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ひなのころ
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著者: |
粕谷 知世 |
出版社: |
中央公論新社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
現代小説
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コメント: |
そこはかとなく漂う田舎くささが心地いい、少女の成長物語。 |
関連本棚: |
平蔵
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ベラ・チャスラフスカ 最も美しく
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著者: |
後藤 正治 |
出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
★★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
東京オリンピックの女子体操の覇者、ベラ・チャスラフスカに焦点をあてつつ、スポーツと冷戦、個人と政治の複雑な絡み合いを描いた力作。後藤正治氏の文章も巧く、読みやすい。
コマネチ以降の女子体操しか知らない者としては、女子体操の歴史を整理することができたのが大収穫。また、チャスラフスカの故郷チェコ(かつてのチェコスロバキア)と、その同盟国でもあり、支配者でもあったソビエトとの複雑な関係が、一流の女子体操選手たちとのインタビューから浮き彫りにされている。 |
関連本棚: |
平蔵
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今夜は心だけ抱いて
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著者: |
唯川 恵 |
出版社: |
朝日新聞社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
現代小説
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コメント: |
女性が年をとるのは悪いことではない、若さを失う代わりに得るものだってある。そんな作者のメッセージが感じられる小説。ラスト2ページではぶっとびました。うーん、そうきたか。 |
関連本棚: |
しばわんこ
平蔵
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ミャンマーの柳生一族 (集英社文庫)
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著者: |
高野 秀行 |
出版社: |
集英社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
現代のミャンマー政府を無理やり徳川幕府に置き換える強引さに拍手。しかも、この強引な見立てのおかげで、ミャンマー現代史がスラスラと頭に入る。さすが、「世界でも屈指のミャンマー通」と自称する作者だけのことはある。今回の旅は船戸与一先生が同行者なので、船戸ファンも一読の価値あり。 |
関連本棚: |
nm090
ken-1
平蔵
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いつもの朝に
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著者: |
今邑 彩 |
出版社: |
集英社 |
評価: |
★★★★★ |
カテゴリ: |
現代小説
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コメント: |
読みごたえのある家族小説。結構重いテーマを扱っているのだが、ところどころに散りばめられたユーモアのためか、それほど重苦しい感じはしない。特に、弟・優太と、そのガールフレンド・千夏ちゃんの掛け合いが良い。エピローグにはほろりときました。 |
関連本棚: |
マリア
平蔵
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冤罪 (新潮文庫)
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著者: |
藤沢 周平 |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
時代小説
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コメント: |
藤沢周平の武家もの好きにはたまらない一冊。 |
関連本棚: |
平蔵
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恋せども、愛せども
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著者: |
唯川 恵 |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
現代小説
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コメント: |
血のつながらない祖母、母、娘の、家族の絆の確かさが心地いい。等身大の女性のたくましさ・弱さを書かせたら、唯川さんは本当にうまい。 |
関連本棚: |
平蔵
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