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行列特論 (基礎数学選書 21)
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著者: |
草場 公邦 |
出版社: |
裳華房 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
『あまりにすばらしい本で、とりわけ最初の章の「メビウス変形」の解説はあまりにスゴイ。どのくらいスゴイかというと、ぼくはこの本で勉強したおかげで、経済学の共著論文にちょっとした貢献ができて、論文一つ儲けちゃったほどなのである。』<br><br>
ISBN: 4785311231<br>
URL: <a href="http://hondana.org/hiroyukikojima/4785311231">http://hondana.org/hiroyukikojima/4785311231</a> |
関連本棚: |
hiroyukikojima
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ガロワと方程式 (すうがくぶっくす)
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著者: |
草場 公邦 |
出版社: |
朝倉書店 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
『なぜ、4次方程式にまでは解の公式が存在し、5次以上になると存在しないのか?たぶん、この本が、ガロアの定理までの最短距離なんじゃないか、と感じる。そして、わかってしまうと、結局は「2次方程式の解の公式」の中にすべての秘密が隠されていることに気がつかされるのである。
<br><br>
ぼくがこんな風な理解に達したのは、草場先生の書き方がみごとだからである。ある法則が出てくるとき、その法則が何のためにここで出てくるのか、あとで何の役に立てようとしているのか、そのポイントが明確に書いてある。そう書いてくれているので、出てきた定理をどの程度の真剣さで理解すべきかの目安が与えられることになる。』
<br><br>
ISBN:4254114672<br>
URL:<a href="http://hondana.org/hiroyukikojima/4254114672">http://hondana.org/hiroyukikojima/4254114672</a><br>
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関連本棚: |
hiroyukikojima
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数学でつまずくのはなぜか (講談社現代新書)
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著者: |
小島 寛之 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
数学
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コメント: |
「まえがき」より<br>
『<blockquote>
<b>あなたが数学でつまずくのは、数学があなたの中にあるからだ</b>
<br><br>
この本は、こどもたちと数学のあいだがらのことを書いた本だ。
<br><br>
でも、「どうやったらこどもたちに上手に数学を教えられるか」ということを書いた本ではない。どちらかというと、「どうやったらこどもたち<b>から</b>数学を学ぶことができるか」、それを書いた本である。
<br><br>
さらにいうなら、「数学がいかに有能で役に立つものか」を押しつける本でもない。そうではなく、「数学を役に立てる必要なんてないじゃん」ということを説いた本だ。誰かと友だちになりたいなら、まず、そいつを何かに利用しようなんていう浅ましい考えは捨てることだ。数学と友だちになりたい場合も同じである。まず、そいつの話をじっくりと聞き、いいところも悪いところも知ってあげることだ。そして思いっきりけんかをすることだ。そうした末に、そいつの良さといとおしさがわかるのだから。
<br><br>
多くの人は、「数学は完全無欠なもの」と思ってる。だから、その「クールさ」に嫌悪感を持つ人もいるし、なんとかリベンジして自信を回復したいと躍起になる人もいる。
<br><br>
でもそれは<b>全くの誤解</b>だ。
<br><br>
数学は、紆余曲折の末作り上げられてきたし、まだ完成からほど遠いものだ。今の数学は、宇宙からそのままの形で降ってきたものではなく、数学者たちが歴史の中で悪戦苦闘して作り上げたものだ。その過程で、失敗も間違いもあったし、遠回りもした。だから、<b>現在</b>の数学<b>にはその傷としての「でこぼこ」がまだまだたくさんあって</b>、それで人は足をとられて転んでしまうのだ。数学につまずいたからといって、それは君の落ち度ではない。それは数学に「でこぼこ」があるせいなのだ。けれどその「でこぼこ」は、数学の人間臭さだから、君はひょいひょいとかわして歩く必要はない。転んだら、立ち上がればいいし、何度も転ぶならそこだけ迂回して進めばいいと思う。
<br><br>
結局この本は、「<b>あなたが</b>数学<b>でつまずくのは、</b>数学<b>があなたの中にすでにあるからだ</b>」という、かなりパラドキシカルなことを語る本だ。そういうことを、数学教育や数学史や思想・哲学など引っ張ってきて説得しようともくろんでいる。だから読者は、この本を読むとき、何かの勉強のつもりで読むのではなく、どちらかといえば、友だちの相談ごとを聞いてあげるような感じで読んでほしいと思う。相談ごとというのは、とにかくまとまりがなく、時に身勝手なものだ。でも、親身になって聞いてあげるうちに相手の素性と性格がよくわかってくる。
</blockquote>
そんな風にこの本で、数学の素性と性格を知ってもらえばな、そう思っている。』
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関連本棚: |
増井
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数学史のなかの女性たち (りぶらりあ選書)
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著者: |
リン・M. オーセン |
出版社: |
法政大学出版局 |
評価: |
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カテゴリ: |
科学/科学史
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コメント: |
タイトル:数学史のなかの女性たち (りぶらりあ選書) (単行本)<br>
著 者:リン・M. オーセン (著), Lynn M. Osen (原著)<br>
数学の発展・展開に大いなる遺産をのこした8人の華麗な女性たち。その業績と影響、時代と社会をたどり、女性として、数学者として、ヒューマニストとして生きた創造的知性の営為のドラマを描き出す。 <br>
<br>
ISBN: 4588022059<br>
cf. : <a href="http://d.hatena.ne.jp/hiroyukikojima/20071217">http://d.hatena.ne.jp/hiroyukikojima/20071217</a>
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URL: <a href="http://hondana.org/hiroyukikojima/4588022059">http://hondana.org/hiroyukikojima/4588022059</a>
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関連本棚: |
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MASTERキートン (1) (ビッグコミックスワイド)
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著者: |
勝鹿 北星, 浦沢 直樹 |
出版社: |
小学館 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
『浦沢さんが原作者の勝鹿さんと組んで作り上げた、最高の傑作マンガ』
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cf. : <a href="http://d.hatena.ne.jp/hiroyukikojima/20071213">http://d.hatena.ne.jp/hiroyukikojima/20071213</a>
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れれれ
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hiroyukikojima
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不連続殺人事件 (角川文庫)
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著者: |
坂口 安吾 |
出版社: |
角川書店 |
評価: |
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カテゴリ: |
パロディ
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コメント: |
『至るところ微分不可能殺人事件』<br><br>
cf: <a href="http://d.hatena.ne.jp/hiroyukikojima/20080101">http://d.hatena.ne.jp/hiroyukikojima/20080101</a> |
関連本棚: |
F家(その他)
hiroyukikojima
ドリアン
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自由と社会的抑圧 (岩波文庫)
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著者: |
シモーヌ・ヴェイユ |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
『"筆者は数学者アンドレ・ヴェイユの仕事を理解したいと思って勉強していたが、その後、彼の妹、哲学者のシモーヌ・ヴェイユにめぐりあった。そしていつしか彼女の思想と生きざまの大ファンとなってしまった。シモーヌは、幼少の頃、優秀すぎる兄に劣等感と敵意を持っていたというが、シモーヌの真摯な魂が人類に残した勇気と希望に比べれば、アンドレなどただただ平凡で俗な「しかし少し頭のいい」1人の男に過ぎない、といったら読者諸氏に叱られてしまうだろうか。』<br><br>
cf: <a href="http://d.hatena.ne.jp/hiroyukikojima/20071217">http://d.hatena.ne.jp/hiroyukikojima/20071217</a> |
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なお。
hiroyukikojima
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新・物理入門 (駿台受験シリーズ)
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著者: |
山本 義隆 |
出版社: |
駿台文庫 |
評価: |
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カテゴリ: |
物理
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コメント: |
根源的な問いに関する説明が試みられている名著。<br>
『たとえば、しょっぱなに、運動方程式「ma=F」について、こんな風に書いてある。
<blockquote>
この式は、「質量に加速度を掛けたものが力である」ということを表しているのでは決してない。この式は「物体mに力Fを加えられたならば、その結果として加速度aが生じる」という因果関係(原因・結果関係)を表しているのである。右辺と左辺が等しいというのは量的関係だけで、概念的意味内容としては右辺と左辺は異なる。つまり右辺は運動の変化の原因としての加えられた力であり、それは単なる数学的定義に帰し得ない実体的起源をもつ。他方、左辺はその結果として生じた運動の変化の割合を表している。(中略) 。運動方程式はあくまでも物理的な因果関係を表しているのであり、力の定義式では決してない。
</blockquote>
こんな説明は、高校でも大学でも受けたことがなかったし、少なくとも学んだ教科書に明示的には書かれてなかったから、しょっぱなからもうショックである。さらには、このちょっと後に、こんな風にも書かれている。
<blockquote>
以上の議論でわかるように、力学の原理において力はきわめて重要な役割を果たしている。しかし現実にはどのような力が存在するのか、それらの力はいかなる性質をもっているのかは、一般に経験事実として与えられていると考えなければならない。つまり古典力学の内部で論理的に導き出せるものではない。
</blockquote>
どうしてこういう重要なことを教えてくれる物理の先生がいなかったのだろう、と今にして思う。』
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増井
hiroyukikojima
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経済学の考え方 (岩波新書)
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著者: |
宇沢 弘文 |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
経済学とはなにか、経済学の考え方とはどういうものか—日本を代表する経済学者が自らの研究体験を顧みながら、柔軟な精神と熱い心情をもって、平易明快に語る。アダム・スミス以来の経済学のさまざまな立場を現代に至るまで骨太いタッチで把え、今後の展望をも考える。
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