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ゲゲゲの女房

武良布枝
実業之日本社
ISBN: 4408107271　紀伊國屋, Amazon, WebCat

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評　　価

★★★★★

三代目平蔵 :

水木しげるの妻の自伝。夫の才能を信じ続け、支え続けた女性の半生記である。
一見古風な大和撫子なのだが、不遇時代の水木しげるを見て「夫は今に大物になる」と看破した感覚は尋常ではない。この布枝さんの人を見る目が、水木しげるの人生に相当プラスに働いたのではないかと思う。
何より、この布枝さんがいなければ、水木しげるは陽の目を見る前に死んでいたであろう。死後、幻の天才漫画家として発掘されることはあったかもしれないが…。
夫妻の写真も何枚か掲載されているが、年々味わい深くなっていく二人の姿が素敵である。
読みやすく、それでいて平板でない文章も素晴らしい。

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最終更新 : 2010-04-09 08:11:08 +0900

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