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マンションの地震対策 (岩波新書)

藤木 良明
岩波書店
ISBN: 4004310369  紀伊國屋, Amazon, WebCat
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ushi : 2006/12/5 人生あと○十年、大地震に遭遇する可能性はいくらかあるものと思う。 好んで買ったマンションだけど、地震のときどうするかどうなるのか、漠然とした不安があるのも事実。 これは ◆どのように備えるべきか。 ◆壊れたらどうすればよいのか。 ・・という本です。 どちらかといえば、「生活」「そのときどうする」からの視点ではなく、 「建物」「中長期的な復旧」「管理組合の対応」からの視点でした。 (著者を確認したところ、建築学の大学教授でした) うちのマンションは、この本によると比較的安全で壊れる可能性が低いマンション(ピロティがない・複合施設ではない・上下がすべて同じ間取り・地盤・地形等)のようです。 阪神大震災で6,434人の方が亡くなりましたが、マンションの圧壊による死傷者は約20人。 (第一世代(~1971)・第二世代(1971~1981)・第三世代(1981~)をすべて含む) 阪神大震災のときのマンションの被災がどのようなものだったのかもよく知らなかったが、 下記のデータをみて、意外と損傷が少ないこと・建替となった事例が少なかったことに驚いた。 (多数の損傷・多数の係争発生というイメージがあった) 破損した場合は、建て替えか補修かを選択することになる。 この本の著者は補修を勧める立場で書かれているということもあるだろうけど、 建て替えは、補修よりも、補助金は受けられるが負担金は重く、より難しくなることが記されている。 また実績でも、補修のほうが圧倒的に多い。 もしもの際は、大破であってもまず建て替えありきではなくて、補修でも復旧が可能だという情報が得られたのは収穫だった。
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最終更新 : 2008-11-19 12:24:38 +0900
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