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(6/6)冊
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アルジャーノンに花束を
アルジャーノンに花束を
著者: ダニエル キイス
出版社: 早川書房
評価: おすすめ
カテゴリ:
コメント: 俺がこれを読んだのは氷室がソロになって同名のファーストアルバムを出した直後だったので,もう15年くらい経ちますか。最初にびっくりしたのは翻訳がうまいな,ってことでした。特に前半はそうですね。かなり有名になってしまって(広末涼子がコメントしていたくらいなので)特にここで何か書くことはありませんが,ダニエルキイスの中では一番好きであることは間違いありません。読んでみてください。一度手にしたものを失う怖さ,それに対して自分が何もできない想いがこの小説にはあります。
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冷血 (新潮文庫 赤 95C)
著者: カポーティ
出版社: 新潮社
評価: おすすめ
カテゴリ:
コメント: カポーティのノンフィクションなのですが,一気に読んでしまいました。でも日本でもこの手の事件は結構発生しているんですよね。それが少なかった当時の反響は想像しにくいですが,かなり反響があったのではないでしょうか?「隅っこ(コーナー)に行ってしまった」ってのが印象的でした。犯人に対して同情する気は一切ありませんが,「こういう風に思っているんだな」って何となくわかるような気がします。誰もがほんの些細なことで犯罪者になる可能性があるということを前提に読むととても興味深く読むことができると思います。
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人間とは何か (岩波文庫)
人間とは何か (岩波文庫)
著者: マーク トウェイン
出版社: 岩波書店
評価: おすすめ
カテゴリ:
コメント: 高校の時に読んで,非常にショックを受けた本です。とてもトムソーヤとか書いた人と同じ人が書いたとは思いません。今思うと,仲間とここに書いてあることで一晩中議論していたような気がします。 この本に書かれていることは難しいことではありません。人間は最終的には自分が持つ自己満足から逃れることができず,それが行動のためのほぼ唯一の前提になっているということです。興味のある方は読んでみてください。全くこの持論に反論できなかった自分が情けないです。もしかして今読み返したら少しは反論できるようになっているかもしれませんが,最近読み返していないのでわかりませんね。
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個人的な体験 (新潮文庫 お 9-10)
個人的な体験 (新潮文庫 お 9-10)
著者: 大江 健三郎
出版社: 新潮社
評価: おすすめ
カテゴリ: 日本文学(芥川賞系)
コメント: まああまりコメントすることもないかもしれませんが,読んだ皆さんはラストの部分をどう思いますか?多分書いた方が良かったか書かなかった方が良かったか,その二つの意見が多いと思います。著者は私小説的な側面は持たせないつもりだったとおっしゃっていましたが,俺からはどうしても重なって見えてしまいます。それがいい悪いという話ではないのですが。 もし興味があれば読んでみてください。俺は作者の向かいたい方向に引っ張られていく感覚がなんとも心地よいです。俺が主人公だったらどうしていたのかと思うと何とも言えませんが。
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文章読本 (中公文庫 A 12)
著者: 三島 由紀夫
出版社: 中央公論新社
評価: おすすめ
カテゴリ: 日本文学(芥川賞系)
コメント: 三島の古今東西の文学に関する考察が興味深いですね。最初は読んでいくと古文などでちょっと躓いたりするかもしれませんが,慣れると読み進むにつれて結構「ふんふん,そーだよな」って感じでページをめくっていくことができると思います。これを読むと日本文学(特に古典)も捨てたもんじゃないなって思います。俺がそんなことを言う立場にあるわけではないのですが。
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1973年のピンボール
1973年のピンボール
著者: 村上 春樹
出版社: 講談社
評価:
カテゴリ:
コメント: ご存じ,村上春樹の鼠三部作のひとつです。これは一度ゼミで対象となったのですが,それがなくても読んでいました。双子という特殊性と配電盤が面白いですね。まあ読んでみてください。亡くなってしまったゼミの先生に何故この作品を選んだのか質問したことがあるのですが,安保の頃の雰囲気が好きだからと言うようなお話をしていました。確かにこれに限らずこの人の作品には安保の頃の雰囲気は一貫して流れているような気がします。
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