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思い出のマーニー (新潮文庫)
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著者: |
ジョーン・G. ロビンソン |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
☆☆☆☆☆ |
カテゴリ: |
海外
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コメント: |
宝物のような一冊。自分を「外側の人間」だと分析し、子供らしくなく何事にも頑張らない、それゆえ友達もいず大人を困らせているアンナ。
少女が初めて得る「親友」、その女の子がマーニー。
マーニーは架空の存在なのか、亡霊なのか、分からないまま話は進み最後の章で二人の関係が明かされる。
時代を超えて繋がる人間の不思議さ。 |
関連本棚: |
Mikan Akashita
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厭な物語 (文春文庫)
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著者: |
アガサ クリスティー, モーリス ルヴェル, ジョー・R. ランズデール, シャーリイ ジャクスン, パトリシア ハイスミス |
出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
☆☆☆ |
カテゴリ: |
海外
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コメント: |
ほんと厭だ。「崖っぷち」は思い込みの激しい自己中心的女性のいやらしさを。「くじ」は、立場で豹変する人間の本質のいやらしさを。「フェリシテ」は生きる喜びを一旦知ったがために、再度の孤独を受け入れられない人間を描いている。その他、胸の悪くなる暴力の話が数篇。 |
関連本棚: |
Mikan Akashita
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その女アレックス (文春文庫)
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著者: |
ピエール ルメートル |
出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
☆☆☆☆ |
カテゴリ: |
海外
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コメント: |
第一部で監禁された謎の美女を、第二部では次々に惨殺される男や女がグロく描かれている。犯罪小説だからしかたがないと思いきや、第三部でもっと凄まじい真の犯罪があらわされる。
クローザーなどのアメリカドラマの匂いがする。
話の展開には没頭したが、ただ面白いとだけは言えない小説。 |
関連本棚: |
reiko510の2014
Mikan Akashita
hama
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路上の弁護士
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著者: |
ジョン グリシャム |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
☆☆☆☆☆ |
カテゴリ: |
海外
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コメント: |
問題なのは年収、権威ではなくて、貧しい者の立場に(この本の場合、ホームレスの生活を守る代理人)なっての弁護活動だという事に気づいてからの2週間で生活を劇的に変える若き弁護士の話。
大人の恋愛の始まりも感じさせて、読後感も爽やか。
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関連本棚: |
Mikan Akashita
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パートナー
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著者: |
ジョン グリシャム |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
☆☆☆☆☆ |
カテゴリ: |
海外
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コメント: |
自らの死を偽装して大金を手にしたパトリック。逃亡先をリークした意外な人物、そして逃亡生活を手助けした人物が最後にとった意外な行動。どんでん返しありで娯楽作品を堪能した。 |
関連本棚: |
lookwest
Mikan Akashita
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墓場の少年 ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活
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著者: |
ニール・ゲイマン |
出版社: |
角川書店(角川グループパブリッシング) |
評価: |
☆☆☆☆☆ |
カテゴリ: |
海外
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コメント: |
イギリスの古い墓地で成長する少年の物語。霊廟、天使の像、聖別されない土地等、外国の墓地の様子を頭に描きながら読んでいった。ぜったいストップモーションアニメで映画化してほしい。グールやゴーント、そして神の犬、人間でも死者でもない者たちが行き交う不思議な世界がとても良い。
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関連本棚: |
Mikan Akashita
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スキッピングクリスマス〔文庫〕 (小学館文庫)
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著者: |
ジョン グリシャム |
出版社: |
小学館 |
評価: |
☆☆☆☆☆ |
カテゴリ: |
海外
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コメント: |
日本人には想像もできない、クリスマスの一大狂騒ドラマ。
クリスマスにおける、出費と人付き合い、デコレーションをたったの一年やめようとする事で起こる悲劇がユーモラスに語られる。そして最後に、本当のクリスマスのありかたが見えてくる。 |
関連本棚: |
psi
Mikan Akashita
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ペリカン文書 (小学館文庫)
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著者: |
ジョン グリシャム |
出版社: |
小学館 |
評価: |
☆☆☆☆ |
カテゴリ: |
海外
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コメント: |
登場人物の多さと場面展開の早さでめんくらう事もあるが、政治の世界の陰謀に一人で立ち向かう魅力的な女子学生は、映画で演じたジュリアロバーツそのままに頭の中で動き回った。ニューオーリンズ、ニュヨーク中を走りぬけた感じ。 |
関連本棚: |
Mikan Akashita
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めぐりめぐる月
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著者: |
シャロン クリーチ |
出版社: |
偕成社 |
評価: |
☆☆☆☆☆ |
カテゴリ: |
海外
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コメント: |
家を出た母親の足跡を祖父母とたどる旅をすることで、自分が何者であるのかを知ってゆく物語。
「人のモカシンを履いて物を見る」「頭の上に悲しみの鳥は飛ぶが、巣作りさせてはいけない」等々、インディアンの古い教えと共に話しが進む。
せつなくて温かい気持ちになる。 |
関連本棚: |
Mikan Akashita
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解錠師 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
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著者: |
スティーヴ・ハミルトン |
出版社: |
早川書房 |
評価: |
☆☆☆☆☆ |
カテゴリ: |
海外
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コメント: |
言葉を失った少年の成長の物語。犯罪に手を染める高校時代、プロの金庫破りになった頃の事、そして獄中にいる現在という3つの時限を行きつ戻りつしながら話は進む。
言葉をもたない少年の心の中がクールに描かれる。乾いた語り口と熱い恋心が心に響く。 |
関連本棚: |
ピロコ
kitashi
Mikan Akashita
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ほんものの魔法使
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著者: |
ポール・ギャリコ |
出版社: |
大和書房 |
評価: |
☆☆☆☆ |
カテゴリ: |
海外
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コメント: |
多分に教訓的だけど、ちっとも嫌ではない。ほんものの魔法使いに出会った事が一人の少女に自信と勇気を与えた、そんな物語。もの言う犬のモプシーと魔法使いの会話も眉唾だけど惹かれる。この世は魔法でいっぱいだと気づかされる。 |
関連本棚: |
Mikan Akashita
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七つの人形の恋物語
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著者: |
ポール ギャリコ |
出版社: |
王国社 |
評価: |
☆☆☆☆ |
カテゴリ: |
海外
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コメント: |
大人の為に書かれた童話。
冷酷で残忍な男のうちに潜む7つの異なった人格が人形に姿をかりてお芝居をくりひろげる。一人の男があやつっていると思えないほど、人形は知恵ある善人であったり小狡い泥棒だったり、責任を一手に引き受ける興行主だったりする。
夢物語らしく始まって美しく、だが現実的に幕をとじる。ただ、挿絵がリアルすぎるのが気になる。 |
関連本棚: |
Mikan Akashita
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ホーミニ・リッジ学校の奇跡! (sogen bookland)
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著者: |
リチャード ペック |
出版社: |
東京創元社 |
評価: |
☆☆☆☆☆ |
カテゴリ: |
海外
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コメント: |
20世紀の初頭、車が文明の象徴であり、人々は農作業に追われ、子供も労働力であり教育がまだ重視されていなかった頃のお話。
小さな田舎の学校で代理教員として教える事になった女性は、日頃脅威を感じている実の姉であった。教わる立場の弟の目線でこの教員をとらえている。
物語が終わる頃には登場する人物が全て好きになる。 |
関連本棚: |
Mikan Akashita
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不思議の国のアリス (角川文庫)
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著者: |
ルイス・キャロル |
出版社: |
角川書店(角川グループパブリッシング) |
評価: |
☆☆☆ |
カテゴリ: |
海外
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コメント: |
何で?とか、どうして?とか言うのは無粋。「そうなっちゃうんだから仕方ない、なんせ夢だから」という感覚で楽しむ。
即興で作ったお話を子供に聞かせ、そのお話が子供の反応からどんどん面白くなって行くってあると思う。そんな感じ。 |
関連本棚: |
null
Mikan Akashita
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ダーク・ハーフ〈下〉 (文春文庫)
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著者: |
スティーヴン キング |
出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
☆☆☆ |
カテゴリ: |
海外
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コメント: |
映画にすればゾンビものに分類されてしまうのだろうな‥‥
人は母親の胎内にいる時、双子である確率が高いという。ただ胎内で自身の分身を吸収してしまい、それを知らずに生まれてくるのだと言う。
そんな分身が突如あらわれ暴れ出したらどうなるのだろう?、、という事を極めて凄惨な筆致で書いている。
あり得ないと思いながらページをめくる手が止まらない。 |
関連本棚: |
★あぱ
hama
Mikan Akashita
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ダーク・ハーフ〈上〉 (文春文庫)
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著者: |
スティーヴン キング |
出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
☆☆☆ |
カテゴリ: |
海外
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コメント: |
一人の作家が、ペンネームで別のジャンルの本を創作した時、別の人格が生をもって暴れ出す。
自身の作り出した怪物(恐怖小説を執筆する男)=本来ならペンネーム・・と作家の対決。後半の盛り上がりに期待。
ただ、あまり残虐な描写が多いため、読み出してすぐくじけそうになった。ストーリーは面白いが嫌な気分にもなる。 |
関連本棚: |
やぁ
★あぱ
佐藤
hama
Mikan Akashita
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シャイニング〈上〉 (文春文庫)
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著者: |
スティーヴン キング, Stephen King |
出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
☆☆☆☆ |
カテゴリ: |
海外
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コメント: |
じわじわと追いつめる様なタッチで、家族3人が陥った閉塞感をこと細かく書き連ねている。成功しつつある小説家で癇癪もちでアルコール依存の父親、育った環境から解き放たれたいと願う母親、人の心に入り込んでしまう聡明すぎる子供・・それぞれを心の内側から覗きこんでいる気分になる。家族が、現実と別世界の間をぎりぎり綱渡りしている。 |
関連本棚: |
ピヨ
izen
au
養老孟司
Mikan Akashita
りりぃ
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ファイアスターター (上) (新潮文庫)
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著者: |
スティーヴン・キング |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
☆☆☆☆ |
カテゴリ: |
海外
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コメント: |
政府の一組織の秘密裏の実験。その被験者となり超能力を身につけた男と、その娘(放力念火ができる)の息詰まる逃亡物語。
回りくどいほどの比喩を読み解くのは私には時間がかかるが、それがあるから追う側(組織)追われる側(親子)の心理状態や、逃亡劇のさなかにさえ自然の美しさを味わうことが出来る。 |
関連本棚: |
サワ吉の本棚
偏食子ヤギ
ちう
Mikan Akashita
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