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永遠の0 (ゼロ)
永遠の0 (ゼロ)
著者: 百田 尚樹
出版社: 太田出版
評価: 2.3
カテゴリ: 図書館 小説
コメント: 伏線の貼り方(ただし見え見え)とその回収は見事,最後に「あっ,そう来るん!?」と唸ってしまった。<br> <br> しかし,生き残りの兵士に戦争当時のことを尋ねるたびに,彼らの全てが,戦争概況・解説から語り始めるのはどうなんだろう。太平洋戦争や戦闘機の知識のない読者への配慮なのか。俳優が台詞で状況説明をするドラマを見させられている感じがした。<br><br> 既視感のある表現に出くわすことも度々で,その理由は参考文献に挙げられていた書物のいくつかを自分も読んでいたからなのだけど,「事実はひとつ」しかないにしても,もう少し表現の工夫に余地があったのではないかと。<br> <br>「特攻隊員たちはテロリストと同じ殉教者だ」と切り捨てる新聞記者(こいつ,嫌い。殴ってやりたくなった),どこぞの新聞社にモデルになるようなんがいたのだろうか?
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天使のリール
天使のリール
著者: 喜多嶋 隆
出版社: 中央公論社
評価: 4
カテゴリ: 図書館 小説
コメント: 仕事帰りの車の中で聴いています。今度、図書館で探してみようかな。<br><hr>(追記)FMでの初放送は1998年4月27日,ちょうどGW期間中だった。主人公の潮里を演じた渋谷琴乃さんのハツラツとした声は印象深く今も耳の奥に残っている。なんとなく,その声をもう一度思い出してみたくなって借りてきた。<br> <br> いいなぁ,湘南の海
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虚数の情緒―中学生からの全方位独学法
虚数の情緒―中学生からの全方位独学法
著者: 吉田 武
出版社: 東海大学出版会
評価:
カテゴリ: 図書館
コメント: 分厚さにビックリ。持ってみてその重さにさらにビックリ。巻頭言は漢字にルビがびっしり振ってあって,なんだか明治の新聞のような雰囲気が漂っている(横書きだけど)。<br><br> 目次を眺める。第III部で物理学の内容になる。ガリレイ,ニュートン,最速降下曲線なんてのも出てくる。何年か前,ちょっと話題になった東工大のAO入試問題は,本書の11章「トライアスロンと屈折率」がネタだったのか!と思いたくなる。<br><br> さらに目次を読み進めると,そこには「波動方程式」「マックスウェル方程式」「シュレディンガー方程式の発見的導出」「不確定原理」と話は量子力学にまで及ぶ。<br><br> 一人でコツコツ栗石を敷き詰める基礎工事から始めてだんだん構造物が立ち上がってきて,やがて空に高くそびえ立つ高層建築が完成するような内容のとても充実した本のようだ。<br><br> (まだ,目次を見ただけ。)
関連本棚: 北の将軍様 multilayer 夜空の下 dkiroku@積読 雑食 増井 thinkeroid mie sakai DWEI moriyama 寺脇 犬 うち 結城浩 takoyakim stonechild-2 suchi toshiharu lanternfish 岸リトル masuilab いっちい
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これが見納め―― 絶滅危惧の生きものたち、最後の光景
これが見納め―― 絶滅危惧の生きものたち、最後の光景
著者: ダグラス・アダムス, マーク・カーワディン, リチャード・ドーキンス(序文)
出版社: みすず書房
評価:
カテゴリ: 図書館 動物学
コメント: ダグラス・アダムス本人が絶滅したのは返す返すも残念だ。
関連本棚: go.tekuteku
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ピーター・バラカン音楽日記
ピーター・バラカン音楽日記
著者: ピーター バラカン
出版社: 集英社インターナショナル
評価: 4.6
カテゴリ: 図書館
コメント: バラカンさんの語り口がそのまま活字になっている。リスナー(というか本の場合は読者)に曲を,アルバムを,アーティストをぜひ紹介したいという思いが行間から溢れている。<br> <br> 惜しいのは,興味を持ったCDが今となってはなかなか手に入らないこと。Weekend Sunshine宛にでもリクエストを出しましょうか。
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プリンセス・トヨトミ
プリンセス・トヨトミ
著者: 万城目 学
出版社: 文藝春秋
評価: 4.8
カテゴリ: 図書館 小説
コメント: やっと借りることができた。いっときは予約人数が25人もいた。今は,書架に現物あり。<br><br> 面白かった。大阪の女が一番強い!
関連本棚: ma kimbook go.tekuteku ピロコ Mikan Akashita nobuo_o
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ナチを欺いた死体 - 英国の奇策・ミンスミート作戦の真実
ナチを欺いた死体 - 英国の奇策・ミンスミート作戦の真実
著者: ベン・マッキンタイアー
出版社: 中央公論新社
評価:
カテゴリ: 図書館
コメント: 第2次世界大戦中,地中海を渡ってヨーロッパ進行を準備するイギリスは,ドイツの目をシチリアから逸らすために一人のスパイを送り込んだ。そのスパイは死体で何から何まででっち上げられた架空の履歴の持ち主だった。<br> ジェームス・ボンドシリーズの著者であるイアン・フレミングとMのモデルとなった上司も登場する。 <br> こんな奇策は三国志に代表される中国人の専売特許と思っていた。<br>
関連本棚: stonechild-3
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たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する
たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する
著者: レナード・ムロディナウ
出版社: ダイヤモンド社
評価:
カテゴリ: 図書館
コメント: エルデシュのくだりは,『第3章直観はすべての選択肢を把握できない─カルダーノの「標本空間』がもつ威力』に収められている。
関連本棚: blackbird 増井 岸リトル T.Miyashima 増井研 ks masuilab ogijun
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ピノキオ (ShoPro Books)
ピノキオ (ShoPro Books)
著者: ヴィンシュルス
出版社: 小学館集英社プロダクション
評価: 4.2
カテゴリ: 図書館 マンガ
コメント: ピノキオの物語を換骨奪胎した作品。かなり風刺が効いていて,少々グロい。コオロギはゴキブリに姿を変えて登場。
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旬をたのしむタジンレシピ(COSMIC MOOK)
旬をたのしむタジンレシピ(COSMIC MOOK)
著者: 森田佐和子
出版社: コスミック出版
評価:
カテゴリ: 図書館
コメント:
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タジン鍋で太らないごはん (ORANGE PAGE BOOKS)
タジン鍋で太らないごはん (ORANGE PAGE BOOKS)
著者:
出版社: オレンジページ
評価:
カテゴリ: 図書館
コメント:
関連本棚:
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シリコンスチーマー&タジン鍋 完全レシピ (DIA COLLECTION)
シリコンスチーマー&タジン鍋 完全レシピ (DIA COLLECTION)
著者: 島本 美由紀
出版社: ダイアプレス
評価:
カテゴリ: 図書館
コメント:
関連本棚:
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もっとおいしい!タジン鍋
もっとおいしい!タジン鍋
著者: 野澤 幸代
出版社: 成美堂出版
評価:
カテゴリ: 図書館
コメント:
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日本語 語感の辞典
日本語 語感の辞典
著者: 中村 明
出版社: 岩波書店
評価: 5.0
カテゴリ: 図書館 日本語
コメント: 借りてきてまっ先に調べたのは「硬い」「固い」「堅い」だった。<br> <br> 日本語辞書とも類義語辞典とも違う。<br> めしもごはんもライスも同じものを指すけれど,どんぶり「めし」,「ごはん」茶碗,カレー「ライス」というように使い分けるのは,めし,ごはん,ライスの「語感」が異なるからである。<br> 夕方・夕刻・夕暮れ・夕間暮れ・日暮れ・たそがれ,言語感覚の鋭い人は意味の面からだけではなく,それぞれの言葉の持つ感覚の差を感じ取って適切に使い分けることができる。<br> このような言葉で説明しにくく,感覚的・主観的になりやすい微妙なニュアンスを,各語の使用領域,感触や連想されるものの違い,意味や用法の微妙な差,具体的な用例を通して辞書の形でまとめ上げたのが本書。<br> 言葉を選ぶときに辞書として使えるのはもちろん,読み物として拾い読みしても楽しめる。<br> <br> 2011/08/28放送のNHK-FM日曜喫茶室に著者がゲストとして招かれ,番組の中でこの本が紹介された。売れ行きが好調らしい。
関連本棚: suchi
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移動都市 (創元SF文庫)
移動都市 (創元SF文庫)
著者: フィリップ・リーヴ
出版社: 東京創元社
評価: 5.0
カテゴリ: 図書館 SF
コメント:  飛行石とか反重力的な作用で都市を浮かせているのかと思っていたら、ハウルの動く城のように機械仕掛け、蒸気を動力に無限軌道や車輪を使って無理やり移動してるのか。荒野に残された都市の轍を辿るというところで、久々に鳥肌の立つ感覚を味わった。<br>  カバー見返しに登場人物として14(正確には12人と1匹と1体)の名前が挙げられている。このうち、9(正確には・・・ここでは書かない)人までが死んでしまった。コイントスでもして死亡フラグを立てるかどうか決めたのじゃないかと、勘ぐりたくなるほど、著者はあっさりとこの世界から消してみせる。えっ!このキャラも死ぬのかよ、ここで殺さなくても話の進め方はあるだろうに、と思うこともあった。が、結局、著者の方が一枚上手で、読む者の意表をついた展開が、この物語を面白くしている。<br> <br>  一か所だけ文句をつけると、最後に女主人公が「・・・あたしは美少女じゃない・・・」と言う(または、思う)ところ。この女主人公は<b>絶対に、美少女なんて言葉を使わない</b>と思う。(2007/3/10 09:04:10) <hr>  <a href="http://www.tsogen.co.jp/np/index.do">東京創元社</a>に著者と訳者の受賞に対する喜びのメッセージが掲載されている。(2007-09-12 10:41:18) <hr> 青春アドベンチャーの再放送の予定を書きこもうとしたら,Leikoさんに先を越されていた。
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高校生レストラン、行列の理由。
高校生レストラン、行列の理由。
著者: 村林新吾
出版社: 伊勢新聞社
評価: 3.8
カテゴリ: 図書館
コメント: TVドラマ化されて,行列が更に長くなっていることは想像に難くない。川島海荷さんは実にカワユス。
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サンドキングズ (ハヤカワ文庫SF)
サンドキングズ (ハヤカワ文庫SF)
著者: ジョージ・R.R. マーティン
出版社: 早川書房
評価:
カテゴリ: 図書館 SF
コメント:
関連本棚: Gandalf mie minek minami km
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ヒルズ・エンド (評論社の児童図書館・文学の部屋)
ヒルズ・エンド (評論社の児童図書館・文学の部屋)
著者: アイバン・サウスオール
出版社: 評論社
評価:
カテゴリ: 児童文学 図書館
コメント:
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やんごとなき読者
やんごとなき読者
著者: アラン ベネット
出版社: 白水社
評価: 5.0
カテゴリ: 図書館 海外文学
コメント: 女王陛下の意趣返しに溜飲が下がる。
関連本棚: go.tekuteku ogijun
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野鳥図鑑 鳴き声と羽根でわかる
野鳥図鑑 鳴き声と羽根でわかる
著者:
出版社: 池田書店
評価:
カテゴリ: 図書館
コメント:
関連本棚: 0014
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山頭火の宿 探索行
山頭火の宿 探索行
著者: 木下 信三
出版社: 文藝書房
評価:
カテゴリ: 図書館
コメント:
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日本の野菜レシピ (からだにおいしい野菜の便利帳)
日本の野菜レシピ (からだにおいしい野菜の便利帳)
著者:
出版社: 高橋書店
評価: 5.0
カテゴリ: 図書館
コメント:
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宮本常一 旅の手帖―ふるさとの栞
宮本常一 旅の手帖―ふるさとの栞
著者: 宮本 常一
出版社: 八坂書房
評価:
カテゴリ: 図書館
コメント:
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海炭市叙景
著者: 佐藤 泰志
出版社: 集英社
評価: 3.8
カテゴリ: 図書館
コメント: 登場人物の心情をやや描きこみ過ぎる印象を受けた。登場人物の視点の背後にどうしても著者の視点が透けて見える。<br> ただ,18の話が,糊代のとても狭い薄くてもろい紙細工のように構成されている点は良かった。後,2章の続きがあったという。それがもう読めないのは悲しいことだ。
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のぼうの城
のぼうの城
著者: 和田 竜
出版社: 小学館
評価: 3.8
カテゴリ: 図書館
コメント: のぼう様を映画では野村萬斎さんが演じるのか。イメージがぜんぜん違うんですけど。<br><br> 合戦場面は面白い。しかし,長親が領民から異常なまでに好かれているということを感じさせる描写少ないのが,惜しい。
関連本棚: タナベ null nikkoro けけのけ 増井 キノベス!2008 ラ・マスカラJr. kasta lookwest satoshium yasudall anori SKZ kiku_hashi kimbook 0014
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星の牧場 (理論社名作の森)
星の牧場 (理論社名作の森)
著者: 庄野 英二
出版社: 理論社
評価:
カテゴリ: 図書館
コメント: 松尾堂で映画監督の山崎貴さんが紹介していた。図書館から借り出したのは偕成社の庄野英二全集第1巻(昭和54年)で挿絵はない。
関連本棚: アルプ ドリアン
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今度こそ納得する物理・数学再入門 -誰もが答えを知りたかったFAQ- (知りたい!サイエンス)
今度こそ納得する物理・数学再入門 -誰もが答えを知りたかったFAQ- (知りたい!サイエンス)
著者: 前野 昌弘
出版社: 技術評論社
評価:
カテゴリ: 図書館 物理
コメント: 勝手にB5サイズの本だと思い込んでた。コンパクトで,まずびっくり。
関連本棚: SaySet 増井 岸リトル 0014
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数学の秘密の本棚
数学の秘密の本棚
著者: イアン・スチュアート
出版社: ソフトバンククリエイティブ
評価:
カテゴリ: 図書館
コメント:
関連本棚: t-ishi 岸リトル tambourine 増井 増井研 ks masuilab
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「千の風になって」紙袋に書かれた詩
「千の風になって」紙袋に書かれた詩
著者: 井上文勝
出版社: ポプラ社
評価: 2.0
カテゴリ: 図書館
コメント: <a href="http://blog.greetings.jp/?eid=98">南風椎の「森の日記」</a><br> <br> (P.180)そして,一九九五年,南風椎氏訳による『1000の風-あとに残された人へ』(三五館)というタイトルの単行本で紹介され,さらに新井満氏による「千の風になって」という自由訳歌曲になる。<br> <br>南風椎氏が自分のブログで新井満氏が「何を何して」という主張をしていて,それがTwitterであっという間に広がり(増井さんがRTしたから?),南風椎ブログへのアクセスが急上昇しているという。<br> その辺の真相が,本書に書かれていることを期待したのだけど,触れているのは上に引用した2行のみ。それ以外は,詩の原作者探しのお話(いや,もともとそれがこの本の目的なのだ)。ただ,同じ内容・詩の引用の繰り返しが多いと感じる。また,原作者は拍子抜けするほどあっけなく見つかってしまうので,謎解き的なものを期待してもダメ。
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リーマン予想のこれまでとこれから
リーマン予想のこれまでとこれから
著者: 黒川 信重, 小山 信也
出版社: 日本評論社
評価: 3.0
カテゴリ: 図書館
コメント: 力学系のゼータ関数なんてものを本書で初めて知りました。ゼータ関数(に類似したもの)って他にもあるのね。それにしても,読み通すのは数学の能力的に結構しんどいものがありました。
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最終定理 (海外SFノヴェルズ) (単行本)
最終定理 (海外SFノヴェルズ) (単行本)
著者: アーサー・C・クラーク, フレデリック・ポール
出版社: 早川書房
評価: 1.8
カテゴリ: 図書館 SF
コメント: 読んでいる最中。最終定理というは,あのフェルマーの最終定理のこと,そして宇宙生命体が登場して,軌道エレベーターがでてきて(セルカン抜き),…展開が読めない。<br> <br> 「だが、ランジットとしては、いわゆるワイルズの証明のような正道を外れたものは認めていない。」(P.24)<br> <br> この文,ぞくっとした。(Thu Feb 25 09:59:03 +0900 2010)<br><br> なんじゃこれ。スケールが大きいのか小さいのか判断に苦しむ。クラークの作品を切り貼りしてできたような話だった。<br>
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北越雪譜 (岩波文庫 黄 226-1)
北越雪譜 (岩波文庫 黄 226-1)
著者: 鈴木 牧之
出版社: 岩波書店
評価:
カテゴリ: 古典 図書館
コメント: 江戸時代に,越後の住人鈴木牧之(ぼくし)という商人が,越後の雪の凄さを江戸の町民に紹介するために書いた本(らしい)。偶然にも,昨日の新潟は26年ぶりの大雪だという。今では,TVやネットでどんな様か瞬時に知ることができるのだけど,当時,本書を読んだ人の脳裏にはどのような風景が浮かんだのだろうか。NHKのラジオ深夜便「日本列島暮らしの便り」の新潟の人が,この本の研究をしているという話を聞いて興味を持った。
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文章は写経のように書くのがいい
文章は写経のように書くのがいい
著者: 香山 リカ
出版社: ミシマ社
評価:
カテゴリ: 図書館 文章術
コメント: 『13日間で「名文」を書けるようになる方法』(高橋源一郎)を借りるつもりだったのに書架になかったので(検索端末では自館貸出可と表示されるのに。誰かが館内で読んでた?),タイトルで目を引いた本書を借り出した。
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逆風野郎 ダイソン成功物語
逆風野郎 ダイソン成功物語
著者: ジェームズ・ダイソン, 樫村 志保
出版社: 日経BP社
評価:
カテゴリ: 図書館
コメント:
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からくり民主主義
からくり民主主義
著者: 高橋 秀実
出版社: 草思社
評価:
カテゴリ: 図書館 ルポルタージュ
コメント:
関連本棚: benisuzu morimon 増井 知多武豊 stonechild-2 偽物 suchi 増井の処分予定本
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オイラー入門 (シュプリンガー数学リーディングス)
オイラー入門 (シュプリンガー数学リーディングス)
著者: W. ダンハム
出版社: シュプリンガーフェアラーク東京
評価: 5.0
カテゴリ: 図書館
コメント: <a href="/%E3%82%82%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%93%EF%BC%92/4797341378">数学ガール (数学ガールシリーズ 1)</a>を読んで、オイラーに興味を持った人にぜひ勧めたい。<br> 撹乱順列の3項間漸化式は大学受験数学参考書で扱われていることもあるので知ったいたけれども、その2項間漸化式や一般項を表す式が存在し、それをオイラーが導いていたことは初めて知った。撹乱数列の一般項の数式は、フィボナッチ数列の一般項よりはるかに単純である。<br> 本書を読むと、数学ガールでのオイラー像がほんの一端でしかないことがよくわかる。もっとも、本書がすべて明かしているというわけでもない。(Sun May 04 08:54:48 +0900 2008) <hr> 手元に置くために、Amazonで購入。 <hr> なんとか本棚に潜り込もうと試行錯誤中。はぁ,やはりだめか。もつくん2からは入れない。
関連本棚: 増井 Leiko kare 岸リトル
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禁断のメタン菌―バイオサイエンス小説
禁断のメタン菌―バイオサイエンス小説
著者: みやび つかさ
出版社: 農林統計出版
評価:
カテゴリ: 図書館
コメント:
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宮澤賢治、ジャズに出会う
宮澤賢治、ジャズに出会う
著者: 奥成 達
出版社: 白水社
評価:
カテゴリ: 図書館 jazz
コメント: 今日(2009/08/09)放送されたNHK-FMのトーキングwith松尾堂でゲストの山下洋輔が紹介していた。
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図書館戦争
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ごくらくちんみ
ごくらくちんみ
著者: 杉浦 日向子
出版社: 新潮社
評価: 5.0
カテゴリ: 図書館
コメント: 青ムロくさや/<b>たたみいわし</b>15/とうふよう/さなぎ/またたび/がん漬け/ふきみそ/ふぐこぬかづけ/うばい/<b>からすみ</b>18/かぶらずし/<b>このこ</b>17/ふなずし/とうふみそづけ/ほやしょうゆづけ/きんちゃくなす/しおなっとう/<b>鮭の酒びたし</b>19/しおうに/ふくらしこ/あんきも/にがうるか/キャビア/モッツァレラ/<b>じゅんさい</b>16/うみたけ/オリーブの実/みみがー/つくだに/ばくらい/ほねとかわ/くろまめ/さくらくんせい/うずらのぴーたん/かつおへそ/わさび/いぬごろし/瓶詰チェリー/虫の味/くじらベーコン/ぎんなん/パルミジャーノ・レッジャーノ/ちょろぎ/ゆべし/べにしょうが/きんつば/さしみこんにゃく/リエット/きもやき/ドライトマト/ラルド/みんでんなす/黒いブーダン/いぶりがっこ/にこごり/板わさ/はたはたずし/きんざんじみそ/ひょうたん/もうかの星/かつおのこ/貧乏人のキャビア/ジコイカ/エスカルゴ/ひずなます/はまなっとう/たてがみさし(2009/06/15~06/19に放送。<b>太字は取り上げられた作品と放送日。</b><br> <br> 悩みの相談だったり、男と女の恋愛だったり、不倫だったり、逝ってしまった人への思いだったり、愚痴だったり、酒を間に挟んだ誰かと誰かの会話で1つの話ができている。ただ、どれもそんなに重い内容ではなく、登場人物は吹っ切れていることが多い。そこに「ちんみ」が登場して「ああ、極楽」という感じ。未体験の珍味もあって、ほんとにお酒が飲みたくなる。<br> <br> 原稿用紙にして3枚程度の原作から15分のラジオドラマ用に話を脚色したのは井出真理さん。見事に原作テイストを保ったまま話を膨らませていたことがわかってちょっと感動した。脚本家って長いのを縮めるだけでなく、こんな能力も必要なんだ。できるなら3週、15回連続でやってもらいたかった。<br>
関連本棚: おまさ 可楽まんだら草紙 KarukuIppai
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世界の測量 ガウスとフンボルトの物語
世界の測量 ガウスとフンボルトの物語
著者: ダニエル・ケールマン
出版社: 三修社
評価: 4.0
カテゴリ: 図書館 欧米文学
コメント: ガウスもフンボルトも相当偏屈な人物だったようだ。身近にいると相当迷惑しそう。
関連本棚: T.Miyashima anori キノベス!2008 matsumaru ogijun
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山本容子のジャズ絵本 Jazzing
山本容子のジャズ絵本 Jazzing
著者: 山本 容子
出版社: 講談社
評価: 5.0
カテゴリ: 図書館 jazz アート
コメント:  <a href="http://www.lucasmuseum.net/">「山本容子美術館 LUCAS MUSEUM」</a>の下部にあるリンク・EXHIBITIONからjazzing日本語版へと進むと、収録された一連の版画と作者による作品解説(本の方は、曲ごとにその曲に対する作者の思いが綴られている)、技法を見ることができる。<br>  取り上げられた24曲がJazzにアレンジされ演奏されたCDが一緒についていて、これを聴きながらページをめくると、相当に贅沢な時間を過ごすことができる。渋谷・公園通りクラシックス、四谷・サウンドバレイ、大阪・KOKO PLAZAで収録されていて、jazzクラブまんまの雰囲気のサウンドが最高。
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映像カメラマンのための構図完全マスター―誰も教えてくれなかった画作りの“秘訣”を解き明かす (玄光社MOOK (93))
映像カメラマンのための構図完全マスター―誰も教えてくれなかった画作りの“秘訣”を解き明かす (玄光社MOOK (93))
著者: 益子 広司
出版社: 玄光社
評価: 3.0
カテゴリ: 図書館
コメント: デジカメ撮影の参考になるかと借りてみた。
関連本棚: mou
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続5分でたのしむ数学50話
続5分でたのしむ数学50話
著者: エアハルト ベーレンツ
出版社: 岩波書店
評価: 2.0
カテゴリ: 図書館
コメント: <a href="/%E3%82%82%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%93%EF%BC%92_deleted000_deleted000/4000063111">5分でたのしむ数学50話</a>の続編。前作で取り上げられなかった残りの50編というより、(おそらく重複するという理由で取り上げなかった)前作のコラムを補足するような内容になっている。こっちを先に読んでしまうと、何が何だかわからないだろう。読む順序に注意。
関連本棚: dorayakitaro
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5分でたのしむ数学50話
5分でたのしむ数学50話
著者: エアハルト ベーレンツ
出版社: 岩波書店
評価: 2.0
カテゴリ: 図書館
コメント: ドイツの新聞に連載された数学コラム100編のうちの50編。タイトルに偽りなし、どの話でも5分で読むことができる。ただ、どの話もどこかで聞いたことあるようなものばかりで、正直なところ目新しさというものを感じなかった。
関連本棚: 大人の読書計画2009夏
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錯視芸術の巨匠たち―世界のだまし絵作家20人の傑作集
錯視芸術の巨匠たち―世界のだまし絵作家20人の傑作集
著者: アル セッケル
出版社: 創元社
評価:
カテゴリ: 図書館 アート
コメント: 遊び心生かしたグラフィックデザイナー福田繁雄さん死去<br>  視覚的なトリックを駆使した作品で親しまれ、日本を代表するグラフィックデザイナーの福田繁雄(ふくだしげお)さんが11日午後10時30分、くも膜下出血で死去した。<br>  76歳だった。告別式は親族で済ませた。<br>  東京生まれ。1956年、東京芸大美術学部図案科卒。味の素広告部を経て58年に独立。67年制作の大阪万博公式ポスターで脚光を浴びた。錯覚や遊び心を生かしただまし絵、からくりなどを追求。大砲の弾の方向を逆さまにした「VICTORY」は75年、ポーランドの国際ポスター募集で最高賞に。さらに無数の国旗や花札で描いたモナリザなど、ユニークな美術作品をはじめ、ポスター、シンボルマークなどを発表した。<br>  72年にワルシャワ国際ポスタービエンナーレ金賞(ポーランド)、87年にニューヨーク・アート・ディレクターズ・クラブ名誉の殿堂賞を始め、国際的な受賞多数。97年に紫綬褒章。日本グラフィックデザイナー協会会長、読売広告大賞審査委員長も務めた。画家の美蘭(みらん)さんは長女。<br> (2009年1月15日13時54分 読売新聞)
関連本棚: Liber Studiorum 2008ベスト本
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音をたずねて
音をたずねて
著者: 三宮 麻由子
出版社: 文藝春秋
評価: 4.5
カテゴリ: 図書館
コメント: 著者は小さい頃に視覚を失っていて、”sceneless”という造語で自分を表している。<br> まえがきに「この本を読んでいただく最大の楽しみは、本来ページを繰る音しか発しないはずの本のなかから、たくさんの音や声が音楽が放たれてみなさんの耳に届くことである。」とあり、そのもくろみはまんまと成功している。<br> 彼女は視覚以外の感性がものすごく研ぎ澄まされている。可視光ではない別の「波長の光」でこの世界を楽しんでいるようすがどの作品からも伝わってくる。例えば、長岡の花火大会について書かれたエッセイでは、読んでいる間に著者が視覚を失っているということを忘れてしまうほど生き生きとした会場の風景が描かれている。 <br> 私が普段見慣れている世界を私は全身で感じているのか、ただ漫然と眺めているだけではないのかと反省させられた本。
関連本棚:
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陸海軍戦史に学ぶ負ける組織と日本人 (集英社新書 457D)
陸海軍戦史に学ぶ負ける組織と日本人 (集英社新書 457D)
著者: 藤井 非三四
出版社: 集英社
評価:
カテゴリ: 図書館 軍事
コメント:
関連本棚:
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カバに会う―日本全国河馬めぐり
カバに会う―日本全国河馬めぐり
著者: 坪内 稔典
出版社: 岩波書店
評価:
カテゴリ: 図書館
コメント:
関連本棚: Leiko
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天外消失 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1819)
天外消失 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1819)
著者: クレイトン・ロースン, フレドリック・ブラウン, ジョン・D・マクドナルド, ジョルジュ・シムノン, 他
出版社: 早川書房
評価: 5.0
カテゴリ: 図書館
コメント:  1972年に刊行された早川書房の&lt;世界ミステリ全集>、このシリーズの最終巻(18巻目)がアンソロジー『37の短編』だった。『天外消失』はこのとき収録された37篇のうち、現在では様々な理由によって目にすることができない14篇を選んで構成されている。<br>  唸らされた作品は、表題となった「天外消失」(クレイトン・ロースン)。刑事に常時監視されている電話ボックスに入った判事がそこから忽然と消え、ぶら下がった受話器から当の検事の声が聞こえてくる。謎を解くのはマジックのネタを考案したり売ったりする奇術商で、このトリックというのがまぁよくできているのだ。<br>  どの作品も邦訳されたのが40~50年ぐらい前だから、訳文が古めかしい点は否めない。しかし、その点を割り引いても本書を一読する価値はある。個人的にはSFのホーカシリーズで有名?なポール・アンダースンの作品があって嬉しくなった。<br>  「女か虎」(フランク・R・ストックトン)の内容に触れたブルーバックスを読んだ記憶がある。さて、どの本だったか、今は思い出せない。
関連本棚: norikom
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図解・船の科学―超高速船・超巨大船のメカニズム (ブルーバックス)
図解・船の科学―超高速船・超巨大船のメカニズム (ブルーバックス)
著者: 池田 良穂
出版社: 講談社
評価: 3.0
カテゴリ: 図書館
コメント:  大半が2007年9月に函館航路に就航した「ナッチャンRera」(表紙写真)という高速フェリーの解説になっている。専門用語が多いので、とっつきにくいかも。<br>  P.129「車と旅客を満載し(1450t)、航海速力(36kn)で航行すると、1時間に軽油8625リットルを消費する。リッターあたりでは8kmになる。」という文章がある。どうやって8km/Lなんて数字が出てくるのか不思議だ。(Mon Mar 10 06:52:07 +0900 2008) <hr> ※2008年11月1日より、函館~青森航路高速フェリーは運休とのこと。短命だった。
関連本棚: qw
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クォーク 第2版 (ブルーバックス)
クォーク 第2版 (ブルーバックス)
著者: 南部 陽一郎
出版社: 講談社
評価: 読書中
カテゴリ: BB 物理学 図書館
コメント:  ノーベル賞受賞に合わせてカバーの著者略歴を変更して出版された模様。内容は10年前の第1刷から変更はないと思われる。<br>  米国籍の南部先生を日本人受賞者の一人として数えるかどうか、なんて議論もあった。思うに、日本という国はノーベル賞に関して、オリンピックの選手のように国を挙げてメダル獲得競争に取り組んでいるわけではないのだから、国別の受賞者数の多寡に一喜一憂するなんて勘違いもいいところで、片腹痛いわ。<br>  ブラックホールを生み出すことなくLHCも稼働を始めたことだし、理論が裏付けられる日はそう遠くない(と思ったら、現在故障中なのか)。<br> <br>  あまりに本棚.orgが快適に動作するのもだから、無理矢理カキコ。
関連本棚: sigma9 matsumaru
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全国山頭火句碑集
全国山頭火句碑集
著者: 田原 覚
出版社: 新日本教育図書
評価: 3.0
カテゴリ: 図書館 山頭火 写真集
コメント: 句碑にこだわらず、山頭火の句で街にあるものは何でも収集したという感じ。まことにご苦労様でした。
関連本棚:
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タイムライン〈上〉 (Hayakawa novels)
タイムライン〈上〉 (Hayakawa novels)
著者: マイクル クライトン
出版社: 早川書房
評価: 5
カテゴリ: 図書館 SF
コメント: クライトンの作品を読むのは久しぶり。扉をめくると、チャーチルなどの実在の人物に混じって、作中の人物であるドニガーの言葉も引用されている。にやり、クライトンっていつもこうやって、虚構に現実のパウダーを振り掛けてうまく騙すんだから。アンドロメダでも、巻末の参考文献にJ.ストーン(作中の主人公)の論文なんかを挙げていたし。おっ!何やら寺院らしき平面図登場、そうそう図版も多用していたよね。ヤングの干渉実験の図版まである。大学院生たちがあっちの世界の中世に行ってからは、章立てが36:50:22のような時間表記になって、アンドロメダを読んだときのワクワク感を再び追体験している。バベル魚みたいな小道具も登場。<br> SFとしては、タイムマシン物につきものの父親殺しのパラドクスなんか、人間一人がどうこうしたって歴史が変るもんじゃないといって強引にねじ伏せちゃっうし、量子何とかカンとかも、今ひとつ分かったような分からなかったような、上巻をハードSFとして読もうとするとかなり無理がある。ホーガンの<a href="/%E3%82%82%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%93%EF%BC%92_deleted000_deleted000/4488663060">未来からのホットライン (創元SF文庫)</a>と比較してみると良いかもしれない。<br> <br>あっちの世界の悪者の一人が、最後に火を付けられてやっつけられちゃうけれど、これってウェストワールドの黒づくめのガンマン(ユル・ブリナー)の最後と同じじゃん。エピローグも想像通りなんだよね。因果律は崩れないはずだったのが、実は崩れてしまいましたという落ちの方がよかったんじゃない?<br> ありゃ、結構悪口書いてる。いや、読み物としては面白かったんだよ。でなきゃ、1日で読破するわけないじゃないですか。(Thu May 05 06:53:08 +0900 2005) <hr> 「ジュラシック・パーク」のマイケル・クライトン氏が死去<br>   【ロサンゼルス支局】バイオ技術で恐竜を復活させた小説「ジュラシック・パーク」などで知られる米作家マイケル・クライトン氏が4日、がんのためロサンゼルスで死去した。  66歳だった。AP通信などが伝えた。<br> - 読売新聞 [11/06(木) 09:13]<br> <br>早すぎる死が悔やまれます。
関連本棚: tpircs Dreamer
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ラジオ・キラー
ラジオ・キラー
著者: セバスチャン・フィツェック
出版社: 柏書房
評価: 4.8
カテゴリ: 図書館
コメント: NHK-FM青春アドベンチャーで放送(9月15日(月)~10月3日(金))。最後の2話を聞けないことが事前にわかっていたため、結末を知るために借りた。張り巡らした伏線を上手に回収してある。
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治療島
治療島
著者: セバスチャン・フィツェック
出版社: 柏書房
評価:
カテゴリ: 図書館
コメント:
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NHKスペシャル 100年の難問はなぜ解けたのか―天才数学者の光と影
NHKスペシャル 100年の難問はなぜ解けたのか―天才数学者の光と影
著者: 春日 真人
出版社: 日本放送出版協会
評価: これから読む本
カテゴリ: 図書館
コメント:
関連本棚: おおいしさん keimai 岸リトル owada ogijun
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世界文学必勝法
世界文学必勝法
著者: 清水 義範
出版社: 筑摩書房
評価:
カテゴリ: 図書館
コメント:
関連本棚:
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和算小説のたのしみ (岩波科学ライブラリー)
和算小説のたのしみ (岩波科学ライブラリー)
著者: 鳴海 風
出版社: 岩波書店
評価:
カテゴリ: 図書館 和算
コメント:
関連本棚: 0014
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オイラー探検-無限大の滝と12連峰 (シュプリンガー数学リーディングス)
オイラー探検-無限大の滝と12連峰 (シュプリンガー数学リーディングス)
著者: 黒川 信重
出版社: シュプリンガー・ジャパン株式会社
評価:
カテゴリ: 図書館
コメント: 手元に置くために、Amazonで購入。
関連本棚: 増井
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カタコンベ
カタコンベ
著者: 神山 裕右
出版社: 講談社
評価: 4.5
カテゴリ: 冒険 図書館
コメント:  権太さんの書評を見て、図書館で借りてきた。推理小説としては今ひとつの感は否めないけれど、冒険小説として読むと文句なしに面白い。<br>  しかしねぇ、最後まで諦めるということをしなかった水無月健一郎が、あそこまでたどり着きながら、そこで力尽きてしまうというのは、どうなんだろう。彼なら、なんとかして竪穴を上ってはい出るとか、狼煙を起こすとかしてまうような気がする。もっとも、生還してしまってはこの小説自体が成り立たないことになってしまうので、作者としてはあのようにするしかなったのだろうけれど。
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戦争のリアル Disputationes PAX JAPONICA
戦争のリアル Disputationes PAX JAPONICA
著者: 押井 守, 岡部 いさく
出版社: エンターブレイン
評価: 3.0
カテゴリ: 図書館 軍事
コメント:  小は小銃弾から大は空母まで、押井が機関銃のような勢いでその蘊蓄を披露し、岡部がフォローしている。<br> <br>  憲法や法的な問題はさておいて、国防という点から自衛隊の現在の装備(組織)が、実はぜんぜん国防向きでない、いうことを「リアル」に語った内容になっている。例えば、どっかの島が一つ軍事的に占拠されたときにそれを取り返すことのできる装備や部隊がないとか、そんでもない数の漁船クラスの小舟に兵士を乗せて、日本海側沿岸に林立する原発を狙われたら(どっかの国が実際にやりそうで怖い)守るすべがないとか。<br> <br>  護憲派も改憲派も、押井の視点を通して一度日本の国防というものを見ておく必要があると思った。
関連本棚: m2 eggman takanofumio_hatena
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ワープする宇宙―5次元時空の謎を解く
ワープする宇宙―5次元時空の謎を解く
著者: リサ ランドール
出版社: 日本放送出版協会
評価: 挫折
カテゴリ: 図書館 物理学
コメント:  肝心の謎解きの部分に至ることができないまま返却。<br>  II部の「20世紀初頭の進展」までは順調だったのに、その後がいけない。一つひとつの単語はわかるのに、全体として何を言っているのかさっぱりわからなくなった。脳みそのアクロバットが要求され、それが苦痛だった。<br>  この手の本の常套手段である「たとえ話」(各章の冒頭にある)が、理解の手助けとはならなかったのも原因。何で、こんな話を持ってくるかなぁという印象で、「たとえ話」がどんなふうに発展するのかという期待が持てなかった。<br>  再挑戦する気さえ失せたので、貸し出し延長の手続きはしない。(Sat Feb 09 12:17:58 JST 2008) <hr> <a href="http://www.darkroastedblend.com/2008/03/time-machine-worlds-biggest-particle.html">大型ハドロンコライダー</a> こいつはすごい!
関連本棚: 増井 一無 toshiharu minek kw+hg Nobu lookwest ogijun lumo
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数学ガール (数学ガールシリーズ 1)
数学ガール (数学ガールシリーズ 1)
著者: 結城 浩
出版社: ソフトバンククリエイティブ
評価: 5.0
カテゴリ: 図書館
コメント:  数学の道具を使って式変形しているだけ、といったら身も蓋もない言い方だが、本書の内容を一言で表すと、こうなってしまう。そこを、数学好きの(<B>下降階乗冪</B>なんて言葉を知っている)高校生を登場させることで、退屈することなく、上手に見せてくれる。<br>  第7章コンボリューションと第9章テイラー展開とバーゼル問題が特に面白い。ζ(2)=(π^2)/6を導く手順は、シンプルかつ鮮やかで感動してしまった。ただ、ある程度の数学の知識がないと楽しめないのも事実で、テトラちゃんのように感動できるだけの数学に対するセンス(数学ができる、できないとかではなく)を持っていないと、ついていけないだろう。<br>  続編ができるなら、3人そろって数学オリンピックに出場するというエピソードなんてものを入れて欲しい。<br>  念のため言っておくけれど、数学に取り組む心構えは見習ってもよいが、本書を読んだからといって受験数学には全く役に立たない(そもそも道具立てが全然違う)。過度な期待はしないように。
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恋する天才科学者
恋する天才科学者
著者: 内田 麻理香
出版社: 講談社
評価: 3.8
カテゴリ: 図書館 科学一般
コメント:  科学者と言ってもやはり人間です。いろいろとやりたいことや問題とかを抱えているわけで、こうやって名を残しているから、読んで笑ってすますことができるわけです。何の取り柄のない私のような人間が同じことをすると、ただの変人になってしまうのです。<br>  彼氏自慢をする女のしゃべり口風の文体はちょっと勘弁してほしい。
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怪しい科学の見抜きかた―嘘か本当か気になって仕方ない8つの仮説
怪しい科学の見抜きかた―嘘か本当か気になって仕方ない8つの仮説
著者: ロバート アーリック
出版社: 草思社
評価: 5.0
カテゴリ: 図書館 科学一般
コメント:
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「相対性理論」を楽しむ本―よくわかるアインシュタインの不思議な世界 (PHP文庫)
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「量子論」を楽しむ本―ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる! (PHP文庫)
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「相対性理論」の世界へようこそ―ブラックホールからタイムマシンまで (PHP文庫)
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科学のクオリア (日経ビジネス人文庫 グリーン も 4-1)
科学のクオリア (日経ビジネス人文庫 グリーン も 4-1)
著者: 茂木 健一郎
出版社: 日本経済新聞出版社
評価: 4.0
カテゴリ: 図書館 科学一般
コメント:  茂木健一郎と作家(小川洋子)や音楽家(尺八演奏家・尺八って西洋楽器と全然違う音が出せるのには驚き)、最先端を研究する科学者達との対談集。<br>  1回の対談はそんなに長くはないので、深く突っ込んだ話ではない。それがかえって研究の概要を知るのに手助けになる。案内書のようなものか。
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ロズウェルなんか知らない
ロズウェルなんか知らない
著者: 篠田 節子
出版社: 講談社
評価: 4.8
カテゴリ: 図書館 小説
コメント:  今、NHK-FMの青春アドベンチャーで放送中。オカルトで町おこしなんて、面白そうじゃないか。(Tue Feb 12 11:41:04 JST 2008) <hr>  私の住むところも「自称観光地」、観光客は年々減る一方で駅から参道へと続く道沿いのアーケードは想像の通りシャッター展示場と化している。「新幹線の駅を誘致すれば、観光客も増え町も潤う」と声高に主張している人たちもいる。<br>  まったくもってこの本の舞台と同じだ。大きく違うのは「いきいき駒木野青年クラブ」のメンバーのような民宿・商店の2代目が当地には存在しないことだろう。<br>  愚痴ってみても仕方がないので、コメントを書くとしよう。とにかく、この本は面白かった。交通網の発達で、僻地と化した架空の町駒木野、「いきいき駒木野青年クラブ」が破れかぶれで挑んだのは、この町を日本の四次元・UFO・オカルトの町として売り出すこと、しかも低予算で。<br>  事なかれ主義の役場、頭の固い年老いた民宿経営者を向こうに回して、低予算の中、あれやこれやイベントを企画して、一時は町おこしに成功したかに思えたが、マスコミにインチキだとバッシングされ、最大のイベント「UFOフェスティバル」が中止の危機に追い込まれてしまう。<br>  バッシングに対して、駒木野を本物のUFOや座敷わらしが出ないからインチキだというなら他のテーマパークはどうなんだ!と開き直る描写があるが、「いきいき駒木野青年クラブ」の皆さんだけでなく、町民一丸となってあることないことでっち上げちゃったんだから、こればかりは仕方ないと思うぞ。それにしても最初から最後まで得体のしれない鏑木(かぶらぎ)という千葉から流れてきたキャラはなかなか良かったっスよ。<br>  バッシングから、最後までの部分はもう少し紙数を増やしてもよいのではないか。最初のイベントの成功を第1のクライマックスとすれば、本書の最大の見せ場になるはずの「UFOフェスティバル」開催の部分の扱いがとても小さいように思えて残念だ。それで-0.2点 
関連本棚: toto PRINCESSHOLIDAYの本棚 nm090
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ユゴーの不思議な発明
ユゴーの不思議な発明
著者: ブライアン セルズニック
出版社: アスペクト
評価: 4.1
カテゴリ: 図書館 絵本
コメント:  500ページを超える大作。ほとんどのページが鉛筆画で構成されていて、時折文章が入るという作りになっている。一応絵本というカテゴリに分類したが、ファンタジーでもよかったかなと思う。<br>  映画の黎明期に登場したジョルジュ・メリエス(月世界旅行・月に砲弾がぶち刺さったシーンは有名)とユゴーという手先の器用な少年、不思議な少女イザベル達の織りなす物語。駅舎内での追いかけっこの場面では、数ページにわたってテンポがよい絵が続いていて、まるで動画を見ているようだ。<br> <br>  ユゴーの不思議な発明とは何か、が物語の最後で明らかになる。また、マーティン・スコセッシによって映画されるそうだ。
関連本棚: QP11
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宇宙船建造プロジェクト―NASAが資金提供を申し出た 反重力推進で宇宙に飛び出そう! (超知ライブラリー サイエンス)
宇宙船建造プロジェクト―NASAが資金提供を申し出た 反重力推進で宇宙に飛び出そう! (超知ライブラリー サイエンス)
著者: 早坂 秀雄
出版社: 徳間書店
評価: 0
カテゴリ: 図書館
コメント: 絶滅の危機に瀕した地球を救うために、月にいる宇宙人に教えを請うのだそうだ。
関連本棚: m2
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日英蘭 奇跡の出会い―海に眠る父を求めて
日英蘭 奇跡の出会い―海に眠る父を求めて
著者: 鶴亀 彰
出版社: 学習研究社
評価: 4.2
カテゴリ: 図書館
コメント:  第2次大戦中の日英蘭、3国の潜水艦にまつわる話。著者の父、鶴亀鶴一氏が機関長として乗り組んでいた伊号潜水艦は、オランダの潜水艦を撃沈し、そしてイギリスの潜水艦に撃沈されて、鶴一氏と共にマラッカ海峡に沈む。その父の最期を知ろうと、商売を投げ出してまで、東奔西走する鶴亀彰夫妻。<br>  点が線になり、線が面になるとはこういうことかと思わざるを得ない展開に、そんなに世界は狭いのかね、と首を傾げたくならないでもない(でも、まったくの面識のない2人でも、間に5、6人だかの仲介があれば結びつくという研究があたったと思う)が、とにもかくにも、オランダ潜の遺族や、生存してた英国潜の艦長にたどり着き、伊号の遺族まで探し出して、慰霊祭まで執り行った著者夫妻の行動力には心底感服する。<br>  また、単に、殺してしまった者に謝罪する、あるいは殺されたことに謝罪を求めるという旅ではなく、出会いを通してあの戦争は何だったのか、そして残されたものはどう生きるべきなのかが問いかけられているのが興味深い。<br>  何十年か後に、イラクやアフガニスタンで敵味方に分かれて戦っている兵士(特に米軍の)やその遺族が憎しみはひとまず脇に置いておいて、手を握り合うことができるのだろうかと考えてみると、それはまずあり得そうにない気がする。戦争に質というものがあれば、随分と変わってしまったものだ。<br>  マラッカ海峡に眠る伊166の沈没地点が確定される日が、1日でも早いように心から祈る。
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いやでも楽しめる算数 (講談社文庫)
いやでも楽しめる算数 (講談社文庫)
著者: 清水 義範
出版社: 講談社
評価: 2.0
カテゴリ: 図書館
コメント:  世の中納得できないことは多く、それでもまぁしゃぁないか、と適当にうっちゃっておく人がほとんどだと思うのだが、こと算数(数学)に限って、納得できない(させてもらえない)事に腹を立てたり、嫌悪感を持ったりするのはなぜだろう。やはり、算数(数学)はわからないといけない、という意識がどっかにあるからなのだろうか。<br>  開始早々、サイバラに見限られたシミズ博士、お気の毒。
関連本棚: kuromomo さとほ lookwest
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新説 東京地下要塞 ― 隠された巨大地下ネットワークの真実
新説 東京地下要塞 ― 隠された巨大地下ネットワークの真実
著者: 秋庭 俊
出版社: 講談社
評価: 0.2
カテゴリ: 図書館
コメント:  〜と思う、〜に違いない、〜と考えられる、といった文章のオンパレードで、「真実」らしきものは皆無。<br>  自分の家に秘密の地下道への入口があったという女性に話しかけられたとき、なぜ、そこへ案内してくれ、と頼まないのだ?ジャーナリストを自称しているんでしょ。
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Windows Vista 設定・カスタマイズ完全攻略
Windows Vista 設定・カスタマイズ完全攻略
著者:
出版社: 技術評論社
評価: 3.5
カテゴリ: 図書館 コンピュータ
コメント:  2007/5/27 22:06:50(登録)<br><hr>  WindowsXP未経験の私には、Windows2000の操作との違いに戸惑うことが多く、それなりに役に立ってくれた。それにしても、VISTAって結構窮屈なOSだとつくづく思う。
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カラシニコフ
カラシニコフ
著者: 松本 仁一
出版社: 朝日新聞社
評価: 4.0
カテゴリ: 図書館
コメント:  2007/4/29 10:07:01(登録)<br><hr>  小さな大量殺戮兵器の話。扱いやすく故障しにくいがゆえに、世界中のあちこちで人の命を奪う迷惑な銃の歴史と現在の状況についてのルポ。世界中から、教師と警官と軍人に給料をきちんと払わないような国がなくなりますように。
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大空襲と原爆は本当に必要だったのか
大空襲と原爆は本当に必要だったのか
著者: A・C・グレイリング
出版社: 河出書房新社
評価: 5.0
カテゴリ: 図書館
コメント: 500冊目!\(~o~)/(2007/4/15 16:40:55)<br> <hr>  久間章生防衛相、これを読んでいたら、「しょうがない」なんて言えなかったのに。
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中華帝国の興亡―「歴史の罠」から抜け出せない隣国
中華帝国の興亡―「歴史の罠」から抜け出せない隣国
著者: 黄 文雄
出版社: PHP研究所
評価:
カテゴリ: 図書館
コメント:
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新釈「蘭学事始」―現代語ですらすら読める
新釈「蘭学事始」―現代語ですらすら読める
著者: 杉田 玄白
出版社: PHP研究所
評価:
カテゴリ: 図書館 教養
コメント: ふと、読んでみようかという気になった。
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レッド・マーズ〈上〉 (創元SF文庫)
レッド・マーズ〈上〉 (創元SF文庫)
著者: キム・スタンリー ロビンスン
出版社: 東京創元社
評価: 2.0
カテゴリ: 図書館 SF
コメント:  こんな人たち(協調性もモラルも何もない糞ったれども)が選ばれて火星に赴くのだから、地球が大変な状況であるということは想像に難くない。こういう人物描写が「リアル」なのか?
関連本棚: Gandalf joulli hide-t km
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レッド・マーズ〈下〉 (創元SF文庫)
レッド・マーズ〈下〉 (創元SF文庫)
著者: キム・スタンリー ロビンスン
出版社: 東京創元社
評価: 2.5
カテゴリ: 図書館 SF
コメント:  軌道エレベーターの部分だけはお気に入り。
関連本棚: Gandalf joulli hide-t km シャッチ
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SFが読みたい!〈2007年版〉発表!ベストSF2006 国内篇・海外篇
SFが読みたい!〈2007年版〉発表!ベストSF2006 国内篇・海外篇
著者:
出版社: 早川書房
評価: 3.0
カテゴリ: 図書館 SF
コメント: ホーガンの揺籃の星2(東京創元社)の刊行が予告されていた。
関連本棚: midorikiseki くわーてぃ ちょもすけ sanpei Y.nabe
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鉄砲を捨てた日本人―日本史に学ぶ軍縮 (中公文庫)
鉄砲を捨てた日本人―日本史に学ぶ軍縮 (中公文庫)
著者: ノエル ペリン
出版社: 中央公論社
評価: 2.0
カテゴリ: 図書館
コメント: ペリンさん、日本人を買いかぶり過ぎです。
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オイラー、リーマン、ラマヌジャン―時空を超えた数学者の接点 (岩波科学ライブラリー)
オイラー、リーマン、ラマヌジャン―時空を超えた数学者の接点 (岩波科学ライブラリー)
著者: 黒川 信重
出版社: 岩波書店
評価: 5.0
カテゴリ: 図書館
コメント:  <a href="/%E3%82%82%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%93%EF%BC%92/4102159711">フェルマーの最終定理 (新潮文庫)</a>の副読本として推奨する。<a href="/%E3%82%82%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%93%EF%BC%92/4489007507">博士がくれた贈り物</a>の数学ノートと称するコラムより、よっぽど知的好奇心を満たしてくれる。
関連本棚: t-ishi ogijun
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異色と意外の科学者列伝 (岩波科学ライブラリー)
異色と意外の科学者列伝 (岩波科学ライブラリー)
著者: 佐藤 文隆
出版社: 岩波書店
評価:
カテゴリ: 図書館 科学一般
コメント:
関連本棚: T.Miyashima
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賢くはたらく超分子―シャボン玉から未来のナノマシンまで ([新装版] 岩波科学ライブラリー (103))
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なぜ人は宝くじを買うのだろう 確率にひそむロマン
なぜ人は宝くじを買うのだろう 確率にひそむロマン
著者: 岸野 正剛
出版社: 化学同人
評価: 2.3
カテゴリ: 図書館
コメント:  競馬・第67回皐月賞(4/15・中山競馬場)で、馬単は17万円、3連単は162万円を超す皐月賞史上最高配当となった。競馬は賭け金の75%を配当として払い戻すので、時として今回のようなことが起きる。<br>  一方、宝くじ1枚あたりの期待値は140円とちょっと。300円の投資額に対して、絶対に割が合わない。やはり、夢を買うのだ。当選までの妄想の日々、人々はそれに酔いしれる。私は、夢破れた後の精神的ショックが嫌なので買わない。それに、夢を煽って、金を集めようとする自治体の魂胆が第一気に入らない。<br>  この本は、確率にひそむロマンという副題がついているけれど、競馬や宝くじ、株など身近なものを題材にした期待値の話で、世の中そんなに甘かぁねぇというような内容。確率になんかすごいロマンがあるということを示した本ではないし、「なぜ宝くじを買うか」に明確な説明を与えた本でもない。表題は釣り。
関連本棚: go.tekuteku
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近代日本と物理実験機器―京都大学所蔵明治・大正期物理実験機器
近代日本と物理実験機器―京都大学所蔵明治・大正期物理実験機器
著者:
出版社: 京都大学学術出版会
評価: 読んでいるところ
カテゴリ: 図書館 物理学
コメント: 12600か。図書館で借りることにしよう。 <hr> 表紙の実験機器は、ドレザレック象限電位計
関連本棚:
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SF画家加藤直之―美女・メカ・パワードスーツ
SF画家加藤直之―美女・メカ・パワードスーツ
著者: 加藤 直之
出版社: ラピュータ
評価: 5.0
カテゴリ: 図書館 SF アート
コメント:  一時期、SFを表紙買いしていた私にとって、加藤直之が手がけたものは、作者を問わず常に「買い」であった。<br>  とにかく、スゲッ!パワードスーツ好き必見。
関連本棚: null
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なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか (ハヤカワ文庫NF)
なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか (ハヤカワ文庫NF)
著者: スーザン・A. クランシー
出版社: 早川書房
評価: 4.0
カテゴリ: 図書館 心理学
コメント:  トラウマを持つ人が、サイコセラピーによって、自分が幼いときに性的虐待を受けたという記憶が戻ったとしよう。果たして、その記憶は事実なのか、それともセラピストの誘導により捏造してしまった偽の記憶なのか、それを判断することは人権的に難しい。<br>  そこで、著者は「記憶は作られ得る」という仮説を検証する目的で、自称「宇宙人に拉致されて、あんなことやこんなことをされてしまった」という人々にインタビューをして、事例を集めていく。<br>  後半になると、著者の興味は、誘拐されたという記憶を持つにしても、それがなぜ「エイリアン」の仕業になるのかという点に移っていく。そして、「科学や技術が幅をきかせ、伝統的な宗教が批判されている時代に生きている」我々が、「幸せで健康で人生に希望を持って」生きていくための、新しい信仰、すなわち「宗教」なのだという結論に達する。つまり、科学と伝統的な宗教というジレンマを解消すべく、ヒトは神や天使に宇宙服を着せ、エイリアンとして登場させたのだという。<br>  読後、自分の記憶が、本当にあったことなのか、それとも、そう信じているだけのことなのか、妙に不安になってしまったし、ビリーバーの人たちの方が幸せそうなのが羨ましいとも思った。信じるものは救われる〜♪
関連本棚: sumikawa ねおき Leiko yamaidare denki5150jp sizenkagakusensyo takanofumio_hatena nobuo_o
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なぜこの方程式は解けないか?―天才数学者が見出した「シンメトリー」の秘密
なぜこの方程式は解けないか?―天才数学者が見出した「シンメトリー」の秘密
著者: マリオ リヴィオ
出版社: 早川書房
評価: 3.0
カテゴリ: 図書館
コメント:  読み始めたところ。<br>  弱冠、荒唐無稽、群論、源、紆余曲折、人知、粘り、情緒、未踏、鏡映、回文、(肩の)凝らない、(とんちの)利いた、賜物、・・・<br>  これらは、最初の十数ページから目に付いたものを適当に書き出したものである。私にとっては信じられないことに、上に示した漢字にすべてルビがふってある。ちょっと、ふり過ぎじゃないか。まさか、読めない者がいるといけないからという小さな親切心からのことだとしたら、それこそ大きなお世話といいたい。このような内容の本に興味を持つ読者層をどう想定したのだろう。 <hr>  いろいろな対称性から説き起こして、ガロアの群論に至り、5次以上の方程式に解の公式が存在しないことを解説している。この肝心な部分はほんの数ページで、それを包み込むようにガロアやアーベルなどの数学者の歴史が述べられている。<a href="/%E3%82%82%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%93%EF%BC%92/4062582252">天才数学者はこう解いた、こう生きた (講談社選書メチエ)</a>も参考になる。 <hr>  順風満帆にもルビが振ってあった。
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数をめぐる50のミステリー―数学夜話
数をめぐる50のミステリー―数学夜話
著者: ジョージ・G. スピロ
出版社: 青土社
評価: 3.2
カテゴリ: 図書館
コメント:  「ミステリー」とあるけれど、謎解きものではない。スイスの数学担当記者が新聞に書き綴ったコラムをまとめたもの。最近の数学の動向に触れられていて、面白かった。<br>  しかし、指数が上付きになっていない(x^4がx4、3^2が32となってたり)数式や変換ミス(人口知能だって?)があるためやや興ざめ。校正したとはとても思えない。
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百億の星と千億の生命
百億の星と千億の生命
著者: カール・セーガン
出版社: 新潮社
評価: 3.8
カテゴリ: 図書館 科学一般
コメント:
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博士がくれた贈り物
博士がくれた贈り物
著者: 小川 洋子, 菅原 邦雄, 岡部 恒治, 宇野 勝博
出版社: 東京図書
評価: 1.6
カテゴリ: 図書館
コメント:  大阪教育大学数理科学講座企画による座談会の記録。作家小川と数学者の3人がお互いを持ち上げる発言が鼻につく。<br> <li>「博士の愛した数式」の博士のモデルはエルデシュ。 <li>映画版には数学的な間違いがあるそうだ。(今度探してみよう。)<br>  数学に話が及ぶ部分は、わかりやすく語ってあるので、小説を読んで興味を持った人にはとっつきやすいと思う。<br>  しかし、この本のページのデザインは最低である。見開きにすると、どのページも、左右にΣ、√、∃、π、∞、+、−、≒、∫、×、÷の数学記号が上下に配置され、その中央にページ数が分数で(現在のページ)/(総ページ数)で示され、発言者ごとに名前の下にご丁寧にも□や☆、△、○がくっついていて、活字以外のものが視野に入り込んでくるので、目がちかちかする。いったい、何考えてこんな風にしたんだか、責任者出て来いっ!
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著者:
出版社:
評価: 3.0
カテゴリ: 図書館 SF
コメント:  無敵艦隊にアルマダのルビ、円錐形の艦隊隊形だけでスペオペファンの私としては十分です。<br>  アグレッサー・シックスなるチームが敵の手を読んで、「王手!」「王手!」「王手!」となる展開を期待していたのに、見事に裏切られた。<br> <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%BC%E9%83%A8%E9%9A%8A">アグレッサー部隊</a>
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セレンディピティ物語―幸せを招ぶ三人の王子
セレンディピティ物語―幸せを招ぶ三人の王子
著者: エリザベス・ジャミスン ホッジス
出版社: 藤原書店
評価: 3.6
カテゴリ: 児童文学 図書館
コメント:  舌鼓に「したづつみ」のルビ(P.10)、「耳ざわりのよい」音楽(P.123)<br>  科学啓蒙書の類を読んでいると、「セレンディピティ」という単語に時折出くわす。真理を探究する科学者が思いも寄らない偶然から核心的な考えに至るという現象をこのように表現するらしい。「天恵」は「ひらめき」のようなもので、これとはニュアンスが異なる。例えば、アルキメデスがストーリーキング(←死語だ)を演じたのが「天恵」の方で、天文学者が、どうしも消しきれないノイズがあると電波技術者から相談を受けたことで、そのノイズこそビッグバンの背景輻射であり、宇宙がビッグバンから誕生したことの証拠の一つが見つかったというのが「セレンディピティ」の方である。<br>  この本は、その語源となったセレンディップという王国の三人の王子にまつわる話で、王国を救う鍵となるある詩が書かれた巻物を求めて諸国遍歴の旅に出た三人がそれを手に入れることはついに叶わないまま帰国したとき、思いもかけぬ偶然から、王国が救われることになるというのがその骨子。<br>  もっとも、その思わぬ偶然というものを引き起こしたのは、三人の「聡明」な王子(←本当に賢いのだ)のいろいろな行いの積み重ねであるから、凡人が単に「セレンディピティ」を期待したところで、唱歌(?)「待ちぼうけ」の再現にしかならない。<br>  しかし、凡人である私でさえ、ある事柄について知りたくて、いろいろな検索語を試しても情報を得られず、諦めかけていたところ、ある日、何の目的もなくWEBサーフィンをしていたら、あっさり見つかったなどという経験はある。そのような状況がまさしく「セレンディピティ」なのだ。
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補給戦―何が勝敗を決定するのか (中公文庫BIBLIO)
補給戦―何が勝敗を決定するのか (中公文庫BIBLIO)
著者: マーチン・ファン クレフェルト
出版社: 中央公論新社
評価: 4.8
カテゴリ: 図書館
コメント:  第1次世界大戦までは、糧食や弾丸より馬のえさの確保が最大の問題だった。
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偽書「東日流(つがる)外三郡誌」事件
偽書「東日流(つがる)外三郡誌」事件
著者: 斉藤 光政
出版社: 新人物往来社
評価: 5.0
カテゴリ: 図書館
コメント:
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図解アリエナイ理科ノ教科書IIB―文部科学省不認可教科書 (三才ムック―B-GEEKS advanced edition (Vol.128))
図解アリエナイ理科ノ教科書IIB―文部科学省不認可教科書 (三才ムック―B-GEEKS advanced edition (Vol.128))
著者: 薬理凶室
出版社: 三才ブックス
評価: 3.0
カテゴリ: 図書館
コメント:  ホームセンターや東急ハンズ、薬局でたやすく手に入るものを使ってかなり過激な物を作ることを通して、科学原理を解説するというスタイルの本。<br>  良い子は真似しちゃいけませんって、真似する悪い子が出てきたらどうするのだろう、レールガンなんてものの作り方が書いてあるけど。
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時の眼―タイム・オデッセイ (海外SFノヴェルズ)
時の眼―タイム・オデッセイ (海外SFノヴェルズ)
著者: アーサー・C. クラーク, スティーヴン バクスター
出版社: 早川書房
評価: 5.0
カテゴリ: 図書館 SF
コメント:  2037年からそう遠くない将来、どうやら全地球的な規模で核戦争が起こって生物は全滅したらしい。そこで、あのモノリスを造った種族が地球に干渉した2001年のシリーズとは別の地球の物語。<br>  球の体積を求めるときに、球の中心を頂点とする無数の錐体に分割して、その合計の極限をとるという方法がある。例の種族は、様々な時代の地球をその錐体に分割して、それを再び組み上げる事で一つの地球を作り出した。そこには、200万年前の類人猿から、アレクサンドロス大王、チンギス・ハーン、大英帝国のインド駐留部隊、アフガニスタンのPKF監視員を乗せたヘリコプター、ソユーズからの帰還途上のミールに乗ったロシア人とアメリカ人、その他無数の時代の人々、動物が混在している。さらに気候は、再構成の影響で激動している。<br>  そんなパッチワークの地球で、人類にもう一度やり直しをさせてみたらどうなるか、というのが例の種族の目的なのか。<br>  シリーズ第1弾ということなので、続編が楽しみである。
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四国はどこまで入れ換え可能か (新潮文庫)
四国はどこまで入れ換え可能か (新潮文庫)
著者: 佐藤 雅彦
出版社: 新潮社
評価: 4.4
カテゴリ: 図書館 マンガ
コメント:  賞味期限—納豆編—という一編がある。<br> 著者は不二家問題と「発掘!あるある大事典2」の捏造を予見していたのか。
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歴史・時代小説ファン必携 【絵解き】戦国武士の合戦心得 (講談社文庫)
歴史・時代小説ファン必携 【絵解き】戦国武士の合戦心得 (講談社文庫)
著者: 東郷 隆, 上田 信
出版社: 講談社
評価: 1.2
カテゴリ: 図書館
コメント:  大河ドラマなどの歴史考証されているとする番組の粗を探すにはいいのかもしれない。<br>  あとがきが嫌な気分にさせてくれたので、評価は低い。
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教科書にない実験マニュアル よくある失敗・役だつNG集 (KS化学専門書)
教科書にない実験マニュアル よくある失敗・役だつNG集 (KS化学専門書)
著者: 西脇 永敏
出版社: 講談社
評価: 4.8
カテゴリ: 図書館
コメント:  実際に指導する側にとっては笑い事ではないのだけど、試薬の入ったビュレットの栓を引き抜いてしまう学生や分液漏斗の扱いに失敗する学生、丹精こめて大きく育てた硫酸銅の結晶を信じられない理由で台無しにしてしまう学生の話など、大笑いしてしまう話がてんこもり。<br>  別に化学の分野に限った話ではなく、このような想像もつかない失敗は身近に多い。人事ではない。<br> <a href="http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~rika/kagaku/nishiwaki.html">著者のページ</a>
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ペイチェック―ディック作品集 (ハヤカワ文庫SF)
ペイチェック―ディック作品集 (ハヤカワ文庫SF)
著者: フィリップ・K. ディック
出版社: 早川書房
評価: 4.3
カテゴリ: 図書館 SF
コメント:  トワイライトゾーンの世界。表題作のペイチェックの落ちが気に食わない。
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マラケシュの贋化石〈上〉進化論の回廊をさまよう科学者たち
マラケシュの贋化石〈上〉進化論の回廊をさまよう科学者たち
著者: スティーヴン・ジェイ グールド
出版社: 早川書房
評価:
カテゴリ: 図書館
コメント:
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マラケシュの贋化石〈下〉進化論の回廊をさまよう科学者たち
マラケシュの贋化石〈下〉進化論の回廊をさまよう科学者たち
著者: スティーヴン・ジェイ グールド
出版社: 早川書房
評価:
カテゴリ: 図書館
コメント:
関連本棚: midorikiseki うち
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戦艦大和復元プロジェクト
戦艦大和復元プロジェクト
著者: 戸高 一成
出版社: 角川書店
評価: 2.5
カテゴリ: 図書館
コメント:  1/10のスケールだから実寸10mm程度のものまで再現しなければならないということ、これは本書を読むまで思いもしなかったことであり、また、詳細図が残っていないので、いろいろと資料探しに苦労したというのも予想外であった。<br>  木甲板のきれいにそろったラインに、主砲のライフルリングに、さらには展示されてしまうと見えなくなってしまう部分の配管やはしご等の細部の再現に、かつての海軍工廠としての呉の造船関係者の意地やこだわりが見え隠れする。<br>  迫りくる納期に突貫作業で対抗し、考証間違いからのやり直し作業がどれだけ大変だったか想像に難くないが、しかし、<a href="/%E3%82%82%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%93%EF%BC%92_deleted000_deleted000/4062564017">戦艦大和誕生〈上〉西島技術大佐の未公開記録 (講談社プラスアルファ文庫)</a>のような緊迫感がないのは、やはり戦争という背景があるかないかの違いなのだろう。確かに「男の船」だ。
関連本棚: eggman hopehope
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墨攻 (新潮文庫)
墨攻 (新潮文庫)
著者: 酒見 賢一
出版社: 新潮社
評価: 5.0
カテゴリ: 図書館 小説
コメント:  漫画になったのを雑誌掲載時に立ち読みする程度だったので、原作がこんなに薄い本だとは知らなかった。<br>  それにしても、少人数で大群を防ぐ、そのあたりの描写が大変面白かった。また、結末のあっけなさにも驚いた。著者の突き放し方がすごい。<br>  映画では、この作品がどのように脚色されるのか興味がある。
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論文捏造 (中公新書ラクレ)
論文捏造 (中公新書ラクレ)
著者: 村松 秀
出版社: 中央公論新社
評価: 4.4
カテゴリ: 図書館 科学一般
コメント:  「審査」の段階で捏造と見抜けなかったサイエンスとネイチャーの編集部の他人事のような態度に一番腹が立った。<br>  2006年12月27日(水)新聞報道によると、東大の教授とその助手が捏造疑惑で懲戒解雇された。大学側は捏造そのものがあったとは断定せず、大学の信用を著しく傷つけたとして今回の処分を決定した模様。<br>  自分だけは大丈夫、自分は他の人とは違う、といった意識があったのか。それじゃ飲酒運転をする馬鹿と同じだ。
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図解・鉄道の科学―安全・快適・高速・省エネ運転のしくみ (ブルーバックス)
図解・鉄道の科学―安全・快適・高速・省エネ運転のしくみ (ブルーバックス)
著者: 宮本 昌幸
出版社: 講談社
評価: 3.0
カテゴリ: 図書館
コメント: サイエンスチャンネル<br> <a href="http://sc-smn.jst.go.jp/8/bangumi.asp?i_series_code=B010602&i_renban_code=004">700系新幹線のできるまで</a><br> <a href="http://sc-smn.jst.go.jp/4/series.asp?i_series_name=%8F%83%82%B3%82%F1%82%CC%82%A8%82%E0%82%B5%82%EB%93S%93%B9%8C%A4%8B%86%8F%8A">純さんのおもしろ鉄道研究所</a><br>
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帝都東京・隠された地下網の秘密 (新潮文庫)
帝都東京・隠された地下網の秘密 (新潮文庫)
著者: 秋庭 俊
出版社: 新潮社
評価: 0.2
カテゴリ: 図書館
コメント: コメントを付けないと広告が表示されない、のテスト<br> わっ、書影の右横に出た!<br> 今度は、下に出た。コメントの内容にあまり関係なさそう。<br> で、餃子、中華 八宝菜、鱶鰭、燕の巣、と書いてみるテスト。 <br> <li>有用情報出るかと思いましたが、変な広告ばっかり出ますね... (増井)<br> <li>コメントの内容ではなく、本のタイトルに反応しているようですね。東京→家政婦、秘密→無担保ローンとか(もつくん) <li>タイトルだけHタグになってるからまずいのかもしれません。 タグ変えてみます... (増井) <li>変えてもかわんないですね... セクションターゲット指定というのを試してみます。(増井) <li>思わずクリックしたくなるような広告ってなかなか出ませんね。(もつくん)<br> <hr>  著者は、東京には国民に知らされない地下の通路が無数にあって、政府はそれを隠すたにめ地下鉄をそこに走らせたり、広大な地下駐車場を作ったりして地下空洞の解消に努めているのだということを告発したいそうです。この本の?な内容に関しては<a href="http://sorameku.air-nifty.com/blog/">そらめく日々</a>が詳しいので覗いてみてください。<br>  ガードナーの定義の3番と5番に該当してます。
関連本棚: knyacki_j ken-1 にしむら stonechild-2 ushi
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帝都東京・隠された地下網の秘密〈2〉地下の誕生から「1‐8計画」まで (新潮文庫)
帝都東京・隠された地下網の秘密〈2〉地下の誕生から「1‐8計画」まで (新潮文庫)
著者: 秋庭 俊
出版社: 新潮社
評価: 0.8
カテゴリ: 図書館
コメント:  東京の地下に極秘?のトンネルがまったくないとは思わないけれど、道路地図に線を引いてここに幾何学的模様があるから、とか言い出したら末期的な症状だと思う。
関連本棚: ken-1 ushi
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学ぶ力
学ぶ力
著者: 河合 隼雄, 佐伯 胖, 森 毅, 工藤 左千夫, 工藤 直子
出版社: 岩波書店
評価: 2.8
カテゴリ: 図書館
コメント: <li>「受験勉強が一生の役に立つことのほうが怖い、ムリ、ムダ ムラがあってええやないか」…森毅<br> <li>「三日坊主も十回やれば三十日」…工藤直子<br> <li>「三日坊主は何もしない人よりも三日も偉い」…河合隼雄<br><br>  「受験生の負担になるから世界史は履修させません」。進学実績を残したいというのが本音だろうが、最近、大人たちは児童、生徒の顔色ばかりを窺ってばかりで、「厳しくする」ということを何か悪いことでもあるかのように避けていないか。昔、詰め込み教育が批判されていた頃、教わる側がいかに手を抜き、それでいて、そこそこの結果を出すかを考えたものだが、教える側がそれを「指導」してしまっては、マラソンのコーチが選手に、しんどいやろから途中から地下鉄に乗ってもええよ、というのと同じだろう。まさに「教育」の放棄だ。<br>   ただ、本書は、学校教育における「学ぶ力」がどうのこうのという内容ではなく、生涯にわたって楽しく学ぶにはどうすればよいかという視点の本なので、受験生が読むようなものではない。<br>  結果をすぐに求めたりせずに、あっちふらふらこっちふらふら、途中で投げ出すのもよし、気長に楽しみましょう、というのが結論。 
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追いつめられた進化論―実験進化学の最前線
追いつめられた進化論―実験進化学の最前線
著者: 西原 克成
出版社: 日本教文社
評価: 0.0
カテゴリ: 図書館
コメント:  序論に「本書は、人類が一五〇年間も慣れ親しんだ『適者生存・自然淘汰・突然変異による進化』をまったくの誤解として排するものである」と書かれている。さて、著者がどのようにそれを示してくれるのかが楽しみ。<br>  「<a href="/%E3%82%B3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E5%B0%82%E7%94%A8/4061179748">生物はなぜ進化したか―現代進化論の盲点をつく (ブルーバックス 374)</a>」は、図書館の蔵書検索で引っかからなかった。(2006/11/22 16:28:03)<br> <hr>  将棋の第一手で「王手」と言ってるのに等しい内容。サメの陸揚げ実験によりそれまでえら呼吸していたものが肺呼吸をするようになったと主張するのもいい、サメは陸上では長生きできないから、アホロートルの陸揚げに成功した(単に両棲類が変態しただけだとは思わないのが不思議)とする写真を載せるのも構わない、しかしそれらは個体に生じた変化であって、その変化が遺伝することを「変形に後追いして生殖細胞に起こる突然変異で遺伝子が変化する」からという1行で片付けてはいけないだろう。<br>  イルカやクジラの鼻腔が現在の位置にあるのは、彼らが水中を進む(著者はこれを「頭進」と表現している)と「慣性」によって後方に取り残されたからだという。また、腸がねじれるのは頭進に加えて地球の自転が影響(コリオリの力のことか?)しているからだともいう。専門学的な用語をそこここにまぶしながらの珍説、奇説が展開されている。恐らく、用語の間違った解釈や使い方も多いと思われる。<br>  著者は育児本も書いていて、それに沿った育児を実践している親たちも多いらしい。「おしゃぶりを使わないで育てると、口が開きっぱなしになり、バカザメのように脳が退行して話ができなくなってしまう」(ホンマかいな)等と脅かされると、親は確かに不安になるのだろう。鼻呼吸をさせるために、乳児の口をバンソウコウか何かで開かないようにしている親がいそうでちょっと怖い。この著者の話はほどほどに聴くのがよろしいということ。
関連本棚: 増井 擬似科学に騙されやすい人
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いきなり上手くなる!プロのデジカメ写真術
いきなり上手くなる!プロのデジカメ写真術
著者: 齋藤 清貴
出版社: 草思社
評価:
カテゴリ: 図書館
コメント:
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ニュートンズ・ウェイク (ハヤカワ文庫SF)
ニュートンズ・ウェイク (ハヤカワ文庫SF)
著者: ケン マクラウド
出版社: 早川書房
評価: 3.0
カテゴリ: 図書館 SF
コメント:  うーん、マッチポンプな女の話。スペースオペラというにはスケールが小さい。
関連本棚: Gandalf minek km シャッチ
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レプリカ―真似るは学ぶ (INAX BOOKLET)
レプリカ―真似るは学ぶ (INAX BOOKLET)
著者: 三浦篤, 小島道裕, 木下直之, 中島誠之助
出版社: INAX出版
評価: 4.8
カテゴリ: 図書館 アート
コメント:  INAXギャラリーの巡回展のブックレット(のようなもの)。<br>  土器など比較的壊れにくいものは錫箔を貼った上で型取りして樹脂を流し込んで複製し、彩色して仕上げるのだそうだ。見た目は同じでも持つとその軽さに驚くという。<br>  実験的に当時の青銅に含まれる金属の割合を再現した青銅鏡では、複製であることがわかるように、当時にはなかった金属片を埋め込むという仕掛けがされている。<br>  鳥獣戯画のような墨絵はコロタイプ印刷という感光性のゼラチンをネガに用いる方法で複製されている。<br> <br>  複製を元に研究したりすることもあるので、へらの跡とか木簡の木目(彩色で表現する)とか、それは驚くばかり忠実に再現しなければいけないという。残念ながら巡回展は終了してしまった。うーん、行ってみたかった。
関連本棚: stonechild
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宇宙エレベーター
宇宙エレベーター
著者: アニリール・セルカン
出版社: 大和書房
評価: 0.1
カテゴリ: 図書館
コメント:  古事記より古い竹内文書ってところで、ありゃりゃ?
関連本棚: 増井 alcus かえさんの未来 ありす(未読本) takoyakim
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ポールスローンの腕を送る男―水平思考推理ゲーム (ウミガメのスープ (2))
ポールスローンの腕を送る男―水平思考推理ゲーム (ウミガメのスープ (2))
著者: ポール・スローン, デス・マクヘール
出版社: エクスナレッジ
評価: 1.9
カテゴリ: 図書館
コメント: <li>うーん、やっぱり腹が立ってくる。 <li>うーん、やっぱりそうなんですか (<a href="/%E5%A2%97%E4%BA%95">増井</a>) <br> <br> [かなり効果的な質問]<br> <li>その人は遭難しましたか?(2006/5/13 08:38:00)<br> <hr> 3冊目が出ている。たぶん、もう読まない。<br>  ポール・スローンの札束を焼く強盗—水平思考推理ゲーム ウミガメのスープ(3)<br>  この銀行強盗も遭難したんだと思う。「遭難したんですか?」「そうなんです。」(マカロニほうれん荘にこんなギャグがあったのを思い出した。)
関連本棚: えすあいぶい imasa
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この数学書がおもしろい
この数学書がおもしろい
著者:
出版社: 数学書房
評価: 4.2
カテゴリ: 図書館
コメント: 数学書房編集部が、41人の執筆者(数学者に限らず)に<br> <b> <li>この数学書が面白い<br> <li>こんな数学書を読んで欲しい<br> <li>こんな数学書が欲しい<br> </b> というようなことを書いてもらった本。<br>  この世に存在しない本が紹介されているし、数学とぜんぜん関係なさそうな本も取り上げられている。<br>  巻末に書籍一覧とかあったら便利なのに。誰がどんな本を紹介したのか、一通り読まないとわからないというのは、すごく不親切だと思う。<br>  それから、執筆者に一人の女性もいないのは、どういうことだ。小川洋子だっているぞ。(2006/6/1 11:28:40)<br><br>  ああっ!<a href="/%E3%82%82%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%93%EF%BC%92_deleted000_deleted000/4102159711">フェルマーの最終定理 (新潮文庫)</a>の後書きを読んでいて、青木薫氏が女性だということに、たった今気が付いた。6/1のコメントの最後の一文は削除。何とも恥さらしなことを書いてしまったのだろう。青木さん、ゴメンナサイ。(2006/10/22 11:07:18)<br> <hr> <b>タイトルと執筆者</b><br> <li>数学の魅力を伝える二冊+α・・・青木薫 <li>海に沈んだ数学書・・・秋葉忠利 <li>実現象の数学・・・合原一幸 <li>微積分を学んだあとに・・・新井仁之 <li>可微分写像の特異点論・・・泉屋周一 <li>複素函数論への招待・・・上野健爾 <li>300錠の知的サプリ・・・牛瀧文宏 <li>数学書の自由な愉しみ・・・梅田亨 <li>概念のための数学・方法としての数学・・・浦井憲 <li>理論物理の勉強と数学・・・江口徹 <li>小学生から大学生のために・・・江沢洋 <li>マックの魅力・・・落合啓之 <li>具体例へのこだわり・・・筧三郎 <li>5冊の数学書・・・桂利行 <li>老大家の肉声の講座を聴くかのような・・・加藤文元 <li>数学書を1冊だけ?・・・蟹江幸博 <li>整数論に関係した3冊・・・金子昌信 <li>本との出会い・・・河添健 <li>実用を通して学ぶ数学・・・杉原厚吉 <li>数学者の目,小説家の目・・・砂田利一 <li>数学とはなにかに正面から答える・・・瀬山士郎 <li>専門書・教科書・評伝を読む・・・高崎金久 <li>古典研究の願い・・・高瀬正仁 <li>10代,20代,そして40代・・・高橋陽一郎 <li>創造の現場への誘ひ・・・田口雄一郎 <li>スーパースターへの憧れ・・・徳永浩雄 <li>少し背伸びをしてみよう・・・中村孔一 <li>数学の本当の面白さを知るために・・・浪川幸彦 <li>数学の基礎体力をつける本・・・土基善文 <li>有機体としての数学世界・・・難波誠 <li>学生時代の書棚から・・・西山亨 <li>私がお勧めしたい,数学関連の本・・・野崎昭弘 <li>草創期の躍動・・・林晋 <li>華麗に,そして泥くさく・・・原岡喜重 <li>白墨の粉は語る・・・原田耕一郎 <li>数学者の自伝と回想・・・松本幸夫 <li>春の日差しのような本・・・村上斉 <li>読み始めたら最後,…・・・守田康夫 <li>イマドキの物理数学のイチオシ本・・・山本義隆 <li>リベラル・アーツとしての数学・・・吉永良正 <li>求む!感銘を受けた講義を再現する数学書・・・保江邦夫<br>  以上
関連本棚: gch 京大生協: 新入生に薦める50冊の本
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πの歴史 (ちくま学芸文庫)
πの歴史 (ちくま学芸文庫)
著者: ペートル ベックマン
出版社: 筑摩書房
評価: 3.8
カテゴリ: 図書館
コメント:  同じ超越数でもeはπほど人気がない。というか、eの値を小数点以下何億桁まで計算しましたという話を聞いたことがない。<br>  冒頭に著者自身が書いているように、随所に著者の政治的イデオロギーが顔を出している(旧ソ連が大嫌い)。それはともかく、πの級数展開が、収束の速さを求める数学者たちによっていろいろな形で表されていて、その数式を収めてあるという点で本書は評価できる。
関連本棚: Breathe miyano qw forest
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埴輪づくりの実験考古学
埴輪づくりの実験考古学
著者:
出版社: 学生社
評価: 2.3
カテゴリ: 図書館 考古学
コメント:  表紙の印刷が、昭和40年代のレベルでいかにも学生社って感じ。(もうちょっと何とかならなかったのかい)<br>  踊る埴輪(←最近の研究ではあれは馬を引いている姿を模したものらしい)とか、武人なんかの歴史の教科書に載っているような埴輪の実験製作かと思って借りたら、ものの見事にはずされた。<br>  前方後円墳などで多量に出土する円筒埴輪を実際に製作してみることで、量産性とか規格の統一とか、へらの使い方や指の跡の特徴から当時の工人の特定ができるのではないかとか、いろいろと探ってみました、という内容。<br>  土をこねくり回した学生さん、お疲れ様でした。 
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新・世界の七不思議 (創元推理文庫)
新・世界の七不思議 (創元推理文庫)
著者: 鯨 統一郎
出版社: 東京創元社
評価: 1.4
カテゴリ: 図書館
コメント:  おおつ!そんな解釈もありか、と驚くようなものでもなかった。この本が出版されたって事の方が、不思議。
関連本棚: tkmr 増井 ken-1 JIN matznaga
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リングワールドの子供たち―ノウンスペース・シリーズ (海外SFノヴェルズ)
リングワールドの子供たち―ノウンスペース・シリーズ (海外SFノヴェルズ)
著者: ラリイ ニーヴン
出版社: 早川書房
評価: 4.4
カテゴリ: 図書館 SF
コメント:  いやもう、わくわく、どきどき、はらはらの連続。ニーヴンの筆が描き出す異星世界のイメージ、ときとしてこっちの想像力を超越してしまっている。傑作としかいいようがない。
関連本棚: シャッチ EJ
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暮らしの中のやさしい科学
暮らしの中のやさしい科学
著者: 中野 不二男
出版社: 角川学芸出版
評価: 4.2
カテゴリ: 図書館 科学一般
コメント:  ごく軽い内容のエッセイ集。特に目からうろこが落ちるようなことが書いてあるわけではない。中野家では実験観察が日常茶飯事なのがうらやましい。
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リアル鬼ごっこ
リアル鬼ごっこ
著者: 山田 悠介
出版社: 文芸社
評価: 0
カテゴリ: 図書館 小説
コメント:  表紙とタイトルが税込み¥1050で、買うと300頁ほどの文章がおまけで付いています。恐ろしいことに20万ないし25万人の人が表紙とタイトル欲しさにお金まで出して書店で購入したという装丁マニア向けの本。<br>  付録の文章が変だとか構成がおかしい等と不満の声も漏れ聞こえてくるが、大半の装丁マニアは満足している模様。確かに付録の文章がもう少しまともであれば、この本も普通に「駄作」の部類に加えられたであろう。<br>  舞台は西暦3000年の日本風のどこかの王国。科学技術がものすごく進歩したこの国では、新幹線が横浜〜大阪間を1時間で結び、町にはタクシー、電車などの公共機関が発達している。携帯電話も姿を消し、替わりにテレビやサイレンなどが主な情報伝達の手段となっている。<br>  建国以来3000年、第150代の王様(暗愚であったため周囲からは「馬鹿王」と呼ばれている)の姓は佐藤。この「馬鹿王」、佐藤姓を名乗るのは王族だけで十分と、全国500万人の佐藤姓の人々を抹殺することを思いつく。その手段として考え出したのは、兵士100万を鬼(一人10人の佐藤抹殺がノルマ)とした全国規模の鬼ごっこ!ノルマを達成できない兵士には厳罰が下される。<br>  逃げる佐藤に追う兵士。どちらも死にたくないので必死で鬼ごっこを続ける。無事1週間の鬼ごっこを逃げ切ったものには褒美が与えられるというのだが・・・。<br> <br>  本書の正しい利用法は、Amazonのカスタマーレビューの手引きとすることである。本書を読まないでレビューを見ると面白さが半減するので注意が必要。2005/7/21 09:02:23 <br> <hr>  ついに映画化が決定されて、映画になることが決まったのだ。この作品で、映画を見る観客がどれだけ動員できて、何人の観客を呼ぶことができるのか、今から興味津々で興味が尽きない。
関連本棚: あき 暇人 89 sanpei AMBIGUOUS_L ひろし カイ 2002年9月〜2003年・しんじ LENNKA みみすけ
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黒澤明vs.ハリウッド―『トラ・トラ・トラ!』その謎のすべて
黒澤明vs.ハリウッド―『トラ・トラ・トラ!』その謎のすべて
著者: 田草川 弘
出版社: 文藝春秋
評価: 4.1
カテゴリ: 図書館 映画
コメント:  黒澤天皇とまで呼ばれた監督が、映画「トラ・トラ・トラ」の日本側シークエンスの監督を解任された事件の真相を追ったノンフィクション。<br>  京都、太秦撮影所での数々の奇行、うへっ、あの監督が、まじっ?というような感じで読んだ。結局、監督の「この映画の総監督は自分であるべきだ」という想いが、製作会社の「複数の監督の一人に過ぎない」という扱いに(それでもかなり米側は気を使っていたと思うが)耐えられなくなったというところか。<br>  で、黒澤版の「トラ」が見たいかというと、私はあまり見たいとは思わない。
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量子コンピュータへの誘(いざな)い きまぐれな量子でなぜ計算できるのか
量子コンピュータへの誘(いざな)い きまぐれな量子でなぜ計算できるのか
著者: 石井 茂
出版社: 日経BP社
評価: 5.0
カテゴリ: 図書館 コンピュータ 物理学
コメント:  今月は面白い本に当たりまくりで嬉しくなってしまう。<br>  前半に量子力学の歴史とか本質等が、大変わかりやすくまとめてあって、類書を何冊か読んでも理解が十分だったとはいえない部分を補ってくれた。<br>  
関連本棚: emoyan fujihara 増井 probe mie Psychs 6期生 むらけん stonechild i@i ogijun
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続 直観でわかる数学
続 直観でわかる数学
著者: 畑村 洋太郎
出版社: 岩波書店
評価: 0
カテゴリ: 図書館
コメント: <li>1+1=2というのは1+1と2が「等しい」ということではないのだそうだ。「=」の意味は、1と1を加えると2になるという「動作」と「結果」を結びつけるものなのだそうである(知らなかった)。 <li>りんご3個とみかん3個を加えると6個になるらしい(種類の違うものでも足せるのか)。 <li>0で割るという計算ができる。大学の先生は平気な顔をして0で割っている。(割る数を限りなく0に近づけることと、0で割ることは違うことだと思っていた。) <li>3+7×9の計算で、3+7から計算したくなるのは不思議でもなんでもないと書きつつ、なぜ乗法から計算するのかということについては、「暗黙知」(約束事のようなもの)だからと片付けるのか。(←「このようにすれば解ける」という指導に納得がいかないと噛み付いていたのは畑村センセではなかったのか)<br><br>  この本を読んで、何かがわかったとして、その何かってのは間違っていると思う。
関連本棚: takanoo 힢삥캴짗 siba sanpei 寺脇 犬 m-use
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京都、オトナの修学旅行
京都、オトナの修学旅行
著者: 赤瀬川 原平, 山下 裕二
出版社: 淡交社
評価: 3.9
カテゴリ: 図書館
コメント: オトナまして原平さんたちの修学旅行ともなると、さすがに目の付け所が違う。<br>  金閣(←金閣「寺」ではない)や、御所、桂離宮、清水寺など京都観光の定番ともいえる名所旧跡を別の角度(というより文字通り裏)から紹介してくれる。<br>  本書片手にもう一度京都巡りをしてみたくなるが、通常見学できないような場所(金閣の3層目とか)、時間(懐中電灯片手に二条城の襖絵を見るとか)だったりするので、「その筋の権威・威光」のない一般人は悔しい思いをする。<br>  惜しいのは、住職その他管理する立場にある人たちから、いろいろと面白そうな話を聞いているようなのに、それにはほとんど触れられていないこと。そのあたりのことも読みたかった。 
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カラー版 絵の教室 (中公新書)
カラー版 絵の教室 (中公新書)
著者: 安野 光雅
出版社: 中央公論新社
評価: 4.4
カテゴリ: 図書館 アート
コメント: 「だれもが受けたい理想の授業」という帯は、この本の内容を正しく表していない。(もう少しまともな帯をつけなさい。)<br>  想像で描くのだから何でもありというわけではなく、かといって、デューラーの遠近法やスーパーリアリズムのように写実的なものが絵として楽しいわけでもない。描き手は「自然(風景や現象)」を普段からよく意識し、それを咀嚼し、解体、再構成したのち、キャンバス上に表現することが何より重要なことだと説く。<br>  たとえ、CGが全盛となっても、石膏デッサンは疎かにしてはいけないということ。 
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図解 量子力学が見る見るわかる―摩訶不思議な世界を読み解く76項
図解 量子力学が見る見るわかる―摩訶不思議な世界を読み解く76項
著者: 橋元 淳一郎
出版社: サンマーク出版
評価: 2.5
カテゴリ: 図書館 物理学
コメント:  分かりやすいというか、ちょっと噛み砕きすぎだと思ったら、物理の受験参考書で有名な「橋本流」の橋本先生の本だったのか。
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太陽の簒奪者 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
太陽の簒奪者 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
著者: 野尻 抱介
出版社: 早川書房
評価: 1.5
カテゴリ: 図書館 SF
コメント:  主人公の周りでだけ物語が進んでいるので、せっかくのファーストコンタクト物なのに、スケールが妙に矮小化されていて、つまらない。<br>  物理法則から逸脱しないように、物語の背景を構成するだけではSFとは言えない。
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磁力と重力の発見〈1〉古代・中世
磁力と重力の発見〈1〉古代・中世
著者: 山本 義隆
出版社: みすず書房
評価: 5
カテゴリ: 図書館 物理学
コメント:  「序」が秀逸。時間がないという人はこの「序」を読むだけで、離れていても働く力…遠隔力…と人(科学者や哲学者)がどのように向かい合ってきたか、その歴史と認識の変化を知ることができる。<br>  膨大な文献を背景に洞察をめぐらし、著者の主張を裏付けたものがこの大著である。
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磁力と重力の発見〈2〉ルネサンス
磁力と重力の発見〈2〉ルネサンス
著者: 山本 義隆
出版社: みすず書房
評価: 5
カテゴリ: 図書館 物理学
コメント:
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磁力と重力の発見〈3〉近代の始まり
磁力と重力の発見〈3〉近代の始まり
著者: 山本 義隆
出版社: みすず書房
評価: 5
カテゴリ: 図書館 物理学
コメント:
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皇帝の新しい心―コンピュータ・心・物理法則
皇帝の新しい心―コンピュータ・心・物理法則
著者: ロジャー ペンローズ
出版社: みすず書房
評価:
カテゴリ: 図書館 コンピュータ 物理学
コメント:  1/3も読めていないのに時間切れで返却。これは、購入するしかないか。
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ポール・スローンのウミガメのスープ
ポール・スローンのウミガメのスープ
著者: ポール・スローン, デス マクヘール
出版社: エクスナレッジ
評価: 2.0
カテゴリ: 図書館
コメント:  誰かが死ぬということより、誰かを食べるとかいう発想を強要されることにちょっと抵抗がある。<br>  「ここはとあるレストラン」系の問題には腹が立って、本を投げ出したくなるけれど(公共のものは丁寧に扱いましょう)、Q79「地下室の扉」はちょっとしたSFでよかった。<br>  水平思考と頓知は紙一重、水平思考と屁理屈も紙一重。よっぽど暇なときに読むといい。注意することは、この中の問題を友人に出してみるときには、問題を選ばないと友人を無くしかねないということ。
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コンピュータ開発史―歴史の誤りをただす「最初の計算機」をたずねる旅
コンピュータ開発史―歴史の誤りをただす「最初の計算機」をたずねる旅
著者: 大駒 誠一
出版社: 共立出版
評価: 5.0
カテゴリ: 図書館 コンピュータ
コメント:  (1) 最初の電子計算機はENIACである。<br>  (2) プログラム記憶方式はフォン・ノイマンのオリジナルアイデアである。<br>  (3) 最初のプログラム記憶方式コンピュータはEDSACである。<br> 以上はすべて誤りなのだそうです。<br>  ネピアの骨牌(復元模型)からEDVAC(オリジナル)まで、有名どころの計算機の写真が豊富に掲載されています。バベッジの第2階差機関なんか作動しているところを見てみたくなります。<br>  P.86で、ポーランドがドイツのエニグマを解読するために作成した暗号解読機械をボンブ(bomb,爆弾)と紹介していますが、いくらなんでも「ボンブ」はひどすぎると思い、ググってみたところ<a href="http://www1.accsnet.ne.jp/~thoshino/books.html">こちらのページ</a>で、bombではなく、bombeであり日本語では「ボンブ」または「ボンベ」と表記することを知りました。<br>  P.104にはbugの語源となった、mothのカラー写真もあります。<br>  とにかく、面白いです。でも、7000+税は個人が手を出すには高いです。
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図解ダ・ヴィンチの暗号
図解ダ・ヴィンチの暗号
著者:
出版社: 宝島社
評価: 1.1
カテゴリ: 図書館
コメント:  柳の下を狙った便乗本の一つ。まっ、こんなもんでしょう。
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ねがいは「普通」
ねがいは「普通」
著者: 佐藤 忠良, 安野 光雅
出版社: 文化出版局
評価: 4.8
カテゴリ: 図書館
コメント:  彫刻家(職人と自称)であるとともに、誰でも一度は読んだことのある絵本「おおきなかぶ」の絵を描いた佐藤忠良と画家安野光雅の対談を書き起こしたもの。<br>  場所は、佐藤が抑留されていたバイカル湖(当時、ここからパリまで歩いていける!と真剣に考えていたそうだ)、忠良記念館(宮城県美術館)のある仙台、光雅美術館のある津和野、佐藤のアトリエのある永福町の4ヵ所。<br><br>  佐藤の言葉<br>  「いい彫刻というのは生命の躍動感というのが、下から上がってくるのが見える」<br>  「『芸術はバクハツだ』なんて言うけれど、バクハツしたら粉々になっちゃうんです。本物は違う。内にしっかり内蔵して、能の表現のように耐えて、それでも外へにじみ出ていく」<br><br>  二人が製作にかかわった美術の教科書を使った中学生や高校生はすごく恵まれていると思う。<br>  
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ゾウを消せ----天才マジシャンたちの黄金時代
ゾウを消せ----天才マジシャンたちの黄金時代
著者: ジム・ステインメイヤー
出版社: 河出書房新社
評価: 5.0
カテゴリ: 図書館 奇術
コメント:  文句無しに面白い。大掛かりな舞台装置を必要とするマジック発達の歴史が、人気マジシャン達の協調と裏切り、栄光と没落、光と影の世界と共に描き出されている。<br>  消失系のマジックは装置の種明かし的図解も添えられていて、トリック(といっても、今ではほとんど常識となったものだけれど)の理解がしやすく、また様様なマジシャンの工夫が見てとれて楽しい。<br>  うちさんのコメントにある「ミッシングリングとしてのロバ消し」は、かのフーディーニ(脱出技の方が有名で「ゾウを消した」マジックは当時あまり話題にならなかった)の失われたトリックの考証と再現(ゾウの代りにロバを用いた)のこと。このトリックの考察が、下手なミステリの謎解きより快感を与えてくれる。
関連本棚: うち
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E=mc2 世界一有名な方程式の「伝記」
E=mc2 世界一有名な方程式の「伝記」
著者: ディヴィッド・ボダニス
出版社: 早川書房
評価: 3.6
カテゴリ: 図書館 物理学
コメント:  暗記するだけなら小学生でもできてしまう単純な公式。しかし、太陽が輝き地球に生命が生まれたのも、ヒトの頭上に2度のきのこ雲が生えたのも、潤沢に電気が使えるのも、GPSで現在地がわかるのも、全部この公式通りのことが起っているから。<br>  ドイツの原爆製造を遅らせるために、ノルウェーの重水工場を爆破する特殊工作部隊の活躍など、E=mc^2を巡るちょっとした脱線もあり、この本を面白くしている。
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神狩り 2 リッパー
神狩り 2 リッパー
著者: 山田 正紀
出版社: 徳間書店
評価: 1.9
カテゴリ: 図書館 SF
コメント:  30年前の前作神狩りを読んだ人にはちょっと不評のよう。<br>  序盤の点が中盤で線になり、終盤に線が面になってクライマックスを迎えて高まった期待がガラガラガラっと崩れ去ってしまった。盛り上げるだけ盛り上げておいて、何なのだこの結末は。<br>  浮遊する巨大天使という設定にワクワクしてしまっただけにとても悲しい。本屋で前作を見かけたけれど、もう手を出す気がしなかった。(2006/1/4 13:35:54)
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宇宙舟歌 (未来の文学)
宇宙舟歌 (未来の文学)
著者: R.A. ラファティ
出版社: 国書刊行会
評価: 3.8
カテゴリ: 図書館 SF
コメント: 大ホラふきのラファティによる宇宙版オデッセイ。<どーん!>ボタン(ギャラクシークエストのオメガ13のようなもの)を使ってギャンブルにいかさま勝ちをし、「宇宙」をしこたま儲けて、それを「トイレットペーパー」欲しさにボーイ相手にあっさり巻き上げられてしまうところなんか大笑い。(2006/1/4 13:22:55)<br>
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戦闘機屋人生―元空将が語る零戦からFSXまで90年
戦闘機屋人生―元空将が語る零戦からFSXまで90年
著者: 前間 孝則
出版社: 講談社
評価: 4.0
カテゴリ: 図書館
コメント:  パイロットではなくて、開発に従事した人の半生。<br>  航空自衛隊の次期主力戦闘機FSXは、アメリカのF16戦闘機を原型機体として、これに改造(カナード翼をつけたり、主翼を強化炭素プラスチックにしたり、兵装を変更したり)を加えるため開発に巨額を投じたものの、見事に失敗に終った。どうやらアメリカはF16がこれ以上の改造に耐えられない機体(完成され尽くしていて強度・推力に余裕がほとんどなかったという)であることを承知(失敗に終ることを見越して)の上で、日本に強引に押し付けたものらしい。その狙いは、日本の防衛(軍事)産業をアメリカのコントロール下に置き、自衛隊をアメリカの戦略に組み入れることにある。<br>  元空将も前間も、日本独自の開発技術がアメリカの圧力で育たない状況は危険であると述べている。<br>  自衛隊をアメリカの捨て駒に使われてしまっていいのか。
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素数の音楽 (新潮クレスト・ブックス)
素数の音楽 (新潮クレスト・ブックス)
著者: マーカス・デュ・ソートイ
出版社: 新潮社
評価: 5.0
カテゴリ: 図書館
コメント:  約数が1と自分自身の2つだけである自然数、小学生でも理解できる素数の定義である。この一見単純な「素数」を巡る楽しく不思議な話がてんこもり。十分満足できる。<br>  素数を含まない連続するN個の自然数列が存在するという証明は感動。Nはいくらでも大きくすることができるのに素数は無数に存在する、ああ、もう気が遠くなるばかり。
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なっとくする集合・位相 (なっとくシリーズ)
なっとくする集合・位相 (なっとくシリーズ)
著者: 瀬山 士郎
出版社: 講談社
評価: 3.6
カテゴリ: 図書館 なっとく
コメント:  「繋がっているものは繋がっているのっ!」じゃ許してくれないのが数学なのだ。「繋がっているとは?」と聞き返してくる。「んなもん、でぇーと点々がこれでもかちゅうほどびっしり並んでてだな…」と答えようものなら「点と点の間は?」とくる。で、最初の会話に戻る。<br>  「繋がっているとは」を突き詰めるのが「位相」なのだと理解したけど、合っているのか。理解じゃなくて誤解なのか。
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ニューオリンズの白デブ吸血鬼
ニューオリンズの白デブ吸血鬼
著者: アンドルー・ジェイ フォックス
出版社: アンドリュース・プレス
評価: 3.0
カテゴリ: 図書館 小説
コメント: &lt;主人公>ジュールズ・デュション<br> &lt;人種>白人<br> &lt;Sex>男性<br> &lt;別のSex>理性より本能優先<br> &lt;種族>Vampire<br> &lt;属性)デブ、それもかなりなデブ<br> &lt;職業>個人タクシードライバー<br> &lt;活動地域>ニューオリンズ周辺<br> &lt;相棒>女装趣味のドゥードゥルバグ(通称D.B.)<br> &lt;敵>黒人VampireのマルスX<br> &lt;意味不明>ヴェロニカ、戦略ヘリウム保管局のエージェント。オッパイから木の杭を射出する能力を有する。<br> <hr>  まぬけで最後の最後までいらつかせるデュションへ<br>  お前を助けた狼犬は、間違いなくお前が孕ませた雌犬の仔、つまりお前の子供ってことさ。家族ができてよかったよな。
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知ってるようで知らないものの順序
知ってるようで知らないものの順序
著者: ことば探偵団
出版社: 幻冬舎コミックス
評価: 2.5
カテゴリ: 図書館 実用
コメント: 第1章 正しい順序知っていますか<br> <li>天使の階級<br> 第2章 常識として知っておきましょう<br> <li>五月人形の飾り方<br> 第3章 社会生活をつつがなく<br> <li>焼き魚を食べる順序<br> 第4章 暮らしに役立つものの順序<br> <li>離婚までの順序<br> 第5章 順序いろいろ<br> <li>蛇口のパッキンなどが重なっている順序<br> 第6章 役立ちそうもないけれど<br> <li>花魁と仲良くなる順序<br> <br>離婚で最高裁判所までいった例ってあるのかいな。<br>(2006/1/4 11:32:35)
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知ってるようで知らないものの呼びかた
知ってるようで知らないものの呼びかた
著者: ことば探偵団
出版社: 幻冬舎コミックス
評価: 2.5
カテゴリ: 図書館 実用
コメント:  コンパスのことを「ぶんまわし」と言い、漢字だと「規」(←変換できる!)と書くとは知らなかった。<br>  さて、ここで問題。<br>  赤茄子(あかなす)、小金瓜(こがねうり)、珊瑚樹茄子(さんごじゅなす)、蕃茄(ばんか)、唐柿(とうがき)、これらはすべて、ある野菜のことである。さてその野菜とは?<br>(2006/1/4 11:16:16)
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砂漠でみつけた一冊の絵本
砂漠でみつけた一冊の絵本
著者: 柳田 邦男
出版社: 岩波書店
評価: 2.0
カテゴリ: 図書館 絵本
コメント:  航空機連続墜落事故を扱った「マッハの恐怖」、大韓航空機撃墜事件で大韓機のコース逸脱の原因に大胆に迫った「撃墜」など、柳田邦男は社会派ノンフィクション作家のイメージが強いので、書架でこの本を見たときは(゜O゜)となった。読み終えたら、コメントを書きます。<br>  読み終えました。タイトルの「砂漠」というのは、絵本とはずいぶん無縁となってしまった大人が、愛するものを失ったりして目の前真っ黒、右も左もどうしていいか分からない、という状況を表しています。<br>  本書の最初の方は、「こんな悲惨な状況の私が、こんな絵本で救われた」という内容になっています。その後、何冊かの絵本を取り上げた後、「おとなこそ絵本を座右に」ということで、著者がテーマ別に絵本を数冊ずつ紹介します。いわく、 <li>「生と死」、そして愛と悲しみと…100万回生きたねこ <li>人生にどう答を出すか…かもめに飛ぶことを教えた猫 <li>心のもち方、心の向け方…わかってほしい 等など、です。<br>  著者自身、絵本をこのようなテーマ別に分類するのは無理がある、と書いていますが、実際その通りです。ある日、何かをきっかけとして人生に転機が訪れるということはあり得ることです。その何かがたまたま「絵本」だったということも不思議ではないでしょう。が、本書では、「疲れた人生、この絵本で癒せます」的な流れなので、どうしても一歩引いてしまいます。<br>  加えて、<br> ○○県主婦 ○○歳<br>  私が○○で○○だったとき、絵本の○○に出合って、とても○○になりました。 という、読者からの「返事」というのを何通か書き並べてあるのを読まされると「ぼくわすーぱーえきせんとりっくとるまりんぺんだんとおつうはんでかって、がーるふれんどができました」と、同じレベルではないかと、さらに三歩下がってしまうのでした。<br>  結局、著者の思い入れが強すぎて、その主張には?と思ってしまう本でした。  <br>本書中程に、絵本の書影のカラーページがあるのと、表紙にノルシュテインのはりねずみがいるので+2点。(旧本棚登録20050501)(2005/12/31 13:49:27)
関連本棚: 中学生はこれを読め! Geneve 0014 SKZ nobuo_o
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ビヨンド
ビヨンド
著者: マイケル・ベンソン
出版社: 新潮社
評価: 5
カテゴリ: 図書館 写真集
コメント:  今までに撮影された、太陽系の惑星やその衛星の写真集。ヒトの手による写真は1枚だけで、残りは無人探査機や無人観測車の送ってきたデータを処理したもの。<br>  とにかく写真が大きいので、すごい迫力があって鳥肌が立つ。故ヨハネパウロII世が、木星の大赤斑と衛星エウロパが見開きで紹介されているページを見て「ワォ!」って叫んだというくらいなんだから。(旧本棚登録20050822)(2005/12/30 17:07:25)
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しろいやみのはてで (あらしのよるにシリーズ)
しろいやみのはてで (あらしのよるにシリーズ)
著者: きむら ゆういち, あべ 弘士
出版社: 講談社
評価: 2.5
カテゴリ: 図書館 絵本
コメント:  友情は語る必要がないと思っている私には、メイもガブも語り過ぎで気持ちが悪かった。(2005/12/21 13:40:43)  
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最後の国産旅客機YS‐11の悲劇 (講談社プラスアルファ新書)
最後の国産旅客機YS‐11の悲劇 (講談社プラスアルファ新書)
著者: 前間 孝則
出版社: 講談社
評価: 5
カテゴリ: 図書館
コメント:  衝突防止装置の取り付けに莫大な費用がかかるので、2006年には引退を余儀なくされてしまうのだそうだ。それさえなければまだまだ現役で飛ぶことのできるのだが。定時出発率が99%とは驚き(それだけ故障が少ない)であり、その技術が現在に継承されていないのは全くもって残念と言わざるを得ない。<br>  STOL機の「飛鳥」のときもそうだが、日本の国家プロジェクトはどうも及び腰で、長期的な視野に立ってない。(2005/12/21 12:47:43)
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大和と武蔵 その歴史的意味を問い直す
大和と武蔵 その歴史的意味を問い直す
著者: 吉田 俊雄
出版社: PHP研究所
評価: 2
カテゴリ: 図書館 戦記
コメント:  「歴史的意味を問い直す」という視点では書かれていなかった。<br>  当時の日本軍が戦略を持たず戦術、戦技だけを追求し、人も技術も活かしきれていなかったというのはあらためて問い直すことの程のことでもないと思う。(2005/12/21 12:40:07)
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銀河がこのようにあるために
銀河がこのようにあるために
著者: 清水 義範
出版社: 早川書房
評価: 3.5
カテゴリ: 図書館 SF
コメント:  まじめなSF小説だった。ドーキンスの「利己的遺伝子」ならぬ「おののく遺伝子」の恐ろしい戦略。「おののく遺伝子」は自己増殖のために生物にどのような動機付けをしたのか。<br>  読後、私が今見ているもの、触れているもの、聞こえている音、すべて「現実」なのかと、ちょっと怖くなった。<br>  ホーガンの「造物主の掟」を想起させる部分もある。機械的な生命は「おののく遺伝子」には必要ないのね。(2005/12/7 11:17:52)
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潜水の世界―人はどこまで潜れるか
潜水の世界―人はどこまで潜れるか
著者: 池田 知純
出版社: 大修館書店
評価: 4
カテゴリ: 図書館
コメント:  潜るってこんなに大変なのか。<br> 潜水法あれこれ<br> <li>素潜り(水圧で肺の容積が握りこぶしの大きさぐらいになる!)<br> <li>ベル潜水(減圧停止や休憩のため使用する、空気の入った釣鐘状装置。ケーソンもこの一種)<br> <li>送気式潜水(ヘルメットをかぶり船上から空気を供給)<br> <li>スクーバ潜水(ボンベを背負って潜る。潜る深度に合わせて酸素、窒素、ヘリウムなどの混合比を変える。)<br> <li>飽和潜水(船上の耐圧容器の中でダイバーを加圧して血液中の窒素を飽和させる。耐圧容器ごと目的深度まで下ろして、外に出て作業。作業後は何日もかけて大気圧まで減圧する。)<br> <li>バウンス潜水(飽和潜水の一種。大気圧のまま目的深度まで容器を下ろして、作業前に加圧する。減圧時間が短くなる利点がある。)<br> <li>大気圧潜水(「宇宙の戦士」のパワードスーツのようなものを着用して潜る。減圧の必要がない代わりに細かい指先の作業に不向き。)</li>
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病院なんか嫌いだ ―「良医」にめぐりあうための10箇条 (集英社新書)
病院なんか嫌いだ ―「良医」にめぐりあうための10箇条 (集英社新書)
著者: 鎌田 實
出版社: 集英社
評価: 3
カテゴリ: 図書館
コメント:  良いかかりつけ医師の条件<br> 1.話を良く聞いてくれる。<br> 2.わかりやすい言葉でわかりやすく説明してくれる。<br> 3.薬や検査よりも、生活指導を重視する。<br> 4.必要なときは専門医を紹介してくれる。<br> 等など<br><br>  永六輔による良い患者の条件<br>  生きているのに、ご臨終ですといわれたら、死んだふりをしてあげる
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日本映画音楽の巨星たち〈1〉早坂文雄・佐藤勝・武満徹・古関裕而
日本映画音楽の巨星たち〈1〉早坂文雄・佐藤勝・武満徹・古関裕而
著者: 小林 淳
出版社: ワイズ出版
評価: 5
カテゴリ: 図書館 映画
コメント:  古関祐而がモスラの映画音楽をやっていたとは知らなかった。ザ・ピーナッツ演じる小美人の歌う有名な「モスラの歌」、インドネシアの地方語だということも知らなかった。<br> <hr>  取り上げられている映画音楽 <li>早坂文雄…七人の侍 <li>佐藤勝…用心棒 <li>武満徹…怪談 <li>古関裕而…モスラ<br> <hr>  七人の侍で勘兵衛(志村喬)が白飯の盛られた茶碗を手にして「この飯、疎かには食わぬぞ」という場面は思い出すだけでも涙腺が刺激されてしまう。勘兵衛のような精神が衰退していったさきに武士道なんてものがあるのかもしれない。まっ、藤原センセには口が裂けても言えないセリフですわな。<br>  
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日本映画音楽の巨星たち〈2〉伊福部昭・芥川也寸志・黛敏郎
日本映画音楽の巨星たち〈2〉伊福部昭・芥川也寸志・黛敏郎
著者: 小林 淳
出版社: ワイズ出版
評価: 5
カテゴリ: 図書館 ゴジラ 映画
コメント:  ♪ドシラ・ドシラ・ドシラソラシドラ♪で始るゴジラのテーマを聞くと涙が出てくる。逆にワクワクしてくるのが怪獣大戦争マーチ。これが、海軍からの依頼で作曲された古典風軍楽「吉志舞」の第2主題の旋律で、厚木に降り立ったマッカーサーを迎える歓迎式典で演奏されたという。なんとまぁ皮肉なことよ。<br>  伊福部は「日本誕生」、芥川は「八つ墓村」、黛は「炎上」とそれぞれの作曲家を象徴する映画を取り上げ、その中で音楽がどのように表現されているか、表現しようとしたかを映画の進行に沿って解説してある。音楽に門外漢でも、映画を観ていなくても、楽しめた。<br>  伊福部昭氏は2006年2月8日に亡くなられた。<br><br>  P.121後ろから6行目の頭の部分(八つ墓村の一場面の描写):釜で胸を切り裂かれる者…釜?  
関連本棚: のらねこ兵☆
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パズル (ハヤカワ・ノヴェルズ)
パズル (ハヤカワ・ノヴェルズ)
著者: アントワーヌ・ベロ
出版社: 早川書房
評価: 2
カテゴリ: 図書館
コメント:  挫折<br>  ジグソーパズルの世界選手権!(各国代表が完成させるまでの時間を競う)なるものが人気を博している世界を著者は構築して、そこで起きたパズル選手の連続殺人事件の犯人探しを読者に委ねるという構成のミステリ。<br>  したがって、刑事や探偵といった「主人公」なるものは登場せず、冒頭で殺人事件が語られた後、新聞記事、インタビュー、いろいろな記録といった体裁で手掛かりが与えられる。読み手は、それらを丹念に、それこそパズルを組み立てるようにして犯人に到達することになる。<br>  随所にはさまれるジグソーパズルの薀蓄は並大抵のものではないが、どれが本当でどれが著者による虚構なのか区別がつかない。例えば、「赤頭巾の頭巾」と名付けられた全面赤一色のパズルが紹介されているが、これなどありそうな気もするし、ウソのような気もするし。<br>  最後まで読むには、それなりの覚悟とかなりの根気を要する作品であった。
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2次元より平らな世界―ヴィッキー・ライン嬢の幾何学世界遍歴
2次元より平らな世界―ヴィッキー・ライン嬢の幾何学世界遍歴
著者: イアン・スチュアート
出版社: 早川書房
評価: 4
カテゴリ: 図書館
コメント:  120年程前にE.A.アボットという人が「2次元の世界」という本を著した。本書はその続編という立場で書かれた本。<br>  次元とはなんぞや、から説き起こして、フラクタル、トポロジー、射影幾何学、有限射影幾何学、変換群と不変量、非ユークリッド幾何学、量子論、相対性理論、重力、ブラックホールとホワイトホールを使ったタイムマシン、ファインマンダイアグラムとペンローズマップ、ビッグバン、ひも理論まで一通りの幾何学の発展をことを、図を使いながらできるだけわかりやすく紹介している。<br>  「わかりやすく」とは言ったものの、多少なりの知識や想像力(これが重要)がないと読み通すことはちょっときついかも。有限射影幾何学のあたりで挫けそうになった。(2006/1/4 12:20:41)<br>  
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高校生のためのハイレベル数学 (1)
著者: 石谷 茂
出版社: 現代数学社
評価: 4.2
カテゴリ: 図書館
コメント:  ハッセ図というものを初めて知った。それだけで得した気分。森毅の<a href="/%E3%82%82%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%93%EF%BC%92_deleted000_deleted000/4480089578">位相のこころ (ちくま学芸文庫)</a>に全然歯が立たなかったので、まずは基礎固め。<br>書影は <a href="http://tk.files.storage.msn.com/x1pHWbealB97NPnhMfASuTkQwCmeNZz95DC3gE6wwzhQNklLIQYojtNejtKkDIsEjJLiSpSnTRyAzaQ-4uSutt9pRuUX6Roxrid_leXro7GfUHDCbYgb39OAgyDlMkp8_L08VsYGkMzIKE">こちら</a>
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SUE スー 史上最大のティラノサウルス発掘
SUE スー 史上最大のティラノサウルス発掘
著者: ピーター・ラーソン, クリスティン・ドナン, 池田 比佐子
出版社: 朝日新聞社
評価: 4
カテゴリ: 図書館
コメント:  時間がなく読みきれなかった。貸し出し延長を申請。(2005/12/7 11:32:51)<br>  原題は、Rex Appeal The Amazing Story of Sue, the Dinosaur That changed Sciesnce, the Law, and My Life<br>  化石が出土した土地の所有者が化石の所有権を主張したことから裁判が泥沼化。アメリカ先住民が「もともとは我々の土地だから所有権は我々にある」と言い出し、政府は「化石は不動産である」ことを根拠に勝手に持ち出したことをとがめだてして州兵まで派遣して化石を没収する。さらには「違法な手段で化石を海外から輸入した」等、百を越える罪で(それこそ重箱の隅をつついたかのように)彼とその研究所を訴える。<br>  結局、所有権は土地所有者のものとなり、オークションでマクドナルドなどが出資する博物館に836万ドルで競り落とされ、著者は刑務所に収監される。<br>  著者の会社が、化石を発掘、収集し修復した後、博物館や大学などの研究機関に売るという「商売」が、「三つ揃いのスーツを着た」(現場に出ることなく、研究資金の確保に東奔西走する官僚的な)古生物学者たちの機嫌を損ねたというのが、その底流にある。<br>  ティラノサウルスの化石は全世界で三十数体しかなく、そのうち骨格のほとんど(80%)が残っているのはこのスーぐらいのもの。その貴重なスーの化石を巡る裁判が、「化石は国家財産である」とか「化石を売買するのはけしからん」とか「発掘にはそれ相応の資格が必要」等といった論点に終始しているのが面白くも悲しい。<br>(2005/12/29 11:43:02)
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歩兵型戦闘車両OO(ダブルオー)
歩兵型戦闘車両OO(ダブルオー)
著者: 坂本 康宏
出版社: 徳間書店
評価: 3.2
カテゴリ: 図書館 SF
コメント: なぜか環境庁に所属する合体ロボットが登場する作品。巨大ナメクジや暴走する自衛隊の人型ロボット、実体化した人の残留思念と死闘を繰り広げる。そこそこリアルに書けているので、そんなに抵抗なく読めてしまう。ザンボット3とか好きな人は嵌るかもしれない。(旧本棚登録20050323)
関連本棚: y&tの未読
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日本軍事史
日本軍事史
著者: 高橋 典幸, 保谷 徹, 山田 邦明, 一ノ瀬 俊也
出版社: 吉川弘文館
評価: 5
カテゴリ: 図書館
コメント:  面白すぎて一気読み。<br>  古代・中世、戦国、近世、近代と四区分して、それぞれほぼ同じだけページを割いている(この試みが面白い。普通なら時代が下がるほど章立てが分厚くなると思う)。したがって、武器・武装、個人に重きをおいていた記述が、部隊編成・陣立て・兵站へと重心を移し、最後には軍政、国家へと変化していく。これは、戦さが「個人」対「個人」から「国家」対「国家」(そこには「個人」というものは存在しない)へと移り変わっていく歴史でもある。<br>  興味深かったのは、戦国時代。知行に応じて何名の兵を連れて参陣するかを事細かに大名が指示を出していただけではなく、いかに自軍を奇麗に見せるために、旗指物や鎧、槍、馬具の装飾にまで口を出していたという事実である。さらに、司馬遼太郎が「坂の上の雲」で書いていた(奉天の会戦あたり)ように「古来日本の戦さとは敵の芝を多く踏んだ方が勝ち」ではなく、敵の拠点なり城郭を攻め落として、初めて勝負がついたということである。<br>  幕末、幕府や長州・薩摩藩の軍事改革(西洋式軍隊の導入)の部分も大変面白い。費用をどう捻出したとか、○○流といったやや乱立気味の砲術をどう統一したとか。<br>  喧嘩は嫌なものだが、それせも「個」があるうちはまだ救いがある。「個」を否定した喧嘩は人間の尊厳をないがしろにしていると痛感した。
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垂直の記憶―岩と雪の7章
垂直の記憶―岩と雪の7章
著者: 山野井 泰史
出版社: 山と溪谷社
評価: 3
カテゴリ: 図書館
コメント:  何日もかけて登らないといけないような、絶壁の途中で寝るなんて信じられない!いくら体を固定していても、足元には何もないんだよ。オシッコちびりそうになった。
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部首のはなし〈2〉もっと漢字を解剖する (中公新書)
部首のはなし〈2〉もっと漢字を解剖する (中公新書)
著者: 阿辻 哲次
出版社: 中央公論新社
評価: 3
カテゴリ: 図書館 日本語
コメント:  部首のことを知ると、漢字が生き生きとして見えてくるから不思議だ。ところで、常用漢字に入っている「賢」という字の「臣」は七画で、入っていない「樫」などの「臣」は六画である。もともと臣の左下のL字の部分は「己」の最終画のように一画で書いていたのだが、常用漢字では二画で書くように定められたのが原因なのだという。
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Twelve Y.O. (講談社文庫)
Twelve Y.O. (講談社文庫)
著者: 福井 晴敏
出版社: 講談社
評価: 2
カテゴリ: 図書館 小説
コメント: 亡国のイージスを先に読んでいたので、この本を読むときには常に既読感につきまとわれた。「亡国」はTwelve Y.O.の続編に位置する作品なのだが、どちらか一方を読めば十分。両方とも怒り、怨念を動機とし、超人的な登場人物が超法規的な振る舞いをするという荒唐無稽な話。まぁ、読んでいて次の展開が気になりページを捲る手がつい早くなるというのは、著者の力量なんでしょうが。<br>  日本という国が自分のケツを自分で拭けるようなるまで、この手の作品を作っていくのでしょうか>福井さん <br>2005/11/28 23:36:09  
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天才数学者はこう解いた、こう生きた (講談社選書メチエ)
天才数学者はこう解いた、こう生きた (講談社選書メチエ)
著者: 木村 俊一
出版社: 講談社
評価: 5
カテゴリ: 図書館
コメント:  5次以上の代数方程式の解の公式は存在しないことの証明を解説した本<br>  n次方程式のn個の解と係数の関係は基本対称式で表され、5次以上になると四則計算とべき乗(n乗根)を用いても、対称性を崩せないので解の公式は存在しないらしい…「らしい」と書いたのは、私が理解できなかったから(本文にも、編集部註として『難しい』とある)。<br>  決闘がもとで死んだと思われているガロアは、実は自殺で、ある目論見から決闘で死んだことにされたという解釈も面白い。
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深海のパイロット (光文社新書)
深海のパイロット (光文社新書)
著者: 藤崎 慎吾, 田代 省三, 藤岡 換太郎
出版社: 光文社
評価: 5
カテゴリ: 図書館
コメント:  水深6300mの日本海溝の東側の斜面にマネキンの頭部が沈んでいる(写真あり)。東側というのが実は大切な点で、日本列島から流れ出した物なら西側斜面のもっと深い10000m級のところに沈むことになるのだという。したがって、これは海上投棄された南極1号の頭部ではないかという説もあったりするが、真相は不明。<br>  日本のしんかい6500は名前通り6500mの潜行能力を備えている。日本海溝は10000m以上の深さがあるのに、この中途半端な数字は何だと思っていたが、6500m潜ることができれば、実に海洋の97%はカバーできるのだという。<br>  この本、すごく面白かったです。深海で見つかるゴミにカップ焼きそばの殻が多いのは何故なんだろう。
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算学武芸帳
算学武芸帳
著者: 金 重明
出版社: 朝日新聞社
評価: 1.2
カテゴリ: 図書館 和算 小説
コメント:  和算の秘奥義「鳳積術」を極めようとした放蕩無頼の算士・臼井早雪の物語なのだが、その鳳積術を含めた数々の和算術の具体的な記述(どうやら微積分や楕円幾何、射影幾何-アファイン変換なんて説明もあることはあるが-を用いているらしい)がないので、彼が○○術を用いて問題を解いて誰それとの算学勝負に勝ったと書かれても、フーンそうですかとしか言いようがない。<br>  この伝なら、茶道武芸帳、書道武芸帳、なんでも書けてしまう。<br>  最後の早雪の心情に1.0献上。
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21世紀の歩き方
21世紀の歩き方
著者: 森 毅
出版社: 青土社
評価: 4.2
カテゴリ: 図書館
コメント: 今回の森(一刀斉)毅は「これからは協調性より社交性の時代だ」と説く。<br> 「みんなに合わせて」という協調性の強要が、「みんなに合わせなくては」という強迫観念を生み、あげく「合わせられないあいつは仲間じゃない」といういじめに繋がったという。<br> 自分と異なる文化と上手く付き合っていくには、「まず違っていることを認識し」その上で「どう交わっていくか」という社交性が大事なのだという。<br> 「みんな仲間じゃないか、だから仲良くしよう」という大人の常套句ってかなり危険な言葉だったということに今更ながら気づかされた。
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アニマルズ・インク
アニマルズ・インク
著者: Kenneth A. Tucker, Vandana Allman
出版社: 日本経済新聞社
評価: 2
カテゴリ: 図書館 小説
コメント: 農場経営者の「人間」が引退してしまい、その後を最年長の豚が農場の経営を任されたんだけど、さてどうやって経営していく?って話。<br> 寓話に過ぎない。会社のトップがこれを「ビジネス書」として読んで「フムフムなるほど、組織とはこうあるべきなのか」と感心しているようじゃ、その会社、潰れてしまいますがな。<br> で、童話として読めるかというと、全然ワクワクどきどき感がない。「本棚.org」に私以外の登録がないってのは正しいことだと思う。
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ブレードランナー〈2〉レプリカントの墓標 (海外SFノヴェルズ)
ブレードランナー〈2〉レプリカントの墓標 (海外SFノヴェルズ)
著者: ケヴィン・ウェイン ジーター
出版社: 早川書房
評価: これから読む本
カテゴリ: 図書館 SF
コメント:
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ブレードランナー〈3〉レプリカントの夜 (海外SFノヴェルズ)
ブレードランナー〈3〉レプリカントの夜 (海外SFノヴェルズ)
著者: ケヴィン・ウェイン ジーター
出版社: 早川書房
評価: これから読む本
カテゴリ: 図書館 SF
コメント:
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名人井手洋介の 麻雀入門―よくわかる勝つための考え方、打ち方
著者: 井出 洋介
出版社: 新星出版社
評価: 3
カテゴリ: 図書館 実用
コメント:  まうじゃんというフリー麻雀ソフトの対戦相手プラグインであるアカギ、いちろんに対抗すべく借りた本。この間はアカギに国士無双をあがられた。<br>  
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福田繁雄のトリックアート・トリップ
福田繁雄のトリックアート・トリップ
著者: 福田 繁雄
出版社: 毎日新聞社
評価: 5
カテゴリ: 図書館 アート
コメント:  文句無しに楽しめる。<br>  ナイフとフォークが奇妙に絡み合った塊に光を当てると、その陰がオフロードバイクになる作品は現物を見たことがある。1本いっぽん試行錯誤で溶接していくのかな。
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羅針盤の謎―世界を変えた偉大な発明とその壮大な歴史
羅針盤の謎―世界を変えた偉大な発明とその壮大な歴史
著者: アミール・D. アクゼル
出版社: アーティストハウスパブリッシャーズ
評価: 3.9
カテゴリ: 図書館
コメント:  北極はN極、南極はS極でいいのか?(逆じゃないのか)<br>  「壮大」な歴史と謳っている割には、壮大さが感じられなかった。
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がんばらない
がんばらない
著者: 鎌田 實
出版社: 集英社
評価: 5
カテゴリ: 図書館
コメント:  死ぬなら諏訪中央病院のスタッフたちの世話になって死にたい。NHK-FMの日曜喫茶室に著者が出演していたのをきっかけに借りた本。
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図解 ロープワーク大全―使いたい結びがすぐわかる
図解 ロープワーク大全―使いたい結びがすぐわかる
著者: 前島 一義
出版社: 成山堂書店
評価: 5
カテゴリ: 図書館 実用
コメント:  こんなに自在にロープを操れたら、なんでもかんでもくくって縛ってぺしっ!ぺしっ!したくなる。「女王様とお呼びっ!」なんてね。<br>  実は1級船舶免許を持っているのだが、船を持っていないので、ロープワークをほとんど忘れている。ちょっと復習するために借り出した本。
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中山道 算学奇談
中山道 算学奇談
著者: 永井 義男
出版社: 幻冬舎
評価: 3
カテゴリ: 図書館
コメント:  加藤曳尾庵(かとうえびあん)という実在の人物が主人公。彼が二十年間にわたって綴った日記・随筆集の「我衣」(これも現存する)を題材に数学的スパイス(ちょっと気が抜けてはいるが)を振りかけた埋蔵金を巡るミステリ。
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算学奇人伝
算学奇人伝
著者: 永井 義男
出版社: 阪急コミュニケーションズ
評価: 3
カテゴリ: 図書館
コメント:  和算を題材に数学的なトリックを用いた推理小説。ミステリのできとしてはたぶん中位。
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パワーアップ微分方程式 (パワーアップ大学数学シリーズ)
パワーアップ微分方程式 (パワーアップ大学数学シリーズ)
著者: 石村 直之
出版社: 共立出版
評価: 2
カテゴリ: 図書館
コメント:  (自分のお馬鹿さ加減を棚に上げて)難しいぞ!
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プロジェクトX挑戦者たち〈11〉新たなる伝説、世界へ (プロジェクトX挑戦者たち)
プロジェクトX挑戦者たち〈11〉新たなる伝説、世界へ (プロジェクトX挑戦者たち)
著者:
出版社: 日本放送出版協会
評価: 2.5
カテゴリ: 図書館
コメント:  <a href="/%E3%82%82%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%93%EF%BC%92_deleted000_deleted000/410369002X">レーザー・メス 神の指先</a>の話を扱っていたので借りた本。「レーザー…」のあとがきに、脳腫瘍の摘出手術を受けた9歳の少女が成人式を迎えたという後日談が書かれていたが、その女性が式の2年後に再発した腫瘍で亡くなったことをこっちの本で読んでショックを受けた。<br>  プロジェクトXの放送が、打ち切りになるそうな。事実に反するような内容を放送したのも一因ではあると思うけれど、「俺たち頑張ったんだよね」と過去の栄光を懐かしんで生きていけるご時世では、もはやなくなったということなのか。
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マツ枯れは森の感染症―森林微生物相互関係論ノート
マツ枯れは森の感染症―森林微生物相互関係論ノート
著者: 二井 一禎
出版社: 文一総合出版
評価: 4
カテゴリ: 図書館
コメント:  家の松の木がマツクイムシにやられてしまいました。何か救う方法はないかと、参考に借りた本。<br>  結論は、救う方法はありませんでした。防除が一番の対処法とのこと。<br>  マツクイムシの正体は、マツノザイセンチュウという線虫で、こいつがマツノマダラカミキリムシを運び屋として(気管内にびっしり線虫が詰まっている写真がP.51に掲載されていますが、多いときにはカミキリムシに20数万頭もの線虫を宿しているらしいです)、松を食べた傷口から樹木内に侵入し、最終的に仮道管を詰まらせて松の木を枯死に至らしめます。<br>  枯死した木の内部にはカミキリムシの幼虫がいて、翌年、別の松の木に移動して被害を広げます。そうならないように、切り倒して焼却処分するしかありません。<br>  まるでエイリアンみたい。
関連本棚: もつくん worit 京大生協: 新入生に薦める50冊の本
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戦車謎解き大百科
戦車謎解き大百科
著者: 斎木 伸生, 上田 信
出版社: 光人社
評価: 1.8
カテゴリ: 図書館
コメント:  読みにくいです。本文ぶつ切りでイラストはともかく、コラムが1〜2ページ分も挿入されていて読むリズムを崩されます。著者はコラムの方を本当は書きたかったのかも。<br>  謎解きを謳っている割に、大した事は書かれていません。
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「架空請求詐欺」斬り!!払ってはいけない。―詐欺業者との実況電話バトル誌上再現!!! (ツカサムック (61))
著者: ヴェル
出版社: 司書房
評価: 2.5
カテゴリ: 図書館
コメント:  架空請求業者に電話をかけていたぶろうという話。いつも業者の方が先に逆上します。私にはこんな勇気とてもありません。<br> 書影は<a href="http://www.c-able.ne.jp/~koshiki/images/sp18$007.jpg">こちら</a>
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やっぱり猫が好き
やっぱり猫が好き
著者: もたい まさこ, 小林 聡美, 室井 滋
出版社: 幻冬舎
評価: 4
カテゴリ: 図書館
コメント:  四半世紀前にフジ深夜枠で放送されていたコメディ「やっぱり猫が好き」から再構成されたシナリオが8本採録されている。<br>  恩田三姉妹、かや乃(もたい)、レイ子(室井)、きみえ(小林)と猫のサチコ、清志郎のサン・トワマミーが懐かしい。<br>  脚本を書いていた三谷幸喜と小林聡美の出会いともなった番組。
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韓国の食文化史
著者: 尹 瑞石
出版社: ドメス出版
評価: 3.6
カテゴリ: 図書館
コメント: チャングム絡みで借りました。<br>
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奇術探偵曾我佳城全集
奇術探偵曾我佳城全集
著者: 泡坂 妻夫
出版社: 講談社
評価: 4.6
カテゴリ: 図書館
コメント: 読み出したら、止められない、停まらない、かっぱえびせん!<br> 20年かけて綴られてきた22話の、奇術ネタをトリックに用いた作品集。<br> しかし、最後の話であんなふうにしてしまうとは驚いた。すごいよ>泡坂センセ
関連本棚: ブースカ kyu
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確率・統計 (工科の数学)
確率・統計 (工科の数学)
著者: 田代 嘉宏
出版社: 森北出版
評価:
カテゴリ: 図書館
コメント: 付け焼刃的に勉強中。
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解体屋の戦後史―繁栄は破壊の上にあり
著者: 生方 幸夫
出版社: PHP研究所
評価: 5
カテゴリ: 図書館
コメント:  書影がないのがひどく残念。表紙は著者と思しき人物がM46パットンI中戦車の砲塔脇に立っている写真。朝鮮戦争後、解体された戦車の一部が東京タワーの鉄骨になったそうだ。表紙&目次借り<br>訂正:表紙写真の方は、解体業者の高野静雄さん<br><br>  狭い日本だもの、スクラップアンドビルドでなければ都市開発も設備投資もできない。戦車、軍艦の解体から、研究用原子炉まで壊しに壊してきた男の物語。<br>  常磐線南千住あたりにあった「オバケ煙突」(列車から煙突を見ていると4本あるかと思いきや、2本になったり3本になったりその本数が変ると言う煙突。煙突がどんな配置になっていたかは、中学校1年生くらいの問題)を解体したのも高野さんの会社なのだそうです。
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凧をみる武士―宝引の辰捕者帳
著者: 泡坂 妻夫
出版社: 日本放送出版協会
評価: 3.4
カテゴリ: 図書館
コメント: 江戸市中に大量に出回るとんぼ玉と呼ばれるガラス細工の謎<br> 夜な夜な動く商家の内裏雛に秘められたメッセージ<br> 死装束で花魁道中。その目的は<br> 十両もの小判が貼り付けられた糸の切れた鶴の紋の凧が見つかった。それも3つ<br> 事件に係わりのある者の視点から語られる4つの作品は、地の文が「です、ます」体でとても柔らかい印象を受けます。宝引の辰捕者帳となっていますが、親分の名推理よりも、江戸の人情話の方が楽しめます。トリックとしては特にあっと驚くほどのものではありません。
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光とは何か?人類が100年間も騙され続けた相対性理論の大嘘 Shocking science
光とは何か?人類が100年間も騙され続けた相対性理論の大嘘 Shocking science
著者: 森野 正春
出版社: 徳間書店
評価: 不能
カテゴリ: 図書館
コメント:  今読んでいるところですが、間違いなく、「と」です。<br>  付箋紙は、かなり多めに用意しておくことをお奨めします。<br> <br>この本、棺桶に入れて持って行っちゃってください。>森野正春さん <br>Shocking scienceって、確かにこの本は100%Shockingですよ。<br><br>【問題】著者は、第10章で『夜空に輝く星の姿は過去のものではなく、我々の「今」と全く同じ「この瞬間の姿である」』という主張をしているが、その根拠として正しいものは次のうちのどれか。一つ選んでその記号を答えよ。<br> ア 光速Cが一定であるというのは、実験によって観測された結果に過ぎず、なぜ一定なのかという理論的裏付けがないから。<br> イ 物理・天文学が、うすうす私の主張が正しいことに気がついていながらも、それを認めることを許さないユダヤの陰謀があるから。<br> ウ 世界中の子供たちが、そう願っているから。<br> エ 私には打ち上げ花火をどこで見ようと、花火が炸裂すると同時に「ドーン」>  と音が聞こえる特殊な能力が備わっているから。<br> <br>《解答欄》<br> <br>追記<br>  どうも著者は、相対論的効果が自身に及ぶと考えているようです。<br> <li>光速に近い速さで運動すると、「自分自身が圧縮される」という恐ろしい結果になる。 <li>光速に近い速さで運動すると、「自分自身がのろのろ」動く。<br> で、そんなこと「常識」で考えてもおかしいではないか、だから相対論は間違いなのだと。空間が収縮したり、時間が遅れたりする考えは捨てよと、すべての物理学者に呼びかけています。<br>  また、よく引き合いに出される飛ぶロケットを外部から観察した時の時間の遅れを表す式において、c+vやc-vが出てくるのは「光速度一定の原理」に反するとも噛み付いています。実際に自分の手で、この式を導き出したわけではないようです。高校生程度の計算能力も持ち合わせていないとみました。<br>  というわけで、絶対に買ってはいけません。立ち読みするか、図書館を利用してください。<br>  最後に徳間書店の出版広告があるのですが、取り上げられている本が「知の創造」、[知の歴史」、「ヒトゲノムの未来」なのが笑えました。徳間書店のこの本に対するスタンスがわかるような気がします。
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エッシャーが僕らの夢だった
エッシャーが僕らの夢だった
著者: 野地 秩嘉
出版社: 新潮社
評価: 5
カテゴリ: 図書館
コメント:  私が、最初にエッシャーを知ったのは都築卓司著「マックスウェルの悪魔」(講談社ブルーバックス)を読んだときだと思う。永久機関の章で「滝」が挿絵として使われていたのだ。<br>   無名だったエッシャーが日本に紹介され興味を集め、展覧会に多くの人が足を運び、やがて800点、7億円相等のコレクションを日本の一個人が手にするようになった経過を、その時々の背景とともに描き出した作品。<br>  装丁だけでなく、随所に作品が使用されていて、読む目を楽しませてくれる。<br>  <a href="http://www2.ocn.ne.jp/~nukunuku/MyPage/DicA.HTM#OTOMO">大伴昌司</a>が1968年に少年マガジン(ジョーと力石の試合の頃)の表紙で18週にわたってエッシャーの作品を紹介したらしいが、記憶に残っている人はいるのだろうか。
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日本語を反省してみませんか (角川oneテーマ21 (B-17))
日本語を反省してみませんか (角川oneテーマ21 (B-17))
著者: 金田一 春彦
出版社: 角川書店
評価: 3.5
カテゴリ: 図書館 日本語
コメント:  戦後国語教育で、現場教師の「ネ・サ・ヨ反対運動」というものがあったという。語尾に「ネ・サ・ヨ」をつけて話すのは止めようということらしい。<br>  武田鉄也は「先生はネ、みんながサ、…」と言っていたのが、水谷豊になると「先生はァ、みんながァ、…」と言うようになったのはこの運動が原因なのか。<br>  しかしネ、そんな運動がネ、本当にサ、あったのかヨ。なんでェ、反対したのかァ、その理由がァ、この本にはァ、書いてェ、ないんだよネ。<br>  そうか、こんな話し方する人とはあまり長い時間、ご一緒したくないということか。
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なっとくする行列・ベクトル (なっとくシリーズ)
なっとくする行列・ベクトル (なっとくシリーズ)
著者: 川久保 勝夫
出版社: 講談社
評価: 3
カテゴリ: 図書館
コメント: 行列式の置換のあたりと、やはり行列の固有値をさらっと勉強。<br>
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ディスプレイのなかの青空
ディスプレイのなかの青空
著者: 藤原 智美
出版社: 白水社
評価: 3.8
カテゴリ: 図書館
コメント: 芥川賞作家によるエッセイ集。<br> 講演者(著者)が聴衆(読者)に語りかけるというスタイル。表題の「ディスプレイの中の青空」とは何も入力信号がないときにモニターテレビに映し出される青い画面のこと。モニター上に映し出される膨大な情報を疑問も持たずに受け入れているが、それは「青い画面」を「青空」と錯覚してるようなものではないのか、そんな著者の想いが綴られている。<br><br> 第4回オリジナルの力/記号化された自己<br>  カフカの手紙とインターネットの比較から、交通VS通信のバトルが見えてくる では<br>  かつて便箋、封筒、筆記用具を選んで書いたラブレターが、今や電子メールで簡単に送られるようになったように、個の息遣いというような余計なものを一切排除して、いろいろなものが情報化してしまった。人の絆がいともたやすく「削除」できて(されて)しまうだけに、より多くの情報を求めそれに溺れてしまう、というようなことが述べられている。<br>  片時も携帯を離さない人々を見ると、なるほどと思えてくる。
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スペースシャトルの落日~失われた24年間の真実~
スペースシャトルの落日~失われた24年間の真実~
著者: 松浦 晋也
出版社: エクスナレッジ
評価: 3
カテゴリ: 図書館
コメント: スペースシャトルの初飛行から24年。ポストアポロ、コスト削減のため翼を持つシャトルを開発したのはいいけれど、それがかえって仇となり、2度の大事故を起こすわ、打ち上げスケジュールは狂うわ、とんでもない金食い虫に変貌してしまったというお話。アメリカは2010年でシャトルから手を引くというのだが、例の宇宙ステーションの維持管理はどうするのだろう。<br> <br> &lt; 宇宙探査 ><br> シャトル打ち上げ、予定通りは42% キツツキの妨害も<br> 2005年07月16日12時01分(朝日新聞)<br>  これまで113回打ち上げられたスペースシャトルのうち、予定通りに打ち上がったフライトは42%にすぎない——。こんな集計結果を15日付の米ヒューストン・クロニクル紙が伝えた。<br>  同紙によると、打ち上げが少なくとも1日以上遅れたのは66回。そのうち37回は1度だけの延期だったが、4度以上延期が繰り返されたフライトも5回あった。<br>  延期の理由は、天候悪化が41件で最も多く、エンジンの異常が18件、シャトル本体の異常が16件だった。95年7月に打ち上げられたディスカバリーは、キツツキが外部燃料タンクの断熱材に200個もの穴を開けたため、当初の予定が1カ月ほど遅れた。<br>  今回、日本人飛行士の野口聡一さん(40)らが搭乗するのもディスカバリーで、13日(日本時間14日)の打ち上げ予定時刻の約2時間20分前に延期が決まった。過去にはもっと打ち上げが近づいてから決まった例もあり、少なくとも26回が予定時刻前20分以内に延期決定となった。94年のエンデバーは打ち上げ1.9秒前にエンジンの異常が見つかった。<br>  米航空宇宙局(NASA)シャトル計画副部長のウェイン・ヘール氏は「宇宙へ行くのは空港で飛行機に乗るのとは違う。非常に難しいことだ」と話している。<br><br>  うーん、NASAは何を開き直っているのだ。<br> <br> シャトルあす宇宙へ、センサー異常未解明のまま<br> 2005年 7月25日 (月) 16:02<br>  【ケネディ宇宙センター(米フロリダ州)=滝田恭子】米航空宇宙局(NASA)は24日、センサー系の異常で延期しているスペースシャトル「ディスカバリー」の打ち上げについて、「センサー4個のうち1個が異常でも決行する」との方針を明らかにした。 (読売新聞) <br> <br> 無事帰還できてよかったです。「宇宙に修理しに行ったようなシャトル」(朝日新聞素粒子)とはうまいことを書く。
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石に話すことを教える
著者: アニー ディラード
出版社: めるくまーる
評価: 2.5
カテゴリ: 図書館
コメント:  中国の「馬に歌うことを教える」話のようなものかと、題名借りをしてしまいました。表紙も洒落ていたし。<br>  本書は14の自然(身近な石、イタチから、極地探検、皆既蝕のような大自然まで)をテーマに、ディラードが気分の赴くまま筆を走らせたエッセイ集で、中国の説話とは何の関係もないのでした。<br>  悪くいうと、ディラードの心象風景があまりにもあっちこっちに飛んでいるので、話の脈絡を追いきれないときがあります。<br>  表題の「石」も最初に、石に話すことを教えている男がいると書いたまま、彼女の思考は「沈黙」へと向かい、最後まで「石」にはもどって来ないので、なんだか置いてけぼりにされたような戸惑いを覚えました。<br>  このように、各章のタイトルは、きっかけに過ぎないので、私のように身構えて読むと疲れてしまいます。午睡のお供にして、うつらうつらしながら読むといいのかもしれません。
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シベリア鎮魂歌 香月泰男の世界
シベリア鎮魂歌 香月泰男の世界
著者: 立花 隆
出版社: 文藝春秋
評価: 5
カテゴリ: 図書館
コメント:  香月泰男という画家がいた。敗戦を満州で迎え、そのまま旧ソ連によってシベリアに抑留、強制労働という経験をして昭和22年復員。<br>  彼はその体験をもとに、四半世紀にわたって57点の油彩画からなるシベリア・シリーズという作品群を残した。<br>  本書は、このシベリア・シリーズについて立花隆が行った講演の記録である。巻頭と巻末に全作のカラー図版、本文ではモノクロであるが、立花が語っている作品やそれに関する図版がすぐ下に添えられていて、とてもわかりやすい。<br>  1970年に、香月泰男名で「私のシベリヤ(ママ)」が文藝春秋から刊行されているが、これは立花隆の手になるものということで再録されている。<br>  著者のいうように、香月の作品は図版ではその迫力を到底伝えきれないので、機会があれば、実物に是非接してもらいたい。<br>  なお、本書の表紙は、晩年の「日の出」という作品。
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体にいい寄生虫―ダイエットから花粉症まで
著者: 藤田 紘一郎
出版社: ワニブックス
評価: 5
カテゴリ: 図書館
コメント:  マリア・カラスは、サナダムシをそのお腹の中に飼って、二ヶ月で40kgのダイエットに成功したのに、日本人は効果が出ないんですって。<br>  藤田先生たちが自身の体をもって実験したところ、最初は体重が減少するものの、しばらくすると逆に増えてくるんだそうな。<br>  寄生虫を飼っていると、花粉症やアトピーにならないという先生の主張も本書で読めます。
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筆順の解明
著者: 江守 賢治
出版社: 日本習字普及協会
評価: 3
カテゴリ: 図書館
コメント:  王羲之や小野道風、聖武天皇等の書の筆の運びから、漢字の筆順を考察した本。したがって、学校で教わった筆順とは異なる字も少なからずある。著者は、筆順が異なっていても明らかな間違いを除いて(必を心にノを書くなど)、いく通りかの筆順があるという立場なので、普段書き慣れている漢字の筆順が異なっていても安心。(私の場合、「明らかな間違い」で書いている漢字が結構あって、小・中学校当時の国語の先生を恨むのであった。漢字なんてトポロジー的にあってれば○してくれたからなぁ)<br>  カタカナのユは、<a href="http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A4%E6&kind=jn&mode=0&base=1&row=4">由に由来</a>するとされているが、これは筆順からありえなく、ユの元の漢字は弓であるという著者の主張には説得力がある。<br>  惜しいことに、ワープロ原稿をそのまま本にしたようなつくりなので印刷が鮮明でなく、また、レイアウトもプロの手が入っていないと思われ、ページ内の本文と図表とのバランスが悪い。<br>  冠婚葬祭で、名前とか住所とか書くのが恥ずかしい自分としては、まずは筆順だけは正しくしようと思った。
関連本棚: stonechild-2
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ギリシア文字の第一歩―読み方、書き方、歴史
ギリシア文字の第一歩―読み方、書き方、歴史
著者: 谷川 政美
出版社: 国際語学社
評価:
カテゴリ: 図書館 語学
コメント: この本を借りた理由として最も適当なものを、次のア〜オから一つ選び、その記号を書け。<br> ア ギリシアへの旅行を計画したため<br> イ ギリシア語の新約聖書を読むため<br> ウ ギリシア人の女性と交際するため<br> エ ギリシア文字の書き順を知るため<br> オ ギリシア雑貨を直接購入するため<br> <br> 正解はエ<br> 私のσとπの書き順が違っていた。ξはなかなかバランスが難しい。
関連本棚: stonechild-2
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イーハトーヴ波―ますむら・ひろし画文集
イーハトーヴ波―ますむら・ひろし画文集
著者: ますむら ひろし
出版社: 朝日ソノラマ
評価: 4.2
カテゴリ: 図書館 絵本
コメント: ざろんがんわいでんろう つよどう しざろうびほ〜 りみひゃあ りみつうよどお〜 なんて歌って暮らしたい。(歌詞?が間違ってた?ので訂正)
関連本棚: pants03a
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こまった人たち―チャペック小品集 (平凡社ライブラリー)
こまった人たち―チャペック小品集 (平凡社ライブラリー)
著者: カレル チャペック
出版社: 平凡社
評価: 4.5
カテゴリ: 図書館 小説
コメント: チャッペクの毒舌集
関連本棚: ken-1
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寄生虫博士のおさらい生物学
寄生虫博士のおさらい生物学
著者: 藤田 紘一郎
出版社: 講談社
評価: 5
カテゴリ: 図書館
コメント: 免疫の章、大変わかりやすい。
関連本棚: stonechild-2
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ブリティッシュロクへの旅
著者: 山川 健一, 小川 義文
出版社: 東京書籍(株)
評価: 5
カテゴリ: 図書館
コメント: 写真がとっても素敵。
関連本棚:
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タイの屋台図鑑
タイの屋台図鑑
著者: 岡本麻里
出版社: 情報センター出版局
評価: 5
カテゴリ: 図書館
コメント: これからタイに行こうと考えている人、必携の本。<br> 手軽なフードセンターから専門屋台まで段階を踏んで、屋台料理を堪能できるようになっている。<br> 掲載されている料理は多種多様で写真も豊富。簡潔にして十分な説明で、それらがどんな料理なのかわかる。各料理にはそのタイ語表記とカタカナ読みとが添えられてあるので、タイ語ができなくても本書を相手に見せれば料理にありつけるようになっているし、巻末のオーダーシートを利用すれば、辛さとか、麺の太さとか、肉の種類とかにチェックを入れて屋台の主人に差し出すだけで、お好みのタイ料理でお腹一杯、幸せになれます。<br> 他にタイ流食事作法や珍味(カメムシは何と生でもいけるそうだ!)の紹介もあって、参考になる。
関連本棚: stonechild-2
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最新知識 単位・定数小事典 (KS理工学専門書)
最新知識 単位・定数小事典 (KS理工学専門書)
著者: 海老原 寛
出版社: 講談社
評価: 4.3
カテゴリ: 図書館 物理学
コメント: 3部構成で<br> 第1部は単位と定数の基礎知識<br> 第2部は単位の章として<br>   93の単位について一つずつ項目を立てて、単位系による分類(SI基本単位とか非SI併用単位など)・単位記号・量名称・量記号・定義を枠内に一覧としてまとめてあり、続いてその単位の成り立ちや廃止された経緯を解説するという構成。<br>   所々にTopicとして関連する話題に触れたコラムがはさまれている。<br> 第3部は定数の章<br>   こちらは58の定数について、その定義式や値が紹介されている。<br> <br>  1kgはキログラム原器によって定められているのだが、日本の原器は本家フランスの原器よりちょっと重く、しかも年々重くなっているのだという。また、本家原器も年を経てわずかに重くなっているので、1kgは厳密には制定当初から微妙に変化しているらしい。
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ねこのばば
ねこのばば
著者: 畠中 恵
出版社: 新潮社
評価:
カテゴリ: 図書館
コメント:
関連本棚: カノぷ〜 hengsu min 可楽まんだら草紙 Pe GAKI とむの棚 タテイ さとほ nozz -2007
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ぬしさまへ
ぬしさまへ
著者: 畠中 恵
出版社: 新潮社
評価:
カテゴリ: 図書館
コメント:
関連本棚: muton カノぷ〜 天狗 min Pe とむの棚 タテイ nozz -2007
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しゃばけ
しゃばけ
著者: 畠中 恵
出版社: 新潮社
評価:
カテゴリ: 図書館
コメント:
関連本棚: 天狗 青月にじむ タテイ みやのすけ nozz -2007
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宇宙の疑問602をカラーで楽しむ本―宇宙カラー小辞典 (星のささやきシリーズ)
宇宙の疑問602をカラーで楽しむ本―宇宙カラー小辞典 (星のささやきシリーズ)
著者: 天野 仁
出版社: エコー出版
評価: 5
カテゴリ: 図書館
コメント: どの写真もとんでもなく幻想的で美しい。SF映画でこんなシーンがあったらCGのやり過ぎと思ってしまうほど、実際の宇宙は神秘に満ちている。<br> ただ、宇宙の疑問602とあるが、この本は602項目の疑問に答えているわけではない。602って何の数字なんだろう。
関連本棚: もつくん
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数学の並木道―北大高校生講座
数学の並木道―北大高校生講座
著者:
出版社: 日本評論社
評価: 4
カテゴリ: 図書館
コメント:  他のところの事情は知らないが、北海道の高校生に対する数学教育は非常に熱心である。<br>  北大の先生方が高校生を対象に、身近なものを題材に数学の話をしたものをまとめた本。うーん、株取引の話は難しすぎてチンプンカンプンでした。
関連本棚: stonechild
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直観でわかる数学
直観でわかる数学
著者: 畑村 洋太郎
出版社: 岩波書店
評価: 0.5
カテゴリ: 図書館
コメント:  まず、延べ110時間以上の講義に付き合わされた大学生諸君にご同情申し上げます。<br>  長目の前書きに、特太ゴシックの大きい文字で「数学の本質がズバリわかることは保証する」と書いてあります。あのぅ、全然わかんなかったんですけど、私がきっとバカなんですね。<br>  付録1の暗算方法、こんなにこれ見よがしに書き述べるほどのものなんでしょうか。ファインマンがそろばんの達人と3乗根の計算勝負に勝ったときに、彼がどう暗算したかの方ががよっぽど面白いです。7の常用対数も「数量を生み出す努力」をするなら、あんな(数学的に大嘘な)計算ではなくて、7^4=2401から2400の対数をとって求めてほしいものです。<br>  奉加帳に行列の真髄って、単に奉賀帳を横書きにする習慣がないだけでしょう。蛇足部分は文字通り蛇足。<br>  テンプレート云々の部分は、まともなことを書いているので0.5点献上。加藤先生に噛み付いたのはテンプレートがなかったからですね。>畑村先生
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生物学個人授業
生物学個人授業
著者: 岡田 節人, 南 伸坊
出版社: 新潮社
評価: 4.6
カテゴリ: 図書館
コメント: ご存知ない方のために一言。節人は、ときんど、と読みます。<br> おにぎり頭の伸坊君を生徒に、節人先生が個人講義をしまして、その内容を伸坊君がまとめたものに、節人先生が朱を入れたり補足したりして1節を構成しています。<br>節人先生と森(一刀斉)毅先生とはどことなく似ている気がしました。地球上の生物は8000万種類ほどいるとの説、学者によって見積もりには当然幅があるのですが、節人先生は「大きい方が景気がええ」という理由で8000万ぐらいだろうと述べています。森先生も同じようなことを言いかねません。<br>触れられている内容は非常に浅いものの、伸坊君や私のようにド素人、でも生物学にちょっと興味があるという人向けの良書。
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永久帰還装置
永久帰還装置
著者: 神林 長平
出版社: 朝日ソノラマ
評価: 2.2
カテゴリ: 図書館 SF
コメント: 恋愛もの駄目です。<br> オカモレンカク(小鴨蓮角:主人公の名前)をアナグラムすると、オレモカンカク(俺も感覚)となるのですが…。2人の主要人物の名前が妙なので裏があるかと思ったりしてます。何とか、最後まで読みましたが疲れました。
関連本棚: Taku mie kojima
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花色別 野の花・山の花図鑑―花色で花の名前がわかる、野山歩きに必携!
花色別 野の花・山の花図鑑―花色で花の名前がわかる、野山歩きに必携!
著者: 田中 桃三, 高橋 佳晴, 布施 正直
出版社: 講談社
評価: 4
カテゴリ: 図書館
コメント: 家の庭にへんてこりんな植物が生えてきたので、調べるために借りてきた。<br> <a href="http://divingcat.net/hanahana/a-o/u/urashimasou.jpg">ウラシマソウ</a>っぽいけど、<a href="http://www.c-able.ne.jp/~koshiki/images/korehanani.JPG">うち</a>のは全体が緑色で画像のように濃い赤紫色をしていないし、筋もない。これから成長するとこんなふうになるのか。<br> この植物が原因で、家から車を出す際に車の左後部をガードレールと喧嘩させて大敗を喫してしまった。どう原因になったかは、風が吹けば〜式なので割愛。<br>(2005/5/3 09:44:22)<br> 博物館にデジカメの写真を持参し、学芸員の方に尋ねたところ<a href="http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/karasubishaku.html">カラスビシャク</a>であることが判明した。
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大問題!
大問題!
著者:
出版社: ぺんぎん書房
評価: 2
カテゴリ: 図書館 教養 物理学
コメント: 科学全般に関するQ&A本。Qが陳腐でAが一般人には難解、知っている人には解説が逆に薄い。時間潰しにもならなかった本。
関連本棚: i.gang
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失敗の本質―日本軍の組織論的研究
失敗の本質―日本軍の組織論的研究
著者: 戸部 良一, 寺本 義也, 鎌田 伸一, 杉之尾 孝生, 村井 友秀, 野中 郁次郎
出版社: ダイヤモンド社
評価: 5
カテゴリ: 図書館
コメント: 第1章失敗の事例研究<br> <li>ノモンハン事件<br> <li>ミッドウェー作戦<br> <li>ガダルカナル作戦<br> <li>インパール作戦<br> <li>レイテ海戦<br> <li>沖縄戦<br> 第2章失敗の本質<br> 第3章失敗の教訓<br> 「日本軍は環境に適応しすぎて失敗した」、「適応は適応能力を締め出す」というのが本書の結論。この体質は、少なくとも日本の政策に関する限り、何にも変っちゃいないというのが私の結論。イラクに行っている自衛隊は、日本を背負っていっているのだから、外国人を殺したり、逆に自衛隊員が殺されたりしたときの覚悟というものが首相にも国会議員にもそして我々国民にもできているのだろうか。国際活動ということでは、すでに何名かの方が亡くなられているわけだが、その原因の本質を追求し、何か教訓を得たか?教訓を得たとしたら、それをどう生かしているのだ。改憲、護憲のどちらにも与しないが、今の流れには底知れぬ不安を感じる。<br>
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タイムライン〈下〉 (Hayakawa novels)
タイムライン〈下〉 (Hayakawa novels)
著者: マイクル クライトン
出版社: 早川書房
評価: 5
カテゴリ: 図書館 SF
コメント: 下巻は馬上槍試合から始る。馬上槍試合は、A KNIGHT'S TALE(邦題ロックユー2001年公開、Queen、D.ボウイ、E.クラプトン等の曲が挿入歌として用いられているちょっと?な映画)でかなり迫力のある映像を観ることができるが、クライトンの筆力はそれに匹敵する。その後の話の展開は、ページを捲る手がもどかしくなるくらい、いいテンポでクライマックスへとまっしぐらに進む。こちらの世界のコントロールルームでの描写も、直接関与したいけれどそうもいかないという焦りが旨く書かれている。<br> ただ、ITCのあの人をあんな風にあぼーんしてしまうのはどうかと思う。あれは、殺人じゃないのか。
関連本棚: tpircs Dreamer
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『吾輩は猫である』殺人事件
『吾輩は猫である』殺人事件
著者: 奥泉 光
出版社: 新潮社
評価: 1.9
カテゴリ: 図書館 小説
コメント: ミステリーだと思っていたら,最後にはSFで解決かよ。SF使ったらそりゃ何でもありだわな。ずるいぞ>奥泉光
関連本棚: thinkeroid uru
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カレーライフ
カレーライフ
著者: 竹内 真
出版社: 集英社
評価: 2.5
カテゴリ: 図書館 小説
コメント: 小さな洋食屋を営むおじいちゃんが、お盆に集まった孫たちだけに振舞うの絶品カレー。そのおじいちゃんが亡くなった日に、いつかみんなでカレー屋をやろうと誓ったその孫たちが絶品カレーを復活させるまでのお話。カレー薀蓄本としては内用が薄いので、その辺に期待して読むと肩透かしを食うこと間違いなし。<br> 驚いたのは、青春アドベンチャーで聴いていた内容と同じだったこと。脚本の段階で多少エピソードを削ったり、入れ換えたり、組合わせたりして放送時間枠に納まるように脚色を加えるものだと思っていたのですが(いや、本末転倒なことを書いているとは承知しています)、読んでいて、これはラジオのあの場面だというのが、そのときの効果音や音楽ともに脳裏に蘇ってきました。<br> 最後のページ、主人公によりこの物語の回想が語られます。ってこれ、この本のストリーそのまんまじゃん!この分厚い本は半ページで語ることのできる物語をカレーという衣?をまぶして膨らませただけの立ち食いウドンのえび天だったのか!<br>というわけで、ラジオと同じだったわけが分かった次第です。<br> 補足 普通15分×10回のところ、カレーライフは15分×15回の放送だったので、ウドンのえび天というのは言い過ぎたかも。
関連本棚: もつくん ナマケモノ
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立花隆先生、かなりヘンですよ―「教養のない東大生」からの挑戦状
立花隆先生、かなりヘンですよ―「教養のない東大生」からの挑戦状
著者: 谷田 和一郎
出版社: 洋泉社
評価: 3
カテゴリ: 図書館
コメント: 立花隆に「教養がない」と言われた東大生の一人が、あんたにだけは言われたくねぇよ、と挑戦状を叩きつけたら、こんな本ができちゃった。<br> 立花隆の著作、主張を「と学会」風に、ここが変だよ、わかってないんじゃないの、マジかよ、とみじん切りにしてある。もっとも、この本で批判されている内容を正しく語ることができる能力を「教養」といわれてしまうと、私も「教養」のない部類になってしまう。<br> 宇宙からの帰還を読んだときに、やたら宗教色の強い内容だなと思ったのは正しかったのか。このあたりから、立花隆はオカルトにはまったらしい。<br>
関連本棚: suchi momose
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ユークリッドの窓~平行線から超空間にいたる幾何学の物語
ユークリッドの窓~平行線から超空間にいたる幾何学の物語
著者: レナード・ムロディナウ
出版社: NHK出版
評価: 3
カテゴリ: 図書館
コメント: 参考文献に、<br> 「より、広範囲な話題を扱った【古典】」として、D.ホフスタッターのゲーデル・エッシャー・バッハ<br> が挙げられていた。そうか、あの本はもう古典なのか、と購入した頃を思い出す遠い目をしてみる。<br> 第I部〜第IV部までは、正直どこかで読んだことのあるエピソードが書き連ねてある。第V部で、<a href="/%E3%82%82%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%93%EF%BC%92_deleted000_deleted000/4840108978">ファインマンさん 最後の授業</a>にちらっとでてきたジョン・シュワーツが登場して、ひも理論の話になる。この辺の幾何学となるともはや想像がつかないが、何かすごい理論らしいということは分かった気になった。
関連本棚: mie moriyama むらけん うち
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負け犬エンジニアのつぶやき~女性SE奮戦記~
負け犬エンジニアのつぶやき~女性SE奮戦記~
著者: 扇田 夏実
出版社: 技術評論社
評価: 0.1
カテゴリ: 図書館 コンピュータ
コメント: 負け犬エンジニアのぼやき~女性SE愚痴話~でした。<br> 「システム管理者の眠れない夜」は、さまざまな壁にSEがぶち当たって、壁を突き破ったり、砕け散ったりする様が如実に表現されていて、SEではない私も当事者の如く、「あんだボンボンかぁ?」「うん」とか、「これってバグ?」「んなわけねぇだず」とか、「どろどろだな」に快感を覚えていたのだけど、なんかこの本は、傷口を舐めあっているだけのようで、カタルシスがなかった。<br> SEってSystem EngineerとSales Engineerの2つがあると思うのだけれど、現場の人は混乱しないのですか?
関連本棚: yoru hoso-kawa eggman melito dachii ogijun
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食べちゃる!!―うおつか指南料理心得
食べちゃる!!―うおつか指南料理心得
著者: 魚柄 仁之助
出版社: 世界文化社
評価: 3.2
カテゴリ: 図書館
コメント: 簡単で安くて旨い、そんなレシピが50程紹介されている。枝豆は、塩もみして1時間 <br> ほど置き、万能蒸し器で蒸し上げると格段においしくなるというので、この夏は、<br> これを試してみよう。
関連本棚:
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ファインマンさん 最後の授業
ファインマンさん 最後の授業
著者: レナード ムロディナウ
出版社: メディアファクトリー
評価: 1
カテゴリ: 図書館
コメント: カルテクに特別研究員として招聘された著者とファインマンの交流を回顧した内容。<br> ところが、このレナード ムロディナウという物理学者、最初から最後までうだうだと悩んでばかりいて、それに付き合わされているこっちが鬱になる。<br> ファインマンとくれば痛快なエピソードがつきものだが、それもなく借りて正解だった。<br> 著者は物理学を捨てて、脚本家に転向、スタトレ・ネクストジェネレーションの脚本などを手がけているそうだ。<br> ただ、ユークリッドの窓という幾何学の歴史を紐解いた著作は面白いかも。
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SEは今夜も眠れない
SEは今夜も眠れない
著者: 岩脇 一喜
出版社: 洋泉社
評価: 3.5
カテゴリ: 図書館 コンピュータ
コメント: SEではないけれど、この手の話を読むのは好き。<br> システムダウンが起きるのは規模に関係なく、人がちょっと油断したとき。<br> その結果、予想される損害はン百億円!!(著者は銀行オンラインシステムのSE)。<br> 回復に一刻の猶予もない!さぁ、どうする。<br> 「システム管理者の眠れない夜」と間違えて借りてしまった(^^;のだが、結構ワクワクしながら気楽に読めた。<br> SEでなくて、ホントよかった。
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ねじとねじ回し-この千年で最高の発明をめぐる物語
ねじとねじ回し-この千年で最高の発明をめぐる物語
著者: ヴィトルト・リプチンスキ
出版社: 早川書房
評価: 3
カテゴリ: 図書館
コメント: 基礎知識の問題ではなく、翻訳の問題だと思いませんか?<br> 何回読んでも、意味のわからない部分が結構ありました。図も描いてみたりしたのですがねぇ。 ま、産業革命後の機械や技術の発展には、精密なねじの製作が必要で、それは旋盤と二人三脚の関係にあった、という部分は目から鱗ではありましたが。
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