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閃光 (角川文庫)
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著者: |
永瀬 隼介 |
出版社: |
角川書店 |
評価: |
★★★★★ |
カテゴリ: |
09_娯楽
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コメント: |
2012.9 BOOKOFFにて。<br>
ヤバい。久しぶりに”痺れる”小説に出会えた。あの「三億円事件」をこんなテイストで調理できるのか、と。暴力描写の苦手な方にはお薦めしませんが、骨太のミステリー(サスペンス)に飢えている方は是非。 |
関連本棚: |
nozz -2007
SKZ
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旅猫リポート
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著者: |
有川 浩 |
出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
★★★★★ |
カテゴリ: |
09_娯楽
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コメント: |
猫好きかつ涙もろい人は電車内で読まないことをお勧めします(涙; |
関連本棚: |
melito
SKZ
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映画篇
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著者: |
金城 一紀 |
出版社: |
集英社 |
評価: |
★★★★★ |
カテゴリ: |
09_娯楽
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コメント: |
文句なく5つ星です。「最新作にして最高傑作」とはよく呼んだもので。金城一紀は本当に愛しい人物を描くのが上手い。グイグイとページを捲らせ、ゲラゲラと笑わせ、ホロホロと泣かされる。<br>
5編から構成される短編集。最後の『愛の泉』は他の4編を見事に収斂させる作品で、かつこれ以上にない感動的な作品。<br>
登場人物の僕、かおる、リカ&〝アホの子〟ケン坊、律子。司さんに惚れてしまい、おばあちゃんの「だいじょうぶオーラ」に感動する。ちょっとした会話の応酬だとか掛け合いだとか心の機微の揺れ動くさまだとか。ああ、上手いこと言葉にできないのがモドカシイ。<br>
とにかく読むべし!!!<br>
収録:『太陽がいっぱい』『ドラゴン怒りの鉄拳』『恋のためらい/フランキーとジョニー もしくはトゥルーロマンス』『ペイルライダー』『愛の泉』 |
関連本棚: |
SKZ
2007年・しんじ
彩
キノベス!2007
生電話
しのぴー
mattdamon3
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日本人が行けない「日本領土」 北方領土・竹島・尖閣諸島・南鳥島・沖ノ鳥島上陸記
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著者: |
山本 皓一 |
出版社: |
小学館 |
評価: |
★★★★★ |
カテゴリ: |
99_その他
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コメント: |
日本人なら全員必読の良書。16年に渡り「日本人なのに容易に渡航することのできない領土」を取材してきた山本氏に最大限の賛辞を贈りたい。北方領土・竹島をロシアと韓国それぞれに不法占拠されて半世紀以上が経った今、これだけ「そこに住んでいる(経済活動をしている)」という既成事実が積み重ねられると、本当に彼らの領土になってしまうよ、と。日本人はそろそろ「事なかれ主義」から脱却しないとなりません。ていうか終戦前のドサクサに紛れて北方四島を奪ったロシアも然ることながら、竹島を勝手に自国の領土だと宣言する韓国の厚顔無恥ぶりには呆れてモノが言えない。史実の改竄も相変わらずのお手並みでして。・・・などと竹島ごときでウカウカしていたら、尖閣諸島だって(それこそ与那国島のあたりだって)中国の連中に獲られてしまう危険性も。彼ら中国人は、「尖閣我領土」なんて彫られた石を周辺海域にポンポン投げ入れ、100年後ぐらいに引き揚げて証拠にしたれ、なんて稚拙な手すら弄しているらしい。でもこれもバカな奴らと笑ってはいられないような気がする。何も手を打たない日本人よりは遥かに「ヤル気」があるワケである。 |
関連本棚: |
SKZ
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ジェノサイド
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著者: |
高野 和明 |
出版社: |
角川書店(角川グループパブリッシング) |
評価: |
★★★★★ |
カテゴリ: |
09_娯楽
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コメント: |
2011.08<br>
人類の進化という骨太のテーマ、壮大なスケール、ストーリーテリングの上手さ。久しぶりに★5つ。でも作者、ちょっと(かなり?)自虐史観をお持ちのようで。Amazonの書評にもあったけど、その点を描きたいなら別の作品にすればよかったのに。そこだけ残念!<br><br>
これこそ直木賞獲れるでしょ!と思ったら池井戸潤『下町ロケット』とともに候補作に上がっていたのね…。次回作に期待! |
関連本棚: |
tambourine
sanpei
SKZ
二瓶
三代目平蔵
Yossy
oi読書倶楽部
nm090
みやぽん
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天使の囀り (角川ホラー文庫)
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著者: |
貴志 祐介 |
出版社: |
角川書店(角川グループパブリッシング) |
評価: |
★★★★★ |
カテゴリ: |
09_娯楽
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コメント: |
恐ろしい。映像化は色んな理由で勘弁してほしい。リアルに再現されたら観るに耐えないだろうし、下手に作るとB級ホラーに成り下がってしまう。取材力、描写力、サービス精神旺盛なグロテスク要素の盛り込み方。そして厚生省(当時)を痛切に糾弾する社会派の一面も。貴志祐介は本当に凄い作家だと思う。解説の瀬名秀明が「敵わない」と吐露しているが、言われなくても分かっています。ホスピス、アマゾン、猿、線虫、蛇、蜘蛛、ガイア、自己改造セミナー。怖いよーーーー。読み返してみて一番怖かったのはカミナワ族の民話だったりして。「・・・だが兄は、肉を食べた。チェッチェッ。兄は、肉を食べてしまったのだ。大きな。■■■■のように・・・」 |
関連本棚: |
lindenbaum
ハルタソ
あき
ヌマシタ
なつみ
dot
ひろし
nowel
佐藤
SMS
SKZ
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さよなら渓谷
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著者: |
吉田 修一 |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
09_娯楽
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コメント: |
吉田修一さん初体験。丁寧な物語の紡ぎっぷり&優しい筆致に好感を覚えた。内容は。。。過ちを犯してしまった加害者とその被害者、という設定は、ありきたりのようでもこういった描き方をすると面白くなるのだなあと。ただ全編を通じて淡々としすぎていて。もう少しパンチが欲しかったです。でもこれはすぐにでもドラマ化できるクオリティですね。#ドラマ化できる作品こそクオリティが高い、というワケではありませんが<br>
氏の他の作品も読んでみたくなりました。 |
関連本棚: |
SKZ
キノベス!2008
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疑心―隠蔽捜査〈3〉
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著者: |
今野 敏 |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
09_娯楽
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コメント: |
2011.5<br>
愛すべき「唐変木」竜崎シリーズ第三弾。もはや警察小説ではなくヒューマンドラマ。理性の人、キャリアバリバリの竜崎だって恋に落ちるのです。Amazonの評価は前の二作に比べて低いけど、やはり面白い。読後感が心地良い。 |
関連本棚: |
SKZ
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人類が消えた世界
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著者: |
アラン・ワイズマン |
出版社: |
早川書房 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
99_その他
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コメント: |
いまや60億にも上る人類が「突然」いなくなると、数日でNYの地下鉄は水没し、20年後にはオフィスビルも崩れ始め、消防機能がないために落雷などで街は業火に包まれる。すっ飛ばして50億年後には膨張した太陽に飲み込まれていよいよ地球は消滅すると。とまあ「その後どうなる」話はそれはそれで興味深いものの、朝鮮半島の38度線に存在するDMZ、地雷原と化して人間の介入を拒絶したこの地が、皮肉にも絶滅の危機に瀕した野生動物の楽園となっていることとか、現在の環境問題に一石を投じた色々な挿話に何かと考えさせられた。まあ我々人類を「外界からの侵略者」だと定義して、「自発的な人類絶滅運動」を推し進めるレス・ナイト氏のように「私たち全員が子供を作ることをやめると、21年後には未成年の非行もなくなるし(苦笑)、資源争奪戦や飢餓を避けることができるでしょう」なんてエキセントリックな考え方には同調できないのですけどね。 |
関連本棚: |
suchi
atyks
SKZ
シャッチ
キノベス!2008
岸リトル
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