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葵の帝 明正天皇
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小石 房子
作品社
ISBN: 4878933593
紀伊國屋,
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WebCat
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カテゴリ |
時代小説
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評 価 |
★★★ |
コメント |
平蔵 :
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孝謙天皇(重祚して称徳天皇)以来、実に860年ぶりの女帝となった明正天皇の物語。生母は二代将軍秀忠の娘・和子。和子が産んだ男子はいずれも夭折したため、徳川の強い要請により幼くして天皇位につくことになったのが女一宮(諡号・明正天皇)であった。江戸時代の女帝についてはあまり知らなかったので、手にとった本である。しかし、である。もしかしたらこの小説のとおりなのかもしれないが、女一宮にあまり主体性が感じられず、結果、物語の密度が薄くなってしまっているように思う。父・後水尾天皇と母・和子の確執も何となく描写がステレオタイプ。若くして譲位を余儀なくされ、その後74歳まで生き長らえた女性なので、他の描き方があったように思うのだが。
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最終更新 : 2005-04-16 10:37:25 +0900
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評 価 |
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