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(158/165)冊
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千年鬼
千年鬼
著者: 西條奈加
出版社: 徳間書店
評価: ★★★
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コメント: 恨みつらみを糧にして育つ鬼の芽を、人が鬼になる前に回収する赤鬼と黒鬼。各話の冒頭の小詩に一番想像力を掻き立てられる。ストーリーは練り込まれてない感があるけれど(ライトノベル作家さん?)、小分けにして小作品を書くにはいいくらいなのか…。 2012年10月22日
関連本棚: ピロコ
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ゴールデンスランバー
ゴールデンスランバー
著者: 伊坂 幸太郎
出版社: 新潮社
評価: ★★★★★
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コメント: これは面白い。読みながら頭の中に映像がどんどん出てきて、登場人物が動く動く! 手に汗握る逃走劇は、ハリウッド映画そのもの。随所の伏線に唸りながら、疾走感にあふれたままラストまで突っ走る。 2012年10月17日~21日
関連本棚: akagera SKZ kawaikyo amo ヌマシタ yasudall キノベス!2008 ラ・マスカラJr. wkt 依倉アサ みかげ I垣 kimbook Lorelei ピロコ 桂の人2 umeppshot
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神様がくれた指
神様がくれた指
著者: 佐藤 多佳子
出版社: 新潮社
評価: ★★★★
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コメント: ピアニストの話かと思いきや、スリの若者が主人公。世間の常識からはずれているけれど、魅力的な主人公に、個性的なサブキャラクターがテンポよく話を転がしていく。後半の怒涛のシリアスな展開とラストは好き嫌いが分かれるかも。 2012年10月14日~16日
関連本棚: ピロコ
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陽だまりの偽り
陽だまりの偽り
著者: 長岡 弘樹
出版社: 双葉社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: ほぼ展開は読めてしまうが、これも質の良い短編集。「陽だまりの偽り」どちらにも共感。「淡い青のなかに」個人的には嫌いだが、どんな親でも子は好きという気持ちを持つ。「プレイヤー」読めてしまうけれど、最後のどんでん返しが良い。「写心」写真は真実だけでなく、心を写す。「重い扉が」父子はちゃんと思いが通じています。 2012年10月12日
関連本棚: ピロコ
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フィッシュストーリー
フィッシュストーリー
著者: 伊坂 幸太郎
出版社: 新潮社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 珠玉の、とつけてもいいと思う短編集。「動物園のエンジン」伊坂幸太郎は、登場人物の距離感が絶妙だと思う。「サクリファイス」伊坂ファンにはおなじみ・黒澤さんの短編。「フィッシュストーリー」あれがこうして、こう繋がって…という物語の練り込み具合がやはり良い。黒澤に一杯食わせた老夫婦も再登場(笑)「ポテチ」展開は読める。不可思議な行動をとる今村の“理由”が見えてきた時にシーンがよみがえる。 2012年10月11日
関連本棚: ci aya SKZ メガネ みみすけ amo えりたん*修行中 らいさん ヌマシタ wkt messy monkey みかげ mattdamon3 あさと ちゃん ナオコ ピロコ 桂の人2
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QED 式の密室 (講談社ノベルス)
QED 式の密室 (講談社ノベルス)
著者: 高田 崇史
出版社: 講談社
評価: ★★★
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コメント: 短編小説なので、さらりと読める。勝者の歴史ではない、陰の歴史が浮かび上がってくる式の考察は、作品中一番ぞくぞくきた。個人的には、所謂「式」のあやふやな(マージナルな!笑)感覚も好きなのだけど。 2012年10月8日~9日
関連本棚: pachi みづき こまい 飛焔 キズキ ピロコ
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愛罪“Uxoricide”―R/EVOLUTION 5th Mission (R/EVOLUTION (5th Mission))
愛罪“Uxoricide”―R/EVOLUTION 5th Mission (R/EVOLUTION (5th Mission))
著者: 五條 瑛
出版社: 双葉社
評価: ★★★
カテゴリ:
コメント: これで半分(10巻完結)のはずなんですが、どうなっていくのやら。だいぶ役者は出そろった感のあるものの、手ごわい敵になりそうな存在が内側から生まれ、道が分かれていく巻。通勤中に新宿を通るたびに、何とも言えない気持ちになってきた笑 2012年10月5日~6日
関連本棚: にしむら ピロコ
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恋刃“Lancet” (R/EVOLUTION (4th mission))
恋刃“Lancet” (R/EVOLUTION (4th mission))
著者: 五條 瑛
出版社: 双葉社
評価: ★★★
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コメント: 3巻のサブキャラクターが主役となって展開する、スピンオフっぽい展開。キャラも増え、ストーリーも重層的になってきたが、だいたい一巻分で完結する(登場人物とその謎がつながる)事件があるので、わかりやすいといえばわかりやすい。 2012年10月3日~4日
関連本棚: ピロコ
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心洞“Open sesame”―R/EVOLUTION 3rd Mission (R/EVOLUTION (3rd mission))
心洞“Open sesame”―R/EVOLUTION 3rd Mission (R/EVOLUTION (3rd mission))
著者: 五條 瑛
出版社: 双葉社
評価: ★★★
カテゴリ:
コメント: このシリーズは結構生々しい感じで、通勤中に読むにはどうかとも思うんだが…。新キャラ大量登場で、全貌はまだまだ見えず。微妙に糸がつながりつつある感じはちょっと心地よい。文章は力強いけど、繰り返しになるが、生々しい。 2012年10月2日~3日
関連本棚: ピロコ
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仏果を得ず
仏果を得ず
著者: 三浦 しをん
出版社: 双葉社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 主人公の文楽命!のひたむきさと、文楽の内容を自分なりに解釈し、突き詰めて演じるあたりは、共感と、文楽ってこんなにも舞台芸術なのか!という尊敬の念が。師匠と弟子のちょっとズレた軽妙なやりとりも楽しかった。文楽を見に行きたくなる。 2012年9月29日~30日
関連本棚: kmr 葛藤秋実 ピロコ
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まほろ駅前番外地
まほろ駅前番外地
著者: 三浦 しをん
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★
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コメント: 「まほろ駅前多田便利軒」続編。主人公二人の持つ厭世的な空気感が、いい具合に物語に味を与えてくれる。前作の登場人物も再登場し、意味深な新キャラクターや行天のトラウマが見えてきて、話が展開してきた。個人的には、ゲイリー・クラークのくだりがタイミングよく、かなり共感。 2012年9月28日~29日
関連本棚: SKZ ピロコ
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ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
著者: 三上 延
出版社: アスキーメディアワークス
評価: ★★★
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コメント: アームチェア・ディテクティブ(安楽椅子探偵)形式のストーリー。そういう話だと思っていなかったので意外。見えている現象から論理的に事実を推測し、なるほど!となるのが醍醐味なのだが、どうも展開にこじつけ感がある。登場人物はクセがあって魅力的ではあるが、後半が重い。重すぎる。 2012年9月27日~28日
関連本棚: がおー isihara reiko510の2011 みなち 増井 Dreamer ピロコ matznaga hama
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QED 東照宮の怨 (講談社文庫)
QED 東照宮の怨 (講談社文庫)
著者: 高田 崇史
出版社: 講談社
評価: ★★★
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コメント: このスタイルになれてきたからか,現実的に身近に捉えられる「日光東照宮」がモチーフだからか,シリーズ通して一番気楽に,納得して読めた。(おそらく,和歌の内容をひもといたり,字句をつないだりという作業がなかったから・・・)現実世界が突如として,呪の理に則った世界として現れてくるところに毎回カタルシスを感じる。 2012年9月23日~26日
関連本棚: 嘘八百 snook. de book てぷちゃん ピロコ
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QED ベイカー街の問題 (講談社文庫)
QED ベイカー街の問題 (講談社文庫)
著者: 高田 崇史
出版社: 講談社
評価: ★★★
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コメント: 解説にもあるが,シャーロックホームズという小説上の登場人物を軸にした謎解きという点で,作品中でも異色。殺人云々についてはご都合主義観はあるが,歴史の謎解きミステリーとして楽しめば良し。 2012年9月21日~23日
関連本棚: 嘘八百 権太の既読 てぷちゃん ピロコ
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贖罪 (双葉文庫)
贖罪 (双葉文庫)
著者: 湊 かなえ
出版社: 双葉社
評価: ★★★★
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コメント: 相変わらず、読ませる作者。一人称で、一人称の視点で語るストーリーは徐々に全貌が見えてくる面白さはあるものの、いや、「告白」もこのパターンだったよね…。4人の少女たちの、15年間かけて狂ってしまった人生には、到底こんなことはないと思いつつ、胸が痛くなる。 2012年9月20日~21日
関連本棚: ピロコ Mikan Akashita
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ドミノ (角川文庫)
ドミノ (角川文庫)
著者: 恩田 陸
出版社: 角川書店
評価: ★★★
カテゴリ:
コメント: 登場人物たちの共通点は、「その日、東京駅を利用する」というだけ。いくつかグループの話が錯綜しつつ絡まりつつ、話が展開。ストーリーの丁寧さや緻密さはなく、ご都合主義や粗が目立つものの、コメディなら別にこれでいいか、という感じ。 2012年9月18日~19日
関連本棚: タテラッツィ nikkoro らいさん 鍛鉄 さくビ ナオミ サトフ ak 海鳴り文庫 megabossa masaru くうたん はみ出し KZh みなち 木目調 とむの棚 たまちゃん sandersonia tammy まこちゃんファイヤー コサカエミ reiko510 タカヒロ2 ピロコ suchi
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傍聞き (双葉文庫)
傍聞き (双葉文庫)
著者: 長岡 弘樹
出版社: 双葉社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: ある程度の質を保った短編集。「迷走」何か理由があるはず、と思っていながらも、駆け引きの心理戦に引き込まれる。「傍聞き」表題作。すべてがトリックのうち。「899」展開が読めて、途中で飽きる。「迷い箱」これも展開が読める上、ラストの展開へ持っていくための主人公の鈍さに苛立たせられる。 2012年9月18日
関連本棚: ピロコ 0014
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スカーレット〈4〉 (新潮文庫)
著者: アレクサンドラ リプリー
出版社: 新潮社
評価: ★★★
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コメント: スカーレットのロマンスもありつつ、最後の最後でレットとようやく、ようやく!!!理解しあえた場面は涙ぐみそうに。子は鎹とはよく言ったものだ。アイルランドに場面が移ってからは「風と共に去りぬ」の骨太なリアリズムは影をひそめ、cheesyな恋愛ドラマに成り果てたが、もうこれは作者が違うので仕方がない…! 2012年9月14日~15日
関連本棚: Masakim ピロコ
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スカーレット〈3〉 (新潮文庫)
著者: アレクサンドラ リプリー
出版社: 新潮社
評価: ★★★
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コメント: レットの離婚・再婚劇は、私に脅威的なヒステリーを起こした(英語の例文のようだ、笑)特に、レット側の描写がないことが大いに不満。なぜそうなったのか、が知りたい。(ここで、訳者の解説に納得)スカーレットが遅まきながら、見事に地に足を付けた女性になったところが、実に、実に感慨深い! 2012年9月14日
関連本棚: Masakim ピロコ
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スカーレット (2) (新潮文庫)
著者: アレクサンドラ・リプリー
出版社: 新潮社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: レットを追いかけてチャールストンへ。レット母の愛情深さは素敵。レット妹をはじめ、どんどん周りと仲たがいしていくスカーレットにはつくづく「ばかもの!」と言いたくなる。一方で、オハラ家の親族の陽気さは素晴らしい。この作者はご老体を魅力的に書くなあ。 2012年9月13日~14日
関連本棚: ピロコ
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