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脊椎動物の歴史 (自然誌選書)
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著者: |
アルフレッド・S. ローマー |
出版社: |
どうぶつ社 |
評価: |
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カテゴリ: |
※
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コメント: |
少しばかり厚い本だけれど碩学のローマーの導きにより、飽きずに読み通せる。猿の話の中で、猿が好奇心旺盛であると記したあとで、さらっと「猿をジャングルの厄介者にしているのもこの好奇心である」(記憶に基づく記述)書き足してある。気が利いているでしょ。 |
関連本棚: |
うち
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インフルエンザの世紀―「スペインかぜ」から「鳥インフルエンザ」まで (平凡社新書)
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著者: |
加地 正郎 |
出版社: |
平凡社 |
評価: |
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カテゴリ: |
※
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コメント: |
風邪の碩学によるインフルエンザの入門書。インフルエンザのNとHの型の意味や、鳥インフルエンザの現状などがよくまとまっているように思える(他のインフルエンザ本は見ていないから比較はしていない)。
現状でタミフルが効果的な薬としても耐性のあるウィルスが発生する可能性も指摘されており、そうなるとタミフルの備蓄が有効な手法なのかにも少しばかり疑問を抱いた。
それにしても、これまで70年周期で大規模な流行を繰り返し、そして、10年ごとにマイナーに変化して交代していたウィルスが、ここ30年は3種類が並行して存在するなどの変化が生じていることに、科学的な興味と、そして、新たな流行への恐れを感じた。 |
関連本棚: |
うち
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帰還―ゲド戦記最後の書 (ゲド戦記 (最後の書))
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著者: |
アーシュラ・K・ル=グウィン |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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カテゴリ: |
※
小説
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コメント: |
原題はテハヌ。登場する女の子の名前だ。物語世界ではゲド戦記の第3巻と時間はつながっている。しかし、その間にル・グインはなんと遠くまで行ってしまったのだろう。
それ以前の3部作のファンだった読者は、物語の中でゲドが力をま取り戻す瞬間を今か今かと待ち望み、そして裏切られ続ける。ゲドが魔法を再び見せてくれることはない。
そういう意味では、仕事を無し終えた後の、いわばリタイアした主人公の物語なのである。しかし、それにも係わらず、これは成長の物語なんだろうと思う。ゲドが魔法使いであるために、放棄した生活をゲドは生きはじめる。そして、過去を振り返ることなく、それを行うゲドの姿に、人としてのゲドの大きさ、そう、年老いた農夫や漁師が見せるような人の大きさが感じられる。
物語の最後は、救いは、もはや人の手によっては与えられない。読者は、その結末をあきらめと、戸惑いを感じながら、ゆっくりと受け入れていくことになるのである。 |
関連本棚: |
Ayan
うち
Tarosa
給水塔
じび
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孤独―自己への回帰
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著者: |
アンソニー ストー |
出版社: |
創元社 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
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関連本棚: |
うち
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