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日の名残り (ハヤカワepi文庫)
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カズオ イシグロ
早川書房
ISBN: 4151200037
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Pulp Literature :
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mie :
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執事さん。萌え。
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tam :
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失われつつある伝統的な英国での執事の物語。執事として頑なな態度を貫くスティーブンスの淡い恋愛小説でもある。翻訳も上質。
印象に残った一文。
「お前には、じつにひどいことをしてしまった。だがな、スティーブンス、ミスター・ペンサーも一生懸命だったのだ。彼はサー・レナードにあることを証明したかった。いまさらこんなことを言っても慰めになるかどうかわからんが、ある重要な論点の立証にお前は大変役に立ってくれた。サー・レナードはな、昔流儀のたわごとを並べ立てていたのだ。国民の意思が最良の仲裁者だ、云々というな・・・。まったく信じられんことだ。」
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michico :
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まず訳が美しい。執事の心の機微が尊敬語/謙譲語/丁寧語のうちに込められている。自分が原著を読んで、こんな風に読み取れるかどうか・・・
権威主義的な時代に執事として生きる主人公が、「品格ある執事」を目指した結果、気づく人生の真実とは。
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最終更新 : 2004-08-02 23:27:22 +0900
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