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薔薇十字の覚醒―隠されたヨーロッパ精神史
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著者: |
フランセス・イエイツ |
出版社: |
工作舎 |
評価: |
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カテゴリ: |
歴史
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コメント: |
新旧キリスト教の抗争渦巻く17世紀ヨーロッパに出現した薔薇十字宣言。魔術とカバラ、錬金術を内包したそのユートピア思想は、もうひとつのヨーロッパ精神史を形づくっていた…。 |
関連本棚: |
大学教授
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知識の社会史―知と情報はいかにして商品化したか
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著者: |
ピーター バーク |
出版社: |
新曜社 |
評価: |
6 |
カテゴリ: |
歴史
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コメント: |
◆知識と情報の大パノラマ的展望!◆
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「グーテンベルクからディドロまで」という原書の副題が示しているように、15世紀の印刷革命から18世紀の『百科全書』までにわたって、人類がいかにして知識を発見し、獲得し、分類し、管理し、商品化したかを、パノラマ的に展望したもので、印刷、雑誌、図書館、博物館、喫茶店、株式、交易、旅行、スパイ、教会、アルファベット順、索引、脚注、学者・知識人など、知と情報に関わるあらゆることを取り上げて分類・整理し、見事な眺望を与えてくれます。いまでは当たり前と思われている索引や注や目次がどのような変遷を経てきたかなど、興味は尽きません。〈知の社会史〉の定番となるでしょう。
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「知識」の形態ごとに割り振られた文章は読みやすく特に知識を保存する場所、図書館の話が興味深かった。今は情報化時代、コンピュータの電子情報を売る=知識を売るにつながっている。欧州を中心として日本やアジアについての知識の取引も少しではあるが触れられている。百科事典は昔はアルファベット順ではなかった!?4/1-4/2読了。 |
関連本棚: |
増井
大学教授
G.C.W.
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ウィーン精神―ハープスブルク帝国の思想と社会 1848~1938〈1〉
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著者: |
W.M. ジョンストン |
出版社: |
みすず書房 |
評価: |
10 |
カテゴリ: |
歴史
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コメント: |
ウィーン特にハプスブルグ家の時代においては,様々な民族が融合し新しい価値観が出てきた.音楽や心理学,経済学,思想,哲学など.名前で挙げれば,マーラやフロイト,ルカーチなど現在にも大きな影響を及ぼしている人物を生み出した背景を事細かに記している.周辺国のハンガリーにも範囲を広げて考察していて大変興味深い. |
関連本棚: |
kw+hg
大学教授
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戦国の活力 (全集 日本の歴史 8)
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著者: |
山田 邦明 |
出版社: |
小学館 |
評価: |
10 |
カテゴリ: |
歴史
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コメント: |
日本史ブームに沸いている.著者の山田氏も述べられているが,「戦国時代と云えば武将は常に戦っていた!?」と云う時代認識よりも,誰が何処で何をしたか?武田の風林火山の実際に用いられた旗や織田信長が花見をしている晩年の絵などを上手く組み込み,当時の地名の名称と現在での地名を表記して,余り知られていない個人名を積極的に出すことによって,戦国時代の香りを確かに齎して呉れるのである.
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関連本棚: |
大学教授
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ドイツ社会文化史
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著者: |
G. フライターク |
出版社: |
名古屋大学出版会 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
歴史
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コメント: |
ドイツ史を学ぶに当り避けられて通れない道はナチス政権下での彼らの思想や生き方ついてなどである。しかし,これより以前に”ドイツ人”とは一体何者なのか?と興味を持つ研究者も多いと思われる。
ーしかも,昔のこの特質には第二の特質が絡んで居る。皇帝から流浪の乞食に至るまで、誕生から死に至るまで,朝から夜中まで,人間生活の全てが,決められた儀礼,意味を持つ慣習,慣例となっている形式的言葉遣いで取り囲まれている。-
音楽,政治,文化,歴史ー現在でも世界から見ても優等生であり続ける独逸の正体について細かな考察が加えられている。 |
関連本棚: |
大学教授
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ロラン・バルト伝
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著者: |
L.J. カルヴェ |
出版社: |
みすず書房 |
評価: |
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カテゴリ: |
歴史
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コメント: |
本書はある生涯の歴史であるが、それと同時に〈歴史〉の書でもある。「零度」から「明るい部屋」へ、両親の家系から謎めいた事故死まで、多くの伝記素を収集して、バルトの隠された物語をたどった、初めての伝記。* |
関連本棚: |
大学教授
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中世の身ぶり
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著者: |
ジャン‐クロード シュミット |
出版社: |
みすず書房 |
評価: |
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カテゴリ: |
歴史
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コメント: |
キリスト教世界で『身ぶりをする』とは何を意味したのか。古代の遺産から聖体の儀式の象徴まで、その解釈と図像表現を分析しつつ、みごとな全体図を描く、アナール学派第四世代の画期的研究。 |
関連本棚: |
bianco
大学教授
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読むことの歴史―ヨーロッパ読書史
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著者: |
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出版社: |
大修館書店 |
評価: |
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カテゴリ: |
歴史
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コメント: |
パピルス本からニューメディアまで、書物はどのように読まれたか。アルカイック期と古典期のギリシャ、宗教改革と読書、読書のための読書、などの項目から、時代とヨーロッパの読書行為との相互関係を解き明かす。 |
関連本棚: |
大学教授
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記憶の場―フランス国民意識の文化=社会史〈第1巻〉対立
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著者: |
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出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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カテゴリ: |
歴史
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コメント: |
記憶と歴史を架橋する.国民の記憶,民族の記憶,家族の記憶−記憶はいかにして作られ,語られてきたか.現在のなかにある過去の構造を明らかにし,記憶と歴史をめぐる認識論的位相を解きほぐす.シャルチエ,ルゴフ,フュレ,コルバンをはじめ第一線で活躍中のフランスの歴史家120名を動員した壮大な試みが,ここに待望の日本語版として登場. |
関連本棚: |
大学教授
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聖者と学僧の島―文明の灯を守ったアイルランド
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著者: |
トマス カヒル |
出版社: |
青土社 |
評価: |
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カテゴリ: |
歴史
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コメント: |
ローマ帝国崩壊後の暗黒時代、西欧文明が壊滅の危機に瀕したとき、伝統の古典を書き継ぎ、伝えたのは、アイルランドの学僧たちだった。彼らが存在しなければ、ヨーロッパは書物のない世界となり、今日の文明も到来することはなかっただろう。アイルランド人はどのように文明を救ったか。 |
関連本棚: |
大学教授
山のじ
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