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悼む人
天童 荒太
文藝春秋
ISBN: 4163276408
紀伊國屋
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FUTAN :
その人は「誰に愛されていたのでしょうか。誰を愛していたでしょう。どんなことをして、人に感謝されたことがあったでしょうか」 坂築静人は事故や犯罪で亡くなった人の現場を訪ね、周りの人にその人の生きた証しを聞き、心に刻んで「悼む」 5年間、そうした旅を続けている。野宿しながら。 週刊誌のエログロが得意な記者、仏の生まれ替わりのような僧侶の夫を刺し殺した女性、静人の家族、末期がんである静人の母、色々な人が静人と関わり、人生が進んで行く、ゆっくりと。 重いテーマなのだが、残忍で嫌な感じの小説ではない。 ひとりひとりの大切な人生を心に刻んで「悼む」 それが犯罪者であっても、赤ちゃんであっても、聖職者であっても、死は平等である、生も平等であるように。 というメッセージを受け取りました。 一人ひとりの人間の生を慈しむ、清らかさがあって、救われる。
絵里 :
死者を弔いながら生きる世界。 死者の一人ずつに心と人生ががあることをおしえてくれる。
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最終
更新
: 2011-11-26 08:10:36 +0900
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死者を弔いながら生きる世界。 死者の一人ずつに心と人生ががあることをおしえてくれる。
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