関する部分は、無理やり感はあるが毎回人間味があるので、好し。
2013年7月27日~8月1日 |
関連本棚: |
post
みかん(あ行〜さ行)
ピロコ
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夜行観覧車
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著者: |
湊 かなえ |
出版社: |
双葉社 |
評価: |
★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
うーん。あっと驚く真相も、そういうことかという盲点もなく、謎解きというよりも淡々と二時間ドラマを見ている感じ。比奈子の言葉にあるように、「あまり幸せでない家族が、向かいの家の事件をきっかけに立ち直ろうとしている」「要は利用された」だけじゃないか、と私も感じた。“誰にでもあるちょっとした心の闇”ともまた違い、自分に合わない環境(この場合は社会的ステータスや生活水準、学力や能力)にいることで、自分の平衡感覚を失ってしまうことが描かれているが、それぞれの人物が拠って立つ事柄があまりに陳腐。共感も理解もできないまま読み終えた。唯一の謎解き感は、小島さんの夫は実在するのか。
2013年7月28日~29日 |
関連本棚: |
yasudall
にしのみやねこ
ピロコ
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夜の国のクーパー
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著者: |
伊坂 幸太郎 |
出版社: |
東京創元社 |
評価: |
★★★☆ |
カテゴリ: |
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コメント: |
久しぶりの伊坂作品。ファンタジー色の強い書き下ろし。いつも通りに伏線はあちこちに張られつつも、オチは完全に読める。オチを読ませる伏線やオマージュ的な構成まで含めて楽しむものかもしれない。個人的には登場人物のネーミングが好きだった。2013年7月23日~26日 |
関連本棚: |
ピロコ
kasta
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本能寺遊戯
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著者: |
高井 忍 |
出版社: |
東京創元社 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
高校生歴女三人による、歴史の謎解きミステリーという内容に興味を引かれ手に取った。キャラクターは三人三様。歴史に対するスタンスも三人三様。ある程度専門的な歴史知識が必要なくらい、史実に基づく説明(=登場人物が多い)が長い。せめて相関図がほしい……!
2013年7月21日~23日 |
関連本棚: |
ピロコ
ちょこ
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QED 龍馬暗殺 (講談社ノベルス)
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著者: |
高田 崇史 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
★★☆ |
カテゴリ: |
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コメント: |
歴史上の謎解きメインの作品と現実の事件メインの作品とがあるが、これは後者。幕末というかなり物証がある時代だからか、いつもより謎解きのワクワク感は少ない。現実の事件は(実際に)閉鎖された村での出来事なので、ドロドロしつつもこちらの方が興味深い。小松崎さんが登場する必要はあるのか……?
2013年7月19日~21日 |
関連本棚: |
pachi
jinc
kyu
みづき
飛焔
ピロコ
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解錠師 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
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著者: |
スティーヴ・ハミルトン |
出版社: |
早川書房 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
楽しみにしていたほどの面白さはないが、巻末の解説にあるように、現在に至るまでの二つの時点での過去の描写(ヒロインと出会った17歳の夏と、解錠師(原文ではLock artistらしい)として仕事をしている頃)が現在の彼と近接していくあたりのスピード感が良い。
2013年7月6日~9日 |
関連本棚: |
ピロコ
kitashi
Mikan Akashita
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ウエストウイング
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著者: |
津村記久子 |
出版社: |
朝日新聞出版 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
びっくりするほど読みづらい。いくつか賞もとっている作者なので、個人的に合わないのだろう。句点で繋がった長い一文でつづられる心理描写と、登場人物視点のナレーション(つまり情景描写が少ない)に、ストーリーは面白いものの、苦戦。
2012年11月28日~30日、12月3日 |
関連本棚: |
ピロコ
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忌憶 (角川ホラー文庫)
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著者: |
小林 泰三 |
出版社: |
角川書店 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
自分が現実(当然の事実)だと思っていることが、実はそうではないかもしれないという少しの不安を抱かせる類のホラー。後味は良くない。論理的な世界観と、ストーリーの面白さはあるが、続けて読みたいほどの魅力はない。
2013年7月1日~5日 |
関連本棚: |
ちょもすけ
tui
ピロコ
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刺青・春琴抄―吉野葛、蘆刈 (愛と青春の名作集)
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著者: |
谷崎 潤一郎 |
出版社: |
旺文社 |
評価: |
★★★☆ |
カテゴリ: |
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コメント: |
前評判通り、確かに文章は巧い。作風というか作品の指向に癖があるが、そのくせ妙なリアリティがあるのに驚いた。表題作は特に、「春琴」が実在するかの錯覚に陥る。個人的には「蘆刈」が(これまたドロドロしているが)面白かった。読まず嫌いは良くないなと反省。
2013年5月下旬 |
関連本棚: |
ピロコ
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友情 (愛と青春の名作集)
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著者: |
武者小路 実篤 |
出版社: |
旺文社 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
「友情」では、完全に主人公が食われてしまっている。主人公のいいところが見えないので(「妻」に対して自己への賛美を求める、偏重した自己愛とナルシズム)ヒロインとの恋を応援する気にならない。実際の世の中、理想的な人格者ではなく、こういう人ばかりだよねという社会批判なのか…。
2013年6月14日~16日 |
関連本棚: |
ピロコ
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故郷/阿Q正伝 (光文社古典新訳文庫)
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著者: |
魯迅 |
出版社: |
光文社 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
夏目漱石に影響を受けたという文章は、確かに似た印象を受ける。中華民国が成立した前後の動乱のさなかにある中国の民衆の様子が見えて、歴史的な視点から見ても興味深い。小作品集となっている本作は、粒ぞろいとは…言えないかな。
2013年6月上旬 |
関連本棚: |
ピロコ
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白鳥異伝
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著者: |
荻原 規子 |
出版社: |
徳間書店 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
最初に読んだのは小学生の時だったか。結局、私は必死に戦う女の子のストーリーが好きなんだと再確認。日本の古代史が好きになったきっかけは、間違いなくこの著者の作品。読み直すのは十何年ぶりだったので、細かい部分の「これはこういうことだったのか!」が明らかになって、個人的にはかなり楽しめた。
2013年5月15日~19日 |
関連本棚: |
香澄
香緒里
mie
sa
紫雲
JIN
kana
さとる
ドリアン
姉
鳴葉
ピロコ
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