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/AkizoMickeyGo/4101200211
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著者: |
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「なんだこれゃ」森見さんの帯の通りですね。関西人でもあそこまではうまく言えない、ああ言えばこういうテンポの良いシャレなのか冗談なのか本気なのかわからない会話の数々。それに本だって子供を作るという百八ページと百九ページの間にぐいぐいと差し込まれる栞ひものなんとも言えないエロティズム。このままどこに持っていくのかと思ったら、予想を超えた3代にわたる読書を通じた家族の歴史、堂々たる大河ドラマというか叙情詩でした。
ミキの左手の人差し指は輿次郎の著書「幼形成熟としての民主主義」に挟まれており、想像を逞しくすれば、輿次郎の温かい懐に指を差しいれているかのように見えなくもなかった。本と人を想う気持ちとの関係・繋がりをこれがすべて表していますね。またゆっくり読み直すために手元に持ちたい一冊になりました。最近そういうのが多いですが。2017-013 |
関連本棚: |
reiko510の2016
AkizoMickeyGo
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天子蒙塵 第二巻
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著者: |
浅田 次郎 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
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一巻目は珍妃の井戸形式で、ネチネチと溥儀とふたりの妃のなんとも夢も希望もない時代に翻弄される姿の描写に終始して、懐かしい登場人物に再会する喜びはあっても実はイマイチでした。なので、二巻目もおんなじトーンで展開するのかと不安でしたが二巻目は一変です。張作霖と長城を共に越えた英雄たちが、時代が変わってそれぞれの道を進みながらも、誰もが変わらぬ熱い想いと誇りを持ってその変化に立ち向かいます。すごく面白かった〜。中原の虹を読み返したくなりました。早く続きも読みたい。
2017-012 |
関連本棚: |
AkizoMickeyGo
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あきない世傳 金と銀〈3〉奔流篇 (時代小説文庫)
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著者: |
髙田 郁 |
出版社: |
角川春樹事務所 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
毎度の最後に事件がおこって次巻の方向性を示唆させる終わり方と内容は、読後に見たamazonのレビューでは主に女性に好意的に受けとめられていましたが、男の私にはどうも素直に読めませんでした。
高田さんの作品は女主人公が困難を克服していく姿に勇気づけられる、元気をもらえると高田さんファンの女性から伺った記憶がありますが、本書では男があまりにも身勝手で情けなくて期待通りにダメダメで、、、。まあ、しょうがないか。あっさり読み終えたのは面白かったからだし、なんだかんだ言っても次が気になるし、、、。
2017-011 |
関連本棚: |
AkizoMickeyGo
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鬼平犯科帳 1 (文春文庫 い 4-1)
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著者: |
池波 正太郎 |
出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
誕生50周年で、ドラマのFINAL、アニメの開始といろいろ話題でホントに久しぶりに手に取りました。なんどもなんども読み返しましたが、やっぱり面白い。第一巻にこんなに印象に残っている盗賊が出てきたのはびっくり。やはり繰り返し読みも一巻がいちばん多く読んでいるからかな?ついつい次に手がでそうだけど課題図書がたまってきたので次はまた今度。本所深川歩きも計画しなくては。
2017-010 |
関連本棚: |
wac
AkizoMickeyGo
射手座
reiko510
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/AkizoMickeyGo/4062201941
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著者: |
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出版社: |
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評価: |
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待望の続編、忘れた頃に図書館本がきました。
予想に反して珍妃の井戸と似た感じのインタビューと回想という形態をとりますが、懐かしい登場人物が続々出てきて連続性がとても嬉しいです。玲玲も登場!
西太后や満州の溥儀のドキュメンタリーをこのところよくテレビで観ましたので、舞台のイメージがとてもよく頭に浮かびました。面白かった〜。中国も改めて行きたくなりました。
2017-009 |
関連本棚: |
AkizoMickeyGo
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ダック・コール (ハヤカワ文庫JA)
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著者: |
稲見 一良 |
出版社: |
早川書房 |
評価: |
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コメント: |
オーデュボンと併せて薦められた鳥モノ!?。まったく知らない作者をまったく先入観なく読みましたが、一話一話に魅せられ読んでいてゾクゾクしました。面白かったというと浅い感じですが、すごく心に残りました。オーデュボンの画集が欲しくなってきてamazon調べましたが適当なものはないのですかね、残念。2017-008 |
関連本棚: |
tkmr
ゆげ
AkizoMickeyGo
libido
yho
QP11
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あきない世傳金と銀〈2〉早瀬篇 (ハルキ文庫)
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著者: |
高田 郁 |
出版社: |
角川春樹事務所 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
前巻のどうにも身も蓋もない不幸と悲劇の連鎖から、なんともスッキリしない読後感で続きをどうしようか多少躊躇しましたが、とっても面白い展開になってきました!あっというまに読み終わりです。
新たな環境変化(不幸も)や人間関係や人となりの認識があって、想像できる方向になんとなく納まります。その流れが前巻と違ってとても心地よい。
またもやラストに次巻に向けた方向性が示唆というよりはっきり書かれます。読者の多くがきっと期待する方向だけど、きっと一筋縄ではいかないのだろうな。続きが早く読みたいです。それにつけても「阿呆ぼん」には、つける薬が無い。
2017-006 |
関連本棚: |
AkizoMickeyGo
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/AkizoMickeyGo/4758439818
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著者: |
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出版社: |
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評価: |
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サイン本です。読むのが漏れているうちに続巻が本屋さんに並び始めてしまいましたが、 ようやく手にとりました。
みをつくし同様に、 女性が強く生きることがテーマなのだと思いますが、 とにかく身も蓋もないくらいどうしようもなく不幸と困難が湧いて出ます 。数えで7つ~13くらいの主人公が描かれているのですが、 彼女がとにかく健気で素直で聡明で、 なんかすごく現実離れしていて違和感ありありです。 文章はとても読みやすくあっという間に読み終わったのですが、 まったく救いようのない最終章に、次巻以降の容易に想像できる展開が暗示されます。えーっ、本当にそうなるの…、読後感はすっきりしません。
アマゾンでは私と同様な感想をお持ちの方もいて賛否両論のようですが、禁断でのぞいてしまった次巻のレビューは良いようでしたので、 次も買って読んでみます。2017-005 |
関連本棚: |
AkizoMickeyGo
ヴィヴァアチェ
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超高速!参勤交代 リターンズ (講談社文庫)
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著者: |
土橋 章宏 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
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コメント: |
本書も「ぼく明日」をSFとして矛盾を気にして読んではいけない、「大江戸科学捜査」をミステリーとして読んではいけないと同様に、時代小説として時代の雰囲気を知るとか情緒を感じるとか歴史に想いを馳せるとかしちゃいけない、純粋な娯楽ものでした。スーパーマンだらけだとか、その立場の人間がそれはないだろうとか、珍しく全く気になりませんでした。楽しかった!
2017-003 |
関連本棚: |
reiko510の2016
AkizoMickeyGo
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ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫)
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著者: |
七月 隆文 |
出版社: |
宝島社 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
「たんぽぽ娘」以来のタイムトラベル、ボーイ・ミーツ・ガールでした。機内映画で「君の名は。」は見ましたが。
本読み仲間に薦められて読みましたが、恥ずかしながら年末に京都へ帰省して叡電に乗るまで、京都が舞台であることですら理解しておりませんでした。
お薦め人から「「引っかかるところ」があるので語りたい」と聞かされていて、それがなんだったのかを考えながら読んでしまいましたので、読解力を試験されているようで怖かったのですが。。。。
まぁ、突っ込みどころ満載ですね。映画も見たくなりました。ヒロインはちょっとイメージ違いますが。
2017-002 |
関連本棚: |
AkizoMickeyGo
bugbug
.SHO
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大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 両国橋の御落胤 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
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著者: |
山本 巧次 |
出版社: |
宝島社 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
続けての2作目は、ミステリーのお話としては1作目よりも無理が少ないかな
という印象ですが、同じご落胤ミステリーだった佐藤雅美さんの半次シリーズ
「揚羽の蝶」と比較してしまうとお話の構想力といった観点ではまだまだかなって感じです。
なので、ストーリーというより設定とキャラの面白みを中心に楽しませてもらいました。
1作目の最後の最後の「ええっ」についても、最後の最後に触れるだけで進展が
ほとんどないのは、もっと引っ張るぞという勿体付けですかね。
アマゾンやブックメーターでは、私は気に入った設定や人物描写に賛否両論のようですが、続きが楽しみです。
2017-001 |
関連本棚: |
AkizoMickeyGo
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大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
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著者: |
山本 巧次 |
出版社: |
宝島社 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
本読み仲間のオススメをお借りして久しぶりの読書。設定と人物描写が絶妙!表紙絵のショートカットな主人公もイメージ通りでいい感じ。実際はアラサーだけど江戸では二十歳過ぎで通用するってのが笑える。ミステリー自体はあまり得意でないので同じような感想が多いけど、本作もちょっとどんでん返しだらけでお話し作り過ぎの印象。さらにはラストのえっ、、、、、、、。けど、とっても面白かった。続きもお借りしてるので、今年のラストと来年のスタートはこのシリーズで決定!今年は前半いいペースだったけど、結局100冊に届かず。
2016-079 |
関連本棚: |
AkizoMickeyGo
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王になろうとした男 (文春文庫)
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著者: |
伊東 潤 |
出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
王になろうとした男が予測と違いました、うまいな。
活字としては認識していても、そのキャラクターや事績についてはあまり知らなかった人物を通じた信長の物語は、作者の創作要素もあるのでしょうが予想外の面白さでした。勉強のために読書を控えるつもりでしたが、ついつい読んでしまいました。満足です。
2016-075 |
関連本棚: |
reiko510の2016
AkizoMickeyGo
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聖なる怠け者の冒険 (朝日文庫)
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著者: |
森見登美彦 |
出版社: |
朝日新聞出版 |
評価: |
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コメント: |
そうして悩み苦しんだ挙句、我々の内なる怠け者が囁くのだ。「明日にしよう」と。
京都で10年過ごしましたので、どの場面も距離感も含めイメージが湧いて面白さ倍増です。森見さんの作品はどれを読んでも京都行きたくなります。同時に森見さんファンをご案内したくも!
娘がこのところ森見さんにはまってきました。なんか嬉しいです。
2016-073 |
関連本棚: |
AkizoMickeyGo
reiko510の2016
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