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ホミニッド-原人 (ハヤカワ文庫SF)
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著者: |
ロバート・J. ソウヤー |
出版社: |
早川書房 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
ニュートリノ観測所から始まる物語。どうせならスーパーカミオカンデを舞台にしてくれれば……という日本人のぼやきは置いておくとして(笑)。<br>
丁寧に取材された最新の科学と、全ての事象が無駄なく絡み合うプロット。ソウヤーならではの作風です。展開と構成の巧みさは、ご都合主義だとかツッこむ間もないほど。そんなにうまくいくわけないじゃんと斜に構えずに、素直におもしれぇなぁと楽しむが吉でしょう。<br>
前半、ソウヤーらしい伏線がいくつか張られています。おそらくソウヤー作品を読んだことのある方なら「これが伏線だな」と気付くでしょうが、もちろん物語が進むにつれて、期待に違わぬ収束を見せてくれます。<br>
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ところで、このシリーズは無事に3部作全巻が邦訳されているわけですが、<b>恐竜ダーウィン少年と恐竜フロイト博士はまだですか。</b> |
関連本棚: |
ORIENTAL-RUNRUN
Leiko
YOROKOBI
コンマ
sho
km
minek
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折り紙建築型紙集―オリガミック・アーキテクチャー パターン・ブック
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著者: |
茶谷 正洋 |
出版社: |
彰国社 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
本を切り抜いてそのまま作れるようになっていますが、別紙に写したもので作る方が、失敗してもOKだし、好みの紙で作れるので、良いと思います。まぁ、写す作業は下手をすると組み立てる作業より面倒なんですが。<br>
折り紙建築は、大学で創作課題が出たことがありますし、知人の誕生日プレゼントに作ったりもするんですが、なかなか難しいんですよね。色々と紙をこねくりまわしてきて思ったことは「完成型が美しいものは型紙も美しい」←これに尽きるのではないかと。実際この本は、作らずに型紙だけ眺めていても惚れ惚れします。
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関連本棚: |
Leiko
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ディップアートで作るアクセサリー (きっかけ本)
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著者: |
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出版社: |
雄鶏社 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
パーツの一部がディップアートで作られたアクセサリーをいくつか持っているのですが、カジュアルに使えてなかなか重宝しております。自分でもやってみたいと思っているものの、材料など色々と投資が必要なので、現時点ではこの冊子を眺めているのみ。 |
関連本棚: |
Leiko
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スチームフード
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著者: |
長尾 智子, 福田 里香 |
出版社: |
柴田書店 |
評価: |
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カテゴリ: |
本棚.orgを見て買ってしまった本
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コメント: |
もともと蒸し器はけっこう使う。蒸籠じゃなくて簡易蒸し器だけど。電子レンジなるものを持っていないので、豚まん(not肉まん)を蒸かすのも、かぼちゃなんかのつけあわせを作るのも、全部蒸し器。<br>
この本のレシピはどれも洒落ていて、材料を揃えるのが難しそうなものもあったりするのだが、蒸気に包まれた食材を眺めるシアワセ(そう、眼鏡が曇るのも含めてシアワセなんだよね)に満ちていて「そうだ、何か、蒸そう」という気分にさせてくれる。<br>
とりあえず、おいもさん程度から始めてみよう。<br>
<br>
↑以上【2006/1/5 23:08:59】の更新。<br>
蒸籠買いました! と言っても、100円ショップで売ってる点心用(直径15cmくらい)ですが。でもねでもね、簡易蒸し器では得られない極上のシアワセ感が、そりゃあもう湯気と一緒にもわもわと浮かび上がるのです。<br>
1日3食スチームフードだぜってなくらい、もう何でもかんでも蒸しまくってます。ビバ蒸籠!<br>
#もう1個買って2段にして使おうかと画策中。<br>
<br>
↑以上【2006/3/5 21:41:21】の更新。<br>
その後、蒸籠を買い増しました。2段が実現。<br>
でもそういえば、そのへんのものを単に蒸すだけで満足してしまって、この本のレシピは何も試していない気がするぞ……。 |
関連本棚: |
Leiko
偏食子ヤギ
ワタシ
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西洋哲学史―古代から中世へ (岩波新書)
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著者: |
熊野 純彦 |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
世界を渡る素敵な工学者になるには、言語と宗教と哲学についての造詣が必要である。と、よその大学から集中講義しにいらっしゃったセンセイに聞いた。<br>
で、世界を渡る素敵な工学者になる予定はないのだけれど、感化されやすくて道草大好きなアタシは今、この本を読んでいるわけである。<br>
<br>
哲学——それは、近いところまでは何度も来たけれど、一所懸命見て見ぬふりをしてきた分野。だって、ここに手を出したが最後、なんだかよくはわからないのだけれどとんでもないことになってしまいそうな気がしていたのだ。<br>
そういえばデリダの訃報を聞いたとき、避けてたけどそろそろ手を出すかぁと一瞬思ったりもしたっけ。そのときはそれっきりだったのだけれど、何故か今回は「おぉ、今が手を出すときだ」と目覚めてしまった。<br>
しかし哲学と言ってもよく分からん。分野や学派はおろか、どんな人がいるのかも分からない。そこで哲学史の本を選んだ。この本は最近出たばかりだし、ネットサーフィンした限りでは評判も非常にいい。<br>
<br>
そんなわけで読み始めてみたものの、内容が難しいとかいう以前の段階でつまづいてしまった。アナクシマンドロスがアルケーとしたものはアペイロンである、とか言われても、正直言ってどれが人名かすら判別できないのよ。自慢じゃないけどアタクシ、ずぶの素人ですもの。<br>
最初は格闘(それもかなり劣勢)していたが、巻末の索引と年表を駆使し、メモを取りながら読むことで、少しは読み進められるようになってきた。と言っても、1回本を開くたびに見開き2ページ読むのがやっとだが(ページをめくる前に一息入れないと身が持たない)。<br>
<br>
今のところ分かったこと。<br>
哲学ってのは想像以上に理系な学問だということ(何で哲学科って文学部にあるんだろう)。<br>
何となく、哲学というのは考えても考えても答えが出ないことを延々と考えている、というイメージがあったのだが、どうもそういうわけではないようだということ。<br>
どうも西洋哲学の世界には「神」というものがどーんとのしかかっているらしいということ。特にキリスト教ののしかかりっぷりは凄そうだ。<br>
<br>
ずっと予感していたとおり、なんだかよくはわからないのだけれどとんでもないことになってしまった。でも哲学って面白い、だからとりあえず良かった。<br>
なお、もうすぐ近代以降編が出るらしい。乗ってしまった舟なので、続巻もおつきあいするつもりだ。<br>
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以上が[2006/9/18 02:18:51]の更新。<br>
その後、<a href="http://www.hondana.org/Leiko/4004310083.html">続刊</a>買いました。 |
関連本棚: |
Leiko
朱夏
妄想文庫(仮)
がこび5/人文科学
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川のほとりに
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著者: |
多田 智満子 |
出版社: |
書肆山田 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
女性の詩人はどちらかというと苦手なのだが、多田智満子や左川ちかあたりは好きだ。女性の紡ぐ硬質な言葉が好きということか。 |
関連本棚: |
Leiko
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ブータン仏教から見た日本仏教 NHKブックス
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著者: |
今枝 由郎 |
出版社: |
NHK出版 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
面白い題材だとは思うのだが、とにかく書き方が偉そーなのが鼻につく。著者の自慢話としか思えない挿話が随所に出てくるのもうっとうしい。しかも人の文章を引用しすぎ。<br>
とにかく日本仏教の現在のあり方への批判ばかりで、ブータン仏教のことは全然分からなかった。これでは、ブータン仏教から見た日本仏教ではなく、著者の目から見た日本仏教である(特に前半部にその傾向が顕著)。<br>
偉そーな文体を改めて、自慢話は全部削除して、引用は最低限におさめて、ブータン仏教についてもきちんと解説された改訂版が読みたい。 |
関連本棚: |
Leiko
ogijun
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わかりやすいかぎ針編みの基礎とコツ
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著者: |
小瀬 千枝 |
出版社: |
文化出版局 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
わかりやすいです。表題に偽り無し。<br>
初心者を脱した人も、持っていて損はないと思います。教本というより辞書といえる本。 |
関連本棚: |
Leiko
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minimal
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著者: |
谷川 俊太郎 |
出版社: |
思潮社 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
三行一連の短い詩が並ぶ。<br>
現代詩手帖の谷川俊太郎特集でこの形式の作品を目にしてから、まとめて刊行されることを楽しみにしていた。こうして刊行されて読んでみると、あらためてその言葉に引き込まれる。<br>
英訳も収録されているが、文法や単語の発音の違いによって生まれる印象の差異が面白い。驚くことは、辞書がいらないことだ。単語力の無さには自信(?)があるつもりの私であるが、ほとんどすらすらと読める。そこで初めて気付く、元の日本語の平易さに。なにか宇宙の果てを見てきたような、なにかたった今まで深海に佇んでいたような、そんな空気が、こんなにも平易な日本語で綴られていたことに驚く。 |
関連本棚: |
Leiko
nobuo_o
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/Leiko/4003022416
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著者: |
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出版社: |
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評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
八犬伝の原文。古文と言っても江戸時代の文章だからそれほど難しくありません。このテンポの良さは抄訳本では味わえないので、原文にチャレンジする価値はありますよ。口に出して読むとなお良し。芳流閣のシーンなんか暗記するほど読んだもんなぁ。<br>
1巻の最初はひたすら房総の歴史だのお殿さまの身の上だの白龍がどうのこうのだのという話が続くので、犬士を出せやコラァと思ったら適当に飛ばしちゃいましょう。そもそも完結まで28年かかって細切れで出版された本なので、途中から読んでもそれなりに大丈夫です(テキトーに抄訳本を1冊読んでおくと、話のつながりも分かるし)。<br>
波瀾万丈のストーリー、古典文学なのにキャラクター小説。とにもかくにも王道娯楽小説です。 |
関連本棚: |
h.kakugawa
Leiko
KT
it-hobby
雑書窟
読み虫
go.tekuteku
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死体を買う男 (光文社文庫)
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著者: |
歌野 晶午 |
出版社: |
光文社 |
評価: |
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コメント: |
江戸川乱歩と萩原朔太郎という豪華キャストで送るミステリ。入り組んだ構造だけれども破綻していなくて素晴らしい。<br>
私の地元が舞台なので時折ツッコミ入れつつ(笑)。 |
関連本棚: |
Leiko
noririn
権太の既読
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酢ッキリレシピ―さっぱり酢ッキリ健康レシピ100品! (春日お料理BOOK)
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著者: |
Mizuka |
出版社: |
春日出版 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
手違いとか偶然とかが重なって、今、自宅に、腐るほど酢がある(って、酢は腐らないけど)。米酢みたいなやつは、らっきょを漬けるなどすれば大量消費できるのだが、もろみ酢だのフルーツ系だのはどうすればよいのか。<br>
と悩んでいるところに酢レシピの本を見つけてしまったもので、思わず衝動買い。<br>
全体的にちょっとオサレすぎる感じで、すぐに作ろうと思える料理は少なめ。こういうのって、気力があるときでないと作れないよねぇ。<br>
酢を標榜しているわりには、酢メインの料理が少ない(隠し味的な使い方が多い)感じなので、うちにある大量の酢をどうすればよいのかという悩みは結局解決しないのであった。<br>
<br>
#余談だが、夏の酢料理といえば<a href="http://www.mbs.jp/puipui/kitchen/recipe/04_0823.html">これ</a>おすすめ。私はいつもエビを入れずに作る。 |
関連本棚: |
Leiko
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