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0014
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ご覧の通り、個人の蔵書ではなく、職務上の選書業務の備亡録的な本棚でした。
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どうでもいい歌
松久 淳
小学館
ISBN: 409386277X
紀伊國屋
,
Amazon
,
WebCat
カテゴリ
900 文学
評 価
コメント
0014 :
鈴木慶一の写真に惹かれて読んだ本。この著者の作品は、「天国の本屋」シリーズ以来になる。確かに、こんな感じだったなぁ、とその世界を思い出しながら読み進める所は、よいことか。世界がある、というのは、よいことだと思う。楽しく読めた。徐々に、後半へ向かって、感動的でもあった。そして何より、天国の本屋でもそうだったが、ビジュアル的、今回は特にテレビやマスコミ等の世界が舞台ということもあり、映像的な読み方が、より可能な作品になっていた。プロローグとエピローグも、なるほどと思えた。 ただ、個人的な好みもあろうとは思うが、やっぱり、読後に感じるのは、物足りなさのような気がする。別に、どろどろした世界が描かれてるから、文学的などというつもりは毛頭ないが、さらっとまとまり過ぎという感がしないでもない。その辺が、名だたる賞の対象となる作品との違いなのかな?と一人ごちている。
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最終
更新
: 2010-09-06 10:53:50 +0900
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鈴木慶一の写真に惹かれて読んだ本。この著者の作品は、「天国の本屋」シリーズ以来になる。確かに、こんな感じだったなぁ、とその世界を思い出しながら読み進める所は、よいことか。世界がある、というのは、よいことだと思う。楽しく読めた。徐々に、後半へ向かって、感動的でもあった。そして何より、天国の本屋でもそうだったが、ビジュアル的、今回は特にテレビやマスコミ等の世界が舞台ということもあり、映像的な読み方が、より可能な作品になっていた。プロローグとエピローグも、なるほどと思えた。 ただ、個人的な好みもあろうとは思うが、やっぱり、読後に感じるのは、物足りなさのような気がする。別に、どろどろした世界が描かれてるから、文学的などというつもりは毛頭ないが、さらっとまとまり過ぎという感がしないでもない。その辺が、名だたる賞の対象となる作品との違いなのかな?と一人ごちている。
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