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ちいろば先生物語 (三浦綾子小説選集)
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著者: |
三浦 綾子, 三浦 光世 |
出版社: |
主婦の友社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
現代小説
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コメント: |
生涯を伝道に捧げた、「ちいろば先生」こと榎本保郎牧師の物語。世間一般からすると、彼の生き方は無茶で無謀な生き方であろう。しかし、クリスチャンの視点で見ると、それが「御心にかなった」生き方であったことが了解されるのである。 |
関連本棚: |
平蔵
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魔風海峡―死闘!真田忍法団対高麗七忍衆
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著者: |
荒山 徹 |
出版社: |
祥伝社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
時代小説
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コメント: |
面白いんだが、やっぱり<a href="/%E5%B9%B3%E8%94%B5/4396632142">魔岩伝説</a>の方が好きかなあ。 |
関連本棚: |
平蔵
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江戸の娘 (角川文庫)
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著者: |
平岩 弓枝 |
出版社: |
角川書店 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
時代小説
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コメント: |
表題作は、気が強くて情に厚い、江戸の町娘の物語。幕末の激動期を舞台にした町娘と侍の恋愛模様が、瑞々しい筆で描かれる。そのほか、出島のオランダ人に囲われる遊女と、オランダ人の下僕として働くインドネシア人の恋を題材とした「出島阿蘭陀屋敷」も印象に残る。なお、「出島阿蘭陀屋敷」のモチーフは、その後、御宿かわせみにも用いられている。 |
関連本棚: |
平蔵
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仮想の騎士
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著者: |
斉藤 直子 |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
18世紀のフランスを舞台にした、歴史とフィクションの境界が混じりあう冒険小説。歴史上の人物が総出演する、はちゃめちゃさが面白い。 |
関連本棚: |
平蔵
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激流
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著者: |
柴田 よしき |
出版社: |
徳間書店 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
修学旅行中の女子中学生がふっつりと消息を絶った。それから20年。失踪した彼女の名前で、かつての同級生に「わたしを憶えていますか」というメッセージが届く…。<br>
中学卒業後、別々の道に進んだかつての同級生が集まり、力を合わせて謎解きをしていく過程が面白い。筆力のある作家さんなので、読者を引き込む技量はさすが。ただ、会話部分をここまで冗長にする必要があるんかいな、という疑問は残る。内容からすると500頁超は多すぎる気がする。文章全体も随分軽くなっている(メールやブログの文章のようだ…)のが、個人的には残念。 |
関連本棚: |
平蔵
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スポーツノンフィクション 咬ませ犬 (同時代ライブラリー (296))
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著者: |
後藤 正治 |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
最近後藤さんの本が次々と岩波現代文庫で新装復刊されている。嬉しい。<br>
後藤さんが取材対象とする人は、ある種の円熟味を持った人たちである。この「咬ませ犬」では、特に、野球に真摯に向き合い、「壁」と呼ばれるブルペンキャッチャーを経て、中日の二軍監督となった福田功(現・横浜ベイスターズ)の章が良かった。 |
関連本棚: |
平蔵
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甘露梅―お針子おとせ吉原春秋
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著者: |
宇江佐 真理 |
出版社: |
光文社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
時代小説
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コメント: |
新吉原を舞台とした時代小説。主人公がぴちぴちの女郎でなく、年増のお針というのが新鮮。 |
関連本棚: |
平蔵
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禁じられた楽園
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著者: |
恩田 陸 |
出版社: |
徳間書店 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
和歌山県・熊野を舞台にしたホラー小説。一人のカリスマ青年が構想した、奇怪なテーマパークに招待された男女。掴みどころのないカリスマ青年・烏山響一が、最後まで物語の緊張感を持続させてくれる。また、クライマックスの描写が映像的で見事。
<li><a href="/%E5%A2%97%E4%BA%95/4394301025">パノラマ島奇談 (江戸川乱歩文庫)</a>に似てるのでしょうかね? (<a href="/%E5%A2%97%E4%BA%95">増井</a>)
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関連本棚: |
F
あおい
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冴子の東京物語 (集英社文庫)
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著者: |
氷室 冴子 |
出版社: |
集英社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
エッセイ
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コメント: |
少女小説の大御所、冴子センセのエッセイ。「桐壺返り」、「一子相伝の美学」は電車の中では読んではいけません。私はこらえきれませんでした。
ところで、冴子センセは断筆宣言中なのでしょうか?最近新作をお見かけしないのが、個人的にはとても残念。 |
関連本棚: |
平蔵
祝融朱雀
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テレビアニメ魂
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著者: |
山崎 敬之 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
アニメ草創期から製作に携わった筆者の回顧録的著作。長年アニメに携わってきた人ならではの俯瞰的な考察は一読の価値あり。 |
関連本棚: |
midorikiseki
平蔵
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雲、西南に流る
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著者: |
平山 寿三郎 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
時代小説
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コメント: |
待望の平山寿三郎さんの時代小説。今回も、幕末から明治へ、時代の流れに翻弄される男女が物語の主軸となっている。作品から言うと、<a href="/%E5%B9%B3%E8%94%B5/4062100495">明治おんな橋</a>の方が好きだが、こちらもさらりとした味わいのある小説である。今回の教訓は、芸は身を助く、であろうか。 |
関連本棚: |
平蔵
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子どもよりも親が怖い―カウンセラーが聞いた教師の本音 プレイブックス・インテリジェンス
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著者: |
諸富 祥彦 |
出版社: |
青春出版社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
学力低下問題については昨今マスコミも喧しいが、その前段にある教師・保護者・生徒(児童)の質的変化も負けず劣らず深刻な問題だと思う。中でも、保護者の意識の変化と言うのが気になったため、本書を手に取った。生徒の質の変化を、その親の世代の問題とも絡めて考察した序章及び一章は、大変示唆に富む。「悩む力」が減退しているという指摘には、どきりとする。<br>
惜しいのは、紙数の制限があるため(新書だからしょうがないのだが)、各論がエッセンスの抽出となってしまっていること。できれば、この3倍くらいのページ数で、より詳しく筆者の考察を読みたい。 |
関連本棚: |
stonechild-2
平蔵
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モップの精は深夜に現れる (ジョイ・ノベルス)
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著者: |
近藤 史恵 |
出版社: |
実業之日本社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
掃除の達人にして名探偵のキリコが帰ってきた!前作の終わり方が終わり方だっただけに、もう続編は出ないと思っていたので、嬉しい驚きである。どれも手堅く読ませる短編だが、前作からのファンとしては、最後の物語ににやり。 |
関連本棚: |
min
ababincho
平蔵
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