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八ヶ岳の三万年―黒曜石を追って
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著者: |
小泉 袈裟勝 |
出版社: |
法政大学出版局 |
評価: |
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カテゴリ: |
※
歴史
民俗
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コメント: |
霧ヶ峰付近は、黒耀石の産地として知られており、縄文時代には霧ヶ峰産の黒耀石が広く使われていることをご存じの方も多いかと思う。
実際には、黒耀石が出るのは霧ヶ峰だけではなく、北八ヶ岳の山麓にも黒耀石の産地がある。
この本は、北八ヶ岳の黒耀石露頭に見せられて、それを探し求める話。バスほどの大きさの黒耀石の露頭が北八の山麓にあるという。こんな感じの山歩きも楽しいと思う。 |
関連本棚: |
うち
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石器と土器の話
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著者: |
藤森 栄一, 戸沢 充則 |
出版社: |
學生社 |
評価: |
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カテゴリ: |
※
歴史
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コメント: |
もとは古い本なので、内容がどの程度正しさを保っているのかは知らないけれど、青少年向けの、とびっきりの考古学の入門書だろうと思う。 |
関連本棚: |
うち
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縄文の生活誌-改訂版 (日本の歴史)
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著者: |
岡村 道雄 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
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カテゴリ: |
※
歴史
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コメント: |
遺跡偽造事件のとばっちりで改訂を余儀なくされた不幸な版。まあ、旧石器時代の華麗なる石器の埋葬風俗が偽造と分かった以上は内容を変えざるを得ないのは止むを得ないのだけれど。確か、絶版となった方には、ゴッドハンドぶりに関する記述が素直な賞賛とともに記してあり、それは、それで悪い印象ではなかった。
何人かの文化人がシリーズの(あるいはこの本の)絶版を迫ったはずだけれど、無意味な行為だと感じた記憶有り。
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関連本棚: |
うち
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戦争の考古学 (佐原真の仕事 4)
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著者: |
佐原 真 |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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カテゴリ: |
※
歴史
民俗
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コメント: |
人が定住生活(実質的に農耕)を始めてから戦争が激化したという知識はもっと共有されてもいいと思う。人は長い狩猟生活を行っていたから本質的に暴力的だという主張があるけれども、考古学的には、非定住の狩猟・採取生活時代には、個人的と思われるようなケガや殺人の痕跡はあっても、集団対集団の喧嘩(=戦争)が始まるのは、農耕が始まり人々が定住するようになってからだという。
そういえば、アイヌの神謡などでも、遠方からの人はもてなす(何しろ、相互に、いつ飢餓になるかわからないのだ)のが掟であるようなことがあったように思う。 |
関連本棚: |
うち
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