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うどんの秘密―ホンモノ・ニセモノの見分け方 (PHP新書)
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著者: |
藤村 和夫 |
出版社: |
PHP研究所 |
評価: |
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カテゴリ: |
※
民俗
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コメント: |
そば屋の主人が書いたうどんの本。うどん屋ではないが、麺類のプロの目だけあって、うどん粉の消滅や地域によるうどん粉の品質の違いを含めて興味深い話が多い。思わず、地粉を買ってきて、うどんをつくってしまった。市販のうどんとは異なる食感で、くせになりそう。 |
関連本棚: |
うち
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海から知る考古学入門―古代人との対話 (角川oneテーマ21)
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著者: |
森 浩一 |
出版社: |
角川書店 |
評価: |
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カテゴリ: |
※
民俗
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コメント: |
書き下ろしらしいんだけれど、なにか話したのを起こしたような文体だ。で、内容も荒っぽいところが多く、この人の著書を読んできた人にはいいのかもしれないけれど、はじめて読むと、戸惑うところもある。とはいえ、貝塚が、直径2m程度の穴ではなく、遙かに巨大な面積に渡る、貝の加工場の跡地である場合もあるなどという、私にとって新しい知識は得られたので、それなりに満足している。 |
関連本棚: |
うち
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千里眼事件―科学とオカルトの明治日本 (平凡社新書)
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著者: |
長山 靖生 |
出版社: |
平凡社 |
評価: |
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カテゴリ: |
※
民俗
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コメント: |
明治の時代に発生した千里眼事件について、当時の報道を拾いながら検証をしている本。これを読むと、千里眼は観察者が信じていないと出来ないなど、ユリゲラーの超能力ブームの頃の超能力者が主張していたのと同じような主張が行われていたのが分かったりして面白い。それにしても、いつの時代も人間はちょっと油断すると、自分の見たいものを見てしまうものだし、マスコミは報道の義務ではなく、自社の利益とメンツのために報道しているのだなぁという気になる。 |
関連本棚: |
うち
matsumaru
Leiko
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砂白金―その歴史と科学
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著者: |
弥永 芳子 |
出版社: |
文葉社 |
評価: |
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カテゴリ: |
※
民俗
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コメント: |
砂金ならぬ、砂白金の本。本屋で見つけて、あまりにも実用から離れていたので、思わず買い込んでしまった。日本では、北海道でのみ算出していたという。白金は、触媒機能が優れており、燃料電池など用途も多いのだけれど(だから需用が増えると高騰するはずで、燃料電池は今のままでは量産すると値段があがるとも言われている)、かつては用途のない金属で、砂金とともに産出されても捨てられていたという。時代は変わる物だ。 |
関連本棚: |
うち
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イシ―北米最後の野生インディアン (同時代ライブラリー)
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著者: |
シオドーラ クローバー, 行方 昭夫 |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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カテゴリ: |
※
民俗
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コメント: |
一人はぐれて、白人に捕獲されたインディアンの記録。幸いだったのは、保護したのが、まっとうな人類学者だったこと。それ故、イシ(彼の名前)は見せ物にもならずに、結核で、早死にはしてしまうのだけれど、それなりには生きて行けた。
いくつか、記憶に残っていることがある。一つめは、イシが数を数えられるかの調査では、ほとんど数を数えられないという結果がでたので、人々はそう信じていたところ、ある日、貨幣か、おはじきを数えているのを発見されること。そこで、何故、調査の時には数えなかったかと聞かれ、イシは、数える意味がなかったからと答える。
もう一つは、あるインディアンの酋長と会ったときに、イシは相手の顔を見ただけで、立派なインディアンであると判断する。この判断がどういう基準に基づいているのかが、実に、不思議に感じられた。
本の内容には関係ないが、著者は、ル・グインの親である。 |
関連本棚: |
うち
kana
ドリアン
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八ヶ岳の三万年―黒曜石を追って
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著者: |
小泉 袈裟勝 |
出版社: |
法政大学出版局 |
評価: |
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カテゴリ: |
※
歴史
民俗
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コメント: |
霧ヶ峰付近は、黒耀石の産地として知られており、縄文時代には霧ヶ峰産の黒耀石が広く使われていることをご存じの方も多いかと思う。
実際には、黒耀石が出るのは霧ヶ峰だけではなく、北八ヶ岳の山麓にも黒耀石の産地がある。
この本は、北八ヶ岳の黒耀石露頭に見せられて、それを探し求める話。バスほどの大きさの黒耀石の露頭が北八の山麓にあるという。こんな感じの山歩きも楽しいと思う。 |
関連本棚: |
うち
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うるしの話 (岩波新書 青版 542)
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著者: |
松田 権六 |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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カテゴリ: |
※
民俗
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コメント: |
気がつけば、古典となって岩波文庫に収まってしまったけれど、もとは新書で出ていた。著者の半生記も含めた本だけれど、単純にうるしのことだけでなく、パイロットの話や、舟の扉の話などの関連することもあり、興味はつきない。
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関連本棚: |
うち
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カクレキリシタン オラショ-魂の通奏低音 (長崎新聞新書)
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著者: |
宮崎 賢太郎 |
出版社: |
長崎新聞社 |
評価: |
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カテゴリ: |
※
宗教
民俗
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コメント: |
カクレキリシタというと、鎖国の間はずっと地下に潜って、そして、明治になってキリスト教に復帰した人々という印象があるけれど、鎖国の期間は長く、独自の宗教へと変貌を遂げていったところも大であった。この本はカクレキリシタの末裔を調査した物。読んだからと言って、何になるわけではないけれども、でも、面白かった。 |
関連本棚: |
うち
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日本の酒 (岩波新書 青版 525)
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著者: |
坂口 謹一郎 |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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カテゴリ: |
※
民俗
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コメント: |
坂口謹一郎博士の、あまりにも有名な本だと思うのだけれど、2006年4月に登録した時に、他の本棚が空白だったのは結構な驚きだった。日本酒について、語るなら、絶対にはずせない本だと思うのだけれど…。おすすめです。 |
関連本棚: |
うち
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千代鶴是秀―日本の手道具文化を体現する鍛冶の作品と生涯 (ワールド・ムック (596))
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著者: |
土田 昇, 秋山 実 |
出版社: |
ワールドフォトプレス |
評価: |
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カテゴリ: |
※
民俗
写真
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コメント: |
千代鶴是秀は有名な鍛冶屋。なくなって久しく、彼のうち鍛えた刃物が店頭に出てくることは、もはやない。それに出たとしても、普通の人には買えないような価格がつく、伝説の人である。この本は、千代鶴とも親しかった、三軒茶屋の道具屋の土田一郎さんの息子さんが、千代鶴のついてまとめ、「室内」を中心に(だと思う)道具の写真を撮り続けていた秋山実さんが写真を、かなり取り降ろした、ムックとは思えないくらい気合いの入った本。大工道具や和式刃物好きなら、買って損はない。 |
関連本棚: |
うち
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江戸の野菜―消えた三河島菜を求めて
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著者: |
野村 圭佑 |
出版社: |
荒川クリーンエイドフォーラム |
評価: |
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カテゴリ: |
※
民俗
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コメント: |
現在は流通していない三河島菜に関する論考。三河島菜といっても、決して、完全に固定した品種ではなく、ある程度幅のある、でも三河島あたりの土地にあった菜物であったらしい、それは、他のアブラナ科の植物との交配や、より消費者の好みにあう菜の出現により消えていった。
種を支配する、種苗会社が大きくなるに伴い、いわゆる地場物のローカルな野菜が少なくなっていく。でも、源助大根やら、小坂蓮根をたまに買ってくる贅沢を知っている身としては、ローカルな物が生き残っていって欲しいと思うのである。 |
関連本棚: |
うち
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工藤写真館の昭和
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著者: |
工藤 美代子 |
出版社: |
朝日新聞社 |
評価: |
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カテゴリ: |
※
ルポ
民俗
写真
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コメント: |
写真を眺めるだけでも面白いけど、本文もなかなかに驚愕のことが書いてある。それにしても、青森の昭和初期の写真は、まるで今のブータンのよう。ブータンも50年も経つと、今の日本以上になってしまうのだろうか… |
関連本棚: |
うち
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日本の食生活全集 (3)
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著者: |
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出版社: |
農山漁村文化協会 |
評価: |
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カテゴリ: |
※
民俗
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コメント: |
日本の食事は全部集めると都道府県の数になってしまうので、置き場所に困る本だけれど、地方の中で代表となる県の分は持っていてもいいかなと思える本である。
この本を眺めていると、かて飯など、いかにご飯を増量するかの工夫が多く見られ、日本で、ほぼ困難なく白米が食べられるようになったのが、ほんとに最近なのだと感じさせる。そしてまた、それ以前は決して玄米食だったわけでもないことを。
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関連本棚: |
うち
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聞き書 東京の食事―日本の食生活全集 (13)
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著者: |
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出版社: |
農山漁村文化協会 |
評価: |
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カテゴリ: |
※
民俗
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コメント: |
第2次世界大戦前の日本の日常的な食事を聞き書きしたシリーズの東京編。このシリーズで唯一カレーライスがのっているのが東京で、そういう意味では東京は戦前から随分と伝統的な日本からは離れていたようだ。そんなことも実感させてくれる本だ。 |
関連本棚: |
うち
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戦争の考古学 (佐原真の仕事 4)
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著者: |
佐原 真 |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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カテゴリ: |
※
歴史
民俗
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コメント: |
人が定住生活(実質的に農耕)を始めてから戦争が激化したという知識はもっと共有されてもいいと思う。人は長い狩猟生活を行っていたから本質的に暴力的だという主張があるけれども、考古学的には、非定住の狩猟・採取生活時代には、個人的と思われるようなケガや殺人の痕跡はあっても、集団対集団の喧嘩(=戦争)が始まるのは、農耕が始まり人々が定住するようになってからだという。
そういえば、アイヌの神謡などでも、遠方からの人はもてなす(何しろ、相互に、いつ飢餓になるかわからないのだ)のが掟であるようなことがあったように思う。 |
関連本棚: |
うち
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日本の食生活全集 (8)
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著者: |
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出版社: |
農山漁村文化協会 |
評価: |
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カテゴリ: |
※
民俗
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コメント: |
シリーズの茨城県の巻。アンコウの吊し切りが写真付きでのっているので、アンコウを手に入れて料理する羽目になった人の参考にはなるだろうと思う。
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関連本棚: |
うち
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職人 (中公文庫)
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著者: |
竹田 米吉 |
出版社: |
中央公論新社 |
評価: |
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カテゴリ: |
※
民俗
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コメント: |
大工の家に生まれ、紆余曲折の後に大学の建築を出た人間の半世紀。通常の職人話とは違った視点で物事が語られている。 |
関連本棚: |
rokaz
うち
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