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(587/647)冊
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夜叉桜 (光文社時代小説文庫)
夜叉桜 (光文社時代小説文庫)
著者: あさの あつこ
出版社: 光文社
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コメント: 1作目よりストーリーが分かり易く無理が無く、スイスイ読めました。とはいえいろんなことを遠野屋に結び付けるのはあまりに物語的に都合よすぎる(不幸なことですが)気がしますが、とても面白かった。伊佐治は1作目で感じた印象のとおり、3人の中ではとても安心できる。2人の人間性考察や自身の振り返りのなかに、なんとも哲学的な深みがあります。人が生きていくこと、そこに避けられない生傷、理不尽、哀しみ、闇と光。本作のテーマみたいなこれらの事柄を、人それぞれが内に外に抱えつつ思い悩み、お互いに尊重したり反発しながら人の世を成り立たせているということを、彼を通じて上手に描いているなと感じます。続けて木練柿にいきます。弥勒と夜叉は対極で意味ありげなタイトルでしたが、次はタイトルから内容は想像できない。どんな展開になるのか楽しみ。一気に東雲の途まで行ってしまいそう。 2014-047
関連本棚: AkizoMickeyGo
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合本古代史の謎―完全保存版 (BEST MOOK SERIES 58 歴史人別冊)
合本古代史の謎―完全保存版 (BEST MOOK SERIES 58 歴史人別冊)
著者:
出版社: ベストセラーズ
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コメント: 今日の歴史勉強日帰り旅をビジュアルで解説。とってもタイムリーなムックをコンビニで発見、思わず購入。読書履歴にはカウントしないけど登録しておこう。
関連本棚: AkizoMickeyGo
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古代史謎解き紀行I: 封印されたヤマト編 (新潮文庫)
古代史謎解き紀行I: 封印されたヤマト編 (新潮文庫)
著者: 関 裕二
出版社: 新潮社
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コメント: 筆者の古代ものは大好き。紀行文ということで手にとりましたが、内容はいつもとおりかな?盆暮れはほぼ毎年京都に行きますが、フラフラと出かけるのは奈良が多いです。筆者同様、奈良にハマっている。この夏(今日)は、大神神社から三輪山登山(しんどかった)、三輪素麺、箸墓、纏向遺跡、黒塚古墳(三角縁神獣鏡)、奈良町(元興寺:がごじ)、興福寺五重塔、柿の葉寿司と一日で廻って大満喫。がごじ(ガゴゼ)はやはり鬼気迫るものがあった、、、。ちょっと祟られた!ショック‼︎本書で取り上げられていてまだ行ったことのないのは二上山と談山神社、冬にはトライしたい。続編の出雲編も読もうっと。 2014-044
関連本棚: AkizoMickeyGo
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/AkizoMickeyGo/4286143821
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コメント: 日経のベストセラーの裏側という記事で、JR系の駅ナカ書店での重点販売がヒットの秘密と取り上げられていたけど、まさしく駅ナカ書店で平積みされているのが目に止まって気になっていたのをやっと読んだ。本書の説を裏付けるような新たな文書発見のニュースもあってますます話題だけど、自分的には満点の満足ではないかな。そもそもの謀反の目的として掲げられる土岐一族の復興と唐入り阻止が、どうもしっくりしない。けど、定説は秀吉の都合を定着させたものであることを定説以外の記録により丁寧に明かしていく内容や、家康と光秀の関係考察、秀次の評価等は、定説の矛盾や無理、疑問点をよく解消してくれてていて共感できる。細川との関わりはイマイチ。総論△、各論◯って感じ。 2014-043
関連本棚: AkizoMickeyGo
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神の時空 ―鎌倉の地龍― (講談社ノベルス)
神の時空 ―鎌倉の地龍― (講談社ノベルス)
著者: 高田 崇史
出版社: 講談社
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コメント: 新聞広告見て気になって嫁に予約を頼んだけど、何で気になったのかも頼んだこともすっかり忘れていた図書館本。けど、読んでみたらエライ面白かった。題材は歴史好きのきっかけになった「草燃える」と同じ源平から鎌倉初期。けど内容はあまり馴染みのない伝奇的な歴史ミステリー現代小説。いきなり主人公かと思った女子高生が意識なくして入院して、そのままに個性なく後半で死んでしまうなど想像を絶するハチャメチャな展開。でもそこで解明される歴史の真実(仮説)は、納得感のあるものでとても感心した。多分、主人公であろう「ぼく」の不思議さについて、最後の最後に明確ではないけどある示唆が与えられて、死んじゃった主人公と誤認した女子高生の今後とだぶって、続編を期待させなんとも言えない余韻を残す。想定外の満足。 2014-042
関連本棚: AkizoMickeyGo
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ロズウェルなんか知らない (講談社文庫)
ロズウェルなんか知らない (講談社文庫)
著者: 篠田 節子
出版社: 講談社
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コメント: 同じく地域活性がテーマの県庁が、すべてがハッピーエンドで約束され、結局はかゆくてしょうがないラブコメだったのに対して、ハラハラドキドキする場面が、自分たちからはコントロール不能なところで上げられ下げられしながら振り回されていく人たちの丁寧な描写であって、地域活性本来の観点をベースとしてとても面白く読むことができました。後半は一気でした。気になったのは40前後の杉並の奥様の神様、途中から出てこなくなっちゃったけど、どうしたんだろう。気になる気になる。 2014-041
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天皇と豪族 清張通史(4) (講談社文庫―清張通史)
天皇と豪族 清張通史(4) (講談社文庫―清張通史)
著者: 松本 清張
出版社: 講談社
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コメント: 娘達と妖怪ウォッチ2を連休中はしたことも含め読書は停滞。この巻は蘇我・藤原の出自断定をベースに仏教伝来から壬申の乱を考察。いわゆる帰化人・渡来人の推計される比率からも、一貫する説はそうなんだろうなと納得してしまう。あと2巻続くようだけど一旦パス。次は物語にしよう。2014-039
関連本棚: AkizoMickeyGo
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カミと青銅の迷路 清張通史(3) (講談社文庫―清張通史)
カミと青銅の迷路 清張通史(3) (講談社文庫―清張通史)
著者: 松本 清張
出版社: 講談社
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コメント: この手の歴史、古代ものは大好きだけれど、これはひたすら難解でくどくて寄り道だらけで、かなりしんどい。おかげでえらくペースダウン。 4巻まで買ってしまったから意地でも読んでやる。2014-038
関連本棚: AkizoMickeyGo
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紫匂う
紫匂う
著者: 葉室 麟
出版社: 講談社
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コメント: 帯のキャッチから想像した内容と違って、至って爽やかないいお話でした。ぱっと見冴えない旦那が、ひたすら優しくてカッコ良くて強くて、出来過ぎなのに対し、昔の男が自己中心で未練がましいのが読んでいてとても痛々しい。読んでる自分も情けない気分になる。清々しくありたい。2014-037
関連本棚: AkizoMickeyGo
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空白の世紀 清張通史(2) (講談社文庫―清張通史)
空白の世紀 清張通史(2) (講談社文庫―清張通史)
著者: 松本 清張
出版社: 講談社
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コメント: 引続き文献の少ない、と言うより無い謎の4世紀に関する巻。邪馬台国九州説や騎馬民族征服説に偏っているけれど、筆者が信じる仮説としては、読む私が慣れたのか、書き方が平易になったのか不明だが、前巻より読みやすい。 2014-036
関連本棚: owada AkizoMickeyGo
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邪馬台国 清張通史(1) (講談社文庫―清張通史)
邪馬台国 清張通史(1) (講談社文庫―清張通史)
著者: 松本 清張
出版社: 講談社
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コメント: 他の本を探していたら100円コーナーで見つけて思わず買ってしまった。古代から奈良時代末期は好きな時代のひとつ。物語より検証ものが好きで梅原猛や井沢元彦、関裕二はよく読むけど、松本清張は初めて。森鴎外も意外だったけど、物語作家が書く学術的な書きものは凄みがある。けど、ある時代を語るには時代の遡りと周辺のことも語る必要がある、との最初の断りは理解できるけど、邪馬台国のことより大陸や半島の難しい話ばかりで、興味があっても読みづらい。まあ、そもそも邪馬台国に関する文献が少ないのでやむを得ないが。魏志倭人伝に記載の倭と倭人は別物で、倭種の住む地域と倭国との見解は興味深い。2014-035
関連本棚: owada shaolin AkizoMickeyGo
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ラブコメ今昔 (角川文庫)
ラブコメ今昔 (角川文庫)
著者: 有川 浩
出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング)
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コメント: 手持ちが読み終わってしまって次がなくなり、ふと有川さんのベタなヤツに手が伸びた。クジラの彼と違ってシリーズ物のスピンアウトではないけど自衛隊恋愛物語、期待とおりに多少荒んだ心に染み込んだ。2014-034
関連本棚: reiko510の2012 AkizoMickeyGo suchi
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ちよの負けん気、実の父親 物書同心居眠り紋蔵 (講談社文庫)
ちよの負けん気、実の父親 物書同心居眠り紋蔵 (講談社文庫)
著者: 佐藤 雅美
出版社: 講談社
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コメント: 紋蔵シリーズは本もテレビも気に入っていて、文庫新刊をみかけておもわず買ってしまったけど、2011年の単行本化のときに図書館本を読んだようだ。けど、おもしろかった。どのエピソードもヒーローも悪者も出てこなくてなんかほっとする。江戸時代の民事訴訟についてとてもよく調べているなあと感心するのに加えて、物語としても短編の連作なんだけど短編の要素が少しずつ他と関連していて思わず引きずる作りに、うまいなあと感心してしまう。2014-033
関連本棚: AkizoMickeyGo
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幕末維新 消された歴史
幕末維新 消された歴史
著者: 安藤 優一郎
出版社: 日本経済新聞出版社
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コメント: 「武士の言い分 江戸っ子の言い分 」と言うサブタイトルに惹かれ、敗者の視点の目新しい真実を期待したけど、くどくどと薩摩も長州も、というより西郷も大久保も岩倉もギリギリの一か八かの勝負だったと書かれているだけで、残念賞。子母澤寛の勝海舟はあくまでも小説だけど、サブタイトルへの答えはそっちで十分だった。あっさり虚ろな丸一日で読了。2014-031
関連本棚: AkizoMickeyGo
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開国の使者  ペリー遠征記 (角川文庫)
開国の使者 ペリー遠征記 (角川文庫)
著者: 佐藤 賢一
出版社: KADOKAWA/角川書店
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コメント: 佐藤賢一さんは新徴組に続き2作目。よみやすい文体。 あくまでもペリー(アメリカ)の視点と主観で、日本遠征の目的や経緯、背景、そのことの国内外の影響が書かれていてとても新鮮。 また、日本の時代背景や政治体制・職制等も、ペリー(アメリカ)の 理解で描かれていてとても面白い。 ただ、日本がよく書かれすぎかな、とは思いましたが、日本人としての 自尊心もペリーの視点からくすぐられて心地よい。そんなに期待してなかったけど満足。 2014-029
関連本棚: AkizoMickeyGo reiko510の2014
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翔る合戦屋 (双葉文庫)
翔る合戦屋 (双葉文庫)
著者: 北沢 秋
出版社: 双葉社
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コメント: エッつ?なんだこりゃ。 奔る、があまりにも急にバイオレンスな方向に転換して悲しく終わったので、本作はどんな展開になるのかと恐る恐る読み進めましたが、またまた迎えた大どんでん返しは、育てた架空の人物が、史実との整合をとるにはどうにも処理しきれなくなってしまったので、なんだか無理やり終わらせた、といった印象です。イマイチ素直に読めませんでした。 2014-028
関連本棚: reiko510の2014 AkizoMickeyGo
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奔る合戦屋(下) (双葉文庫)
奔る合戦屋(下) (双葉文庫)
著者: 北沢 秋
出版社: 双葉社
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コメント: 正直、上巻はほとんど面白みを感じられませんでした。主人公も家族もその郎党も、全員が品行方正で能力も高くて完璧すぎてまず違和感。合戦以外は変なホームドラマみたいに書かれていて、ますますあらゆることに完璧さを増した本作の面白みはどこなのか?、わかりませんでした。それが下巻、特に後半では一変。正直、下巻の感想は、「むいてない、、、」。だけど、結末を知りたくない想いにもかかわらず、一気に加速して読み終わりました。後味は決してよくありませんが、次を読まずにはいられません。 2014-027
関連本棚: AkizoMickeyGo
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クジラの彼 (角川文庫)
クジラの彼 (角川文庫)
著者: 有川 浩
出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング)
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コメント: いい年した大人が活字でベタ甘ラブロマ好きで何が悪い!いやー、まいった。相変わらずドツボハマりでそのとおり。事情があって更新遅れたけどあっというまに読み終わった。また、「海の底」「空の中」読み直したくなった。特に「国防レンアイ」。もうドツボ中のドツボ。横暴で気まぐれで、だけど好きでたまらない相手を、ひたすら思い続け見守り続け、たまにトンでもなく隙を見せるのに、実はガードが堅いのも我慢して、自分の都合の良い時だけ便利に使われることにひたすら喜びを見出し満足しようとする姿が、なんとも憐れで切なくて大共感!!!元気をもらった。恋するのっていいな。 2014ー025
関連本棚: iron_obu3120 AkizoMickeyGo suchi
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学校では教えてくれない日本史の授業 2 天皇論
学校では教えてくれない日本史の授業 2 天皇論
著者: 井沢 元彦
出版社: PHP研究所
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コメント: これまで他の著書で展開していた事柄のくりかえしでしたが、「授業」というだけあって丁寧に平易に語られていて、とてもわかりやすく読みやすく、改めての納得感も高いです。天皇論という巻名ですが、相変わらずの宗教論が中心。けど、本質的だと個人的にとても支持している。2014ー023
関連本棚: AkizoMickeyGo
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実朝の首 (角川文庫)
実朝の首 (角川文庫)
著者: 葉室 麟
出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング)
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コメント: このところ葉室さん何冊か読んだので、自分としては親和性の高いテーマの本書に気付いて購入。あれ?おかしいな。なんだかこの話知ってるぞ。うーん、どうも単行本化の時に、図書館本を読んだようだ。全く憶えていなかったけど読み始めたらすっかり憶えてた、期待したけどそれほど面白くなかったことも。この時代は永井路子さんの方がぜんぜんいい。炎環とか。葉室さんも創作時代物は良いけど、歴史物は結構期待を裏切られるな。並行して隣の部の部長にお借りして読んだ、「三浦大介とその一族」(学術書)の方がよっぽど面白かった。2014ー022【追記】図書館本ではなくて、本棚には登録がないけど同好の同僚に、随分前に文庫を借りたらしい。
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