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天を越える旅人 (ハヤカワ文庫JA)
天を越える旅人 (ハヤカワ文庫JA)
著者: 谷 甲州
出版社: 早川書房
評価: ★★★★★
カテゴリ:
コメント: この作家はこの作品を書くために作家になったのではないか、と読み手に感じさせる本がある。谷甲州氏の場合、この一冊がまさにそう。チベット仏教の世界と迫真の山岳シーンがあいまって、幻想的な世界観が構築されている。
関連本棚: t_trace 平蔵 km
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魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章 (新潮文庫)
魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章 (新潮文庫)
著者: 米原 万里
出版社: 新潮社
評価: ★★★★★
カテゴリ: エッセイ
コメント: ロシア語通訳にしてエッセイストの米原女史の痛快エッセイ。鋭い洞察力と、それを的確かつ簡潔に表現する文章力が見事。
関連本棚: ねおき takatoh としあき 香澄 anette 佐藤優 平蔵 ogijun 山田 T.Miyashima
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名探偵の掟
名探偵の掟
著者: 東野 圭吾
出版社: 講談社
評価: ★★★★★
カテゴリ:
コメント: ミステリの掟を逆手にとって、パロディ化した短編がぎっしり。とにかく心の底から笑いたいときにうってつけの一冊である。
関連本棚: 平蔵
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しのぶセンセにサヨナラ (講談社文庫)
しのぶセンセにサヨナラ (講談社文庫)
著者: 東野 圭吾
出版社: 講談社
評価: ★★★
カテゴリ:
コメント: 小学校教師しのぶセンセが活躍するシリーズ第二作。前作は高く評価したが、これはいまひとつ。一作目が快調だっただけに、少し期待値が高すぎたかもしれないが…。
関連本棚: OG3 みかん(た行〜アンソロジー) noririn masahino 権太の既読 眼薬。 みちるん MOB 平蔵 cotona
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神様からひと言
神様からひと言
著者: 荻原 浩
出版社: 光文社
評価: ★★★★
カテゴリ: 現代小説
コメント: クレーム処理部門に左遷された若手サラリーマンの悲喜こもごもコメディ。脇を固める役者も一癖どころか、二癖、三癖ある人物ばかりでふるっている。個人的には「御前」が好きである。
関連本棚: みかん(あ行〜さ行) 平蔵
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野球の国
野球の国
著者: 奥田 英朗
出版社: 光文社
評価: ★★★
カテゴリ: エッセイ
コメント: 野球を追って、四国、九州、果ては台湾まで遠征しちゃう股旅エッセイ。同じスポーツエッセイだったら爆笑度は「延長戦に入りました」の方が断然上だと思うが、これはこれで面白い。
関連本棚: 松方さんシルクの肌触りが大好き リンゴ 平蔵 lookwest
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光の帝国 常野物語 (常野物語) (集英社文庫)
光の帝国 常野物語 (常野物語) (集英社文庫)
著者: 恩田 陸
出版社: 集英社
評価: ★★★★★
カテゴリ: 現代小説
コメント: 常野一族と言う、不思議な能力を持った一族を題材にした連作集。これを読んで「おっ、恩田陸、一皮むけたな」と感じた人も多かったのでは。それまでの恩田氏の小説は、アイディアは面白いが着地点がいまいち…というものが多かったが、これは申し分なし。私にも本を「しまう」能力がほしい。
関連本棚: 柳葉魚 りょー Ayan みかん(あ行〜さ行) Uramocha 安井文 鍛鉄 dainichiro はぼ みなち nakami ぐうたら大学生 香澄 中学生はこれを読め! kanapon 海鳴り文庫 餅好 oustety yuko970023 彩花 左に傾いた木 DWEI LENNKA medihen daichi tsuno KZh nozom cafe souterrain とむの棚 みやのすけ sandersonia あおぞら makie 平蔵 JIN hokorobi negi 准エコノミスト・今福 稲村慎司 lanternfish 亜紀 祝融朱雀
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汚名
汚名
著者: 多島 斗志之
出版社: 新潮社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 亡くなった叔母の過去を追う過程で明かされる、意外な家族の肖像。派手さはないが、何故かしみじみとした味わいがあるミステリ小説である。
関連本棚: hativs 平蔵
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海上タクシー「ガル3号」備忘録
著者: 多島 斗志之
出版社: 双葉社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 瀬戸内海の海上タクシー運転手が主人公のミステリ。派手さはないが手堅く読ませる、職人芸的短編集。
関連本棚: 平蔵
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正倉院の秘宝
正倉院の秘宝
著者: 梓沢 要
出版社: 廣済堂出版
評価: ★★★★★
カテゴリ:
コメント: 「百枚の定家」でセンセーションを巻き起こした筆者の、古代美術を題材にしたミステリ。傑作の誉れ高い「百枚の定家」が未読だったため、さほど先入観もなく読んだのだが、非常にできのいいミステリだと思う。ただこのタイトルはいかがなものか…。この陳腐なタイトルのせいで損をしているような気がする。
関連本棚: 平蔵
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ロシアは今日も荒れ模様 (講談社文庫)
ロシアは今日も荒れ模様 (講談社文庫)
著者: 米原 万里
出版社: 講談社
評価: ★★★★★
カテゴリ: エッセイ
コメント: とにかくすかっと笑えるエッセイ集。 特にウォッカにまつわる第1章、第2章は電車の中では読んではいけません。 ロシアの小咄の魅力も発見できる一冊。疲れたときにきく!
関連本棚: tmyrs benisuzu takatoh 香澄 yusasa 佐藤優 平蔵 nozz -2007 うずまき ogijun 山田 T.Miyashima
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星は、昴 (ハヤカワ文庫JA)
星は、昴 (ハヤカワ文庫JA)
著者: 谷 甲州
出版社: 早川書房
評価: ★★★★★
カテゴリ:
コメント: どうもSFにのめりこめない(と言ったらSF愛好家の方にしばかれそうですが)初心者でも、描かれる世界にすっと入り込むことができる、稀有なSF短編集。どこか叙情的な香りがする表題作は特に印象深い。
関連本棚: すぐなくぅず 平蔵 km
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ヨーロッパの舌はどう変わったか―十九世紀食卓革命 (講談社選書メチエ)
ヨーロッパの舌はどう変わったか―十九世紀食卓革命 (講談社選書メチエ)
著者: 南 直人
出版社: 講談社
評価: ★★★★★
カテゴリ:
コメント: ヨーロッパの歴史を食生活という観点から活写した力作。一般に西洋料理としてイメージするものが、実は産業化以降の産物だということがわかる。牛乳の一般普及と細菌学の密接な関係など、目からウロコが落ちるエピソードが満載で面白い。
関連本棚: 平蔵
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鋏の記憶 (角川ホラー文庫)
鋏の記憶 (角川ホラー文庫)
著者: 今邑 彩
出版社: 角川書店
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: サイコメトラーである女子高生・桐生紫が、事件を解決していく連作ミステリ。 最近はすっかりホラー作家となってしまった感のある今邑氏だが、こういう、あまりどぎつくないミステリを書いてほしいと思うのは私だけであろうか。 脇役の女性漫画家(紫の保護者である、いとこのお兄ちゃんの同級生)がいい味を出している。
関連本棚: daichi 平蔵
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かげろう飛脚―鬼悠市・風信帖 (鬼悠市風信帖)
かげろう飛脚―鬼悠市・風信帖 (鬼悠市風信帖)
著者: 高橋 義夫
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 分別盛りの年齢の人物を主人公に据えているためか、全体に、いぶし銀のような渋い趣がある。 藩の陰謀と剣戟という、時代小説の王道的楽しみを味わえる好編。
関連本棚: 平蔵
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もっと、わたしを
もっと、わたしを
著者: 平 安寿子
出版社: 幻冬舎
評価: ★★★★
カテゴリ: 現代小説
コメント: 一癖も二癖もある登場人物たちによる連作短編集。 この小説を読むと、人間が無性に愛しくなること請け合い。 最初の話が、いきなり脱力するような場面から始まるので出鼻をくじかれるが(私だけか?)、そこで臆してはいけない。登場人物が各話で綿密にクロスしているので、連作小説の醍醐味も十二分に味わえる。
関連本棚: りょん うずまking 偏食子ヤギ 平蔵
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木枯し紋次郎 (一) 赦免花は散った (光文社文庫)
木枯し紋次郎 (一) 赦免花は散った (光文社文庫)
著者: 笹沢 左保
出版社: 光文社
評価: ★★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 笹沢左保のストーリーテリングの巧みさがあますところなく実感できる。全ての短編に、いちいち大どんでん返しが待っているのには脱帽。あの短さでどうしてここまで読者を煙にまけるのか不思議だ…。
関連本棚: 平蔵 ozk
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スタジアム 虹の事件簿 (創元推理文庫)
スタジアム 虹の事件簿 (創元推理文庫)
著者: 青井 夏海
出版社: 東京創元社
評価: ★★★
カテゴリ:
コメント: 野球オンチの野球オーナーという、異色の安楽椅子探偵が活躍する連作ミステリ。 最後がきれいにまとまりすぎているので、★の数を減らしたが、野球オーナーの女性がなかなか魅力的で、全体をまとめる要としては申し分ない。その他の登場人物も個性的。文章も達者なので安心して読める。
関連本棚: もりかつ あや みづき 平蔵
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蝉しぐれ (文春文庫)
蝉しぐれ (文春文庫)
著者: 藤沢 周平
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 恋愛小説として読むのではなく、牧文四郎という一人の武士−江戸時代の平均的な下級武士−の成長を描いた物語として読みたい。 節目節目に劇的な展開があるのだが、結末は決して大どんでん返しが待っているわけではない。 それだけに、この小説の終着点はしみじみと心にしみるし、説得力がある。十代にこの小説を読んでいたとして、この小説の結末に納得できていただろうか。この小説の真価はわからなかったのではないだろうか。
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東京城残影
東京城残影
著者: 平山 寿三郎
出版社: 講談社
評価: ★★★★
カテゴリ: 時代小説
コメント: 江戸から明治へと転換する混乱期、そこに生きる市井の男女の生き様が描かれている。 後半がややまとまりすぎの感があるので、個人的には次の「明治おんな橋」の方が完成度が高いと思うのだが、読後感の爽やかさは高く評価したい。
関連本棚: 平蔵
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