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ISBN: 4106450070  紀伊國屋, Amazon, WebCat
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Mike : 日露戦争に軍事的には勝利したものの、そのまま戦争を継続すれば、大国ロシアの最後の力で粉砕されかねない日本と、帝政ロシアでわき上がる労働者や農民たちの力に思うように軍を動かせないロシア。双方の思惑の元に、停戦協議の講和会議に臨む日本外務大臣の小村寿太郎とロシア側の代表のウィッテ蔵相。調停役のルーズベルトと親交のあった金子堅太郎の裏での活躍も大いに役立った。  賠償金無しで樺太の半分の割譲を受けることで妥結するが、帰国後、日本の世論は譲歩しすぎたとして小村代表への批判で、東京が争乱状態に。外交的、軍事的には、ちょうどの落とし処で、停戦協議を成立させることには成功したが、結局、満州と韓国における日本の権利をロシアと諸外国に認めさせることになり、これが、後の長い東アジア戦争のベースとなるものであった。  欧米諸国がアジア、アフリカで植民地化を大々的に展開していたのを、後から出てきたアジアの小国の日本が真似たものといえる。  いろいろ、考えさせられる本である。 ところで、イギリス人が撮影した日露戦争の実写映像が残っているんですね。 http://www.youtube.com/watch?v=BPBURiP_Hso この中に、ポーツマスでの日本全権団も写っています。
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最終更新 : 2009-04-05 18:02:51 +0900
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