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有名な「生物と無生物のあいだ」は未読。語り口が「プリオン説はほんとうか?―タンパク質病原体説をめぐるミステリー 」と同じ人物とは思えない。<br><br>
「ルリ…」読了。福岡ハカセの筆の範囲と自分が感心を持っているものとの重なりが多くて実に楽しく読むことができた。ハカセは有名なフェルメール好きだから,ラピスラズリの青の例として「真珠の耳飾りの少女」を持ち出すのは当たり前だとわかっていても,彼女のことを書いてくれて嬉しくなった。<br><br>
文中に一度も「福岡ハカセ」という単語が登場しないコラムの方が,登場するものより著者の主張が強く現れている気がする。「福岡ハカセ」を使うときは多少の照れや遠慮がどこかにあるのかもしれない。 |