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はい、泳げません
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著者: |
高橋 秀実 |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
◎◎◎ |
カテゴリ: |
エッセイ
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コメント: |
ずっと泳げなかった著者が、スイミングスクールに通い、上達(?)の様子を克明に記録している。まったくもってすっとぼけた親父で、最高に面白い。
コーチが指導している日本語が理解できない、というくらい泳げない著者が、「水に泳がせてもらう」というなんか悟りの境地を探りだす。
抱腹絶倒もの。 |
関連本棚: |
たこ
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本当はちがうんだ日記
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著者: |
穂村 弘 |
出版社: |
集英社 |
評価: |
◎◎◎◎◎ |
カテゴリ: |
エッセイ
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コメント: |
秀逸。
こんなに役に立たなくていいのか、っていうくらい、言ってしまえば「くだらない」のだが、おもしろい。なんでそんなことを考えるの?!って毎回突っ込みたくなるけど、その分鋭い。
夢と現を行き来していて、でも読んでいる方はそれがすべて現に見える。
歌人なので、文章のリズムがすごくよくて、読んでいて気持ちがいい。 |
関連本棚: |
たこ
ogijun
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やぶにらみ科学論 (ちくま新書)
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著者: |
池田 清彦 |
出版社: |
筑摩書房 |
評価: |
◎◎◎◎ |
カテゴリ: |
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コメント: |
いろいろな雑誌に書いた短めのエッセイをまとめたもの。そのため「寄せ集め感」は否めないが、一つ一つのエッセイがよいので、やはりよろしい。
地球の温暖化はウソ? とか、「情報」という名の「洗脳」に気をつけろ!っていう感じ。
自分の頭で考えればすぐに見破れるウソをばったばったと斬り倒す。面白い。 |
関連本棚: |
midorikiseki
たこ
養老孟司
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邂逅の森
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著者: |
熊谷 達也 |
出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
◎◎◎◎◎ |
カテゴリ: |
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コメント: |
良かった。直木賞受賞作。ずっと気になっていたけれど、なかなか読めなかった代物。
大正時代、東北地方のあるマタギの一生。
全体のストーリーとしてはよくあるパターンかもしれないけれど、それが、「マタギ」という生き方と、時代の変化がくっついて、壮絶なある男と熊と女の一生ものになっていました。私が女性であるからかもしれないけど、主人公の妻の生い立ちと、そうせざるを得なかった生き様みたいなものが、強烈に残った。
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関連本棚: |
quro
だいちゃん
暇人
たこ
文学賞
ちう
lookwest
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アヴェンジャー (上)
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著者: |
フレデリック・フォーサイス |
出版社: |
角川書店 |
評価: |
◎◎ |
カテゴリ: |
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コメント: |
ものすごい期待させられてます。
上巻だけでは今後どうなっていくのかさっぱりわからない。それなのに面白い。登場人物が多いけど、いまのところよくある混乱もなく。
ただ、軍事ものの話がこまかすぎると、ついていけなくなる。きっとそういうところも、ぐっとくるところなんだろうけど、いまいちピンとこず。
しかし、純粋にストーリーに引き込まれている。 |
関連本棚: |
たこ
psi
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アヴェンジャー (下)
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著者: |
フレデリック・フォーサイス, 篠原 慎 |
出版社: |
角川書店 |
評価: |
◎◎ |
カテゴリ: |
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コメント: |
すごく期待させられただけ、帯文とのギャップ(?)にだまされた感じがあった。
でもそりゃ、いくらなんでも9.11を題材に使うといっても、そりゃそうだよなぁ…。と思うけどさ。結構がっかりしました。何を期待していたんだか。
ま、それはおいていて、お話は最高でした。心地よい裏切られ感もあり、ドキドキハラハラもあり。フォーサイスをそんな程度に読んでいいのか? とも思うが、あう、あわないもあるし。
フォーサイスは初めてだし。
いや、面白かったです。 |
関連本棚: |
Kazz
たこ
psi
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見習い魔女にご用心―ランドオーヴァー〈5〉 (ハヤカワ文庫FT)
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著者: |
テリー ブルックス |
出版社: |
早川書房 |
評価: |
◎◎◎ |
カテゴリ: |
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コメント: |
「ランドオーヴァー」シリーズの第五巻。第四巻がさほど面白い出来ではなかったから、時間をおいて読んだ。新キャラで主人公の子どもが登場して、物語にスピード感は戻ってきた感じがする。けれども、「ランドオーヴァー」という世界がいかされている感じがせず、地球の世界が出てくるのも、どこか間に合わせ、という印象であった。原書の方でも第六巻は出ていないようだから、そんなものか。『シャナラの剣』は読むべきか悩むところだけれど、このシリーズは普通でした。 |
関連本棚: |
たこ
nyarl
hide-t
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アイ・アム・デビッド (角川文庫)
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著者: |
アネ ホルム |
出版社: |
角川書店 |
評価: |
◎◎◎◎◎ |
カテゴリ: |
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コメント: |
感動作です。デンマークの児童文学作家の代表作らしいけれど、すばらしい。赤ちゃんのときから、強制収容所で育ったデビッド。自分のことで知っているのは名前だけ。その彼が、収容所を脱走して、自由の国を目指して歩き続ける。舞台は、はっきりとは書いていない。デビッドは笑うことを知らず、数カ国後を理解し、暴力をこよなく憎み、大変賢い。でも、普通の子どもにあるようなものが欠けている。それが何か自分ではわからないけれど「僕はデビッド」と何かの呪文のように唱えながら前に進み続ける姿は感動以外何ものでもない。映画がみたいと思った。 |
関連本棚: |
たこ
stonechild
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黒いユニコーン (ハヤカワ文庫FT―ランドオーヴァー 2)
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著者: |
テリー・ブルックス |
出版社: |
早川書房 |
評価: |
◎◎◎◎◎ |
カテゴリ: |
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コメント: |
これもまた面白かった。シリーズものにありがちの、やっちゃった感はあまりなかった。でも巻末についている解説の第三巻の話を読むと、んんん三巻目を読むべきか、読まざるべきか、考えてしまう。読んでがっかりするのはいやだなぁ。
ま、それぐらい、ここまで面白かったってことだよ。しかもユニコーンは何やらすてきなことをいうし。 |
関連本棚: |
たこ
nyarl
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新編懐古的洋食事情 1 (YOU漫画文庫)
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著者: |
市川 ジュン |
出版社: |
集英社 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
なんか、何も考えたくなくなって、駅前の本屋さんでコミックを無理矢理買ってみた(←失礼)。そんな消極的な感じだけど、正解だった。明治・大正の西洋料理が入ってきた時代が舞台で、そこで当時の女の子たちのいろいろな生き方(大げさだけど)が描かれている。…2巻以降は買わないでしょう(←失礼)。 |
関連本棚: |
たこ
sweetest deads
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対岸の彼女
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著者: |
角田 光代 |
出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
◎◎◎ |
カテゴリ: |
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コメント: |
噂の直木賞受賞作を遅ればせながら読みました。お話は、主人公の女の子の高校時代と30代の様子を平行して描かれて進む。なんて説明していいのかわからない、そんなに複雑な構成ではないと思うんだけど。出版社の説明は「全く違う二人の女の友情は成立するのか!?」みたいになってるけど、そんな単純なものではないと思う。でも考えさせられる、すごく。しばらく時間がたってから改めて読んでみたい。そんな一冊です。 |
関連本棚: |
tsukasa
kiki
hito
暇人
hanabusa
haru
ににんがし
probe
香澄
たこ
M男
aonomai
pixy
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大魔王の逆襲 (ハヤカワ文庫FT―ランドオーヴァー 4)
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著者: |
テリー ブルックス |
出版社: |
早川書房 |
評価: |
◎◎ |
カテゴリ: |
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コメント: |
ここにきて、シリーズまんねりか。まんねりってほどではないけれど、いまひとつ乗れないまま最後までいってしまった。主人公がアイデンティティを失い、自分がもっとも恐れている姿になっている。それに気づき、罠から抜け出さなきゃいけないんだけど、それってどっかで聞いたことのあるような…。次巻で最後(今のところは)だから、ま、それまでは読んでみるけど、当初よりm気力が薄れてきた感じは否めません。このテリー・ブルックスさんという作家は『シャナラの剣』を書いている人だけれど、王道ファンタジーより、エンターテインメント系の人らしい。ファンタジーじゃないのも読んでみるか。 |
関連本棚: |
たこ
nyarl
hide-t
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魔法の王国売ります! (ハヤカワ文庫FT―ランドオーヴァー 1)
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著者: |
テリー ブルックス |
出版社: |
早川書房 |
評価: |
◎◎◎◎◎ |
カテゴリ: |
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コメント: |
面白い! 書評を読んでこの本を買ったのだが、誰のどういう書評だったかは、すっかり忘れてしまった。にしても、今まで読んだファンタジー系の本とはどれとも違う設定でよかった。名作の部類に入るのでは?と絶賛。こういう本こそ、映画化に向いているのでは。
でも『シャナラの剣』と書いた人だとは。『シャナラの剣』は『指輪物語』の二番煎じのようなイメージで、手が伸びなかったのだが、考えをあらためようと思う。 |
関連本棚: |
たこ
nyarl
hide-t
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コバルト風雲録
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著者: |
久美 沙織 |
出版社: |
本の雑誌社 |
評価: |
◎◎×× |
カテゴリ: |
エッセイ
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コメント: |
面白かったか? 三分の一はライトノベル?の歴史について突っ走って述べている。そう、「突っ走っている」。そのあたりが、かなり懐かしく、コバルト終盤期の世代の私としては知らないことも多くて、でも調子は「そう、これこれ」というものだったから、非常にテンション高く読み進めた。久美沙織さんのコバルトは読んだことがないけれども。でも、コバルト文化は共通なんだなと思って。しかし、残り三分の二はうってかわって辛かった。もうそんな歳じゃないことの証拠なんだろうか、それともほかの理由があるのだろうか。すごーく皮肉に読めば、苦労話という名の自慢話でもあるところか。んーでも楽しんだよ。 |
関連本棚: |
たこ
kiwa
平蔵
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