|
日の名残り (ハヤカワepi文庫)
|
|
カズオ イシグロ
早川書房
ISBN: 4151200037
紀伊國屋,
Amazon,
WebCat
|
カテゴリ |
|
評 価 |
★★★☆ |
コメント |
Pulp Literature :
|
詳細はこちら
|
mie :
|
執事さん。萌え。
|
tam :
|
失われつつある伝統的な英国での執事の物語。執事として頑なな態度を貫くスティーブンスの淡い恋愛小説でもある。翻訳も上質。
印象に残った一文。
「お前には、じつにひどいことをしてしまった。だがな、スティーブンス、ミスター・ペンサーも一生懸命だったのだ。彼はサー・レナードにあることを証明したかった。いまさらこんなことを言っても慰めになるかどうかわからんが、ある重要な論点の立証にお前は大変役に立ってくれた。サー・レナードはな、昔流儀のたわごとを並べ立てていたのだ。国民の意思が最良の仲裁者だ、云々というな・・・。まったく信じられんことだ。」
|
michico :
|
まず訳が美しい。執事の心の機微が尊敬語/謙譲語/丁寧語のうちに込められている。自分が原著を読んで、こんな風に読み取れるかどうか・・・
権威主義的な時代に執事として生きる主人公が、「品格ある執事」を目指した結果、気づく人生の真実とは。
|
|
他の本棚 |
Pulp Literature, mie, tyosaka, すぐ横, yoru, duck, evu, tam, saim, aki, michico, mest, がこび, nobuo_o, nm090
|
最終更新 : 2006-04-07 13:55:43 +0900
|
カテゴリ |
|
評 価 |
|
コメント |
|
|
|
|