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千年、働いてきました―老舗企業大国ニッポン (角川oneテーマ21)
野村 進
角川グループパブリッシング
ISBN: 4047100765
紀伊國屋
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カテゴリ
評 価
☆☆☆☆
コメント
ジェミニ :
日本の製造業に関しては、古くは内橋克人氏の「匠の時代」や、ちょっと前では、山根一眞氏の「メタルカラーの時代」などありますが、この本は日本の老舗企業の先端技術に関して書いています。 今、最先端の携帯電話に銅箔の技術が使われていたり、墨やロウの技術から、レーザープリンターやコピーのトナーができたり、清酒醸造技術から、美容液ができたり、伝統技術が最先端技術に変貌する様が伺えます。 もの作り大国日本では、大企業のみでなく、中小企業もものすごく頑張って、最先端の技術を支えているのが良く分かります。
二代目平蔵 :
野村進さんの硬派なアジアものに比べるとやや軽めのルポ(アジアもののファンとしては少し不満)。
しかし、現在も残る老舗企業に的を絞った切り口の斬新さはさすが。特に、銅山の技術を発展させ、携帯から希少金属を取り出している小坂製錬の話は興味深かった。それまで培った技術を他分野で展開すること、そのことに貪欲な企業がこれからも生き残っていくのだろうと実感させる一冊。
thirosi :
野村進さんのアジアものはよく読んでます。 企業の寿命は30年といいますが、長寿できないわけじゃなく、でも長寿企業はその為の努力や創意工夫がある事を教えてくれる本です。 特に「技術」ですよね。 培ってきた技術は必ず世の中では昇華して違う技術になる。その新しい技術を見逃さないか、よいタイミングで事業化できたかが、結果論かもしれませんがミソではないでしょうか。
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最終
更新
: 2007-04-06 10:25:06 +0900
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評 価
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野村進さんのアジアものはよく読んでます。 企業の寿命は30年といいますが、長寿できないわけじゃなく、でも長寿企業はその為の努力や創意工夫がある事を教えてくれる本です。 特に「技術」ですよね。 培ってきた技術は必ず世の中では昇華して違う技術になる。その新しい技術を見逃さないか、よいタイミングで事業化できたかが、結果論かもしれませんがミソではないでしょうか。
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