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日本語 語感の辞典
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著者: |
中村 明 |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
5.0 |
カテゴリ: |
図書館
日本語
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コメント: |
借りてきてまっ先に調べたのは「硬い」「固い」「堅い」だった。<br>
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日本語辞書とも類義語辞典とも違う。<br>
めしもごはんもライスも同じものを指すけれど,どんぶり「めし」,「ごはん」茶碗,カレー「ライス」というように使い分けるのは,めし,ごはん,ライスの「語感」が異なるからである。<br>
夕方・夕刻・夕暮れ・夕間暮れ・日暮れ・たそがれ,言語感覚の鋭い人は意味の面からだけではなく,それぞれの言葉の持つ感覚の差を感じ取って適切に使い分けることができる。<br>
このような言葉で説明しにくく,感覚的・主観的になりやすい微妙なニュアンスを,各語の使用領域,感触や連想されるものの違い,意味や用法の微妙な差,具体的な用例を通して辞書の形でまとめ上げたのが本書。<br>
言葉を選ぶときに辞書として使えるのはもちろん,読み物として拾い読みしても楽しめる。<br>
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2011/08/28放送のNHK-FM日曜喫茶室に著者がゲストとして招かれ,番組の中でこの本が紹介された。売れ行きが好調らしい。 |
関連本棚: |
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部首のはなし〈2〉もっと漢字を解剖する (中公新書)
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著者: |
阿辻 哲次 |
出版社: |
中央公論新社 |
評価: |
3 |
カテゴリ: |
図書館
日本語
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コメント: |
部首のことを知ると、漢字が生き生きとして見えてくるから不思議だ。ところで、常用漢字に入っている「賢」という字の「臣」は七画で、入っていない「樫」などの「臣」は六画である。もともと臣の左下のL字の部分は「己」の最終画のように一画で書いていたのだが、常用漢字では二画で書くように定められたのが原因なのだという。 |
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日本語を反省してみませんか (角川oneテーマ21 (B-17))
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著者: |
金田一 春彦 |
出版社: |
角川書店 |
評価: |
3.5 |
カテゴリ: |
図書館
日本語
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コメント: |
戦後国語教育で、現場教師の「ネ・サ・ヨ反対運動」というものがあったという。語尾に「ネ・サ・ヨ」をつけて話すのは止めようということらしい。<br>
武田鉄也は「先生はネ、みんながサ、…」と言っていたのが、水谷豊になると「先生はァ、みんながァ、…」と言うようになったのはこの運動が原因なのか。<br>
しかしネ、そんな運動がネ、本当にサ、あったのかヨ。なんでェ、反対したのかァ、その理由がァ、この本にはァ、書いてェ、ないんだよネ。<br>
そうか、こんな話し方する人とはあまり長い時間、ご一緒したくないということか。 |
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