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進化論 (YA!ENTERTAINMENT)
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著者: |
芝田 勝茂 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
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カテゴリ: |
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久々に芝田勝茂。この人の著作は、小中学生時代に図書館でかなり読み込んだが、買って読むのはそういえば初めて。<br>
本当は大人向けとして書かれたもののよう。これは再刊版だが、<a href="http://home.u01.itscom.net/shibata/sakuhin/shinka.html">旧版</a>の表紙はちょいと怖い……。<br>
ヒロインの言動その他は読んでいてかなりむかつくのだが、物語はしっかりしているので面白く読める。特に、SFファンなら読んで損はない。これが1997年以前に書かれたというだけでも価値がある。 |
関連本棚: |
Leiko
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折り紙建築型紙集―オリガミック・アーキテクチャー パターン・ブック
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著者: |
茶谷 正洋 |
出版社: |
彰国社 |
評価: |
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コメント: |
本を切り抜いてそのまま作れるようになっていますが、別紙に写したもので作る方が、失敗してもOKだし、好みの紙で作れるので、良いと思います。まぁ、写す作業は下手をすると組み立てる作業より面倒なんですが。<br>
折り紙建築は、大学で創作課題が出たことがありますし、知人の誕生日プレゼントに作ったりもするんですが、なかなか難しいんですよね。色々と紙をこねくりまわしてきて思ったことは「完成型が美しいものは型紙も美しい」←これに尽きるのではないかと。実際この本は、作らずに型紙だけ眺めていても惚れ惚れします。
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関連本棚: |
Leiko
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世界のおもちゃ100選
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著者: |
トライプラス |
出版社: |
中央公論新社 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
見ているだけでも楽しいです。カタログ的要素が強いので、写真だけではどう遊ぶのか分からんおもちゃもたまにありますが。<br>
大学の課題で積み木を作ったことがあるので(何の製品でも良かったのだが、うちのグループはおもちゃをテーマにした)子供にも大人にも面白く・シンプルで・色々な遊び方の可能性があるおもちゃを作る難しさを身にしみて実感しているだけに、このような本を見ていると溜め息つきっぱなし&興奮しっぱなしになってしまいます。<br>
<li>(null)「<a href="http://pitecan.com/Bookshelf/null/edit.cgi?isbn=4946483500">naef design - ネフのおもちゃ</a>」もいいですよ。
<li><a href="/Leiko">Leiko</a> おぉ、情報ありがとうございます。柏木博も好きなので、是非とも探してみたいと思います。ネフの積み木は、基尺の計算がものすごく緻密で憧れます。
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関連本棚: |
Leiko
svslab
null
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ウェディングドレスはお待ちかね
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著者: |
赤川 次郎 |
出版社: |
集英社 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
赤川次郎はあのいかにも量産作家な文章やストーリーがどうにも苦手だったりするのだけれど、このシリーズは面白い。よくある「そっくりな双子ネタ」なのだけれど、キャラクターがなかなか個性的で、ストーリーもほどよいドキドキ感+ほどよい安心感。<br>
脇役だが、セレナーデが得意なテノールの美声のヤクザの大岡さんが好き(笑)。
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関連本棚: |
Leiko
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大漢語林
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著者: |
鎌田 正, 米山 寅太郎 |
出版社: |
大修館書店 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
辞書はでかくて重くて厚いものに限る!(断言!)<br>
しかし厚すぎて分冊されてしまうのも私の美意識に反してしまうため、これくらいのボリュームがちょうどいい感じ。今は亡き<a href="http://www.tesclub.co.jp/">TESクラブ</a>のキズあり返品本セールで買ったため、めちゃめちゃお安く入手。箱に少し擦った跡があるだけの美本だったため(書店に普通に並んでる本の方がキズが多いかも)かなりお得な買い物でした。
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関連本棚: |
Leiko
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ももたろう (日本傑作絵本シリーズ)
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著者: |
まつい ただし |
出版社: |
福音館書店 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
赤羽末吉の絵がとにかく素晴らしい。<br>
日本の昔話(桃太郎に限らず)って、細部を忘れていることが結構多いので、昔読んだ絵本を読み返すと、新たな発見があって新鮮。
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関連本棚: |
Leiko
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在日
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著者: |
姜 尚中 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
姜尚中については以前から、激しい面もあるけれど冷静で頭のいい人だなと思っていた。ハンサムというのもポイントが高かった(笑)。ところがこの本を読んで驚いた。あの冷静さはどこに行ったのだろう。あの姜尚中がここまで感傷的な文章を書くということだけを取っても、在日であるということにどれだけの重みを抱えているかをうかがえる。在日であることを如実に表す自分の顔立ちが嫌いだったということにも、問題の深さを知った。<br>
この本はあくまでも自伝なので、在日の歴史や現状を詳しく知りたい人は、別の本を選ぶ方がいいだろう。テレビで姜尚中のハンサムさに惚れている人は、巻頭カラーグラビア必見(大笑)。
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関連本棚: |
玲司
おおいしさん
Leiko
morimon
まう
hengsu
yusasa
rikunozaurus
分類1
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中原中也詩集 (角川文庫)
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著者: |
中原 中也, 河上 徹太郎 |
出版社: |
角川書店 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
忘れもしない。それは、とある夏の日のこと。<br>
私は、本屋でもらってきた角川書店の夏のフェアの宣伝冊子(夏の100冊とかいうアレ)を眺めていた。その時の冊子の構成は、本の書き出しの一文が書影の横に添えられているという、なかなか凝ったものであった。その書き出しの文を流し読みしていた私の目に、<b>なんか凄いもの</b>が飛び込んできた。<br>
<b>トタンがセンベイ食べて</b><br>
そりゃぁもう、凄い衝撃だった。もちろん中也の名前は知っていた。汚れつちまった悲しみにくらいなら読んだこともあったと思う。でも、こんなに凄い詩を書く人だなんて思ってもみなかった。だってトタンだよ、センベイだよ、トタンがセンベイ食べるんだよ!? ダダなんて知らなかった(シュールレアリスムならちょっとは知ってた)。何かの比喩かどうかなんてどうでも良かった。でもその衝撃はよく覚えている。<br>
購入して読んで、今度は言葉の美しさに衝撃を受けた。ハイカラなセンスにも陶酔した。気に入った詩は、口に出して何度も読んだ。<br>
当時私は13歳。青春の入り口で中也に出会って、たぶん人生の何かが変わった気がする。<br>
後年、未刊詩篇がより多く収録されている岩波文庫版も入手した。しかし詩の記憶というのは繊細なもので、どんな紙質でどんな書体でどの連でページが変わったかなんていうことまで影響してくる。そういうわけで、私がどうしてもこだわってしまうのは、この河上徹太郎編の角川文庫版なのであった(現在は佐々木幹郎編の二分冊に変わっている)。
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関連本棚: |
Leiko
cotona
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スカーレット・ウィザード〈1〉 (C・NOVELSファンタジア)
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著者: |
茅田 砂胡 |
出版社: |
中央公論新社 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
確かに面白いことは面白い。しかし、ラストが急ぎ過ぎていること(○○で全てを説明するってどうよ←ネタバレにつき伏せ字)や、主人公たちの問題解決の姿勢(子供のためという言い訳は聞き飽きた)には、かなり疑問が残る。<br>
「色男、金と力はなかりけり」とはよく言ったもので、金も権力もある色女と色男なんてロクなモンじゃない。この物語は、金と権力があるから成立しているのであって、それがなければ、ただの無計画かつ強運の怪獣が暴れているだけである。ジャスミンは軍人として、ケリーは海賊としてはそれぞれ素晴らしい才能を持っているのだろうが、その才能がこの舞台では「金と権力とに彩られた横暴」にしか見えない。<br>
文体が独特で、私にはどうにもうまい文章とは思えないのだが、とりあえず文意は読めるからよしとしよう。<br>
ついでに、この作品がSFか否かという件に関してだが、SFでいいんじゃないかな。考証はかなり怪しいし、いわゆるSFを読んできた人が書いた本にも思えないけれど、気負わず読めるスペオペとしては悪くないんじゃないかと。 |
関連本棚: |
Leiko
103
syamon
shirouto
syoko
mnpk
月杜蒼夜
こ〜りん
絶望志願
くじら
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/Leiko/4003022416
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著者: |
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出版社: |
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評価: |
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八犬伝の原文。古文と言っても江戸時代の文章だからそれほど難しくありません。このテンポの良さは抄訳本では味わえないので、原文にチャレンジする価値はありますよ。口に出して読むとなお良し。芳流閣のシーンなんか暗記するほど読んだもんなぁ。<br>
1巻の最初はひたすら房総の歴史だのお殿さまの身の上だの白龍がどうのこうのだのという話が続くので、犬士を出せやコラァと思ったら適当に飛ばしちゃいましょう。そもそも完結まで28年かかって細切れで出版された本なので、途中から読んでもそれなりに大丈夫です(テキトーに抄訳本を1冊読んでおくと、話のつながりも分かるし)。<br>
波瀾万丈のストーリー、古典文学なのにキャラクター小説。とにもかくにも王道娯楽小説です。 |
関連本棚: |
h.kakugawa
Leiko
KT
it-hobby
雑書窟
読み虫
go.tekuteku
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天井うらのふしぎな友だち (講談社文庫)
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著者: |
柏葉 幸子 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
妊婦さんがトイレの掃除を丁寧にすると、トイレの神様「ゴフジョ」が可愛い赤ちゃんを授けてくれる。という話がこの本に出てきて、昔は「へー、そうなのかぁ」くらいにしか思っていなかったのだけれど、最近あながち迷信でもないと知りました。トイレ掃除を一所懸命にすると、狭いところで立ったり座ったり中腰になったりせねばならないので、骨盤底筋が鍛えられ、安産につながるのだそうです。ゴフジョの部屋に飾ってあった絵の中の可愛い赤ちゃんたちは、みんな安産だったんだろうなぁ。
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関連本棚: |
Leiko
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寺山修司少女詩集 (角川文庫)
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著者: |
寺山 修司 |
出版社: |
角川書店 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
この詩集からは、古い港町の気配が感じられることがある。そこには、ちょっとツンとした少女に恋をした感受性の高い少年が住んでいて、拾った猫の世話をしている。町の広場では、遠いところから来た得体の知れないサーカス団が、今夜も公演を打っている。こどもたちは無邪気な顔で残酷な歌を歌う。演劇や小説にも才能を発揮した作者だからか、一つの世界のあれこれを切り取ってそれぞれを詩にしたような、そんな雰囲気だ。<br>
どうしてか、勝手に曲が浮かんで歌ってしまう詩がいくつかある。特に「ぼくの作ったマザーグース」や「悪魔の動揺」の中には、個人的な定番メロディがついてしまっているものがちらほら……(音楽は素人なのでただの自己満足)。<br>
Amazonに画像がないのが残念だが、表紙の林静一の絵がこれまた素晴らしい。と思っていたのだが、新装版が発刊され、鈴木成一デザイン室による外国人の着物姿のお姉さんがあしらわれたものに変わってしまった。うむむ。 |
関連本棚: |
J
Leiko
6期生
kokokoko
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