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霧のソレア (光文社文庫)
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著者: |
緒川 怜 |
出版社: |
光文社 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
航空クライシス、国際謀略、空中戦と映画みたい次々話をてんこ盛りにしちゃって、
作者も読者も収拾がつかなくなる、典型。
でも、どうもミステリー文学大賞「新人賞」だということで、選者の先生方も
そこには目をつぶった、ということらしいです。
主人公の名前のイメージは、どうも語感からか「クール」みたいで、一匹狼の
女性刑事役とかが多い気がする。自分も同名。
9/17読了 |
関連本棚: |
kimbook
reiko510の2010
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テンペスト 第一巻 春雷 (角川文庫)
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著者: |
池上 永一 |
出版社: |
角川書店(角川グループパブリッシング) |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
池永永一を最初に知ったのはこの書評からで、先に他の作品をずいぶん
読んでお気に入りになったものの、やはり待ち遠しかった文庫化。
今回、4分冊で毎月1冊の刊行、となっているが、これは戦略ミスだと思う。
ローマ人の物語は分冊で何年もかけて読んでもいいけど、こういう先が
知りたくなるストーリーを宙ぶらりんで待たせるのはいかがなものか。
とりあえず①は9/5読了。さて、次はどうしようか? |
関連本棚: |
reiko510の2010
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東京駅物語 (文春文庫)
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著者: |
北原 亞以子 |
出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
明治以降だけど、雰囲気は時代小説。
人がからんで短編がつながっていくところは、先日読んだ
有川浩の阪急電車と同じ。
8月下旬。
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関連本棚: |
reiko510の2010
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荒地の恋 (文春文庫)
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著者: |
ねじめ 正一 |
出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
最近、少し読書スピードが落ち気味。
で、これはあまり馴染みのない詩人の世界を描いたお話。小説以上に、自らをさらけ出さないと詩は書けないからこそ、詩人の生き様は激しいのか。
そんな世界を、事実か小説かの境目を感じさせず仕立てた、詩人の小説。
7/27読了 |
関連本棚: |
reiko510の2010
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滝山コミューン一九七四 (講談社文庫)
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著者: |
原 武史 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
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カテゴリ: |
ドキュメンタリー
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コメント: |
1962年生まれで東久留米の南の滝山団地で育った著者。1965年生まれで、同じ東久留米の北側の団地で育った自分。
出てくる地名や風景が子供時代の記憶を想起させるうえ、一方でやはり学校のクラスからは多少の距離を置き塾に通い(地元ではあったが、クラスメートたちは半分が四谷大塚に通い、男女の御三家に合格していった)中学受験を体験した自らをどう重ね合わせ、ただし何が違うのか。学者は自らを主人公にして語ることは禁忌と言いながら、個人は社会から切り離せず、社会を描写するためには個人を語らなければならない、という逆説の中で、非常に貴重な証言だと言える。
そして、自分の育った時代と環境を時代背景を重ね合わせることが普通の人にはできていないことだとも思った。
7/22読了 |
関連本棚: |
reiko510の2010
suchi
がこび3/日本文学(ノンフィクションも)
増井
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