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中原の虹 第三巻
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| 著者: |
浅田 次郎 |
| 出版社: |
講談社 |
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西太后ロスですね。日露戦争から辛亥革命あたりは、歴史の勉強では深く勉強せず年表と事実のみを興味も薄く把握していましたが、時代を生きた人間の視点で歴史を見直すと、こんなにも興味深く面白いのかと気づかされます。これって国内の歴史小説を好んで読む理由そのままでした。食わず嫌いだったかな。
「内省不疚」(内に省みて疚しからず)、かくありたい。
次巻はいよいよラスト。他に課題図書山積みですが、こちらを完結させます。
2016-062 |
| 関連本棚: |
りゅ
AkizoMickeyGo
Ito
ちう
reiko510の2010
娘のパパ
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中原の虹 (2) (講談社文庫)
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| 著者: |
浅田 次郎 |
| 出版社: |
講談社 |
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「烤鴨店はたくさんございますけれど、ここが本家本元。よその店はみなにせものですわ。」
作中に出てくる北京の「全聚徳」で20年位前に北京ダックを食べました。当時は、毛沢東やニクソン大統領も来た店と説明を受けましたがあんまりありがたみを感じず、料理はともかくお店の歴史をしっかり感じてこなかったのが今となってはとてももったいないことをしたと悔やまれます。また行きたいな〜。
2016-061 |
| 関連本棚: |
AkizoMickeyGo
reiko510の2010
matznaga
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中原の虹 (1) (講談社文庫)
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| 著者: |
浅田 次郎 |
| 出版社: |
講談社 |
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前作の満足な余韻を引きずって、期待にそぐわない内容でした。近現代史は歴史の授業でも試験勉強でも時間切れでちゃんと勉強できませんでしたが、張作霖や張学良の人となりがいかにも小説的かもしれないけどすごく新鮮で惹きつけられます。こういう魅力的な覇王が結果的に徳を持って禅譲されたとされる歴史が繰り返されたのでしょう。袁世凱との描き方のギャップが歴史的事実を顧みてもとても興味深いです。
2016-060 |
| 関連本棚: |
AkizoMickeyGo
reiko510の2010
matznaga
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真夜中のパン屋さん 午前1時の恋泥棒 (ポプラ文庫)
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| 著者: |
大沼 紀子 |
| 出版社: |
ポプラ社 |
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一作目に引続き、家庭崩壊とか底流社会みたいなものに流されながら、それを克服するための生き様が描かれますが、双子の入れ替わりとか変態の持つ調査力とか、救済の手段とか、ちょっと設定が小説的過ぎでやりすぎかな。一作目ほど共感は持てませんでした。けど、続きが気になりますね。
ネット動画でNHKドラマ第一話観ました。土屋太鳳の希美は予想外に良かった。フチなしメガネしてないし変な関西弁しゃべらないのでイメージと違うけどタッキーもまずまず。若手ジャニーズの弘基だけがちょっとかな。
2016-059 |
| 関連本棚: |
AkizoMickeyGo
0014
某書庫
えぬ
.SHO
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蒼穹の昴(4) (講談社文庫)
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| 著者: |
浅田 次郎 |
| 出版社: |
講談社 |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
「この国の国民は礼儀正しいけれど、お行儀は悪い」笑った。。。
いや〜面白かった。歴史好きだけど近代は少し苦手で中国にもそれほど興味はありませんでしたが、明治日本と眠れる獅子の関係も含めてもっとしっかり勉強したくなりました。紫禁城も都合3回は行ってるはずだけど、個人でゆっくりまた行きたくなりました。架空の人物の話なので事実ではないけれど、文秀の亡命を支援する各国の記者たちのジャーナリストとして歴史に参加する矜恃みたいなものが、列強の軍や政府関係者とは違う古き良き時代の息吹をあらわしているようで、とても心地よいラストにつながりました。2016-056 |
| 関連本棚: |
のりマン
あれあれ
otsuyuの本棚
no title
コサカエミ
reiko510
AkizoMickeyGo
h_endo_ykhm
娘のパパ
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蒼穹の昴(3) (講談社文庫)
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| 著者: |
浅田 次郎 |
| 出版社: |
講談社 |
| 評価: |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
途中に3冊挟みましたが、あっという間にこの世界に引き戻され一気に読み終わりました。物語も一気に歴史の流れに乗って展開して、歴史で学んだ点と点が有機的に繋がってどんどん太く長くなってきます。特に香港の租借に関わる99の意味や李鴻章の役割など、教科書でも受験勉強でも得られない小説ならではの歴史を追う楽しさを堪能しています。創作人物もそれぞれ深みを増して、歴史人物との虚実織り交ぜた展開がますます魅力的。4巻も一気にいってしまいそう。
2016-055 |
| 関連本棚: |
のりマン
リッキー叔父さん
Shogo
AkizoMickeyGo
あれあれ
no title
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書店ガール 5 (PHP文芸文庫)
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| 著者: |
碧野 圭 |
| 出版社: |
PHP研究所 |
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面白かったよとお借りした本を酔っ払って無くしてしまい、弁償の意も含め購入。一気に読み終わりました。なんだこりゃ、いい話過ぎ。けど、どこにも嫌味も衒いもなくすごくよい読後感です。うん、面白かった。ある程度予測はつくものの、物語の途中であたかもまったく別の流れのように出てくる人物が、最後に一つにまとまってゆく様子は、予測通りでがっかりではなくて、そうであってよかったと素直に読者である自分も嬉しくさせるものでした。文芸賞やラノベの業界での位置付けなども、興味深く読ませていただきました。
シリーズ5作目となり、恋愛小説なのかお仕事小説なのか、どっちもなのかがはっきりしてきて、どんどん良くなっていきますね。いい読書させていただきました。続きが楽しみです。
2016-054 |
| 関連本棚: |
reiko510の2016
AkizoMickeyGo
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珈琲店タレーランの事件簿 2 彼女はカフェオレの夢を見る (宝島社文庫)
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| 著者: |
岡崎 琢磨 |
| 出版社: |
宝島社 |
| 評価: |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
引続き3巻までお借りしました。少しはマシになったと伺いましたので、期待して読み始めてそこそこいい感じのような気もしたのですが、やっぱりいただけませんね。まず、主人公二人にどうにも共感が持てない。二人の関係もワクワクしない。ミステリー部分もミステリー自体がどうにも浅くて、かつ謎解きが突拍子もない、、、。なんだかな〜。けど、3巻にもすでに手を出してしまった。。。
2016-048 |
| 関連本棚: |
.SHO
AkizoMickeyGo
suchi
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ボタニカル・ライフ―植物生活 (新潮文庫)
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| 著者: |
いとう せいこう |
| 出版社: |
新潮社 |
| 評価: |
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| コメント: |
植木の話、金魚やメダカの話、どれもこれも私の実体験をなぞるような共感と、生と死の摂理みたいな哲学的なことも考えさせられる感銘と、会社の本読み仲間に紹介されてお借りしましたが、期待通り満足度の高い一冊でした。
いとうせいこうさんはマンションのベランダガーデナー(ベランダ―)だそうですが、元の流れは庭の無い長屋住まいの人々が道路に植木を並べる風習のマンション版だと思われます。そういう面でいうと、私は保守本流で家の前の道路に植木鉢やプランターを並べせっせと水やりや植え替えをして、向いの公園にも何度草刈りで刈られてしまってもめげずに我が家のプランターから朝顔を移植しています。
2016-047
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| 関連本棚: |
サハコ
AkizoMickeyGo
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箱根の坂〈下〉 (講談社文庫)
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| 著者: |
司馬 遼太郎 |
| 出版社: |
講談社 |
| 評価: |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
「三浦家は、最後を迎えようとしている。」
下巻単独のみでも十分な読み応え、時代の変革を先取りする早雲と、権威や血筋にのみに依存して民に立脚した支配を夢にも思わなかった旧勢力の三浦。戦国時代へつながる歴史の流れを象徴的に描かれていてとても面白い。川越を基盤とした逸話も大きなウエイトを占めて、目先の興味も満足度が高い。素晴らしかった。欲を言えば、三浦家の最後はもう少し丁寧に書いて欲しかったな。
2016-045 |
| 関連本棚: |
ゆの
AkizoMickeyGo
h_endo_ykhm
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箱根の坂〈上〉 (講談社文庫)
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| 著者: |
司馬 遼太郎 |
| 出版社: |
講談社 |
| 評価: |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
すごく久しぶりに再読、何度目かはわからない、、、。昨年一昨年と油壺に道寸祭を見に行きましたが、本書で道寸さんは滅ぼされちゃう。それに来月行く予定の川越が舞台の小説で検索したら本書が出てきた。いろいろゆかりの本書、忙しいしやらなきゃならないことがたくさんあるのに読み始めたらやっぱり面白い。司馬遼好きを再認です。
2016-043 |
| 関連本棚: |
ゆの
ponsai
h_endo_ykhm
AkizoMickeyGo
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京都ぎらい (朝日新書)
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| 著者: |
井上章一 |
| 出版社: |
朝日新聞出版 |
| 評価: |
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なんか評判だし広告もよく見かけて、京都勤務暦10年の経験があり嫁も京都人(本書の定義では左京は京都ではない?)の私にはとても気になる作品でした。思いかけず図書館派で滅多に本を買わない本読みの仲間の上司がお買いになり、ありがたくお貸しいただきました。が、予想外のつまらなさ、、、。なんかひどくこだわりがあるようですが、京都人の当事者にも、外部の人間にもあまりピンとこないことにこだわって、何が伝えたいのか意味が不明でした。買わなくてよかった。
2016-042
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| 関連本棚: |
go.tekuteku
T.Miyashima
QP11
増井
AkizoMickeyGo
FP310T
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風雪の檻―獄医立花登手控え 2 (講談社文庫)
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| 著者: |
藤沢 周平 |
| 出版社: |
講談社 |
| 評価: |
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| コメント: |
しかし若先生、どんだけ好奇心旺盛でお節介なんですか。それにいい人過ぎます。嬉しい話に哀しい話、甘酸っぱい話にほろ苦い話、あれこれ満載でとても満足度が高い。さすが藤沢周平だなと再認識です。女性の描き方も俊逸、仮面を被る悪女からひたすら薄幸に耐え慎ましい人まで。前巻であれだけソリが合わなかったヒロイン?が少しずつ素直になって、お互い憎からず想うように進展するのも心地よい。課題図書や勉強しないといけないのものが溜まってきたけどやめられません。
2016-040 |
| 関連本棚: |
AkizoMickeyGo
平蔵
reiko510
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新装版 春秋の檻 獄医立花登手控え(一) (講談社文庫)
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| 著者: |
藤沢 周平 |
| 出版社: |
講談社 |
| 評価: |
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| カテゴリ: |
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| コメント: |
NHKのBS時代劇が今月から始まるのを知って、未読だったこのシリーズをやっと手にしました。藤沢周平は大好きですが、本をよく買っていた若い時も藤沢周平しか読まない本読みの後輩に借りることも多くて意外に自分で持っていないし未読のものも多いです。本書も何故手に取らなかったのかわからないけど、さすが安心の藤沢品質でした。読み終えた余韻がたまらない。素直でないヒロイン?と、これまで小馬鹿にしてきた主人公の今後が楽しみ。
明日続き買おう。
2016-039 |
| 関連本棚: |
Mieko
AkizoMickeyGo
hativs
takuji
無教養人
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みをつくし献立帖 (ハルキ文庫 た 19-9 時代小説文庫)
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| 著者: |
高田 郁 |
| 出版社: |
角川春樹事務所 |
| 評価: |
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| コメント: |
料理写真がすごくおいしそうでしたが、それ以上につるやの間取り絵イラストが最高でした。鬼平のドラマとかでは、居酒屋で椅子に座ってテーブルに向かうような映像が記憶にありますが、本当はこんななのかなと、とてもよくイメージが湧きました。
肝心のレシピは、残念ながら忍び瓜以外作ってもらえていませんが、、、2016-036 |
| 関連本棚: |
AkizoMickeyGo
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