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世界一トヨタの人づくり50の知恵 (だいわ文庫)
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著者: |
若松 義人 |
出版社: |
大和書房 |
評価: |
5 |
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コメント: |
著者の若松さんは、トヨタで「トヨタ生産方式」を身につけられ、他の会社でもトヨタ方式を指導された方です。見出しを見ると「教えすぎは禁物」や「マニュアルぐせの修正」や「がんばらなくてもできるようにしろ」、「できない理由を聞くな」など、厳しい言葉が続いています。
物づくり日本一のトヨタは、常に改善ありきの社風というのがこの本を読んで分かりました。
現在、世界的な不況のあおりでトヨタは、派遣職員の削減をしたり、大学生の就職志望企業ランキングで順位をさげたりしていますが、この本を読んでモノ作りの緻密なノウハウがあるので、いつか、きっと復活すると思います。
トヨタのモノ作りのノウハウは、今後、中国やインドなどでもコンサルタント的に活用されるのではと思ったりしました。 |
関連本棚: |
ジェミニ
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Kane and Abel
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著者: |
Jeffrey Archer |
出版社: |
Pan Books |
評価: |
5 |
カテゴリ: |
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コメント: |
1906年の同じ日に、ポーランドの貧しい村の川のほとりで、ある女の人が男の赤ちゃんを生んだ後、死んでしまいます。その赤ちゃんlは、貧しい家に拾われ、Wladekと名付けられて育てられることとなります。
一方、Kaneは、アメリカの裕福な銀行員の家庭に生まれ、何不自由なく育てられます。
Wladekは、戦争により、家族を失い、大変な苦労をしたうえで、アメリカに渡り、Abelと改名しました。一方、Kaneは順調にエリート銀行員への道を歩み始めます。別々の世界の二人が事態に接点を持つこととなりますが、誤解などにより、二人の間にはいろいろとトラブルが起こります。
第一次大戦前から第二次大戦後までの時代背景の中で、移民として蔑まれたりしながらも、大変な努力をして、ホテル王に上り詰めるAbelと、エリートの家庭に生まれて、銀行で出世をとげるKaneとのお話は本当にスリリングで、話もテンポよく進みます。さすが、Archerの代表作です。一気に読めてしまいました。 |
関連本棚: |
ジェミニ
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「縮み」志向の日本人 (講談社学術文庫)
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著者: |
李 御寧 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
5 |
カテゴリ: |
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コメント: |
著者は、韓国人で、日本文化に造詣が深く、韓国の大学教授のときにこの本を日本語で書かれたようです。
表紙にもある扇子ですが、ウチワが中国や韓国から日本に来ると、折り畳み式の扇子となり、持ち運びに便利な物となりました。そして、その扇子は、中国、西洋諸国に逆に輸出されるようになります。
日本人の縮み志向は、物だけでなく、日本語の文法にも表れています。石川啄木の有名な短歌「東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる」では、助詞の「の」が三重に重なって、遠方の「東海の」から近くの「白砂」まで、ズームアップする効果を出しています。韓国語は日本語と同じ語順で文法的にもよく似ていると言われていますが、「の」が重複する啄木の短歌を韓国語に訳すことはできないとのことです。
他にも、日本人の縮み志向を6タイプに分類したり、古来の日本文化である枯山水や現代のロボットなどさまざまな日本文化に関して、「縮み」という観点から説明されています。
この本が書かれたのは、1982年と日本がバブル経済に突入する少し前で、当時はどんどん発展しつつある日本でしたが、今、読み返してみると、著者は私たちに、日本人は拡大志向は向かないとアドバイスをされているように思えました。
今まで、何冊かの日本人論を読みましたが、この本は、「縮み」というキーワードで、すっきりと日本人を説明されていますので、日本人論・日本文化に関心のある方にお勧めです。 |
関連本棚: |
Leiko
ジェミニ
nobuo_o
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Disclosure
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著者: |
Michael Crichton |
出版社: |
Ballantine Books |
評価: |
5 |
カテゴリ: |
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コメント: |
シアトルにあるCD-ROMプレイヤーなどを製造しているハイテク企業に勤めているTomは、自分が製造ラインのレイアウトを担当したマレーシアの工場で製造しているCD-ROMプレイヤーで不良品が出ているというメールを受け取ります。
また、この頃、Tomの会社と、ニューヨークの大手出版社が合併するとの話も持ち上がっていました。
そんな折り、Tomは今度の異動で昇進するともっぱらの噂でしたが、ふたを開けてみると、Tomの昔のガールフレンドのMeledithが、何と彼の上司として異動してきました。
そして、MeledithとTomとの間にとんでもないトラブルが。
今回のテーマは、セクハラとバーチャル・リアリティーでしょうか。
終盤の100ページは、いろいろと謎解きがあり、一気に読ませます。 |
関連本棚: |
ジェミニ
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新十八史略〈1〉王道・覇道の巻
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著者: |
駒田 信二, 稲田 孝, 立間 祥介, 野口 定男, 常石 茂, 村松 暎, 後藤 基巳 |
出版社: |
河出書房新社 |
評価: |
5 |
カテゴリ: |
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コメント: |
学生時代にこのシリーズ6巻を文庫本で読んだことがあります。歴史は不得意だったのですが、この本では中国の歴史が物語のようで楽しく読むことができました。
残念ながら、引っ越しを何回かするうちにこのシリーズを捨ててしまいましたが、最近、また、読んでみたくなって、先日、古本で手に入れました。今回は、単行本です。
第1巻では、中国の伝説の時代から夏、殷、周、春秋時代までが描かれています。
悪女をめとって、ふぬけになる王、戦に勝って慢心して、後ほど、宿敵に滅ぼされる諸侯など、いろいろな面白いエピソードが物語として楽しむことができます。酒池肉林や高校の漢文に出てきた臥薪嘗胆などの由来も分かります。
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関連本棚: |
ジェミニ
nobuo_o
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EYE OF THE NEEDLE
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著者: |
Ken Follett |
出版社: |
Avon |
評価: |
5 |
カテゴリ: |
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コメント: |
第二次世界大戦中、イギリスに潜伏していたコードネーム「針」というドイツ人スパイは、苦労してイギリス軍の秘密をつかみます。
なんとか、その秘密を極秘にドイツに伝えようと、Uボートとの接触を図る「針」だが、イギリス諜報部のMI6が、「針」を懸命に探します。
前半は、スパイの話がテーマ、後半は、敵国スパイ「針」と彼を愛してしまったルーシーとのラブロマンスが主とガラッとストーリーが異なってきますが、ストーリー展開が早く読みやすいです。これ一冊でスパイ小説とラブロマンスの2種類を味わうことができます。
20年ほど前に翻訳で読んでいますが、今回、原書で読んでもこの小説のおもしろさにはまりました。スパイ小説好きの方にお勧めです。 |
関連本棚: |
ジェミニ
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Next
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著者: |
Michael Crichton |
出版社: |
Harper |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
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コメント: |
白血病と診断されたBurnetでしたが、UCLAで診療を受けているうちに、回復しました。UCLAでBurnetの診察をしていた医師が、無断でBurnetの診察に使った細胞から遺伝子を取り出し、それが、BioGenの医薬品開発に使われました。
これに対して、Burnetは訴訟を起こしますが、Burnetの娘のAlex、孫のJamieを危険にさらすことになります。
他にも遺伝子操作で、人間のように言葉をしゃべるオウムやお猿が出てきたりします。
遺伝子工学や医療関係の用語がたくさん出てきますが、他のCrichtonの作品と同様に、それをすっ飛ばしても、ストーリーを追うことはできます。
小説の中に挿入されている記事の文字が小さくて、その部分を読むのが大変でした。 |
関連本棚: |
ジェミニ
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George's Secret Key to the Universe
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著者: |
Lucy Hawking, Stephen Hawking |
出版社: |
Corgi Childrens |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
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コメント: |
両親がテクノロジー嫌いで、質素な生活を営んでいるGeorgeの家では、電気を使わないよう、ロウソクで食事をしたり、車がなかったりします。
Georgeが一番欲しい物は、パソコンなのですが、両親が反対します。
とある時、Georgeが世話している子豚が隣の家に紛れ込みました。
そこには、天文学に詳しいEricというお父さんと、Annieという女の子がいました。そして、何と、"Cosmos"という素晴らしいコンピューターが。
Georgeは、"Cosmos"を通じて、宇宙へ旅立ちます。宇宙の素晴らしさ、コンピューターのパワーに魅了されたGeorgeは、科学スピーチコンテストに応募することとなりました。
挿し絵があり、途中に美しい星の写真があり、太陽系やブラックホールなどの情報が満載です。 |
関連本棚: |
ジェミニ
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スローフードな日本! (新潮文庫)
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著者: |
島村 菜津 |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
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コメント: |
外国の方と日本料理の蘊蓄を英語でおしゃべりできれば良いなと思い、時たま、日本料理に関する本を読みます。
島村菜津さんの「スローフードな日本!」は、現在の日本の食文化、農業などに関するいろいろな話題が詰まっています。
遺伝子組み替えしたGM(Genetically Modified)大豆を使わない豆腐作りを進めている方、抜きにくくても美味しいためにこだわりの大根を育てている農家、海を守るため、海岸に流れ込む川の上流域に植林活動をする漁師の方など。
また、水俣病で有名な水俣で、地元のことをもっとよく知ろうと地元学に取り組み、その結果、水俣市の豊かな面を知ることとなったり。
美味しい日本を支えるいろいろな方が出てきますので、読むと元気になります。
自分も少しは料理に取り組もうかなと思った一冊でした。 |
関連本棚: |
ジェミニ
Yoyou
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Outliers
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著者: |
Malcolm Gladwell |
出版社: |
Little, Brown and Company |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
NF
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コメント: |
天才と呼ばれるほどの人は、生まれつきと言うより、スキルアップのためのトレーニングを1万時間かけている努力の人である。
また、現在のIT長者やアメリカの富豪などは、生まれた時代がキーポイントであったとのことです。
日本、韓国、中国などの米作文化の国はなぜ数学が強いかなどの興味のあるトピックもあります。
成功者になるための要因を、いろいろな切り口で分析しています。
英語のトレーニングも累計1万時間を超えれば、結構ハイレベルになるのかもしれませんが、数十年かかりそうです。
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関連本棚: |
ジェミニ
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Big Bang: The Most Important Scientific Discovery of All Time and Why You Need to Know About it
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著者: |
Simon Singh |
出版社: |
HarperPerennial |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
NF
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コメント: |
この本では、現代人の宇宙観として定着しているBig Bang理論がどのように生まれたかを紹介しています。宇宙論の入門書なので、ふんだんに開設のための図表があり、著者もたとえ話などで宇宙の現象を分かりやすく解説されています。
古代ギリシャ時代に地球の大きさを測ったエピソードから始まり、そこから、月の大きさ、地球からの距離、また、地球と太陽の距離が分かったりします。
この本には宇宙論のみでなく、いろいろなトピックが詰まっていますし、いろいろな科学者が登場します。
有名なのは、地動説対天動説、他にも光速一定という条件から導き出されたアインシュタインの相対性理論の話などがあります。
Big Bang理論と定常宇宙説で、どちらが正しいか示すため、天文学者達が躍起になって観測して証拠を集めたり。
観測のために貴族や大手企業にスポンサーになってもらって、巨大な天体望遠鏡を作ったり、また、光のみでなく、ドップラー効果や星のスペクトルを利用して、星のいろいろな性質などを探ったりしていきます。
Simon Singhは、数学者の活躍を描いた"Fermat's Last Theorem"を以前読みましたが、私としてはこちらの方がずっと面白かったです。 |
関連本棚: |
ジェミニ
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Deception Point
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著者: |
Dan Brown |
出版社: |
Pocket |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
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コメント: |
Dan Brownは、これまで"Da Vinci Code"、"Angels & Demons"を読みましたが、この"Deception Point"は、これまでの歴史的な話でなく、先端技術と政治が中心の話です。
北極海の氷の下に謎の隕石が、NASAによって発見されました。Herney大統領は、Rachelに隕石の真偽を確認するように頼みました。
Rachelと、他の科学者達は、その隕石に不審な点があることを突き止めましたが、これが、きっかけで、Rachelと科学者達は何者かに命を狙われることとなりました。
終わりの方に向けて、今回の陰謀の犯人探しや隕石に関する謎解きで結構ペースよく読めました。
隕石生成の過程や、海の生物などいろいろな科学の蘊蓄が詰まっています。歴史物のみでなく、科学物を描くDan Brownも良かったです。 |
関連本棚: |
tekuteku
雑書窟
読み虫
X先生
ジェミニ
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Marie Curie (Dk Biography)
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著者: |
Vicki Cobb |
出版社: |
Dk Pub |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
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コメント: |
Curieは、放射性元素のラジウムを発見したことで有名な科学者ですが、ポーランドで生まれ、パリのソルボンヌ大学で物理を学び、夫のピェールとともに放射性物質の研究に取り組みます。
この本は、さすが図鑑で有名なDK出版の本です。カラー写真がふんだんに入っており読みやすいです。Curieが生きた時代の物理、化学の発見のエピソードなどもあり、大人が科学入門書として読んでも楽しめます。 |
関連本棚: |
ジェミニ
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The Lexus and the Olive Tree: Understanding Globalization
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著者: |
Thomas L. Friedman |
出版社: |
Anchor |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
NF
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コメント: |
ベルリンの壁の崩壊、冷戦の終結の後に、技術の民主化、金融の民主化、情報の民主化が起こりました。それに伴い、各企業は、これまでの自国内にとどまらず、世界中から情報収集して、世界中で自分の会社にとってもっとも適切な取引相手と仕事をするなど、一気にグローバリゼーションが進みました。
しかし、グローバリゼーションに対応した民主的な国の体制になっていないと、1990年代のアジア通貨危機などの深刻な事態が発生したりします。また、グローバリゼーションはMBAのマイケル・ジョーダンの例を元に"Winners Take All"の世界でもあります。さらに、世界各国にマクドナルドなどが出現し、次第にどの国も同じような趣になるのではという問題も出てきます。
2001年9月11日のアメリカ同時多発テロに前にこの本は書かれていますが、グローバリゼーションに強く反対する勢力についても、説明されています。
タイトルのThe Lexusは、トヨタの高級車レクサスで、この車はほとんどがロボットによって作られており、グローバリゼーションの象徴です。
一方、The Olive Treeは、自分の地面の象徴であり、中東ではオリーブの木が誰の物かで、諍いが起こることがあります。また、オリーブの木は自分の地面のみでなく、家族、地域社会、部族、国家、宗教の象徴であり、自分の位置や家を示す物となっています。
この本、グローバリゼーションについて、詳細に説明されていますが、結構、難しい言葉も出てきており、分量もあり、そのうえ、このPB判は字も細かく、結構読みづらかったです。 |
関連本棚: |
ジェミニ
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テレビは見てはいけない (PHP新書)
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著者: |
苫米地 英人 |
出版社: |
PHP研究所 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
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コメント: |
最近、地上波のテレビがつまらないなと思い、自分だけかと思い、周りの人に話したところ、「確かに見る気がしない。」という返事が結構ありました。
この本ですが、タイトルにテレビとありますが、テレビだけのことを言っているわけではありません。著者はオウム真理教信者の脱洗脳にも携わった経験をお持ちですが、テレビを通して、次第に何も考えなくなった日本人に危機感を抱いています。
自分が欲しいモノ、したいことも、実はほとんどの場合、テレビや周りの影響を受けてのことであるようです。
マスコミの情報を遮断して、本当に自分のしたいことを探してみる空白の日があっても良いのかもしれません。
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関連本棚: |
Burgundy
kazuosij
ジェミニ
いぬ
ogijun
free
増井の処分予定本
増井
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Revolutionary Wealth: How it will be created and how it will change our lives
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著者: |
Alvin Toffler, Heidi Toffler |
出版社: |
Crown Business |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
Nonfiction
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コメント: |
20数年前のTofflerのベストセラーである"The Third Wave"の続編という感じです。
情報化社会のキーワードとしてTofflerが言う分散化、プロシューマーなどについて、IT社会となったので、実例を交えて説明されています。
これまで以上にいろいろな意志決定にスピードが必要なようです。
また、テクノロジーでは最近話題のバイオ燃料以外にもバイオプラスチックなどいろいろな物が今後出てきて、脱石油社会になるとか、ナノテクノロジーに関する話題、さらに、お金さえもインテリジェント化して、ダイエット中の人のためにケーキを買うことができない財布が出てくるなど、未来に関するさまざまなトピックが満載です。
情報化社会での中国、インド、日本、アメリカ、ヨーロッパの今後なども、俯瞰されています。
しかし、英文はときどき難しい単語が出てきたり、文章が読みにくかったりします。 |
関連本棚: |
ジェミニ
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折れない心の作り方
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著者: |
齋藤 孝 |
出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
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コメント: |
この本では、縁、同じ釜の飯を食うなどの深い人間関係、アイデンティティーから、強い心の土台について説明されています。
そういえば、最近、縁という言葉もあまり言わなくなったような気もします。こんな移り変わりの激しい社会だからこそ、芯となる部分は不変の心が大切なのでしょう。
毎日同じ事をするルーティーンを見直して、安定した心を形作るようにすることも必要なようです。 |
関連本棚: |
ジェミニ
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大人のための英語多読入門
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著者: |
佐藤 まりあ |
出版社: |
コスモピア |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
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コメント: |
英語の多読が普及して数年になり、確実に多読でPBなどを読むことが出来る人が増えてきつつあります。
この本のターゲットは退職後のプラチナ世代ですが、これから多読をしようする一般の大人の人が読んでも十分に役立ちます。
第1部では、多読3原則から始まり、多読に関する質疑応答、また、多読をきっかけにしての海外旅行、留学などにも触れています。
第2部では、入門から文学までレベル別に各種シリーズが丁寧に解説されています。個々の洋書については、英語多読完全ブックガイドなどを参照した方が良いでしょうが、この本で全体を概観できるのは、すごく助かると思います。
巻末には、図書館を利用した多読のためのサイトや全国の多読向け図書館リストが載っています。私の作成した「英語多読者向け図書館・書店リストVer.2」も紹介されています。 |
関連本棚: |
ジェミニ
ogijun
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