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(202/207)冊
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無限のなかの数学 (岩波新書)
無限のなかの数学 (岩波新書)
著者: 志賀 浩二
出版社: 岩波書店
評価: 4
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コメント:  高校時代に、ニュートンは円周率πを無限級数で表す公式を導いたという話を聞いたことがあります。あの頃、どのようにしてそんな式ができたのかはまったく分かりませんでした。この本を読んでみると、どのようにしてこの式が導かれたかがよく分かります。  三角関数の公式についても、図形を用いて丁寧に解説されています。 あの有名なオイラーの公式 e^ix=cos(x)+i・sin(x)の導き方も載っており、びっくりしました。なお、ここで、^は、べき乗を示しています。  しかし、残念なことに一番知りたかったカントールの無限に関する説明はあまり良く分かりませんでした。大体、高校数学の知識があれば読み進むことができると思います。  学生時代に読んだ遠山啓さんの「数学入門」なども再読してみたくなりました。
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The Girl with the Dragon Tattoo
The Girl with the Dragon Tattoo
著者: Stieg Larsson
出版社: Quercus Publishing Plc
評価: 4
カテゴリ:
コメント:  企業の不正を暴く記事を雑誌に書いたジャーナリストMikaelは、相手先から告訴されることに。そして、スウェーデンの大企業の会長Henrik Vangerから、30年以上前に失踪した甥の娘の行方を調査してもらいたいとの依頼を受けます。  スウェーデンが舞台で、地名などはほとんど記憶に残りませんでした。人名も慣れていなくてちょっと手こずりました。前半、Vanger家のいろいろな人が登場しますので、途中の家系図に付せんを貼って、時々見返すと読みやすいことと思います。  前半は、各人物描写に結構ページが割かれていますが、後半は、いろいろと謎解きや事件が起こり、物語の展開が早くなります。スウェーデン語からの翻訳なので、英語でも読みやすいとのことでしたが、ところどころ、難しい単語も出てきますので、私としてはそんなに読みやすいモノではありませんでした。  この本、名門家系のどろどろとした歴史的な話が出てくるところは、日本の推理作家の横溝正史の本を思い出させます。
関連本棚: ジェミニ
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Rocket Boys
Rocket Boys
著者: Homer Hickam
出版社: Delta
評価: 4
カテゴリ:
コメント:  ソ連がスプートニクを打ち上げたのを見て、ウエストバージニアの炭鉱の町に住む高校生がロケット作りにチャレンジしました。  主人公のHomerはフォン・ブラウンにあこがれて、自分たちもロケットを打ち上げたいと思いますが、さて、何から手をつけたら分かりません。そんな時、旧友の手助け、新しくHomerの高校に赴任してきた理科の先生のサポートもあり、ロケット打ち上げプロジェクトが進みます。  Homer達がいたBig Creek高校は、フットボールは強い学校でしたが、科学の分野ではあまり有名ではありまんでした。最初は、白い目で見ていた人たちも次第にロケット打ち上げに協力的になりました。Homerの目標はサイエンス・フェアで入賞し、皆に認めてもらい、NASAで働くことでした。  Homerのお母さんは最初から協力的でしたが、お父さんは炭鉱で仕事をしていますが、息子のロケット打ち上げにも無関心でした。  Homerと友人は、ロケットを飛ばし、その高度を調べるため、ニュートン力学、微積分、三角関数、測量や、良いロケット燃料を得るための化学の知識などを一生懸命勉強します。  人に言われてでなく、自分たちで独学で頑張った当時のRocket Boysは本当にすごいと思います。
関連本棚: ジェミニ shizuku
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チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)
著者: 海堂 尊
出版社: 宝島社
評価: 4
カテゴリ:
コメント:  ある大学病院で、心臓手術に携わる外科医桐生のチーム・バチスタは、それまで、手術は100%の成功率を誇っていたのでしたが、突然、術中死が連続しました。  原因を探るべく、外科手術の門外漢の内科医田口がチームの皆にインタビューします。後半は、厚生労働省の白鳥技官が出てきて鮮やかな推理が。  久しぶりに日本の小説を読んで見ましたが、最後にハイテク機器が出てきたり、楽しめました。
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And Then There Were None (Agatha Christie Collection)
And Then There Were None (Agatha Christie Collection)
著者: Agatha Christie
出版社: HarperCollins Publishers
評価: 4
カテゴリ:
コメント:  大富豪が買ったソルジャー島に軍人や医者などが招待されます。  そして、そこでのディナー・パーティーの席で集まった人たちの過去の悪事がアナウンスされ、皆がパニックに。  後は、童謡に沿って、一人ずつ、謎の死を遂げていき、題名の通りとなります。  前半は、なかなかページが進まなかったのですが、殺人が進む後半は、一気に読めました。  しかし、この本結構難しい単語が出てきますので、PBの帯に書いてあるTOEIC470から読めるわけではないようです。
関連本棚: ジェミニ
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State of Fear
State of Fear
著者: Michael Crichton
出版社: Avon
評価: 4
カテゴリ:
コメント:  今回は地球温暖化をテーマとしたテクノ・スリラーです。  パリで波の研究をしている大学院生が謎の死を遂げます。マレーシアでは、超音波で崖をも削ることができるハイテク機器が注文されます。また、バンクーバーでは、潜水艦がレンタルされます。  地球温暖化防止の団体NERFに寄付をしているMorton、また、地球温暖化防止団体の科学者のDrake、Mortonの弁護士のEvansなどが、最初は地球温暖化防止のための活動をしていました。  ところが、Mortonが突然NERFへの資金援助をやめると言いだし、その版、Mortonは車で事故死を。  中盤から後半は、EvansやMortonの秘書のSarahが環境テロリストと壮絶な戦いを。 ところどころ、地球温暖化に関する蘊蓄もありますが、アクション映画のように楽しめました。  地球温暖化に関して、この本の中でもいろいろと議論がされていますが、いかに単にマスコミのみの情報を鵜呑みにする事は危険かが分かります。
関連本棚: ジェミニ
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思考停止社会~「遵守」に蝕まれる日本 (講談社現代新書)
思考停止社会~「遵守」に蝕まれる日本 (講談社現代新書)
著者: 郷原 信郎
出版社: 講談社
評価: 4
カテゴリ:
コメント:  近年、世の中を騒がせた食品偽造では、食品に何かあったらとにかく食品を回収するのが普通になり、そうでない場合、マスコミからバッシングが起こるようになっています。  不二家や伊藤ハムなどの食品問題をマスコミは批判しますが、実は健康に被害が及ぶ物でなくこのような回収は社会的に大いなる損失と著者は述べています。  また、建物の耐震偽造問題については、1981年の建築基準法の改正で新たな耐震基準が導入されましたが、この基準はそれ以降の建物にのみ適用され、それ以前の物に適用されなかったため、絶対的な基準という認識が希薄になったことが1つの原因とおっしゃっています。  村上ファンド事件では、経済司法の感覚が世間の常識からずれており、そのため、内外の投資家から日本は見放されつつあるとのことです。  年金問題については、社保庁職員が年金データを改竄していたとのことですが、実状は、中小企業のために善意からの遡及訂正ということもあったようです。  食品疑惑から年金問題まで一連の問題について、マスコミはいつも批判的な論調ですが、当のマスコミについては自浄努力がなされていないのではとのことですが、私もつねづねそう思います。  今の世の中、テレビのどのチャンネルを見ても、同じような視点での報道が多い中、別の視点で問題をとらえているこの本は貴重な存在だと思います。
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できそこないの男たち (光文社新書)
できそこないの男たち (光文社新書)
著者: 福岡 伸一
出版社: 光文社
評価: 4
カテゴリ:
コメント:  以前、テレビで男の遺伝子が傷ついて、次第に男はいなくなるとかの衝撃的なトピックがありました。  生命は実はメスだけでも、ずっと命をはぐくむことができた。そこになぜオスが出てきたか。  メスからオスにスイッチオンする性決定遺伝子の発見のために研究者たちが血みどろのレースを繰り広げます。  この本、顕微鏡の発明や顕微鏡で初めて精子を見た人の話、生きた細胞の状態を損なわずに顕微鏡で観るための工夫など、面白いエピソードが満載です。  また、昆虫のアリマキは、春から秋にかけてメスのみで、卵でなくメスの子供を生むが、秋にはオスが、出現し、寒い冬を過ごす卵を生む。アリマキのていねいな説明は、福岡さんが昆虫少年だったことがうかがわれます。  福岡さんの「生物と無生物の間」も読んでみたくなりました。
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The Girl Who Played with Fire (Millennium Trilogy)
The Girl Who Played with Fire (Millennium Trilogy)
著者: Stieg Larsson
出版社: Quercus Publishing Plc
評価: 4
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コメント:  前作の"The Girl With The Dragon Tatoo"で、天才的なハッカーとして登場したSalanderですが、調査も終え、海外を旅していました。旅の途中で買った数学の本にSalenderは夢中になりました。特にフェルマーの最終定理に。  一方、ロシアや東欧諸国から少女達が、身売りに来ているという実態を調査しているジャーナリストSwenssonが、雑誌Millenniumで特集記事を書くことになりました。Swenssonはこの雑誌記事とは別に単行本も書く予定となっていました。これには身売りした少女達と関係した男達が、実名で掲載される予定でした。彼らは公務員、警察、弁護士、ジャーナリストなどで、実名出版されることを恐れていました。また、Swenssonのガール・フレンドMiaは、この身売りをテーマにドクター論文を書く予定となっていました。  記事の取材も順調に進み最終段階にさしかかったところで、SwenssonとMiaが何者かに殺害されました。また、Salanderの保護人となっていた弁護士Bjurmanも同じ頃に殺害されました。  警察は、初期の捜査で得られた状況証拠から、Salanderがこの3つの殺人事件の容疑者として、捜査を進めました。  MillennuimのBlomkvist達は、Salanderでなく、SwenssonとMiaが調査したため、実名で掲載される予定の男たちの仕業でないかと、Millennuimとして、会社を挙げて独自に調査を始めました。  途中、Salanderは、ほとんど登場してきませんが、後半は、Salenderの少女時代の謎の事件が明るみになり、終盤はあっと驚く結末となります。しかも、物語が途中で終わっているので、どうしても、次作の"The Girl Who Kicked the Hornets' Nest"を読みたくなります。  この作品は、前作に比べ、最初から話の展開も早く、後半は一気に読むことができました。
関連本棚: ジェミニ
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「できない」を「できる!」に変える
「できない」を「できる!」に変える
著者: 木村俊昭
出版社: 実務教育出版
評価: 4
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コメント:  この本の著者の木村俊昭さんは、小樽市で市役所の職員として、小樽を活性化させるために、いろいろな企画を発案され、実行されたアイディアマンです。その手腕を買われ、現在は、農水省の企画官として、全国を飛び回って、地域の活性化に取り組んでいらっしゃいます。  この本には、そんな木村さんの「楽しさ」を作り出すノウハウが詰まっています。今、閉塞感を感じているとき、どうすれば、皆でわいわいと楽しく活動できるかのヒントがあるかもしれません。
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The Girl Who Kicked the Hornets Nest
The Girl Who Kicked the Hornets Nest
著者: Stieg Larsson
出版社: Quercus Publishing Plc
評価: 4
カテゴリ:
コメント:  前作の"The Girl Who Played With Fire"で危機的な状況となったSalanderは、病院で手術を受け、快方に向かいます。一方、同じ病院に、Salanderに危害を加えた Zalachenkoもかくまわれます。  一方、スウェーデンの秘密警察の"The Section"は、国家安全保障の観点からZalachenkoの秘密が世に出ないように、いろいろと隠蔽工作を裏で行います。  そして、雑誌MillenniumのBlomkvist達は、Salanderの無実を信じて、秘密警察の腐敗を暴いた記事をMillenniumに掲載する計画を立てます。  後半の Salanderが精神的に異常をきたしており、いろいろと犯罪を犯したということで、裁判が行われますが、このあたりは、すごく面白かったです。  結構、難しい単語も出てきますが、ストーリーはなんとか追う事ができました。
関連本棚: ジェミニ
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味方をふやす技術―[よのなか]の歩き方〈3〉   ちくま文庫
味方をふやす技術―[よのなか]の歩き方〈3〉 ちくま文庫
著者: 藤原 和博
出版社: 筑摩書房
評価: 4
カテゴリ:
コメント:  藤原和博さんの「味方をふやす技術」を読みました。  藤原さんは、NHK教育テレビの「人間力養成術」という番組に、昨年7月に出演されていました。その番組で、藤原さんはちょうどリクルート事件の時、リクルート社にいて、そのときに「会社の看板に頼らず、やっている仕事の中味で営業しようと心がけた。」とおっしゃっています。  この本では、見知らぬ人と話すときに、猫をかぶって強く見せるより、自分の失敗談を話した方が相手の印象に残りやすいという「マイナスイオンの法則」など、常識はずれの面白い話題が載っています。  また、著者によれば、この本は「[よのなか]の歩き方」シリーズという3部作の一つと言うことですが、他の2冊も、ぜひ読んでみたいと思いました。
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Small Steps
Small Steps
著者: Louis Sachar
出版社: Bloomsbury Publishing PLC
評価: 4
カテゴリ:
コメント:  Camp Green Lake少年院を出たArmpitは、きちんと生活するためにいくつかの小さなゴールを設けた。  まじめに水道工としてアルバイトしていたArmpitに、少年院での知り合いのX-rayが儲け話を持ち出した。  人気歌手Kairaのコンサートに行くことになったArmpitは、そこでとんでもないトラブルに巻き込まれてしまいます。
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Rich Dad Poor Dad: What the Rich Teach Their Kids About Money-That the Poor and the Middle Class Do Not!
Rich Dad Poor Dad: What the Rich Teach Their Kids About Money-That the Poor and the Middle Class Do Not!
著者: Robert T. Kiyosaki
出版社: Business Plus
評価: 4
カテゴリ: NF
コメント:  株式投資や不動産による不労所得を得るには、Liabilitiesでなく、Assetsを増やす必要があるとのことです。 普通の人は、欲しい物を手に入れるお金のために懸命に働く。一方、金持ちは、自分のために働く資産がある。  そのためには、ローンなどの返済のための支出を減らし、金を生むための株式や不動産に投資して、それで生じた利益で欲しい物を買うようにすれば良いとのことです。  学校では、このようなお金の使い方を教えることはないとのことです。  投資はリスクがつきものですが、リスクはより大きな成功の養分と著者はリスクを負うことを勧めており、リスクを負わない者は臆病者だと、この本では呼ばれています。  しかし、この本を読んだだけでは、なかなか、リスクを負うまでの気にはなりませんが、この本で紹介されたCASHFLOWというボードゲームを実践している所はいくつかあるようです。
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Time of Wonder (Viking Kestrel picture books)
Time of Wonder (Viking Kestrel picture books)
著者: Robert McCloskey
出版社: Viking Juvenile
評価: 4
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コメント:  夏休みに家族で海辺に滞在したときの物語です。きれいなイラストと詩のような不思議な文章でした。ハリケーンのところは、近年の台風による強風や先日、日本海を襲った高波を思い出しました。  読んだ後はゆったりした気分になります。
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Stone Cold
Stone Cold
著者: Robert B. Parker
出版社: No Exit Press
評価: 4
カテゴリ:
コメント:  JesseはParadise署のチーフですが、その管轄内でなぞの連続殺人事件が起きます。浜辺で犬を散歩させていた男の人、ショッピング・センターで買い物していた女の人など。  被害者を結びつける物はありませんが、被害者に2つの銃傷があり、手口がいっしょなので、同一犯の犯行と思われました。  連続犯の捜査と共にJesseは、女子高生のレイプ事件も降りかかってきます。  後半、Jesseが、犯人を特定する場面は良かったです。
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Pirate Latitudes
Pirate Latitudes
著者: Michael Crichton
出版社: Harper Collins USA
評価: 4
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コメント:  舞台は、1665年のアメリカ領のジャマイカです。ジャマイカの船長のHunterは、難攻不落のスペイン領にある財宝を積んだ船を奪う計画を立てました。知り合いの散髪屋、手榴弾を作ったユダヤ人、殺し屋のフランス人や男勝りの女性などを引き連れて、Hanterは航海に乗り出しました。   Hanterが乗り込んだスペイン領の島では幾多の困難が待ち受けていました。読んでると、何か、映画"Pirates Of Caribbean"を思い出したりしました。  この本はCrichtonに良くあるテクノ・スリラーでなく、冒険談でした。このPB、少し文字が読みにくいと船に関する用語や1600年代の時代がかった言葉も結構難しかったのですが、終わりの方は一気に読めました。
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Hot, Flat, and Crowded: Why We Need a Green Revolution - And How It Can Renew America (Large Print Press)
Hot, Flat, and Crowded: Why We Need a Green Revolution - And How It Can Renew America (Large Print Press)
著者: Thomas L. Friedman
出版社: Large Print Pr
評価: 4
カテゴリ: NF
コメント:  タイトルの意味ですが、Hotは、地球温暖化の事ます。次のFlatは、この方の"The World Is Flat"に由来しており、インターネットやPCが整備され、かつ、グローバリゼーションが進み、先進国だけでなく、中国やインドなどの発展途上国も世界を相手に知的生産に携われる時代になってきている現象を指します。  最後のCrowdedは、中国やインドなどで、職を求めて地方から都市部への急激な人口移動が起こり、それに伴って、アメリカ並みの生活を目指す中産階級の人が増え、住宅、車、エネルギーなど各種物資の需要が大幅に増えることを指します。  地球温暖化、フラット化、中産階級の世界的な増加で、エネルギーの需給のアンバランス、石油支配者問題、気候変動、エネルギーの貧困化、生物多様化の喪失などが生じます。  Friedmanは、これらの問題の解決策として、アメリカが先頭に立って、IT(Information Technology)とET(Energy Technology)をミックスさせ、環境に配慮した行動を取ることを提案しています。  化石燃料から太陽光、風力などの自然エネルギーへの転換、電力線のスマートグリッド化、各家庭に電力を効率的に使うコントロールボックスの設置など、未来の生活が描かれています。  自分にとって、技術的な点については、面白く読めましたが、中東情勢などについては、疎いので辛かったです。また、この洋書はペーパーバック版ですが、ラージプリントで文字も大きく読みやすい体裁でした。
関連本棚: ジェミニ
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不幸な国の幸福論 (集英社新書 522C)
不幸な国の幸福論 (集英社新書 522C)
著者: 加賀 乙彦
出版社: 集英社
評価: 4
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コメント:  日本人は、他の人と同じ考えでないと不安なようですが、一方、フランス人は他の人と同じことを恐れるようです。  日本は、戦後、驚異的な経済成長を遂げました。日本人が豊かになるにつれ、次々に「三種の神器」、「3C」などのキャッチフレーズで物欲をあおられてきました。  現在、日本は数々の物であふれかえっていますが、自殺率が高かったり、高ストレス社会になっているようです。人から、何かをしてもらうより、人に何か喜ぶことをしてあげることが、幸福につながるのかもしれません。
関連本棚: ジェミニ benisuzu go.tekuteku ogijun
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Digital Fortress
Digital Fortress
著者: Dan Brown
出版社: St Martins Mass Market Paper
評価: 3
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コメント:  NSAの暗号解読部門にいるSusanは、恋人のDavidと旅行に行くはずだったが、突然、Davidから旅行をキャンセルされ、職場の上司から休日にも関わらず、異常事態が発生したとのことで、出社することに・・・。  絶対解読できない暗号を作ったと元NSA職員がNSAに挑戦状をたたきつける。これを解読するためのパス・キーの行方を、NSA側は必死になって探します。  しかし、それを阻止する謎の殺人鬼が現れます。  この本は、暗号解読をテーマにしていますが、自分にとっては残念ながら以前の"Deception Point"ほどは楽しむことはできませんでした。
関連本棚: 雑書窟 雑書洞 読み虫 ジェミニ
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