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黄金街道 (講談社文庫)
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著者: |
安野 光雅 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
3 |
カテゴリ: |
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コメント: |
黄金餅という志ん生の落語に「下谷の山崎町」から「麻布絶口釜無の木蓮寺」に至る道筋に並ぶ30ばかりの町名を一気に語るという下りがあるらしい。この本は安野が今の距離にして10kmほどのこの道を志ん生の語る通りにたどり、各所の地名から想い起された文章と風景のスケッチで綴った本。今から20年ばかり前の東京の風景の記録になっている。どこからでも読める。例によって、数学関連の本ではないので評価は低いが、これは内容が悪いという意味ではないので念のため。 |
関連本棚: |
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ミイラはなぜ魅力的か―最前線の研究者たちが明かす人間の本質
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著者: |
ヘザー プリングル |
出版社: |
早川書房 |
評価: |
5 |
カテゴリ: |
考古学
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コメント: |
死者に対する生きている者の(いろいろな)想いがこめられているもの、それがミイラであることをはっきりと示してくれる本。ホラーを期待するとがっかりする。口絵のミイラの写真は一見の価値あり。 |
関連本棚: |
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狩人日記 (文春文庫 (380‐1))
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著者: |
安野 光雅 |
出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
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コメント: |
各章がすべて「今は昔」で語り始められる。その中の1つ、ランダム・フィッシュという漢字遊びでは、社説に登場する漢字を偏や旁等に分解して、魚偏をくっつけている。こうやってできた漢字もどきの中に実際に漢字としてあるのは?、ということを丹念に調べ上げ、辞典にある漢字ができたときは「魚を釣り上げた」と喜んでいる。安野では魚+安=鮟、魚+里=鯉、魚+予=かます(漢字が出ない)となるので、筆者流にいうと3匹釣れた、しかも入れ食いということらしい。
筆者の名前に関しては、ANNOという地名が外国あったとか、逆さまからローマ字書きするとONNAになったとか、アナグラムすると「尼さんの罪」となったとかいくつかの文章の中で遊んでいる。 |
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故郷へ帰る道
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著者: |
安野 光雅 |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
3 |
カテゴリ: |
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コメント: |
数学的な内容を含んでいないのが、私にはちょっと寂しい。けれど、津和野の今昔が生き生きと描かれている。 |
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