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推定少女 (角川文庫)
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著者: |
桜庭 一樹 |
出版社: |
角川グループパブリッシング |
評価: |
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カテゴリ: |
小説
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コメント: |
直木賞作家、桜庭一樹のブレイク前夜に書かれた小説であり、ファミ通文庫版・角川文庫再刊版等、3つのエンディングを収録した完全版。
「青春小説」ではあるが、よくある爽やかで明るい(悪く言えば典型的な)話ではなく、夜とネオンが似合う「暗い青春」とも呼べる物語となっている。
主人公、巣籠カナと自称:記憶喪失白雪。田舎から逃亡した二人の少女は、流れ着いた都会でさまよい続ける。
共感を生む細かい描写がありながら、テンポのいい簡潔な文体で、非常に読みやすい。
現実と戦う子供だけでなく、戦ってきた大人にも読んでほしい一冊。
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関連本棚: |
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お茶:図書館情報メディア研究
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浜村渚の計算ノート (講談社文庫)
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著者: |
青柳 碧人 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
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カテゴリ: |
小説
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コメント: |
この本は決して難しい、お固い数学の話ではなく、一人の数学大好き少女が数学を使って推理を繰り広げ、事件を解決していくお話です。私はこの本を読んで数学の魅力に引き込まれてしまいました。「数学ってこんなにも神秘的で不思議で美しいものだったんだなぁ。」と思わせてくれます。主人公たちの敵である犯罪者がやってしまったことはもちろん許されざることですが、彼らも数学を愛し、愛す故に事件を起こしてしまいます。そんな彼らの心から憎むことはできない人格と、かわいらしくて、かっこいい浜村渚や周りの警察官たち各々の人格もこの本の魅力のひとつだと思います。私はこの本を読んだおかげで、数学が好きになりました。 |
関連本棚: |
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p-his
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