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キヤノン特許部隊 (光文社新書)
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著者: |
丸島 儀一 |
出版社: |
光文社 |
評価: |
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コメント: |
キヤノンの特許部隊を長年指揮してきた丸島という人へのインタビュー型式になっている。
<ul>
<li>もともと技術者として入社したのだがたまたま特許に配属されてそこで燃えて力を発揮したらしい。
<li>Xeroxの特許を避けてコピーを開発した話
<li>その他各社との交渉の歴史
<li>クロスライセンスの原理
<ul>
<li>本当に大事なものは出さない
<li>欲しいものに関しては黙っておく
<li>ライセンスは一気に全体的に締結し、欲しいものをこっそり使う
</ul>
<li>戦略的な特許取得
<ul>
<li>製品に使わないものでも特許でおさえておく
<li>最初に他社製品を分解して特許を全部調べる
</ul>
<li>特許による攻撃は部品でなく製品に対して行なうと沢山金を取れる
<li>交渉できない奴が裁判をやる
<li>キヤノンには天下りはいない
<li>米国は1985からプロパテント政策 ... 権利保護重視
<ul>
<li>日本などからの保護
<li>独占禁止の考え方と対立する - 両者の間を周期的に揺れ動く
<li>日本も景気が悪くなってきてプロパテント方向に動いている
</ul>
<li>日本の政策への提言
<ul>
<li>日本のプロパテント政策による研究空洞化を阻止
<li>産学連携 大学へのアウトソーシング
<li>大学内の競争原理
<li>司法制度の修正
</ul>
</ul>
結局のところ特許というのは泥試合であり、多くの矛盾をはらんでいる。
企業の論理から言えば自社製品をガチガチに特許でおさえて他社に勝つことが
絶対なのかもしれないが、ユーザから見ればそういうことは全くどうでも良いことであり、
自由競争によってより良い製品が使うようになることの方が
はるかにメリットがあるはずである。
発明者が利益を得るようにしなければならないのは確かだが、
権利を認めすぎるのは社会全体にとって有害のように思える。
著者は、産学共同研究においても知的財産保護が大事であり
大学もそういうシステムをとるべきだと主張している。
実際米国の大学などは特許にかなり熱心のように見受けられるが、
これは商売上の行動であり、あまり感心した行為には思えない。
<br>
産学連携、というか大学を企業の研究所別室のように考えるとき、
大学では企業と同様の知財管理が必要になる。
丸島氏はそれを推進せよと言っている。
大学の研究室の中をいろんな企業の人間がうろつくことすら不可能になってしまう。
カーネギーメロン大学とか三菱住友大学とかいう大学なら
それも良いかもしれないが、国立大学が中心の
日本においてそんなことは考えられないのではないか。 |
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英語ライティングルールブック―正しく伝えるための文法・語法・句読法
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著者: |
デイヴィッド セイン |
出版社: |
ディーエイチシー |
評価: |
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コメント: |
<a href="/%E5%A2%97%E4%BA%95/020530902X">The Elements of Style, Fourth Edition</a>みたいな本。
前半の前置詞の使い方とかは用例を覚えるしかないと思うのだが、
ピリオド/コンマ/コロン/セミコロンの正しい使い方について
詳しく書いてあるのが非常に参考になる。
なんとなく気分でコンマを打ったり打たなかったりしていることが多い人
(私みたいな人)
が正しい知識を習得するのに有用だと思う。
(e.g. Dear 〜: とDear 〜, はどう違うか、とか)
<br>
(アマゾン書評でもそういう評価が多いようだ) |
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覇王さまの秘密のお城 (ビーボーイノベルズ)
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著者: |
水無月 さらら |
出版社: |
ビブロス |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
<a href="/%E5%A2%97%E4%BA%95/4835213793">天使(エンゼル)ちゃんの夏休み (ビーボーイノベルズ)</a>に書影が無かったので類似本として登録しただけです。
後ろの人物が「覇王さま」のようです。 |
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四色問題
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著者: |
ロビン・ウィルソン |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
四色問題が解かれて25周年記念の出版らしい。
<a href="/%E5%A2%97%E4%BA%95/4105393014">フェルマーの最終定理―ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで</a>と同様に様々な人間模様が描かれているが
フェルマー本の方がエクサイティングであった。
<br>
後書きによれば「翻訳家の北村拓哉さんに下訳をお願いし、その上で私が訳文を詰めるという形をとった」らしいが、そういうのは監訳つーんでねーの?
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mixiの本
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著者: |
林 信行, 野田 幾子 |
出版社: |
アスペクト |
評価: |
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コメント: |
<a href="http://mixi.jp/view_diary.pl?id=12493525">野田氏の日記</a> |
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ファインマンさんは超天才
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著者: |
クリストファー・サイクス |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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カテゴリ: |
購入検討
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コメント: |
<a href="http://mixi.jp/view_diary.pl?id=11720300">すみけんさんおすすめ</a>
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捏造ジャーナリスト 落合信彦
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著者: |
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出版社: |
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評価: |
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コメント: |
オイルマンをやってた等というのは真っ赤なホラ話で
真実の片鱗も無いらしいところが凄い。 |
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