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リトル・トリー
リトル・トリー
著者: フォレスト・カーター
出版社: めるくまーる
評価: A
カテゴリ: ネイティブ アメリカン
コメント: 泣く。とにかく泣く。美しい話なんだけど、背景に悲惨さがあってさらに泣かせる。<a href="/teltel/4839700869">ジェロニモ</a> と共に読めば、なんというか陰と陽、硬と軟、補完しあう。アメリカからネイティブがいなくなったのはとても最近の事で、なにやらおお昔の歴史のうちだ、とかいう自分の認識が甘かった。彼らには、文化として連続性をもって綿々と受け継がれているものがある。最も先鋭化した物質文明社会の合衆国に、そういうのが根付いているのが不思議だ。あるいは、物質のみでは、精神全てを変貌させることはできないのかもしれない。<br>アメリカは今では自由を標榜してはばからないけど、40 年前までは差別が当り前だったし、ネイティブの土地を奪えたのも最近で、…若い。
関連本棚: ★SAKI★ kana teltel Tarosa kiku_hashi
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母なる大地 父なる空〈上〉―アリューシャン黙示録
著者: スー ハリソン
出版社: 晶文社
評価: B
カテゴリ: ネイティブ アメリカン 人類学
コメント: アリューシャン黙示録という3部作シリーズ第一部上巻。アリューシャンに住むイヌイットのある少女を通して物語は語られる。かれらの生活を、非常に精緻な描写で描き出している。第一部は、イヌイットの少女<黒曜石>が様々な困難により流転しつつも、それに打ち勝っていく。<br> 第二部の姉なる月では、<黒曜石>の子ども<ナイフ>と、村の<誰>の物語。数々の理由によりさまよわざるを得ない<誰>を中心に、運命が渦をまく。第三部の兄なる風では、さらに彷徨する<誰>が最大の危機を迎え、<ナイフ>はそれを救えるのか…、となる。<br> 第二部までは非常に楽しめた。最後の最後に、一神教を暗示するような多神教への理解のなさがあって、ちょっと残念。結局なにかい、それを言いたかったのか? 今までの素晴しい物語は?? となってしまう。
関連本棚: probe teltel
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レイム・ディアー―ヴィジョンを求める者
著者: ジョン・ファイアー レイム・ディアー
出版社: 河出書房新社
評価:
カテゴリ: ネイティブ アメリカン
コメント:
関連本棚: teltel
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ジェロニモ
ジェロニモ
著者: フォレスト カーター
出版社: めるくまーる
評価: A
カテゴリ: 人物を楽しむ ネイティブ アメリカン
コメント: メキシコと合州国に対して自由と自立のために40 年ものあいだ立ち向かい続けた、最後のアパッチ戦士ジェロニモの物語。1829 に産まれて1909 に死ぬ。1886 に最後の投降をするまでは戦い続け、投降後は居住区で暮らす。戦いに明け暮れていたにもかかわらず、そこらのネイティブに比べればずっと長生きだ。地理と心理を巧みに用いた狡猾な戦術家で、装備と人員で勝る敵に何度も打ち勝っている。ちなみにジェロニモ(Geronimo)は、聖ヒエロニムスの英語読みと説明されている。 <p> 合衆国成立の過程で、西海岸と中部アメリカに支配が及ぶときに、別の文化を持ったネイティブと衝突する。常にそうであるように西欧人は圧倒的な武力と文明の力をもち、独善的な倫理で支配を進める。その結果、争いが生じ血が流れネイティブに怒りが産まれる。ジェロニモはその最後の体現だ。最終的に降伏したとはいえ、それは選択のうちの降伏であり、結局のところネイティブの魂が負けた訳ではないと結ばれており、最後まで誇り高く戦いぬいた稀有な人である。グローバル化とか言われ、世界が平坦になっている今では、こうは生きられない。結局のところ、合衆国というのは変わっていない。底流に西欧の文明の血を引いており、独善的でキリスト以外の世界が人間世界とは認められていないのだな、とイラク戦などから解る。 <p> 「最後の木が切られちまったら…最後のバッファローが死んじまったら…最後の金塊が掘り出され、最後のインディアンが殺されちまったら…それから先、あんたらは何をするつもりなんだ? きりのない欲でもって何をするつもりなんだ? 子どもたちにあんたらを見習わせるのかね? それからどうする? 最後には何も残らなくなっちまうぜ…あんたら自身のほかにはな」 <p>フォレスト カーター の小説だが、<a href="/teltel/4839700648">リトル・トリー</a> とは対照的に怒りと血と死にまみれた物語になっている。カーターは4 篇の小説しか残しておらず、どれも傑作とくればこれまたすごい人である。
関連本棚: teltel
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ヘヤー・インディアンとその世界
ヘヤー・インディアンとその世界
著者: 原 ひろ子
出版社: 平凡社
評価:
カテゴリ: ネイティブ アメリカン
コメント:
関連本棚: teltel
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グラス・ダンサー
グラス・ダンサー
著者: スーザン パワー
出版社: めるくまーる
評価: A
カテゴリ: ネイティブ アメリカン
コメント: 現代アメリカ合衆国のネイティブの若者のお話。アメリカ合衆国でいかにidentity を保つのが困難かがちょっとは解る。ちなみに、スーザン自身もネイティブだと思われる。
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