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(175/182)冊
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枯葉色グッドバイ
枯葉色グッドバイ
著者: 樋口 有介
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 東京で起こった一家惨殺事件。捜査が手詰まりとなる中、新米刑事の吹石夕子は、尊敬する先輩刑事・椎葉明郎がホームレスとなっていることを知る。椎葉をポケットマネーで雇った夕子は、彼の指示を仰ぎつつ捜査を洗いなおしていく…。<br> 軽妙な会話が光るミステリ。事件が猟奇的なので(個人的に)読むのが辛い部分があるが、まずまずの出来。
関連本棚: 2004年・しんじ 二代目平蔵
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楽天少女通ります (私の履歴書)
楽天少女通ります (私の履歴書)
著者: 田辺 聖子
出版社: 日本経済新聞社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 朝の連ドラ「芋たこなんきん」を見て読みたくなった。新聞連載時にもぽつぽつ読んでいたのだが、まとめて読んだのは初めて。小説家おセイさんの気概が感じられる半生記でした。それにしても、田辺聖子さんは自ら大阪のおばちゃんを「偽装」している感がある。講演会を拝聴した限りでは、おっとりした上品な方でしたので。
関連本棚: 二代目平蔵
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制服捜査
制服捜査
著者: 佐々木 譲
出版社: 新潮社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 閉鎖的な田舎の制服警官(駐在さん)が主人公のミステリ。<br> 根が田舎者なので、こういう状況の駐在さんの苦労がわかる。<br> 主人公があまりかっこよすぎないのが良い。
関連本棚: 森乃屋龍之介 びー玉 二代目平蔵 らいさん SKZ
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さむらい―青雲の剣 (祥伝社文庫)
さむらい―青雲の剣 (祥伝社文庫)
著者: 鳥羽 亮
出版社: 祥伝社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 「侍らしく生きよ」という言葉を最後に切腹した父。父の遺言を胸に刻んだ少年は、困難にもくじけず、剣の腕を磨いて成長する。 しいて難を言うと、善悪の構図が単純なのが気になるか。
関連本棚: 二代目平蔵
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星の海を君と泳ごう (光文社文庫)
星の海を君と泳ごう (光文社文庫)
著者: 柴田 よしき
出版社: 光文社
評価: ★★★★
カテゴリ: 現代小説
コメント: 再読。ジュブナイル、好きです。
関連本棚: 二代目平蔵
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アフリカで寝る
アフリカで寝る
著者: 松本 仁一
出版社: 朝日新聞社
評価: ★★★★
カテゴリ: エッセイ
コメント: アフリカで取材生活を送る記者のエッセイ。<br> 奥書を見るとかれこれ10年前の本である。<br> 一記者として、アフリカでの生活を綴った本なので、アフリカの政治情勢にさほどつっこんだ描写はないが、それでも、現代から見ると、政治体制が違う国が多いことに驚かされる。 10年という年月がとてつもなく長く感じられる。
関連本棚: 二代目平蔵
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うたう警官
うたう警官
著者: 佐々木 譲
出版社: 角川春樹事務所
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 警官殺しの容疑がかけられた刑事。彼の無実を信じる警官有志が、事件の真相究明に乗り出す。<br> 警官が主役の探偵もの。チームワークで警察上層部の裏をかく展開が爽快。有志の中に潜む裏切り者の存在など、最後まで緊迫した展開で満足。
関連本棚: 二代目平蔵
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ドリームバスター〈3〉
ドリームバスター〈3〉
著者: 宮部 みゆき
出版社: 徳間書店
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 新キャラクター・カーリンが良い味を出しているシリーズ第3巻。<br> ようやく物語が滑らかに動き出した感じがする。今後も目が離せない。
関連本棚: kura カノぷ〜 LENNKA 二代目平蔵 ピロコ
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倉本聰コレクション 1 (1) 前略おふくろ様PART1…(1)
著者: 倉本 聰
出版社: 理論社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 『拝啓、父上様』の先行作品として読んでみた。<br> 生きていくことの泥臭さ、人間のやるせなさがちくちくと刺さる大人のドラマである。<br> これを読むと、『拝啓…』はソフトだったのだなあと思う。<br> かつてのゴールデン(しかも半年)では、こういうドラマが受け入れられていたのかと思うと、新鮮でもある。<br> 今から30年前の作品なので、古いなあと感じる部分はある。が、親の老後問題など、現在にも通じるテーマが織り込まれているところは、さすが倉本ドラマ。
関連本棚: 二代目平蔵
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桜ハウス
桜ハウス
著者: 藤堂 志津子
出版社: 集英社
評価: ★★★★
カテゴリ: 現代小説
コメント: かつて一つ屋根の下に暮らした4人の女性。<br> 7年ぶりに再会した彼女たちの友情物語と言えようか。 酸いも甘いもかみわけた大人のオンナの友情、というのに、ひしひしとリアリティーを感じてしまった。<br> そうそう、この本、空腹のときに読むのは厳禁。巻き寿司、コロッケ、白身魚の唐揚げ…美味しそうな料理が目白押しでくらくらします。
関連本棚: 二代目平蔵
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やさしい死神 (創元クライム・クラブ)
やさしい死神 (創元クライム・クラブ)
著者: 大倉 崇裕
出版社: 東京創元社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 次々と巻き起こる惨劇、謎の連続殺人事件…という正統派ミステリを読めなくなって幾星霜。今はこういうほのぼの系ミステリが面白い。<br> 『季刊落語』の牧編集長と部下の間宮緑が活躍する、落語界を舞台としたミステリ短編集。シリーズ三作目だそうだが、前作を読んでなくでも大丈夫。落語がわからなくても大丈夫。ハートウォームな佳作。
関連本棚: 二代目平蔵
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(新装版) 天璋院篤姫 (上)
(新装版) 天璋院篤姫 (上)
著者: 宮尾 登美子
出版社: 講談社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: その英明さを見込まれ、分家から島津宗家の養女となり、大奥御台所の地位に上った篤姫(敬子)の生涯を描いた大作。<br> 女性としての幸せからは程遠く、しかし幕末の世を誇り高く生きた一人の女性の姿が鮮やかである。
関連本棚: 二代目平蔵
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ぐっとくる題名 (中公新書ラクレ)
ぐっとくる題名 (中公新書ラクレ)
著者: ブルボン小林
出版社: 中央公論新社
評価: ★★★★
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コメント: 世の中にあまたある「題名」を考察した本。面白く読めました。毎度の砕けた(はじけた?)前フリも素敵。
関連本棚: kai_finish 二代目平蔵 suchi nobuo_o ogijun
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文車日記―私の古典散歩 (新潮文庫)
文車日記―私の古典散歩 (新潮文庫)
著者: 田辺 聖子
出版社: 新潮社
評価: ★★★★
カテゴリ: エッセイ
コメント: 田辺聖子さんの古典案内。密度の濃い内容だが、一つ一つは短く、古典初心者にもとっつきやすい。それにしても、田辺聖子先生の血となり肉となっている古典の幅広さには驚かされます。すごい。
関連本棚: 二代目平蔵 ドリアン
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三丁目の夕日 (小学館文庫)
三丁目の夕日 (小学館文庫)
著者: 山本 甲士
出版社: 小学館
評価: ★★★★
カテゴリ: 現代小説
コメント: 漫画(映画)のノベライズということでさして期待もしていなかった。が、良い意味で非常にツボを押さえた短編ばかりで、読み終えると「良い小説を読んだ」という気持ちになる。さすが山本甲士。うまいなー。うまいと言えば、最後の一章。唸るほど良い終わり方です。<br> 07/9/27追記:この本に触発されてようやっと映画を見ました。小説とは違う意味で良かった。しかしこの小説が、映画とは似て非なる「三丁目の夕日」パラレルワールドであることが改めてわかりました。山本甲士恐るべし!
関連本棚: toshi ちーた 二代目平蔵
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百年の亡国
百年の亡国
著者: 海道 龍一朗
出版社: 実業之日本社
評価: ★★★★
カテゴリ: 現代小説
コメント: 太平洋戦争終結直後、日本の新憲法、ひいては新しい国の形をめぐり、日米ソの間で熾烈な争いが始まっていた。どこからが虚でどこからが実なのかはわからないが、極めてスリリングな小説だった。
関連本棚: 二代目平蔵
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青嵐の馬
青嵐の馬
著者: 宮本 昌孝
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 中篇3篇を収めた戦国時代小説集。新手の家族ものとも言うべき「紅蓮の狼」が良かった。
関連本棚: 二代目平蔵
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そろばん武士道 (新潮書下ろし時代小説)
そろばん武士道 (新潮書下ろし時代小説)
著者: 大島 昌宏
出版社: 新潮社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: いやはや、面白かった!藩財政のピンチを救うため、脇差を捨ててそろばんを持った武士が本当にいたのですね。藩主・土井利忠が、これまた魅力的な人物。江戸時代は小藩こそ面白いのかもしれません。
関連本棚: 二代目平蔵
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テロリストの軌跡―モハメド・アタを追う
テロリストの軌跡―モハメド・アタを追う
著者: 朝日新聞アタ取材班
出版社: 草思社
評価: ★★★★
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コメント: 9.11の実行犯と見られるテロリストの人間像に迫ったルポルタージュ。裕福な家庭で育ったノンポリのエリート学生が、いとも簡単にテロリスト組織に取り込まれる現実。そのことを明らかにした点を高く評価したい。<br> それにしても、9.11について、アラブ人犯人否定説、ユダヤ人陰謀説が流布している(しかも意外に信じられている)のにびっくり。 日本人としては、わざとパレスチナ殉教者を出し続けて、イスラエルに非難を集中させようとしているアラブ周辺諸国の意図も、冷静に見極める必要があると思うのだが…。
関連本棚: 二代目平蔵
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星降る楽園でおやすみ
星降る楽園でおやすみ
著者: 青井 夏海
出版社: 中央公論新社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 園児5人を人質に、無認可保育園に立て籠もった2人組の男。身代金は一人500万円。一緒に人質にとられた園長と、園長の姪の保育士。そして子どもの命をめぐる家族の人間模様が描かれた小説。 ミステリ風味の家族小説と言った方が適切かもしれない。 傑作とまでは言えないが、いろんなことを考えさせられる小説だった。
関連本棚: 二代目平蔵
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